生きることを愛したいんだ。胸にはいつも、深い風穴が空いているからな

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    ...ない」 「生きることを愛したいんだ。胸にはいつも、深い風穴が空いているからな」 「なあゼファー、教えてくれ。執念ってやつはどんな味がするんだ?」 「おまえはそれで強くなったんだろ? 魔星を喰らい、堕とすほど────」 「だったら俺にも教えてくれよ、なぁなぁなぁなぁ─────刻み込めッ!」 しかしゼファーさん本人からすればいい迷惑である -- 名無しさん (2019-01-25 21 12 08) ジン爺さんが「色即絶空なら恐れると言うより忌むだろう」とか言ってたのは正に慧眼よね。光の奴隷みたいに絶対に相容れないわけじゃないけど、とにかく心情的に相性が悪い。お近づきになりたくない。利害が一致すれば同じ陣営に所属するくらいはできるけど、どう頑張っても仲良くはなれないタイプ。アスラはそんなこと気にせずに絡みに来そうだけど。 --...
  • 台詞/シルヴァリオ ヴェンデッタ
    ...体何がしたい?」 「生きることを愛したいんだ。胸にはいつも、深い風穴が空いているからな」 ジン 「それは誰を想定した疑問なのだ?」 「抱け。堕とせ。モノにして寝返らせろ」 「それはな、こう打つのだ」 アルバート 「こっちにはお前がいるんだ。負けるはずがあるものかよ」 アオイ 「さあ、参りましょう……愚かで至らぬ女でしたが……あなたの墓を生涯お守りする役は、どうかせめてお与えください」 「クリストファー・ヴァルゼライドはアドラーの誇る至宝であろう!」 サヤ 「そのかぐわしい天にも昇る色香を嗅ぎつつ耽るのが、それはもう幸せでして」 ランスロー 「私はもう二度とあんな光景を見たくない……ッ!」 ティナ ティセ 正田wikiの台詞集もそうだけどここも主人公より敵役の方が台詞多いなオイww -- 名無しさん (2016-04-21 2...
  • この身には成したい夢と理想が在るから!!
    発言者:オルフィレウス 対象者:秋月 凌駕&緋文字礼 「ああ……その、姿は────」 間違いなく同属であった少年が『人』として受け継がれる命の叫びをぶつけ――敬意を抱きながらもそれを鋼の刃により砕いたはずが…… 散ったはずのもう一人の真理到達者の命と共鳴しながら、彼(・)は、新たな姿(響界人機)となって虚空に新生した。 秋月凌駕(超人)と緋文字礼(只人)の掲げた人としての宣誓。原初の頚木(心装・真理)を超えし、心奏真理の生誕の瞬間である。 『自分たちはその程度でいい』という彼らの言葉(祈り)を聞いたオルフィレウスは、自分と異なる到達点を喝采する。 その上で、決して止まらず歩き続けると誓ったオルフィレウスが、凌駕たちに対して自分はこうでいいと宣したセリフ。 そうして――― 欲しい、欲しい───アレが欲しい! 機構の創始者ではなく……一個の科...
  • 苦難が待っているからって、何もせず現状に甘えることは邪悪なんだ
    発言者:草笛 切 「――衝撃の過去、大暴露大会……って流れで、ワタシも一つ便乗しちゃおうかな」 いつもの度の過ぎた冗談の類。そうだろうと確認すべく見つめた無表情は……いつもとは違う目の光を礼に返した。 実に容易く、まるで散歩するかのような口調で。自分のどうしようもない正体を、彼女は軽々と明かしてみせた。 自らの真実を知り、自分の愚かな望みにより、親友は絶望的な状況に追い込まれたと苦悩する緋文字礼に対して 自分も同じ裏切り者なのだ、自らが知らぬ間に機構によって用意された刻鋼人機同士の闘争の調整役を担わされていたという言葉と共に告げた 裏切って機構に就く、真実を明かして機構に全力で抗うと言った決断をすることなく保留というただ状況に流される行為を選んだ自分こそが一番酷い裏切り者だという言葉。 何故か後の作品の無職主人公に刺さる気がするのは多分気のせいである...
  • 俺はやっと、人間の弱さを愛することができたぞッ!
    発言者:超克者(にんげん)「秋月凌駕」 対象者:超越者(かいぶつ)「オルフィレウス」 マレーネルートでの最終決戦直前、オルフィレウスとの対話において凌駕が真っ向から宣言した決別の言葉。 オルフィレウスが語る大衆の心の弱さは、今の凌駕にとってもそのまま共感できるものであり、むしろこれまでの道筋で自分がオルフィレウスと同属であることを実感させられたからこそ、彼の言葉をただの超越者の理論だと青臭く否定することができなくなっていた。 ―――自分が愛した中庸の日常とは、あくまで狭い世界の中だけの光景で、実は周囲にいた、高嶺たちのような“綺麗な”人間は少数に過ぎない。 もっと大きな世界における現実は、優れた価値を貶め声なき者を嘲笑い、 安全地帯から傲慢な言い分を振り翳す……そんな狡猾で身勝手極まりない者達こそが多数を占めていると。 「……ああ、よく分かった。やる気が出てき...
  • 忘れないでくれ……奪われることも、殺されることもない……刺激のない時間を守るために、血を流している者がいることを
    発言者:ヴィクトル・シュヴァンクマイエル・クラウス 対象者:アリヤ・タカジョウ、アンヌ・ポートマン、ケイトリン・ワインハウス 「最期だ。どうか―――聞いておくれ、若人たちよ」 「白木の杭(ホワイト・パイル)は、ここで朽ちる。だからこそ、せめて耳を傾けてほしいのだ。 ……俺が、俺達が目指したものを」 おまえのことが大切だったと……愛娘に思いを告げ、未来ある少女達の為にクラウスは命を燃やし尽くした。 三桁近くにも及ぶ裁定者(テスタメント)の群れを単独で一掃し、戦いは終わった。 そして……闘うための装置で在り続けた老人の躰は、その重い代償を払う刻が迫っていた…… 四肢の感覚は喪失し、心肺機能は常人の半分以下にまで落ち込んでいる。 もう、彼は命を維持できる力は残っていない――あとは、ただ朽ち果ててゆくだけ。 涙するアリヤの姿さえ、視界に映す...
  • そうやって、いつも真っ直ぐ走っているジュンを見るのが――本当に好きだったよ。勇気や希望を貰ったような、そんな気がしていたんだ
    発言者:秋月 凌駕 対象者:万里也 ジュン いつも太陽のように明るく、前向きで笑顔を絶やさなかった少女。 そんな彼女が、速さ”の陰の、積み上げた努力を徒労に帰してしまうことへの恐れに苛まされ、 それを克服しようとしてまた傷を増やしていく姿を見つめた上で、 彼女を想う一人の男として少年が伝えた、少女の走ってきた姿への素直な思い。 ジュン√、アポルオンとの闘いで傷つき倒れた凌駕は、夢の中の屋上でカレンと再会を果たす。 凌駕は、彼女からアポルオンと闘っていたもう一人……ジュンの心は、これから 本来単独では到達できないはずの影装に辿り着いた反動に苦しむことになるという事を告げられる。 そしてカレンは、いつも通りで気遣わせてもくれない凌駕に軽口を叩きながらも、 もう、こうして彼と言葉を交わし合うことができなくなる事に、初めて寂しさ、切なさの宿った表情を見せ―― ...
  • これは、俺自身の問題なんだ。俺が、あんたを……直にいちゃんのことをどう思っているのか。ただそれだけの話なんだよ
    発言者:日下部優理 対象者:神代直 「おまえは結局どうしたいんだよ、優理!?」 「さっさと幻滅して立ち去れよ! 俺はおまえの考えてるような奴じゃねえんだって、いい加減に分かれよ馬鹿野郎がッ!!」 「わかるかッ……わかってたまるかよ!!」 「あんたの言っていることは受け入れられないッ……認められるわけがないだろうがッ!!」 「だから……取り消せよ。幸ねえちゃんを見捨てたなんて、 そんなこと……直にいちゃんがするはずはないんだって」 星海の存在からの使者となったナーラを前に、「愛する人を自分の意思で見捨てた」 ………「普通の人間」として、その答を告げ、選別という名の滅びを食い止めようとする直。 その言葉に対し、優理は疑いのない信頼と憧憬を視線に宿し、 「あの日体を張って俺達を守ってくれた直にいちゃんはそんな事をしない」 「...
  • 告白しよう。俺には無理だ。とても出来ることではない
    発言者:ケラウノス 対象者:ファヴニル・ダインスレイフ 『誰かのために/Hero s』より―― 光の奴隷と目を灼かれた亡者との明確な違いが、されど自覚はあれども止まることができない光の宿痾が強調されているケラウノスの台詞。 特異点にて激突するケラウノスとダインスレイフ。その戦闘の最中、憧れの英雄(ジークフリード)に対してお前は新西暦(せかい)の宝であると英雄譚の素晴らしさを叫ぶダインスレイフ。されどもそんな馬鹿げた妄執を、守るべき民の笑顔がない世界を、誰もが森羅を踏破するような世界など悪の敵が到底認めるわけもなく、 以下本編より 「限界を壊してしまう破綻者に、何の価値があるというのだ」 「民の笑顔がそこになければ、悪いに決まっているだろう」 「例外は所詮例外だ。基準にすべきものじゃない」 「我々のような狂人だらけの世界で、...
  • 好きだ、ゼファー。一人の女としてお前の事を愛している
    発言者:チトセ・朧・アマツ 対象者:ゼファー・コールレイン 自分はお前のようなスゴイ奴に相応しくないとどこまでも自己評価が低い己が愛する男に告げた相手に逃れる余地を与えない真っ向勝負の告白 そうしてチトセは告げる帝国の誰もが讃える絶対正義、英雄譚を担う覇者に立ち向かえるのは自分の「正しさ」を信じているからではない。単にゼファーを死なせたくないからこそアレに反旗を翻したのだと。 それに対してお前結構馬鹿だろう?とゼファーは告げる。俺はお前の片目まで奪ったと言うのにと。 そんなゼファーにチトセは誇らしげに語る、この眼にはあの日自分に本当の強さを教えてくれた男の雄姿が焼きついている、この目こそゼファーが頑張った証なのだからもっと自信を持てと。 そうして慈愛を以って語りかける 「今の私が強者に見えているならば、あの日のお前が右眼(ここ)に宿っているからさ」 「正...
  • 幸せはみんなと同じになることじゃないんだって、ナオとユーリが教えてくれたから
    発言者:ジャハーナーラ・ベーグム 対象者:神代直 幼い少年の姿で、優理は“直にいちゃん”から貰った答えを愛おしそうに抱いて、光の先に消えていった…… 彼と入れ替わるように直の前に現れたのは、星界の巫女としての姿……ではなく、ずっと目にしてきた一人の少女としての姿のナーラ。 彼女は告げる―― 「ユーリが消滅してナオが生存したことで、最終演算結果は照合失敗ということになったわ」 「必然的に融合知性群体(わたしたち)は、この文明圏(ほし)の融合と同化を停止する」 「だから“私”として最後のお別れを言いにきたの」 世界は選別による滅亡の危機からギリギリで救われた――― 淡々と結果を読み上げる少女の言葉から、その事実を知る直。 そして、もう一つこれがナーラという少女の個が存在できる最後の時間であるという事も。 この先彼女は知性群体の一部に組み込...
  • おかえりなさいっ
    発言者:マレーネ・ヘルツォーク 対象者:秋月 凌駕 最後の闘いが終わり、一年の時が流れた。 あの日星空を見上げた者達は、鋼の時計が刻む無機質な鼓動より解き放たれ、 “彼ら”が伝えた、『等身大の自分』…その鼓動を感じながら、 各々、取り戻した日常を守り、あるいは新たに歩む道を模索していた。 それは、幼くして剛くあることを強いられつつも、優しさを取り戻せたマレーネという少女にとっても同じであり―― 今の彼女は、非凡な科学者としてではなく、高嶺と共に、学園生活の時をゆっくりと過ごしていた。 そんなマレーネは、今日も仲間の一人……元の肩書を消され、ただの学園の一保険医となった切の元に足を運ぶ。 「まったく、お昼の度に毎日こんなとこ来てちゃ、友達も出来やしないわよ?」 「む、友人ならいるさ。それより私が訪れてやらないと、保険医が寂しかろうと思っ...
  • 愛している、ヘレン
    発言者:只人の少年・皇悠也 対象者:最愛の妻・ヘレン ミサキルート、目覚めた神祖の天敵が地母神を、知恵の神を駆逐し、大国主へと迫る。 何度も何度も操縦機兵(アメノクラト)を造り出したがそれもついに限界を迎える。迫り来る竜人を前に…… 「諦められるか。それでも僕はッ────!」 先に散った二柱を超える神天地(アースガルド)への渇望、いや使命感(・・・)が彼を無謀と知りながらも最後の突撃に踏み切らせる。 「大切な約束があるのは、おまえ達だけじゃないんだよ!」 世界を変えてしまった者としての責任をとるという一念、そして愛する伴侶へ誓った愛のために───絆のために。 ならば、いいだろう――この瞬間だけ、ラグナ・スカイフィールドは九条榛士として告げる。 「今でもそれを、相手が変わらず望んでいるか。ちゃんと確かめて来い、悠也!」 ...
  • 俺には、お前さんの“由来"がわからない
    発言者:イヴァン・ストリゴイ 対象者:秋月 凌駕 「ぶっちゃけるとな……お前さんが機構にどんな感情を持ってようが、何を腹ン中で滾らせてようが俺は一向に構わねぇんだよ」 「他人は他人、どこまで行っても精神は己だけの持ち物だ。そして個々で違っている」 「ならそれぞれ、よく分からない理屈や使命感で心決めればいいわけだろう? 時にはそういう、訳が分からない動機こそ奇跡や大崩壊を起こすという話だし、それでいいと思っているが――」 「なァ秋月凌駕、我が戦友……お前はいったいどの体験から、強靭な意志を持つに至ったんだ?」 美汐√、ギアーズの拠点において、 何故お前はただの学生でありながらも、ベテランの兵士ですら早々達し得ない精神強度を有しているのかと 何故英雄譚を持たないままに英雄のような高潔で強靭な精神を宿しているのかというイヴァン・ストリゴイの秋月...
  • 生きていて、ほしいんだ……救われたんだよ、心から
    発言者:緋文字礼 公園でほんの少しの間自分と言葉を交わし、共に笑い、遊んだ。 そんな理由で緋文字礼を文字通り命を賭けて庇い、その命を散した秋月凌駕。 この時点で漂う圧倒的ボーイミーツガール物の主人公&ヒロイン臭 そんな彼に生きていて欲しいと願い、エゴである事も、偽善である事も、安らかに逝くことのできた彼を絶望的な闘争に巻き込むことになるという事もそれら全て覚悟した上での、緋文字礼の咆哮。 この後彼は凌駕を生き返らせる為に一切の躊躇い無く己の心臓である刻鋼式心装永久機関を抉り取ろうとする。 そんな彼の鬼気迫る様子には後に彼の恋人となる草笛切も「男の友情って女より怖いもんだね」という最終ルートでの展開を予期したかのような感想を述べるのだった。 「頼む……僕は絶対に、彼を死なせる訳にはいかないんだ!」 「その少年は既に死んでいる(・・・・・)。人間としての命...
  • 俺は、生きる────生きたいがために、あの男を討ち果たす! この身勝手な願望で!
    発言者:鹿島 杜志郎(トシロー・カシマ) 美影、そしてアイザック……二人が自分に向けた心からの願いを聞いて……トシローは、取り繕わぬ素直な思いを語り出す。 「好きに――好きに、か。 難しいものだ」 「どうすれば、やりたいことが見つかるだろうか……それが判らない。 見つけるという動作さえ、どうすべきかと考えてしまう」 「見つけたとしても、それが果たして正しいものなのか。 安らかな終焉(おわり)まで辿り着くことのできる、生涯通用する答えなのか……自信がない」 「───結局、己を肯定できないままだ。 本当に、哲学には終わりがない」 解無き答えは出ないまま。自分自身さえ相変わらず信用する事ができない。 他者と自分とを比較して煩悶し。理想と現実の差に葛藤し続ける。 瞬間的な激情に頼らねば強い言葉を吐けもしない。 それが本当に正しいの...
  • どうしていつもおまえなんだよッ!
    発言者:真栄城 司 対象者:桐原 零示 真栄城司がtype-0の力に覚醒した零示を前に、格好をつけてずっとしまいこんでいた本音を、とうとう晒した際に叫んだ台詞。 誰よりもプライドが高くて、誰よりも主役になりたいのに、そう思う限り永遠になれないという一般人の悲鳴(ジレンマ)。 身内の不幸、夜の伝説、無頼漢(アウトロー)・・・・・・そういったエピソードを持つ零示に憧れ、嫉妬して、心はパンク寸前。そして零示自身には相手にされず・・・・・・ そんな自分に我慢が出来ず、結果、迷走してしまった。 真栄城はかつてないほどに重い一撃を、この時に放っている。システムの恩恵やステータス値ではない、ただのがむしゃらな一撃こそが、最も。 そしてこの時、零示は真栄城に心からの共感を覚えている。 以下抜粋 「ど、どうして・・・・・・どうしていつもおまえなんだよッ!」 「...
  • ただ、愛しただけだろう。自分以外の誰かのことを、尊いと思うことの一体何が悪いと言うんだ!
    発言者:ルシード・グランセニック 対象者:ゼファー・コールレイン ルシードがヴェンデッタにどのようにして惚れたのかを聞いたゼファーの 「ちょろすぎるだろ、お前。生まれたばかりの雛かよ」という発言を聞いての 「妹に手を出した男が言う事か」という至極もっともな反論と共に紡がれたルシードの台詞。 そうしてそんなルシードの啖呵を聞いてゼファーも笑いながら告げる 「惚れたお前は馬鹿だとしても、想い自体は何も悪くなんてない――」 「俺たちは臆病者だ。負け犬だ。誰かが居ないと生きていけない、弱っちい男なんだ」 「英雄なんかになれっこない……愛している女のためにしか、勇気を出せない存在なんだよ」 そうして二人はお互いに喧嘩をしたままにわかりあう 英雄(つよさ)だけが勝者ではない、迷いながらも進んで傍にいる大切な人の事を想う事 それが自分たちの答えなん...
  • 英雄はいつも誰かのために本気だった
    発言者:アシュレイ・ホライゾン 対象者:ファヴニル・ダインスレイフ 悪しき強欲な邪竜へとアッシュが告げた邪竜の敗因。彼が崇めた英雄と彼自身の決定的な違いを示す言葉である。 ……なおその英雄は英雄で誰かのためにお互い本気である同等の宿敵との決戦が実現していた場合 守るべき故国(たから)を吹き飛ばしてしまう辺り光の亡者の度し難さが現れているだろう。 決して磨り減らない無限の泉の決意を持つ馬鹿二人に決意に応じて力が与えられる魔法のランプを与えた結果がそれだよ! 加速していくアッシュとミステルとの戦い……彼らの間の“本気”の力、その熱量(おもい)に興奮し、 身を削られながらもダインスレイフは自己再生と再強化を繰り返し続ける。 馬鹿正直に数倍、十倍、足りぬのならば数百倍と…… 接続した次元炉を介して、精神的高揚のままに邪竜は高位次元から際限なく星屑を貪ってゆく。 さ...
  • シェリル・マクレガー
    “PARTNER" CV:鈴美巴 『Vermilion -Bind of blood-』の登場人物。ヒロインの一人。妖怪ブラ見せ女 トシローと数十年来行動を共にしている、良きパートナーにして相棒である縛血者(ブラインド)。 基本的に明るく前向き。男勝りのストレートな性格で、外見のクールさに反して感情の起伏は激しい。 勝気な豪放磊落さと同時に、どこか儚い哀愁もその身に秘めている。 トシローと肉体関係はあるが恋人同士ではなく、お互いにあと一歩踏み込めない微妙な位置。 忌呪(カース)の関係から、陽光の出ている時間帯はほとんど動けないが、一応人間社会の顔としてはK&M探偵社の副所長を務めている(所長は相棒のむっつり侍)。 特技は歌唱。『カサノヴァ』に通う客達の間ではちょっとした「歌姫」扱いであるらしく、気分次第でステージに立つことも。 賜力...
  • ああ、初めて俺は…… “人間” を知れたような気がしたから
    発言者:秋月 凌駕 対象者:マレーネ・フランケンシュタイン マレーネルート後半、鵺乱丸に暴かれた秋月凌駕の異常性。 お前の正しさには誰も付いてこれない、のみならず、それは近しい人を追い詰めてさえいるのだという指摘。 己こそが異端なのではと、自分には「普通」など何一つ見えていなかったのではないかと、かつてないほど揺らぐ凌駕。 そんな状況の彼を自室で待っていたのは、数刻前に非情な現実に傷を抉られたばかりのマレーネだった。 「待っていたぞ、凌駕。改めて、今後の方針を話し合っておきたいと思ってな」 淡々と、いつもと何一つ変わる事のない様子で作戦を告げていく。 そんな彼女が、しかし心の奥では哭いていることが、今の自分には分かってしまったから。 彼女を抱きしめ、凌駕は告げる。 無理して強がる必要なんてない、痛みが消えなければ泣いたっていいじゃないか、誰にも...
  • あたしの愛じゃダメなんだ! 忠誠じゃなきゃ、あいつ……一歩も進めないんだよ!
    発言者:シェリル・マクレガー 対象者:ニナ・オルロック おい、ちゃんと聞いてるのかそこの自称無粋者の黒コート エレコーゼの派閥に属する藍血貴(ブルーブラッド)殺しに始まった、フォギィボトムでの陰謀劇。 疑いをかけられた公子ニナの剣、トシロー・カシマは夜警の任を罷免され…… 身動きの取れなくなってゆくニナを尻目に、北米西部鎖輪の中枢では、勢力を伸ばす暴君バイロンと、 バイロンの『柩の娘』を奪い取り公子の座も奪わんと欲するヴァネッサとヴァンらが毎夜暗闘を繰り広げ、反動勢力駆逐の名の元、統制の利かぬ暴力が街を支配し始めた。 そして、陰で三本指(トライフィンガー)を名乗る謎の男は、その権力争いすらも利用し自身の宿願を果たさんと猛る………。 ―――ホテル・カルパチア。 ニナ・オルロックはこの鎖輪(まち)が、父ベラから託された遺産が、 野心と暴力によ...
  • 頑張りたい――それだけかな
    発言者:万里也 ジュン 対象者:マレーネ・フランケンシュタイン 大切だった友人を失い、自分の身は知らぬ間に改造人間(サイボーグ)に変わり、 さらには鋼鉄の鬼達と殺し合わねばならない世界におまえは放り込まれたのだと宣告されたジュン。 そんな彼女が、惑いや恐れの中でも、闘いの実感も意義も分からないことばかりの状況でも自分はかくありたいと示した決意の言葉。 ギアーズの攻撃に巻き込まれ、ジュンは命を落とした…… しかし、同じく瀕死となっていたカレンから心装永久機関を受け取ったことで、 刻鋼人機(イマジネイター)となったジュンは蘇生を果たしたのである。 仲間として活動してきたマレーネ達は、その一人であったカレンの死を静かに受け止め、次なる戦いへと立ち向かう意思を固める。 そしてジュンに対し、凌駕は自分達が一度死に、胸に時計の音を宿して生きる存在となった事実を伝える。...
  • 私もまた……ずっと、そう思い続けていたことなのですから
    発言者:美影 対象者:鹿島杜志郎 最大の敗北の瀬戸際に追い込まれる中─── スカーレット、その内に在る美影の魂に誘われるようにトシローの意識は過去へと潜行していく…… 一世紀半にも及ぶ“縛り”と共にあった生涯。 そこにトシローは、敗北と喪失の無様な傷痕と、己は何処にも馴染めない“はぐれ者”でしかなかったという真実を視た。 幼少期は、自らの生が定められていることが誇りだった。 士道の心得に殉じ、生を全うする。それを至上と信じ疑いもせず、愛情と道は一致していたから。 規範という名の “称賛される型”……記号的な生をこそ、求めていた。 ならば、そのような道など……縛りなど、俺は要らぬ! 美影は美影、天にも地にも代わりなどおり申さぬ! ――まず、捨てたのは武士としての自分。 理想と現実が乖離する……その果てに、俺は苦悩に苛まれながらも ...
  • いらっしゃい、ゼファー君。抱いてあげるわ、いつものように。いっぱい、愛してあげる
    発言者:イヴ・アガペー 対象者:ゼファー・コールレイン チトセ√、過去の痛みに怯え誇り高き女神の元から、いや何もかもから逃げ出そうとしたゼファー。 そんな彼に歓楽街の母、イヴ・アガペーが魔星としての正体を明かし、吟遊詩人(ゼファー)に告げた「宣戦」の言葉。 ヴァルゼライドと事を構えようとするチトセからの協力の求めをゼファーは振り切り、ヴェンデッタやミリィを連れて帝都を去ろうとする。 その準備のため、これまで何度となく頼ってきた知人の一人であるイヴの元を彼は訪ねた。 ゼファーのあまりに急な頼みに対しても、いつものように拒絶することなく(・・・・・・・・)応じてくれるイヴ。 「いいのよ――疲れたんでしょう? 辛かったんでしょう?   私はとてもそういうものが疼いてしまうの(・・・・・・・)」 彼女が頼みを承知してくれたことに安堵しながら、 ...
  • だから、これからは俺がお前の傍にいる。俺が示すよ、美汐がずっと肯定してほしかった正しさを、この手で形にしてみせる
    発言者:秋月 凌駕 対象者:青砥 美汐 周囲を憎むだけ憎んで、大切な人の思いに気づけず喪っていく、 そんな己に対する深い絶望感に苦しみ、弱さと愚かさしかないと悲嘆し、理不尽への恐怖に震える美汐。 それらの想いを受け止め、未だ形の見えぬ心の闇を抱えながらも凌駕が伝えた、青砥美汐に対する生涯をかけた誓い。 《無名体》(ネイムレス)の暴走に始まった混戦により、 凌駕と美汐は、二人の仲間を奪い去られ、深い悲しみを刻みこまれた……。 哀しみに暮れる美汐に寄り添い、深く情を交わす凌駕。 そんな彼らの元に、何とか生き残っていたマレーネと切が連絡を取り――― 彼女達を前にして、逃げ隠れるのではなく、生き残る方策を見つけるべきだと。 自分達でギアーズの拠点と、実働部隊の最優先対象たるネイムレスを排除し、彼らを撤退させようと提案する。 そう……戦うしかないならば、これ以上...
  • ……判らないの? 今のあなたは使い物にならないと、私はさっきからそう言っているのよ
    発言者:ニナ・オルロック 対象者:トシロー・カシマ 人間社会にまでその魔手を伸ばした三本指(トライフィンガー)の模倣犯――その討伐の報告を受け取ったニナ。 だが彼女の心は、問題の一つが片付いたことへの安堵ではなく、憔悴しきったトシローへの心配に傾いていた。 今にも消えそうな虚ろの幽鬼。老衰しているようにさえ見えるその姿。 参っている――かつてないほどに。 打ちのめされている――築き上げてきたその信条ごと。 ニナの目には、公務の関係で先程まで顔を合わせていた人間(ヒト)が常識を砕かれ、 縛血者(ブラインド)という存在を知り動揺する姿と、今目の前にいる部下の姿がひどく重なって見えた。 いつもの無表情で隠していても、彼女にはその裡に秘めた心の揺れが伝わっていた。 ――私がどれだけこの朴訥な男を見てきたと思っているのか。 そして、一応は気...
  • 灰と光の境界線を、 今こそ二人で探しに行こう
    発言者:アシュレイ・ホライゾン、ナギサ・奏・アマツ 闇と光の宿命にとことん振りまわされ、惑い続けた果てにアッシュとナギサが二人にとっての 「勝利とは何か?」という問いを見出し、至った人としての答え。 己の末路へと堕ちてついにかつて失った大事な温もりをその手の中に取り戻したアッシュ。 自らの腕の中で泣きじゃくるナギサの様子に懐かしそうに優しく語り掛ける 「相変わらず君は泣き虫だな、ナギサ。まるで昔に戻ったみたいでなんだか俺は懐かしいよ」 そんなアッシュに対して可愛らしい癇癪を起こしたように、ついに強がる事を辞めた彼女も堰を切ったように想いを語りだす 「うるさい、馬鹿ぁ……どうしておまえはいつもいつもそうやって……」 格好つけさせてくれないのと。 「私だって、頑張ったんだよ?ひとりぼっちになってから今度はまもれるようにって……」 「もう二度と...
  • 俺はおまえが誇らしくてたまらないんだ。天下に謳いあげたいほど、その輝きに救われている
    発言者:クロウ・ムラサメ 対象者:アシュレイ・ホライゾン 厳しい叱咤とは裏腹にクロウ・ムラサメが己を照らしてくれた強く優しい太陽である愛弟子に抱いていた気持ち。 目立つ才能など諦めないという精神的なものだけで身体的な適性もなく、先天的に争い事にどう考えても向いておらず グレイを金、アヤを銀とすれば石と評するしかない才能しか持っていないアッシュ。 しかし、それでもクロウ・ムラサメの心に後悔など欠片もなく、あるのは感謝ばかり。 自分の後継者はアッシュ以外にいないのだと心の底から思っていた。 確かに歩みは遅い、才気の光はない、だがそれがどうしたそんな優劣の物差しでこいつを測られてたまるかと強く思うのだった。 むしろアッシュの強さや素晴らしさがわからない審判者達こそ哀れだと。 何があっても、必ずついてきてくれること 自分の背を追う為に、必ず立ち上...
  • 地獄の先にも、花は咲くということを
    発言者:ラグナ・ニーズホッグ、リチャード・ザンブレイブ 立場も境遇も異なる、本来なら仇敵同士でしかなかった神殺しと使徒が親友となるきっかけとなった、同じ願い。 神殺しにより兄を殺され、仇を討つべく使徒となったリチャード。 今まで自分が感じたことがないほど今も煮え滾る強い憎悪と殺意は、たとえ報いを与えても未来永劫消えることはないだろう。 元より他者を信じることを強さとする彼にとって、他者を憎み続けることはあまりに苦しい生き方だ。しかし、襲い掛かってきた運命はリチャードに他者を轢殺する(仇を討つ)道を歩むことを強いてくる。消えない憎悪はそんな道しか示してくれないから。 けれど―――、本来の優しさがその選択に否を告げている。本当にこれでいいのか(・・・・・・・・・・)、と。 「血の連鎖を肯定していいのか?殺して終わりで十分なのか?復讐は何も生まないから...
  • 生まれた時から、秋月凌駕の妹をやっているんだもの
    発言者:秋月高嶺 対象者:マレーネ・フランケンシュタイン マレーネ「強いな……高嶺は」 高嶺「生まれた時から、秋月凌駕の妹をやっているんだもの。少しは、ね」 マレーネルートの終盤、何の関係もない一般人でありながら超人たちが殺し合う絶望的な状況に巻き込まれてしまった高嶺。 事情を説明し、兄妹を危機にさらしてしまう事態になってしまったことをマレーネは高嶺に謝罪するが、なんと彼女はマレーネを責めるどころか逆に兄の命を救ってくれたことに感謝し、マレーネの境遇を気遣う優しさを見せる。 緊迫した状況であるにもかかわらず普段と変わらないその心の強さをマレーネに賞賛された際に、彼女が何気なく口にした言葉である。 一見すると高嶺の物分かりの良さと優しさが兄譲りのものであることを示す台詞なのだが…… 「ああ、高嶺ちゃんねえ……一生懸命背伸びして合わせようとして...
  • 私は結局、人類を愛してなどいなかったみたいだよ
    発言者:ヨハン・エルンスト・エリアス・ベスラー 対象者:秋月 凌駕、緋文字礼 自分よりもよほど人類の可能性を信じている凌駕と礼と言葉を交わして ずっと忘れていた、ただ時計が規則的に動く様を眺めているのが好きで───歯車はずっと回っていて欲しいのだと、 そう思った事から自分は科学というものに魅入られたと思い出し告げた、ただ一人の孤独な科学者、ヨハン・エルンスト・エリアス・ベスラーとしての言葉。 最後の激突を前にオルフィレウスは告げる――― 『ああ、そうだ最後に一つ訂正しておかなくてはならないな』 『私は結局、人類を愛してなどいなかったみたいだよ』 『全ては時計を回すため。それを成してくれる強者だけを、認め待ち望んでいただけだったらしい』 『真理にもまた課題がある。命の答えは一つきりではなかったのだ。 他者との激突で如何様にも変化し、...
  • ……あたしの夢って、なんだろうね?
    発言者:ケイトリン・ワインハウス 対象者:アンヌ・ポートマン かけがえのない親友を守るために、ちっぽけな人として勇気を振り絞り怪物達に立ち向かおうとしたアンヌ。 白い杭によって救われて、恐怖で震えへたり込む少女の身体をそっと抱き締めながら、ケイトリンは アンヌが知らぬ間に心惹かれるような「強さ」を身につけていた事を認めて…… 同時に、現実に抗ってきたつもりでいて、本当は一歩も進めていなかった自分自身に気づいてしまった。 そして彼女は、疲れ切った老女のように、手を伸ばして得たはずの特別な道でさえ望みとは違っていたと、 だが、それでも現実に止まり続けることだって辛くて息苦しかったと、静かに思いの丈を吐露し始める。 ――その中で、彼女は吸血鬼というものに己は本当になりたかったのか? そう、煌びやかな神秘に幻惑されて、ずっと見えなかった本音に近づいていった……...
  • どうして、自分はいつもこうなのでしょう。 大切な殿方の傍にいるという願いさえ、叶えることが出来なくて……ッ
    発言者:アヤ・キリガクレ 「どうして、自分はいつもこうなのでしょう。 どうして、こんなにも愚かで無意味なのでしょう。 非力で脆くて、何も出来ない木偶の坊。 大切な殿方の傍にいるという願いさえ、叶えることができなくて……ッ」 ミステル√、三国の兵が入り乱れる戦場で、憂いに表情を翳らせ、必死に姿を消した想い人の姿を追い求めながら…… 続く激戦により負傷し、過去(むかし)と変わらず、かつての主と彼が殺し合う光景に抗する事が出来ず、 今また己の手を伸ばすことが叶わなかった――そんな無力感と絶望に苛まれた縛鎖姫(アンドロメダ)の嘆き。 突如、アッシュが脱走兵として扱われ、生死問わず連行せよという軍命に動揺し―― 涙の痕を隠しながら、気丈に振舞う彼女を見守るしかなかった青年は…… 胸の中がぐちゃぐちゃになるような、形容しがたい情動を秘め隠し、いつも3人(・・)...
  • 誇ってくれよ、トシロー。いい気分だったと言ってくれ。俺は、そんなおまえからこそ……この字を勝ち取りたい。……誇りたいんだよ、頼むよ
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ これまで各ルートで露となっていたアイザックの“三本指”への執着心。 しかし……グランド√において、怪物との殺戮劇の果て、瀕死の体の彼が譲れぬ信念を叫んだ後、友に語りかける言葉は……それまで見せたことのない、切々とした想いの吐露であった。 そしてその傷に塗れ弱り切った姿は、友の擦り切れてしまった過去の痛みを疼かせる。 本編より 「そうさ、だから……誇ってくれよ、トシロー。いい気分だったと言ってくれ。三本指(トライフィンガー)だった時間を、肯定してくれ。 あの瞬間のおまえこそが、純然たる本質ってやつだろう? 俺は、そんなおまえからこそ、この字(あざな)を勝ち取りたい。誇りたいんだよ、頼むよ……!」 「……矛盾しているな、アイザック。自分は嫌だと言いながら……俺にだけ、過去を認めろと言うのか?」...
  • 本気でぶつかり合うからこそ、命ってのは輝くんだよォッ!
    発言者:イヴァン・ストリゴイ 対象者:ネイムレス 加速度的に強化されていくネイムレスの猛攻で満身創痍になりながらも、出てくるのは「つまらない」という呟き。 人類は人類と争うべきであり、感情を持つ相手だからこそ、そこに何かが生まれてくる。 しかしネイムレスはどこまでいっても冷たい機械であり、それには当てはまらない。 イヴァンが抱く闘いへの想いを、それを否定する存在であるが故に在る事が耐えられないモノ(・・)のネイムレスに言い放った台詞。 以下本編より 「テメェの設計図に、徹底して足りないものを教えてやるよ。それはな、闘うことに通じる美意識(・・・)だ」 「人間は胸に来る殺し合いが好きなんだよ。どれだけ否定したとしても、俺には分かる・・・・・・ずっと見てきた。 英雄同士の決闘は胸に来るほど綺麗だろう? 醜く肥えた豚どもを、強者が断罪するのはスカッと来...
  • すまない、小麗。おまえを救えなかった……
    発言者:ナドレック 加護ルート、強大な個としての能力者としての自負心によって、組織の力に敗北した傭兵二人組の末路と…… 部隊を抜けながら、結局は生きた妹を守ることができなかった兄の無念を絞り出した言葉。 暴走する加護から“ザ・シックス”の能力者を遠ざけるように現れた虎一と虎二の二人組の超能力兵士。 バロック能力者を追ったウォーゼル、姿を消したナドレックを欠き、クラリッサは単独で虎一と対峙するが…… 能力の性質、戦士としての相性から彼女は劣勢を強いられ――肉体は限界近くまで追い詰められた。 高度な武術と超能力を組み合わせ、相手の反撃を悉く潰す接近戦のエキスパート。 容易く胴体を破砕できる一撃を倒れ伏すクラリッサに向ける虎一は嘲るように告げる――― 「一人じゃ所詮この程度。群れて粋がるなぞ雑魚のすることだろうがよ。 無力な者は強者にただ奪われ、蹂躙...
  • どうして覚醒しないんだ?
    発言者:ファヴニル・ダインスレイフ 自分の挨拶代わりの攻撃で死んだ兵士達に対して向けられたファヴニル・ダインスレイフの純粋な疑問の言葉。 「大好きな英雄基準で人間すべてをはかりやがって、この度し難い理想主義者がァァァ!」 三つ巴の戦いの中において猛威を振るうダインスレイフ。そんなダインスレイフの攻撃で犠牲となっていく兵士達、そんな兵士達にダインスレイフは疑問の言葉を投げかける── 「おいおい、お前ら何してんだよ……どうして覚醒しないんだ?挨拶代わりで死ぬなよなァ」 「英雄みたいに輝けよ。今からみんなで限界を超えようぜ、本気でやってみようじゃねぇかッ」 と。今更改めて説明するまでもないが覚醒(まだだ)などという行為は普通の人間は出来ないものである だがダインスレイフはそんな常識など意にも介さない。他ならないただの屑だった俺がここまでなれたのだ...
  • 大切だから、黙っていたこと。それが……私の罪です
    発言者:ルーシー・ミルドレッド 対象者:トシロー・カシマ 『AFTER THE RAIN』より、いつも笑顔を絶やさず客達を迎えるルーシーが唯一抱えていた暗い秘密……その懺悔。 ――トシローは店主の少女に招かれ……一人『ノーマ・ジーン』の見かけ年季の入った扉を開ける。 『カサノヴァ』が焼き尽くされてから一月、『ノーマ・ジーン』は新たな主の意向により、 失われたカサノヴァ、その雰囲気を可能な限り似せるよう作られていたが、懐かしいはずのその風景には……どうしても埋まらない存在(もの)があった。 「アイザック……」 トシローが呟く、カサノヴァの店主であり、紛れもなく親友と呼べた男の名。 軽薄な笑みを絶やさないバーテンダーの姿は、炎に焼かれもう見る事は叶わない。 「信じられませんよね。私もです、トシロー様。 またここで待っていれば、ひょっこりご主人...
  • 男の子なんだよォ、ユメに焦がれてんだそいつを目指して何が悪い……ッ!
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 「判ったろ、トシロー……俺は、そこで良しと思えない」 「自分はこう(・・)で、そう(・・)生きて。死ぬまで思い描いた理想図で在らなければ、我慢できないんだ」 「失敗した者こそ起用しろ? 冗談、そんな一度でも欠けた奴、なんで重んじなきゃいけないんだ」 「やると決めたら、やりぬく。女を守り抜いて、忠誠を貫き通す。一度だって失わせない」 「失敗したからこそ学べたなんて───絶対に、吐いてたまるか」 グランド√、アイザックは自分の死を悟り、トシローに「失敗してもいい、最後に立ち上がることが出来れば」と語り、自分の代わりに生きてくれと託す。 ……が、それはトシローが慰めとして望んていた言葉であり、アイザックそしてトシロー自身は「失敗したくなかった」が本音である。 理想の自分でいた...
  • 自分はこう生きて、こう死ぬ。最初にガツンとそう決めて、後は徹頭徹尾その通りに生きてないと……我慢できないかい?
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 「そうさ……俺達は、きっと駄目なんだ。“ただ生きている”事に耐えられない。 だらだらと惰眠を貪って、毎日が平穏ならそれでいいって考えの対極だよ」 「自分が斯くある何某かでないと、生きる意味を見出せないんだ」 これが、俺の価値だ 俺は、このために生きて、死ぬ 目標が欲しい。大義が欲しい。理想を目指さなければ窒息してしまう ―――だから、俺は 思い描いた道を追わなければ、生きられない。 それが叶わないのならば、元より生きていたくなど──ない。 自然と口を衝いて出た言葉が、驚くほど容易くその後を繋ぐ。 思考などしていない。断じて、誓ってもいい。 俺はアイザックが次に言うであろうことなど予想もしていなかったのだ。 グランド√、焦...
  • 今なら良くわかるの。どうして両親が誠実に生きなさい、って言ったわけが
    発言者:青砥 美汐 対象者:秋月 凌駕 美汐√エピローグ――― 誠実に生きても世の中は理不尽だらけで報われるとは限らない。ほくそ笑むのは悪党で善人や正直者は馬鹿を見るのみ。 両親の死を契機にそう思い、誠実に生きれば報われるなどと教えた両親を恨んでいた美汐が自らも母親となり、告げた言葉。 世の中は理不尽だらけで報われるとは限らない、そんな事は他ならない幾多の荒波に揉まれてきた親自身がわかっている。 ましてや美汐の父親は政界などという魑魅魍魎が渦巻く世界で生きていた以上 それこそもっと強かに生きて誰かに傷つけられることも無く勝ち続けることとて出来ただろう。 だが親になることで子どもに願うのはそんな強者や勝者になって欲しいというものではないのだと美汐は気づいた。 「どうかいつも、可愛らしい笑顔を咲かせて欲しい」、「いつだって、真っ直ぐな気持ちで居てほしい」 そん...
  • 私は確かに哭いていた────哭いていたのだッ!!
    発言者:アレクサンドル・ラスコーリニコフ 対象者:名も知らぬ二人の少女 自分は人間ではなく無謬の歯車であると、少数の嘆きを轢殺してでも、全体幸福に尽くすことを己に課して 泣くべきなのは、泣いていいのはそうして己に磨り潰された者達や助けを求めた人達であり…… 自らは断じて泣いていいような人間ではないとし、己を救いようの無い愚物だとしていたアレクサンドルの 本当はそうして嘆く人々達をこそ自分が救いたかったこと、嘆く人々を救えぬことに涙していたただの人間にすぎなかった という己がイドへと向き合い、彼が真理の階へと至ったことを示す台詞。 アレクサンドルは、妹の涙を置き去りに暴れ狂うアポルオン(ハインケル)を静かに見つめる。 表情は依然変わらない。しかし、その昏い瞳の底では、荒れ狂う深海の潮流にも似た激情が渦巻いていた。 「守りたかった……のだな」 な...
  • 信じているとも、君は必ず立ち上がる
    発言者:アポルオン 対象者:秋月 凌駕 敵であるアポルオン(正確にはその操者であるオルフィレウス)から、主人公である凌駕へとかけられた狂的なまでの期待と信頼の込められた言葉(猛毒)。 落伍者などに足を引かれておらずにさあいざ真理へ向かって飛翔するのだ。 君は凡俗共とは違う稀有な魂を持つ紛れも無い私の同属なのだからと凌駕へと告げるアポルオン。 そんなアポルオンに対して凌駕は告げる、 超越者に従い流されるのではなく己が意志を貫くこの行為こそが目の前の存在を喜ばせてしまうのだろうと半ば判りつつも 「誰がお前になど従うか、俺は俺の意志で敵を決めてそいつを砕く」と。 そうして戦いを開始して、性能差によって劣勢に陥る凌駕にアポルオンは告げる 後進を導く先達のように優しく、輝装段階ではどう足掻いてもこれには勝てないと。 そうしてさあならばどうすると期待を込めて言葉...
  • 誰かと道を共にすることはあっても、決して“絆”に融けたりはしない! 人間が孤独な存在であることを……決して忘れ去ったりはしない!
    発言者:神代直 俺は、幸先輩との事を何かのせい(・・・・・)にするつもりはないんだ。 不可抗力とか、運命とか、仕方なかったとか……そんな下らない言葉を、あの人の死に持ち込むつもりはない。 俺(・)だ。ここにいる俺が決めて、この手でやったことなんだ。 幸先輩の死は、俺ひとり(・・・・)だけが背負えばいい。他人にどうこう決めさせたりやしない。 『最終章・ひとり』より、己が信じた「直にいちゃん」を取り戻すために……別の未来からの仲間(・・)の援護を受け、異能(バロック)の限界を超えた力を引き出す優理。 そんな、「絆」を得て己を圧倒する優理の姿を直は眩しく見つめると同時に――― この最後の局面で立ちはだかったのが、悪逆の敵などではなく「仲間」だという事に、寂しさにも似た感慨を覚えていた。 密度の高い時間を、苦楽を共にしてきたはずの彼...
  • 強く優しい片翼のようにはどう足掻いても生きられんよ……
    発言者:ヘリオス 対象者:アシュレイ・ホライゾン グランド√において自分を止めるべく伝えてきた己が比翼の言葉を受けてのヘリオスの言葉。 アッシュに対する敬意、自分を塵屑だと卑下する点、自身の愚かさを承知の上でなお止まれない光の宿痾が表われた台詞である。 互いに対して友誼と敬意を抱いたままについに激突する海洋王(ネプトゥヌス)と煌翼(ヘリオス)。 そうしてアッシュは告げる、こうして俺に力を貸してくれる人達の存在こそお前の理想郷を認められない人達がいることの証だと。 今響いている絶叫こそがお前の目指す未来(まつろ)なのだと。決して救世主を憎悪し、否定をするのではなく ただただ、馬鹿をやろうとしている友を止めようと真摯に想いを伝えていく。 しかし、そんなアッシュの言葉を受けてもヘリオスは止まらず負けじと想いを告げる 「だから止まれと?ふざけるな」 ...
  • 台詞/Vermilion
    トシロー 「目を覚ますがいい、魔人に焦がれし童たち。滅び去るがいい、怪物を気取りし愚者どもよ」 「仕事だよ、成り立てへのガイダンスだ」 「それほど吸血鬼になりたくば、どんな痛みにも慣れてしまえばいい。だが、そっちには何も無いぞ───進むのは、やめておけ」 「牙をへし折り、這い蹲らせて血を流させる。──喜べ、敗北をくれてやる」 「俺には理解できん……なぜ、そうまで容易く己の舵を手放す事ができる?」 「俺は……この娘を救うという建前の元、その運命とやらにただ意趣返しを……一矢報いる復讐戦を挑みたいだけなのかもしれん」 「我は一振りの刀にて、主君を守る誉れ高き武士と成らん」 「ならば、そのような道など……縛りなど、俺は要らぬ! 美影は美影、天にも地にも代わりなどおり申さぬ!」 「いいのだ……これで俺は、お前を生涯離さずにいられるのだから」 「吸血鬼だと……化物だと…………許さん、許さんぞぉォ...
  • ひれ伏せ人間───血袋の分際で頭が高いぞ
    発言者:???? 対象者:アリヤ・タカジョウ 命の炎が今にも消えかけた、その絶望と焦燥……よく理解できるぞ。あの時の(・・・・)俺もそうだった。 だがそれこそが……真の不死者として覚醒する瞬間だったのだ。ただの吸血者(ブラッドサッカー)から吸血鬼(ヴァンパイア)へと聖別された瞬間だ…… 鎖を引き千切り、魂を開放しろ!闇夜に吼え猛る吸血鬼(ヴァンパイア)となれ! 発言者の代名詞にして決め台詞、そして自分を上回る達人級の戦闘者達を前にしても退かない、彼にとっての矜持、吸血鬼像が現れた台詞。 共通ルートにおいては、三本指(トライフィンガー)を名乗る謎の包帯男が窮地にあるにもかかわらず、 闘いの技術において明らかに格上である白い杭(ホワイトパイル)の少女に対し、圧倒的な気魄と共に言い放った。 特殊な打撃を打ち込み再生を鈍らせ、無数の小型爆薬を仕...
  • お前達は迷惑なんだよ
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:カグツチ、クリストファー・ヴァルゼライド 光のために未来のためにと輝きを愛して前へ進むことしか知らない可能性の明日を奉じる英雄譚の担い手である雄々しく輝かしい勝者である二人のお馬鹿さんへと告げた その輝かしく素晴らしい覇道にすり潰された砂粒である懐かしい昨日をこそ奉じる勝者の輝きを砕く逆襲劇の担い手であるゼファー・コールレインが告げた言葉。 報いるだの涙を笑顔に変えるだのそんな事を犠牲者(おれたち)は別に望んでない、お前達は凄いと認めるからどこか関わりのない遠くでやっていてくれという弱者の強者へと告げる本音である。 雄々しき信念を語り、「そんな様が憐れなんだ」と対抗する自分達がいることが 敵が強いことが、超えるべき壁が存在することがうれしくてたまらないと言った様子のカグツチへとゼファーは告げる 「間違いを粉砕しなけ...
  • この命を燃やすことで世界に刻み込んでやるのさ。そうとも俺は、敗残者に目覚めて欲しいんだよッ!
    発言者:ファヴニル・ダインスレイフ 対象者:アリス・L・ミラー、ミステル・バレンタイン かつてどこにでもいるような小悪党だった状態から、真実本気で一片の迷いなどもなく全力で生きていた雄々しき英雄に魅せられ 竜へと脱皮を果たした男であるファヴニル・ダインスレイフの本気すぎて逝かれてはいるが真摯な願いの込められた台詞。 救世主により力を増す灼烈恒星(アルカディア)とその加護を受けて強大になっていく光の亡者。 そんな状態の自分を相手取る二人を相手にダインスレイフはその粘りを賞賛して告げる 「いいぞ、思ったより粘るじゃないか。どうだ本気か?成長したか?限界点をいくつ超えたよ?」 「強くなるのは最高だよなァ、気持ちよくてたまらんだろうが。ならばもっとそうもっとだ戦死者の魂を導く戦乙女よッ」 「アバズレならそれらしく、あらゆる英霊を貪りつくしてより強大に肥えるがい...
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