時計機構

昏式・高濱作品 @ ウィキ内検索 / 「時計機構」で検索した結果

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  • 時計機構
    ホロロギウム 「天に浮かぶ運命(とき)の星座、時計機構(ホロロギウム)に揺ぎ無し──!」 『Zero Infinity -Devil of Maxwell-』の用語。 実体を掴めないほど巨大な、全世界の科学技術を管理する謎の組織。 その歴史は古く、正確な年代は不明だが、世界が自然への畏敬よりも"科学"という神を頂くようになった時代には既に存在していたことが確認されている。 新法則の発見から実用化、普及までを時計の如く正確なスケジュールで管理し、また維持し続けていることからその名で呼ばれている。 その実体はもはや一つの仕組み(システム)であり、大国や小国問わず、果ては民間の街工場にまでその意思は及んでいる。 本拠地と呼ばれるものは存在せず、科学信仰に根付いた研究機関の超巨大複合体と、それを管理運用する法(ルール)によって成り立っている、姿無...
  • 時計機構への抵抗勢力・ロビンフッド
    ...ュタインを筆頭にした時計機構(ホロロギウム)に反抗する勢力。 構成員は数名だが刻鋼人機(イマジネイター)が存在していることが最大の特徴。 これは四十七基制限則の縛りがある以上、抵抗勢力の中でも非常に珍しい。 加えてマレーネ自身が時計機構からの離反者であり、同時に優れた科学者であるために某国の反時計機構一派からの後ろ盾もあるため、 人員は少なくとも抵抗勢力の中では極めて優秀な部類に属している。 そして、ロビンフッドに限らず、時計機構の支配を崩したいと願う抵抗勢力は世界各地に数多く存在している。 それは巨大な組織やシステムが常に負う宿命。常任理事国の首脳一派にも現体制の転覆を狙うものがいるほど、その立場を疎む存在に溢れている。 しかし、それでも時計機構の揺らがない現実こそ、科学の支配者がどれほど絶対的な存在かを示していると言えるだろう。 なお、このロビンフ...
  • 用語/Zero Infinity
    八紘市 時計機構 時計機構への抵抗勢力・ロビンフッド グラーフ・ツェッペリン 戦闘実行部隊・ギアーズ ジャガーノート ヴィマーナ ヴァジュラ クロノゲイザー 第零式永久機関 刻鋼式心装永久機関 四十七基制限則 刻鋼人機 刻鋼 殲機 輝装 影装 心装・真理 名前 コメント
  • 君は実に動かしやすかったよ、マレーネ嬢……こうして実験の舞台が整ったのも君のおかげだ。生命の慟哭が、最も私の目論見通り成長を促してくれたよ
    ...ュタイン 時計機構(ホロロギウム)の創設者と名乗る、アポルオンを操作する謎の男。 彼が、闘争を加速させ、永きにわたって心待ちにしてきた、同属・秋月 凌駕ともう一人の重要な観察対象を、 真理の頂目前まで運ぶ手助けをしてくれた事に対し、恐るべき真実とともにマレーネへと贈った祝福の言葉。 アポルオンを介して、謎の男は期待の後進たる凌駕に話したくて仕方がないというように、時計機構、刻鋼人機(イマジネイター)の存在理由を熱を込めて語り出す。 そして刻鋼式心装永久機関が“何処から来たのか”という真実へと話は移っていく――― 『無論、私が作ったものだ。いやそもそも、永久機関それ自体など1710年代後半には完成している』 『嘘は吐かんよ。重ねて明かすならこれらは改良を重ねて生み出した新型であり、同時に亜種(・・)だ』 『不思議に思わなかったかな? ...
  • 鋼と鋼が奏でるリズム
    ... 初出は礼と時計機構の尖兵2人の初戦闘時に、ギアーズ側が輝装展開するシーン。 BGMの項目をもっと増やしたいですね。 -- 名無しさん (2017-04-07 21 08 15) 流れる回数が多いからかプレイ後頭の中でループしてた -- 名無しさん (2017-04-21 23 23 19) 名前 コメント
  • 戦闘実行部隊・ギアーズ
    ...』の用語。 時計機構(ホロロギウム)直属の戦闘部隊。 正規軍には属していない、時計機構の意思によって動く存在であり、作中の時代が冷戦期でありながら、 東西の壁を越えた行動に正規軍幹部も沈黙を保たざるをえず、彼らの行動には非常に大きな権限が与えられているとみられる。 彼らの矛であり、同時に不確定要素や技術流出を起こす要素を徹底して排除する、いわば掃除屋。 軍としての機能は持つが、軍としての性質は持たぬ集団であり、規模も大小様々。 主に離反者の処分や、サイバーネットワーク上の技術流出、紛争介入による新兵器のテスト、などなど…… 一括りにギアーズと呼ばれているが、その目的と用途によって数え切れないほど役目が分化し、多様な部隊が存在している。 特に作中登場するアレクサンドル・ラスコーリニコフを指揮官に構成されたギアーズは構成員全てが選り抜きの刻鋼人機(イマジネ...
  • カレン・キリシマ
    ...゙ネイター)であり、時計機構(ホロロギウム)からの脱走者。 作中において、凌駕とジュンにとって重大な意味を持つ女性。 「きっと神様は、全ての人間(ひと)を君のような存在(カタチ)に創ろうとして……そして失敗したんだろうね」 20歳(移植時点)。身長:166cm。11月22日生まれ。AB型。 日米のハーフであり生まれは米国。日本に来たのは本編が初めてだが、日本語は上手い。 そして格好がエロい。 凌駕やジュンとは学校の屋上で出会い親交を深める(凌駕はこれより以前に、美汐と一緒にいるのを見かけた程度ではあるが出会っている)。 その後は、刻鋼人機になったばかりの凌駕の護衛兼お目付け役を担当することとなる。 妙に傍観者的な物言いをし、寂寥めく空気を持っている。 空気のように捉えどころのないミステリアスな性格でふらりと現れたと思えば、気づけば風のように去っ...
  • 草笛 切
    ...。B型。 時計機構(ホロロギウム)に不満を持つアメリカ側の一部政治派閥から派遣された人物であり、 言ってしまえばマレーネ・フランケンシュタインが率いるレジスタンスのスポンサー代理人。 時計機構側が有してきた刻鋼式心装永久機関および、最新鋭の兵器である刻鋼人機(イマジネイター)の運用データを契約対価として、 平時においては資金面(そのほか情報、装備面等でも)、戦時においてはオペレーターとしてマレーネや凌駕達を支える。 「いやいや礼クン、大きいことはいいことだよ? この世の大半は、大型化して地力を上げればゴリ押し通るんだから。女性のおっぱいみたいなものさ」 「あら、お尻がスースーして解放感あるね。ノーパンもたまにはいいかも」 「そーそー。本番前の前戯は大事だよん?」 外見はズボラっぽいが大人の女。 眠そうな半目、気だるそうに、さらり...
  • 一部始終、この目でしかと見届けさせてもらった────おめでとう、君たちは卒業だ
    ...・イシュトヴァーン。時計機構(ホロロギウム)は君たちの人生から手を引くことを約束しよう』 世界の管理者たる時計機構の手から逃れられる……などという希望は絶対に不可能であると考え、 それ故に闘い続けるという覚悟を固めていた凌駕や、エリザベータはその言葉に絶句せざるを得なかった。 『それだけの価値ある対価(データ)は、既に受け取らせてもらったという事だ。 君たちは、世界を回す歯車としての己の出自を越え、もはや二人といない何者かに成った』 『その一部始終、この目でしかと見届けさせてもらった───おめでとう、君たちは卒業(・・)だ』 『その胸に宿した永久機関も、もはや君たちの健やかなる生には必要あるまい。 返上するのであれば申し出たまえ。その時はまた、私の方から出向こうではないか』 『安心したまえ、私はいつでも(・・・・・・)、君たちを見て...
  • 逆らうな、抗うな。強大なものには敵わない。世界とはそういうものだと、ただ平伏して受け止めよ
    ... 愛のために時計機構(ホロロギウム)に反旗を翻したエリザベータと彼女をそうさせた男。 そうして凌駕と交戦しながらアレクサンドルは凌駕を弾劾する 「おまえたち(・・・・・)は、いつでも同じだ。誰もが最初は勇ましい」 「耐えられぬから、納得できぬから、認められぬからと、感情の剣を振り翳す」 「束縛や掟を悪とだけ決め付けて、単純明快な世界を生きたがる」 「困難であると知りながら、己だけは特別なのだと妄信し、矮小な意地と幼稚な願望を拠所に叫ぶのだ。つまりは愚者(えいゆう)になりたがる」 「だが───決意の剣は必ず折れる。入り日が西に落ちるのを止められぬように、 個は全の前に例外なく屈する。それが、この世界の現実だ」 そうして彼は続けていく。そもそも時計機構とは決して悪ではない、この世界の現実そのものである。 時計機構に抗おうな...
  • マレーネ・フランケンシュタイン
    ...の一人。 時計機構に反逆する独立武装集団を率いる、隻眼の少女。 年齢的にはまだ幼いが、天才的な頭脳と強靭な精神力の持ち主。 その能力と立場ゆえか、誰に対しても傍若無人な態度を通し、一切の感情を見せず無表情に振る舞うのが常である。 自身が唯一の生き残りである一族が背負わされた宿命を果たすため、日本にやってきた。 凌駕に取っては運命の女とも言える存在。 なお、フランケンシュタインは本名ではなく、科学の罪人として自ら背負った汚名の十字架である。 「生まれ変わった、その機械の命。この私が、今日から預かる─── ようこそ、刻鋼人機(イマジネイター)・秋月凌駕よ。科学幻想が支配する、この時計に定められた鋼鉄の箱庭(セカイ)へ」 「貴様が、そんな(・・・)だから……あの人(・・・)みたいに優しくするから───」 「刻めッ! 我が名...
  • 八紘市
    ...、この街にも例外なく時計機構(ホロロギウム)の関与する場所が要所に存在している。 心理到達者のうち半分が生まれ育った町 -- 名無しさん (2017-03-15 15 50 04) オルフィレウス「ここで秋月凌駕が生まれ育ったのか……本当に何もない街だな」 -- 名無しさん (2017-03-15 16 04 59) そういや凌駕って当時18歳として2017年現在だと60過ぎのおじいちゃんなんだよな -- 名無しさん (2017-03-15 16 15 11) 1968年に17か18だから、現在だと65かそこらだろうね -- 名無しさん (2017-03-15 16 55 38) 普通の環境で育ったからこそ凌駕さんが異常な証なんだ -- 名無しさん (2017-03-15 17 13 41) ↑3おじいちゃん凌駕さん...ガチで仙人みたいに...
  • 頂穹械剣
    ...物語の表舞台に現れた時計機構(ホロロギウム)の創始者、オルフィレウスの輝装。 機械的な大剣が特徴的だが、正確には出力端子としての意味合いが大きい。 超巨大永久機関――第零式永久機関(オリジナル・クロノ・サーキット)から流れ込む膨大なエネルギーを、自壊することなく刀身に纏わせて運用。 戦い方は基本的に見たままの通り、剣一つによる白兵戦。ただし単純な力量で非常に強く、心装永久機関の特性を完全に掴んでいるが故の独自の強みを持つ。 単純さゆえに何よりも強く、輝装の基本にして理想形とも言うべき形態。この時点で生半可な影装は太刀打ちできないレベルにある。 「科学の限界点を超えたい。永遠に続く繁栄を」という願望。 「そのために、人の存在を一段階引き上げよう」という意思。 「ゆえに自らこそ時計機構──永久運動機械の象徴である」という絶大な自負から生まれた輝装。 刻鋼式...
  • どてら4号
    ...l-』では、謎めいた時計機構中枢の意思の代行者というか作中屈指の煽りのプロにして最大戦力・アポルオン、そして、彼の正体である、無念と絶望に狂乱の叫びを上げるヒロインの兄・ハインケルという、落差の激しい役を担当するなどしている。 だがカウントダウンはまた別方向でウザかった…… 高濱氏メインとなった『シルヴァリオ ヴェンデッタ』においては、物語の陰で策謀を巡らす魔星の主…… だった所から、グランド√最終盤で英雄との友情☆合体スフィアライザーを果たし、 ひたすら前を、上を目指す持論を携え、出鱈目な技を連発し決戦の中でさらに成長し続けたラスボス・カグツチを担当。 楽し気な笑みすら浮かべて、限界突破の度に叫びを上げるその姿は、極まった光の挑戦者達の凄まじさをユーザーに深く印象付けたことと思われる。 声の出演 Vermilion -Bind of blood- エルンス...
  • ほら、子供のごっこ遊びってある程度の年齢になると、急に幼稚に見えてくるじゃない?でさぁ、真剣に役にのめり込んでる奴ほど馬鹿っぽく見えたりするんだよね
    ...トレイシープ)》は時計機構(ホロロギウム)への敵対を表明。懸念されていた《反逆者(ロビンフッド)》への合流を果たしました。 接敵に成功しながら、初撃にて殲滅を果たせなかったのは手落ち。 ……懲罰なら如何ようにもお受け致します───アレクサンドル・ラスコーリニコフ少佐殿』 そんな堅い、“理想的な”兵士たらんと振舞う相棒の姿に曖昧な苦笑を浮かべるイヴァンだったが…… 『ぷ──ッ、アッハハハハハハハハハッ!!』 第四の立体映像の登場と共に、広間に躁的な高笑いが響き渡る。 『ププッ、ンヒヒ……ああすいませんね。あんまり可笑しかったものだから、つい我慢できなくて』 目元の涙を拭うのは、同じくギアーズの一員である鵺乱丸。 その振る舞いに、冷ややかな怒気を孕んだエリザベータの視線が突き刺さるも……彼は薄い笑みを張り付けたままだった。 ...
  • さあ、時計の針を進めよう
    ...憬を抱いたきっかけ、時計機構(ホロロギウム)という組織を作り上げた理由それらが全て込められた宣誓である。 「科学の到達点とは即ち、可視化された人間の想像力と可能性の究極と同義である。 永久機関という無限動力を手にする事で、人類は自身の可能性の最大値(・・・・・・・)を極めるはずだった」 始まりは彼がまだ超越者となる前、ただのヨハンという一人の少年だった頃。 古びた時計の歯車、それが科学的に動く様が好きで、その秒針が止まらなければ良いと思った。ずっと歯車は回っていて欲しいのだと。 そうして「科学」というものに憧れた生まれつきの超越者はその超越性故に早々にして永久機関という己が到達点へと辿り着いてしまう。 科学者にとっては完璧とは絶望、もはやそれ以上に改善の余地が無く探求が終わってしまうことである。 故にその時点で科学者たるヨハン・エルンスト・エリアス...
  • 四十七基制限則
    ...)」と呼称。 故に時計機構(ホロロギウム)は離反した刻鋼人機(イマジネイター)に対しては容赦なく殲滅を敢行し、四十七体全てを自らに属する刻鋼人機にすることで技術の独占管理を謀っているのである。 機構がこの四十七基制限則の謎を解き明かし、その上限値を取り払った時にこそ、永久機関の量産が真に可能となるのだろう。 ……と言われていたが、これこそオルフィレウスが憂慮した科学の行き詰まりと堕落に直結する事態にこそ他ならず、永遠に四十八基目が造られることはない。 トレミーの定めた四十八星座から一を引いた四十七という数こそが永遠の欠落、未完成を象徴し、完成=科学の死を拒否せんとする彼の意思が宿されている。 『完全を、無限を求めて進み続ける、その不朽の運動こそが真の永久機関(・・・・・・)なのである』 前にもコメントされていたが仮に自身も含めた四十七人...
  • ジャガーノート
    ...超兵器群は、いずれも時計機構(ホロロギウム)が将来的に流出する予定の未来技術を搭載しており、作中での戦闘行動には、そういった技術の実地での試験運用という目的も兼ねている。 その技術の高度さは彼の操る機動兵器だけでも、ちょっとした小国の軍隊を全滅可能であるということからもうかがえるだろう。 物語中においては基本的に大破、沈没する。 主に美汐ルートでの出番が(比較的)多く、同√終盤では覚悟を決め影装を纏った美汐が対峙した。 他の3人の√でも、戦艦形態で運用され襲撃者を迎え撃っているが…… 内二つの物語においては、ネイムレスの襲撃が主な原因で、破壊又は自爆に追い込まれている。 ジュンルートでは、乱丸の精神性を嫌悪するオルフィレウスがネイムレスに彼を殺害させ、艦を動かす部品として組み込ませた。 そしてオルフィレウスが体内の永久機関を操る事で、ロビンフッドを待ち構える...
  • 退がれイシュトヴァーン───私が制圧する
    ...ギアーズ指揮官にして時計機構最強の戦士、アレクサンドル・ラスコーリニコフの出陣を告げる台詞。 体験版2の時点で既に、凌駕と戦ったイヴァンの口から『少佐』――すなわちアレクサンドルが相当な力を持つ刻鋼人機(イマジネイター)だという事は示唆されていたが、 果たしてその実力は如何なるものなのか、物語の中における初の相手、ネイムレスとの激突でその一端が明らかとなる。 彼の輝装の全貌が明らかとなるのはまだ先の話であるのだが、 単純に力に関する能力値上では大きくアレクサンドルを引き離す無名の機兵(しかも強化の余地アリ)を、ネイムレス側の学習が完全ではないとは言え、たった二発で行動不能に陥らせるというのは、やはり膨大な戦闘経験(データベース)を積み上げた『英雄』たる彼の殺戮技巧が成せる神業とみるべきだろうか。 直前までネイムレスは、その強すぎる膂力と凄まじい反応速度で...
  • グラーフ・ツェッペリン
    ...、ネイムレス暴走後、時計機構(ホロロギウム)を単独で離反したマレーネが設計部分等に更に手を加え、 スポンサーであるアメリカ一部派閥からの労働力・資金投入によって、主戦力となる刻鋼人機(イマジネイター)を整備可能な拠点として完成した。 その内部には、上述したメンテナンス用設備の他、現代の巡洋艦並の電子装備や(正確な規模は不明だが)複数の人員を収容可能な居住施設が設けられている。 また、このほか指揮官のマレーネやオペレーター役の切の戦場での活動拠点であり、戦場への兵員輸送を行う為の戦闘装甲指揮車『レオパルト』一輌を格納している。 基本的には、内蔵された装備による光学迷彩(ステルス)が車両全体を覆っており、 巨体でありながらも、一般人の視界に入ることはまずない。 内部の設備の使用、管理、維持に関しては、ロビンフッドの人員事情も考慮し 設計段階から、未来的技術を用いた機...
  • 第零式永久機関
    ...オリジン)、文字通り時計機構(ホロロギウム)の心臓だとも。大情報集積機関(メイン・データベース)も兼ねている」 「物質文明を導く全ての叡智が、残らず此処へ詰まっているのだ。……その手で破壊したいかな?」 永久機関の創造主たるオルフィレウス専用の巨大永久機関。彼に従属し、その運命を守護する機械星。 通常は彼の居城たる天空の人工衛星クロノゲイザーの心臓部として機能しているが、 その真価はオルフィレウスという刻鋼人機(イマジネイター)と直結した時にこそ最大限に発揮される。 永久機関の何たるかを知り尽くした創造者に奉仕するその無限大の力は、まさに真の永久機関と呼ぶに相応しいものがある。 また、現代の遥か先を行く科学の叡智を詰め込んだ時計機構(ホロロギウム)のデータベースとしての機能も兼ね備えており、 さらに、マレーネ√終盤で実行されたように、全ての心装永久機関...
  • アレクサンドル・ラスコーリニコフ
    ...げる。 時計機構(ホロロギウム)に属する戦士。 マレーネ一党を討滅する任務を帯びた戦闘実行部隊・ギアーズの指揮官であり、非人間的なまでの強さと統率力を持つ氷の男。 ソ連軍内においては、一将校の身にて隠然たる影響力を持つ時計機構の代理人。 第二次大戦中、たった独りで戦局を覆した“英雄”として知る者には知られているが、 自身は頑なに英雄的な存在を否定するという矛盾した現実主義者でもある。 「全ては、無謬(むびゅう)なる時計の針を進める為に───英雄など、何処にもいない」 「この歯車が奏でる轟音の中で、その卑小な意地を通せるか?その幼稚なる願望を叫べるか?個人の抱いた願望が、その強大さに歯向かえるというのなら……夢物語じみた結末を、その手に掴めるというのなら……」 「───おまえの決意とやら、この俺に見せてみるがいい」 ...
  • 大義、宿願、我に有り。黙して認めよ、人と時計は共生関係を締結した
    ...と科学を管理掌握する時計機構(ホロロギウム)、そのおこぼれを受け取る大衆の関係を簡潔に表している。 一方的で傲慢極まりない言葉にも聞こえるが、作中で彼が語ったように一人一人の人間が前を向き考え、率先して動く世の中であるなら、一つの組織がここまで肥大化する事態などあり得ない。 つまり時計機構がここまで巨大化したということは、オルフィレウスが大衆に無意識に容認された存在であるという証明でもある。 オルフィレウスという強者からしてみれば、義務を全うしてこその権利、何かの権利を主張したければ、それに見合うだけの義務を全うせよという、至極真っ当な事を言っているにすぎないのだが、その程度のことすらできず与えられる科学に満足し堕落する『弱者』の多さに今も絶望している。 だからこそオルフィレウスは人類の可能性(かがやき)を信じるため、天頂から世界中の誰よりも人間の限界(...
  • ネイムレス
    ...人型兵器。 時計機構(ホロロギウム)から流出した、最先端科学技術の結晶である無名の完全機械化兵士。 刻鋼式心装永久機関を有することで人間から刻鋼人機(イマジネイター)に変わった存在とは違い、体躯全てが機械で構成された純機械製の魂無き破壊者である。 自我と呼べるものは一切存在しないはずだが、なぜか刻鋼人機たちとの闘いを求めて出現するジョーカー的存在。 その戦闘力は並みの刻鋼人機を歯牙にもかけず、欠片の躊躇もなく、敵味方の入り乱れる戦場を見境なく蹂躙する。 心装永久機関すら上回る高出力を放つネイムレスだが、理論上これは本来在り得ないこと。 仮にも永久機関に対し、それに抗する謎の動力炉が搭載されているのか。真偽は不明だが、そこに秘密があるらしく…… その開発経歴から、マレーネとの因縁があるらしい。 『確認中/確認中/確認中/確認終了/照合結果:...
  • だからこそ俺は夢を見る。想像力を駆使し、可能性を拡げる。そしてその為に、死力を尽くす。君を……その終わりのない殺戮の歯車から解き放ってやりたいから!
    ...みせる。 死ぬまで時計機構の走狗となるのではなく、自分の傍で共に闘う道はないのかと。 それを“兵士”のエリザベータは冷たく「話にならない、生き残る確率が違い過ぎる」と切り捨てる。 だが凌駕にとって、彼女のそうした返答は予想できていた事であり…… 「図々しくて訳の分からない提案だったろうし、逆の立場なら正気を疑う言葉だっただろう」と告げた上で―― 窮屈な建前を投げ捨て一人の男として、隠す事のない衝動をぶつけてゆく。 「だから……後は、言葉以外で証明してみせるのみ。機構の側より俺の傍にいた方が安心だと、君にそう心変わりをさせてみせる」 「機構に居たならば、君は“エリザベータ・イシュトヴァーン”を殺してしまう……俺は、それが嫌なんだ」 少年がそう口にした瞬間、空気が一気に張り詰める。 しかし凌駕は構うものかと、己は正気(まとも)じゃない。ぶっ壊れて...
  • ――私は、機構を滅ぼす強者(あく)に成りたい
    ...海が、裏側に存在する時計機構の末端に気づきかけたこと…… たったそれだけの事実が、美汐の周りにあった世界を急速に破壊していった。 あれほど眩しかった風景は、悪意に満ち満ちた世界へと反転する。 手の平を返す親類に、嬉々として架空の罪を書き連ねる新聞社などなど……… あまりに重い、精神への暴力が彼女ら親子を苛み続ける。 父親は巨大疑獄の汚名を背負わされ、失意のままに自殺を遂げた。 母親は度重なる精神への負担に、心を病んだ。 壊れて行く大事な人達の姿に、心を軋ませ、涙を流し、何度も現実の不条理を思い知らされた美汐はそれでも、 両親の教えを守り、気高く在ろうと、屈してはならぬ輝きを守ろうとした。 だが、限界を迎えてしまった母親の無理心中によって、ついに…… 少女・青砥美汐は憎悪の叫びを世に向けて放った。 どうして? なぜ? 私達は悪い事なんて...
  • さあ、お色直しだネイムレス。真理へ導くそのために、まずは傷を与えに往こう
    ...何ら問題はない。 時計機構の上層部……そこにある技術(テクノロジー)が流出して起きた齟齬(バグ)ならば、我ら上層部の手で《無名体》(ネイムレス)は回収しよう。 そして済まないが、功労者たる君にしてもそこから先を知る権限は無い。これは命令だよ、アレクサンドル』 その瞬間、一方的に話の決着は着いた。慮る口調は、その実拒否権など存在していない。 そしてアレクサンドルもまた、その傲慢な命令に一切の深慮を抱かなかった。彼は歯車、故に我を通さない。 ……アポルオンが収められた棺の前にネイムレスを安置し、黙々とアレクサンドルは部屋を退出する。 司令官の後ろ姿を見届け、アポルオンは語る 『では任された。なに、開示していい結果は後ほど話すとも。 そう───《無名体》(ネイムレス)が如何なる意義の元に存在しているかは、正確に伝えるとしよう。 君なら必ず、追従してくれると思...
  • 怒張(エレクチオン)してきたァ――ッ!
    ...戦力の討滅ではない。時計機構(ホロロギウム)の有する非同時代性科学技術(オーバーテクノロジー)の流出、その阻止にある。故に叩くべきはまず《無名体(ネイムレス)》───《無名体(ネイムレス)》及び我々(・・)の存在は、一九六八年現在で予定されている(・・・・・・・)流出技術の産物ではない。時計(・・)の正しき運行には、僅かの誤謬も許されない」 生粋の戦闘者、ギアーズの精鋭であるイヴァンが、自らの赴く戦場とそこで遭遇する相手に対して期待の度合や満足の度合が著しかった場合に発する叫び。 経験豊富な彼に戦友とまで認められると彼の脳内で恐らくこの評価が凄まじい勢いで叩きだされていると見てよいだろう。 なお冒頭のやり取り等からするに、同じ部隊の面々はこうしたイヴァンの癖を何度も目にしているのではないか?と推測される。 (エリザベータなどはコンビを組む機会も多いからか、若干どころ...
  • 俺には、お前さんの“由来"がわからない
    ...を丸裸にされて改めて時計機構(ホロロギウム)の強大さを見せ付けられた凌駕。 そうして敵意と共に大切な仲間を殺したイヴァンを睨むが、それこそがわからないと言った様子でイヴァンは凌駕へと問いかける。 何故こんな絶望的な状況で機構へ寝返ろうだとかそういうことを一切思わずにただの学生のはずのお前さんが不屈の視線を自然と自分に対して向けられるのかと。 幾多の本物を見てきた自分が「絶対に裏切らない」などと断言できる程の意志の強さを有しているのと。 強い精神を持っている奴ほどそこへ達するための原因がなければおかしいのだと。 どんな体験でお前はその強靭な精神を体得したのかと問いかけていくのであった――― 「そいつはきっと愉快で、希少(レア)で、戦場で向けられる銃口みてぇに漆黒の穴が空いているんだろうと思うのさ」 「なぁ、どうなんだ?その眼に、耳に、肌に、心に……世界はどう...
  • 君が欲しかったものをあげよう。命令だ───眼前で敵対行動を取る者を全力を以て排除せよ。さあ、これでいいかな?
    ...いない敵組織の中で、時計機構はアレクサンドルさんとイヴァンさんがそれぞれ凄い出来物だからなぁ。エリザベータは割を食ってる気もする。まあそういう未熟さが重要なキャラなんだけど。 -- 名無しさん (2020-02-24 01 20 50) リーザは日常とかギャグパートで弄り倒されるのが一番輝く気がする -- 名無しさん (2020-02-24 09 49 00) お膳立てしたぞさあ戦え!・・・えーまだ上には逆らえないとか思ってるの?メンドくせーはっきり命令しなきゃ動けんの?兵士ボケしてるな~補習決定! -- 名無しさん (2020-02-24 13 15 09) 名前 ...
  • 私は確かに哭いていた────哭いていたのだッ!!
    ...謬と信じた組織である時計機構(ホロロギウム)。 しかし、他ならないその機構によって犠牲となり、死後も弄ばれ続ける存在…… 歯車(おのれ)自身が轢殺してきた少数の嘆きの象徴とも言うべき、アポルオンの無残な姿と止まらぬ慟哭を前に男は悟る。 これこそが自分が歩んできた道が生み出したものなのだと。そうして寂びた苦笑と共に、自嘲の言葉を紡ぐ 「今度(・・)もまた、私は見誤ったのだな……救いようが無い愚か者だ」 「人が、人を救う――たったそれだけ(・・・・)のことに理想(かみ)だ現実(ちから)だと題目ばかりを追い求め……」 「一体いくつの、助けを求める叫びを、嘆きを……私は今まで聴き逃してしまったのだろう」 神の道を見限り、秩序の歯車を回し続け……その果てに巡り合った犠牲者(アポルオン)。 彼こそは、アレクサンドル・ラスコーリニコフが突き進んだ道の終わ...
  • 彼に似合いの女になってみたい。格好付けてみたいのよ、きっと理由なんてそれだけなんだわ
    ...隊(ギアーズ)総帥、時計機構最強の刻鋼人機()の名前、 それはエリザベータの心中に、かつての暴力(ちから)の恐怖を体現するものとして響いたが、 「……そうだとしても。いや、だからこそ。 だからこそ、私は夢を見る。想像力を駆使し、可能性を拡げる。そしてその為に、死力を尽くす」 諦観してきた心に新たに宿った想い、戦いの中少年が伝えてくれた言葉を繰り返し、心を奮い立たせ…… 「私を終わらない殺戮の歯車から解き放ってやりたい――そう言ってくれた、彼の願いに応える為に。 私は行く。自らの意志で、この歯車(くさり)を解き放つ」 「……ああ、なんだ。こんなに簡単なこと」 そこで、彼女はようやく自分の想いの形に気づいて――― 「彼に似合いの女になってみたい。 格好付けてみたいのよ、きっと理由なんてそれだけなんだわ」 それが何よ...
  • エリザベータ・イシュトヴァーン
    ...ンの一人。 時計機構(ホロロギウム)に属する戦士。主人公たちを抹殺するべく放たれた戦闘実行部隊・ギアーズの一員。 自己を律するセルフマインドコントロールの技術に長ける女性で、 闘いの場においては一切の情を持たない戦士として振る舞うが、平時においては別人のように穏やかな少女となる。 上官であるアレクサンドル・ラスコーリニコフに対しては、戦士としては崇敬の念を抱いている反面、 人間としては耐えず畏怖を感じているという複雑な感情を有している。褐色の肌は中央アジア系遊牧民の血を引く証。 凌駕とは殺す者と殺される者として出遭い、本来ならそのまま道は交わらぬはずなのだが…… 「ならば友情の為に死す───そういう誇りある最期だったと納得して欲しいのだけど、いかが?」 「……また会ったわね。凌駕(リョーガ)、だったかしら?」 21歳...
  • 俺は、俺の人生を取り戻すッッ!!
    ...で戦うことを決意した時計機構に対する明確な敵対宣言の叫び。 「ククッ――ハハハハァ!! 遂にやりやがったなァ、坊主!  いや、今からはお前を好敵手と認めてその名で呼ぶぜッ!!」 「秋月凌駕アァ!!」 「おまえなどが、気安く俺の名を呼ぶな……俺の平安(せかい)に踏み入るな……!」 「だが、それが宣戦布告として必要なのだとしたら……おまえの名を、怨敵として唯一度だけ宣誓してやるッ」 「イヴァン・ストリゴイ! そして時計機構(ホロロギウム)!!」 「俺は今こそ、俺自身の意思で、おまえたちの敵になったぞ!! 必ず貴様らを消し去って――」 「俺は、俺の人生(バランス)を取り戻すッッ!!」 やっと凌駕にもかっこいいセリフの項目が...!! -- 名無しさん (2016-11-23 16 50 53) 凄いカッコいいけど...
  • 不利益を被らせたこと、これでも真に申し訳ないと感じているよ。頭を下げよう。どうか、これで納得してくれないかな?
    ... 未だ全貌を見せぬ時計機構の意思は、この場にいる者の心を逆撫でしながらその言葉を終えた。 そうして――残されたのは、与えられた状況を何とか飲み込もうとする実働部隊と。 ずっと追い続けてきた存在と、肉親の残骸を見上げながら、言葉を失う小さな少女の姿だった… アレクサンドルの正義は一概に否定出来ないけどオルフィレウスの元についたのだけは明確に間違いだよね、アレクサンドルの正義にそぐわない否定した英雄そのものだもの -- 名無しさん (2020-02-24 14 52 18) ぱっと見糞眼鏡がナギサに向けて言ったセリフかと思った -- 名無しさん (2020-03-13 06 14 55) 《本当に申し訳ない》 -- 名無しさん (2020-03-18 21 41 47) 君ならば必ずそう言ってくれると思っていたよ(とりあえず煽っとこ) --...
  • Zero Infinity -Devil of Maxwell-
    ...して、それらを擁する時計機構(ホロロギウム)という謎の組織。 構成員すら実態を把握しきれていない巨大な研究開発機関は、歴史の裏で密かに超越の科学を吐き出し続けている。 その中で、とある一族が自らの産み出した技術により消滅した。まるで、一人の科学者の破滅を描いた高名な怪奇物語そのままに。 誰にも看取られず、また悼まれもしない悲劇。明かされぬ流血を機に、舞台は静かに幕を開け―― ……舞台は日本、昭和43年(1968年)の八紘市。 高度経済成長に伴い、戦後急速な発展を遂げたこの一都市に住まう少年「秋月凌駕」は、 ある青年との出会いがきっかけで時計機構の織り成す異常な現実に巻き込まれてしまう。 それは、機械の心臓を持つ「刻鋼人機」同士による闘争の世界。 己はかくあるものという理想像を心に願い、彼ら刻鋼人機は鋼の超科学武装「殲機」を身に纏う。 胸に内蔵された「刻鋼式心...
  • ……頼む、みんな。もう、兄さんを解放してあげて───お願い、っ
    ... ジュン√終盤、時計機構、ギアーズ、ロビンフッド、そして心装永久機関の存在理由を明らかにし、 凌駕やマレーネに対して正体を明かした支配者オルフィレウス。 彼は輝装を起動し、自身と接続した衛星砲の絶大な破壊力、信じがたい程の射程範囲を見せつけた上で、 今回投入分のギアーズを含めた、最大戦力を以てしての反抗勢力掃討を予告する。 地球上から逃げ場を失い、企てや細工の類も全て見透かされ、 生き延びたければ、オルフィレウスの筋書の通り戦うという行動しか無くなった凌駕達。 そんな状況を理解しながら彼は笑う。 超えてみろよ、達してくれ。 君達ならば出来るはずだ信じているとも。 さあ、さあ、さあ覚醒してくれ。 二人、いや三人の最重要観察対象へ 前進前進前進のみ、それ以外は認めぬという圧倒的な念をぶつけてきたのであった……。 ……凌駕とジュンと共に...
  • ――エリザベータ・イシュトヴァーンだなんていう、臆病者を好きだなんて、言わないでッ!
    ...めた途端にラスボスと時計機構をぶっ飛ばしに行って、直ぐにリーザをプロポーズしに戻るパターンじゃあ……… -- 名無しさん (2017-05-24 23 51 47) 何だかんだとどのルート行っても響界人機に到達しそうな他人を見ることができる超人だからね -- 名無しさん (2017-05-26 10 34 18) ↑×4 光の英雄と同類なのに最終的にはアッシュくんの同類になるのが凌駕の可笑しな所 -- 名無しさん (2017-05-26 10 47 20) 自分を曲げられないトンチキたちと違って、大切な誰かの為に自分を曲げられるのが凌駕さんだからな -- 名無しさん (2017-05-26 10 49 56) ↑曲げれるってのも正しいんだろうけど、個人的には中庸(平凡な日常)っていう、まっとうな人と寄り添えるレベルの基準点をもってたからぎりぎり何とかなったイメ...
  • 君の幸せを願うから、生きていてほしいから――だから奴から、あの炎から守らせてくれ! 鉄の悪魔を壊すためなら、俺の全てをくれてやろう……!
    ...蘇生させられた。 時計機構による、心装永久機関および機械化技術の融合による死者蘇生実験の被検体として。 不完全な形で蘇った彼は、ただ一人守りたかった、いや今こそ守らねばならぬ家族の事を思い出す。 死の瞬間の、痛切な願いは一切欠けることなく、原因と結果、時間の経過など他のあらゆる要素が消し飛んだままに彼を立ち上がらせ…… 同時に、彼の鋼鉄の躯はその性能を十分以上に引き出し、妹以外の全てを機械的に、合理的に排除してゆく。 脳細胞を乱す電流(スパーク)と、残留思念(ゴースト)に突き動かされた科学の怪物、そんな存在へと変わり果てても──── ハインケルという男は、どこまでもマレーネ・フランケンシュタインの幸福を希う家族、兄であり…… そして既に妹を守るというその想いたった一つ(・・・・・)しか残ってはいない。 他は全て『アポルオン』という存在へと変えられた...
  • なんて精巧な姿見。等身大で、嫌になるほど似通っている。これが、同属嫌悪というものなのね……
    ...た。 彼女の胸には時計機構の、機械の神の意思により使い潰されるだけの存在が狂乱し、果てに機械として光(意思)の「スイッチ」を切られる姿が…… 彼を兄と呼ぶ眼帯の少女の涙する声が、そして彼を助けたいと決意を見せる表情が、次々と浮かんでは消え…… あんなにも得意だった“私”と“兵士”の“切り替え”が、上手くいかない。 「場違い」のはずなのに、ああ、何故だろう。今無性に、離れて暮らす大切な家族に会いたいと思ってしまう――― エリザベータのそんな内心の戸惑いを見抜いたのか、今度は美汐がそれを嘲笑する。 兵士だの、命令だの、機構がどうだの何だのと、何もかも知った風な顔で、今までよくも口にできたものだと。 そんな貴様のキツい香水と厚化粧が、私は癇に障って仕方がないんだと。 「当ててやろうか? あんた、本当は忠誠なんて誓ってないだろ」 沈黙するエリザベータに向...
  • 兵士とは、“私”が全うすべき役柄なのだ
    ...と噂された人物、 時計機構の刻鋼人機となっていた彼により、エリザベータはギアーズの一員に選抜、 心装永久機関を埋め込まれた刻鋼人機と成ったのである。 だが、その新たな所属先で得た“同僚”は、彼女にとって未知の怪物として受け止められた。 鋼鉄を素肌に直接焼き付けるように、軍人という鎧を生身の血肉と交換したアレクサンドルの徹底した殉教者としての在り方。 “切り替え”も必要とせず、闘争に酔い痴れ恥じる事なく、英雄という幻想に人格の全てを同化したイヴァンの純粋な兵士のみの在り方。 日常も戦場も等しく無価値と断じ、他人はおろか自己の存在すら嘲笑するかのような乱丸の空虚な在り方。 これまで、共に戦ってきた兵達は、エリザベータとは程度の差があったとはいえ、 苛酷な現実への適応、あるいはそこからの逃避のため、似たような“仮面”を被る者が大半であった。 しかし、ギアーズ...
  • 貴様の妹は、私ではないのだ。勘違いするな!
    ...月 凌駕 時計機構(ホロロギウム)より離反し、悲願を果たすために自己を合理的な存在たらんとして厳しく律し続けたマレーネ。 そんな彼女が、亡くした兄を思い出させる凌駕とその妹である高嶺の関係に接してから、凌駕の“正論”に思わず反抗して発してしまった言葉。 そこには、合理的な秩序、思考に従って物事に当たる司令官としてではなく、 兄の“正しさ、強さ”に必死に合わせようとする高嶺の在り方への気遣い、 無意識に彼ら兄妹の姿と過去の自分たち兄妹の姿を重ね合わせ、 在りし日の兄のような優しさを向けてくる凌駕への憤りと戸惑いなどといった、 簡単に割り切ることのできない人間的な感情がこれまで以上にはっきりと現れていた。 ジュン・マレーネ√共通部において、ギアーズおよびネイムレスとの交戦後、 仲間達を庇った礼は凌駕らから引き離され、爆炎の中に姿を消してしまう。 ...
  • アポルオン
    ...登場人物。 時計機構(ホロロギウム)に属する最強の戦闘兵士……なのだが、その全てが謎に包まれている謎の男。 誰も知らぬ機構の最終意思を代弁する存在と言われており、普段は鋼鉄の匣に封じられたまま、ギアーズの戦士たちへ指令を下す。 その立ち位置からか預言を司る神の名で呼ばれている。 それはまさに決戦兵器ともいうべき扱いであり、彼が解放された瞬間から、反逆者たちは更なる苦境へと立たされることになる。 『躯体名、《預言者(アポルオン)》。機構の時をひた刻む、悲劇と喜劇の機械時計(クロノメーター)』 『機構が意思を形と成す、半人半機の代行者にして……真理を完成させる贄』 《預言者》(アポルオン)誕生の経緯 “己の生命を担保するものは、母から生まれた肉体ではなく、屍に移植された機械の運行…… それでは所詮、機械仕掛けの自動人形だろう。...
  • 刻鋼式心装永久機関
    ...パーツ)。 何故か時計機構の創設から既に存在していたらしく、誰一人その製造に対する完全な理解には至らないながらも、 製造法だけは存在しているため破壊されれば造り出せるという非常に謎の多い動力機関。 そして未だ誰も、その完全な解明には至っていないのが現状である。 ある意味科学の中でも完全に孤立した技術であるが、未だ封印も淘汰もされていないのは、偏にこれこそがこの世に現存する唯一の永久機関であるからに他ならない。 なお、心装永久機関の移植に必要な検体側の条件は総じて三つ。 種類を問わず死亡寸前に強烈な感情を抱くこと。 心臓と脳髄が原型を保っている状態であること。 死亡後の場合、心臓内に残留している血液が完全に凝固しきるまでに移植すること。 が挙げられる。 その真の存在理由 「主役は人心、永久機関こそ後付の拡張機能。無限の動力はあくまで科学者に対する餌に過...
  • 絶戒刑刀
    ...+2) 時計機構(ホロロギウム)最強の『英雄』、アレクサンドル・ラスコーリニコフの影装。 輝装状態の装甲に加えて、肩や胸部までを覆い隠すように刻鋼が展開され、より威圧的な外見に変貌したその姿は、さながら中世の重装騎兵を連想させる。 輝装状態では直接打撃を打ち込む必要があったが、この状態では打撃を直接打ち込まずともかなり遠くの間合いまで振動波を送り込むことが可能。 攻防一体の振動結界は触れずとも、対象物を原子の域にまで粉砕してしまう。さらに振動波を拳に集中させることで更なる破壊力を生み出せる。 また特殊機能面(システム)においても、周辺環境の情報全てを反響音から知覚する超高性能な生体レーダーとしての機能を強化獲得しており、ジュンが輝装状態に一矢報いた時のような索敵範囲外からの強襲も通用しなくなっている。 難点は振動結界に敵味方を識別するような機能は備わって...
  • 青砥 美汐
    ...敬していた父・大海が時計機構の影に近づいてしまったことで終わりを告げた。 転落した父親は自殺に追い込まれ、 残された母と娘は信じてきた者達に見放され、どこまでも無思慮な好奇と中傷の的とされ続けた。 それでも悪意に対し健気に耐え、心を病んだ母を支えていた美汐はしかし…… 最期にはその愛する母親の迷う手で、何度も刃物を突き立てられる苦しみを受けながら、心中に巻き込まれて命を落としたのだった。 美汐はその後、機構の思惑により心装永久機関の実験体として蘇生させられたが、 目覚めた彼女はすぐさま状況を理解し、施設を制圧。 「タイミングよく」現れたマレーネら反抗勢力と合流し、 理不尽に対する憎しみのエネルギーを、強者である機構との闘いへと振り向けていくこととなる。 「もういい黙れ──てめえは、私が、ブチ殺すッ!!」 そして、生まれたのが、学園という公共の...
  • 緋文字礼
    ...一切の記憶を失った、時計機構(ホロロギウム)からの脱走者である青年。 逃避行の途中で凌駕と出遭い、友誼を結び、そして彼を闘いの運命に巻き込んでしまう。 一見冷静沈着で温厚な常識人だが、闘いになれば誰よりも過激な閃きや奇策を見せる意外性の男。 端的に言って類稀な天才であり、同時に空虚さゆえの恐いもの知らずとも言えるだろう。 凌駕に対しては、償いきれぬ負い目と表裏一対の友情を感じており、空白の記憶ゆえか誰よりも仲間の絆を重んじている。 「そうか。僕は───ずっと、僕に成りたがっていたのか」 23歳(移植時点)。身長185cm。9月17日生まれ。B型。 友との“運命”の出会い 時計機構の永久機関実験体として改造され記憶を失うが、運よく脱走に成功。 彼自身の才能もあって機構に散発的な抵抗を続けていたところ、 同じく抵抗活動を続けていたマレ...
  • こいつ、何これめんどくせー
    ...、“英雄”と称される時計機構屈指の実力者に比肩する程の精神性を有していると。 秋月凌駕の持つ精神の特異性を語っていくのであった…… うんまぁその気持ちは分かる。DEATHよねーって感じ -- 名無しさん (2017-03-19 21 44 48) ゼファーさんに対する評価かと思った -- 名無しさん (2017-03-19 21 49 34) トシローさんへの評価でも合ってる -- 名無しさん (2017-03-19 21 52 25) 宗次郎LOVEな俺は同じ声の乱丸が気になって仕方がない。ゼロニティやったことないけど、乱丸目的で買うのはストーリー的にアリ? ナシ? -- 名無しさん (2017-03-19 21 58 47) でもあまりにも都合が良過ぎたら返って居心地が悪くなるってのはあるよな。宿題も無く二度寝し放題グータラし放題の春休みみ...
  • 影装
    ...観察・管理している、時計機構の支配者オルフィレウスは、 本編において精鋭揃いのギアーズを出動させた他、ネイムレスに命令を下し状況に応じた形での破壊行動を行わせると共に、 一人でも反抗勢力側に自力での影装到達者が出た場合には、切り札『預言者』(アポルオン)を使役して、さらなる成長を促そうとしている。 この影装を完全に使いこなし、自己の一端であると自然体で受け入れられた その時にこそ、永久機関は次の段階へと移行する。 ベイは輝装の段階でも出血、影装で更に出血 -- 名無しさん (2017-05-31 17 28 34) ↑武器が体内に取り込んだ血だからしゃーない -- 名無しさん (2017-05-31 18 53 56) 永劫破壊よりコレ使った方が、可能性は低過ぎても更に強くなれそうな奴居るな。ベイやザミエルとか -- 名無しさん (201...
  • 俺は機械なんかじゃない。幸せに笑い、哀しみに泣き、理不尽に怒る……ただの人間だ
    ...そのままマレーネから時計機構の存在と、そしてこれから機構からの追手とお前は戦わなければならないという話を聞かされる。 驚くことに、それを聞いた凌駕の反応は「大した話じゃない。理屈として合っている」という簡素なもの。 凌駕にしてみれば生き返ったという奇跡(プラス)が訪れたのだからそれくらいの代償(マイナス)はあってしかるべきだというだけの話なのだが、傍から見れば物分りが良すぎるというレベルではない。 もちろん、凌駕は戦いというものを好んでいるわけではないし、したくないとも思っている。(というより礼を助けた時が人生初の戦闘である) なのだが、だというのに現状を淡々と受け入れ、礼や切との会話でも学生離れした彼独自の論理を語り、現実を受け入れる。 そんな凌駕の、心の均衡(バランス)をこそ望み生きたいという話を聞いたマレーネが言った「まるで機械のような人間だな」という言葉への返答...
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