生きるも死ぬも勝手にするから、迷惑なんだよ関わるな。明日だの何だの目指せばいいだろ……二人で乳繰り合ってろよ!

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  • 生きるも死ぬも勝手にするから、迷惑なんだよ関わるな。明日だの何だの目指せばいいだろ……二人で乳繰り合ってろよ!
    発言者:酔っ払いと意気投合した負け犬の金持ちの御曹司 光に憧れながらも自分はそうはなれないと諦めた負け犬として、敗者として、正しい道や規範を知りながら それでも自分には無理だと開き直るゼファーと意気投合して、開き直ったルシードが叫んだ本音。 天を呪い吠え続ける狼にも、埋まらない空虚さを抱える凡人にも、失ってきたものばかりへ愛を捧げ続ける詩人のようにも思えるゼファー。 彼は語る、光り輝く勝者に対して自分達敗者が惨めなのは当然なんだと、だからもうそれで良いじゃないか、お前達はスゴイって認めるから放っておいてくれよと。 そんなゼファーの言葉を聞いてルシードは彼に底知れない何かを感じながら問いかける、 それでも光そのものみたいな立派な勝者に選ばれてしまったらどうすればいいのかと。 そう問いかけるルシードに対してゼファーは笑いながら告げる 「ごめんなさい、許...
  • 台詞/シルヴァリオ ヴェンデッタ
    ...るんでしょう?」 「生きるも死ぬも勝手にするから、迷惑なんだよ関わるな。明日だの何だの目指せばいいだろ……二人で乳繰り合ってろよ!」 「ふみふみ、と」 「あなたに恋をした花よォォォ!」 「勝ち目が出来たということと、だから挑戦することは全く別の概念なんだ」 「ただ、愛しただけだろう。自分以外の誰かのことを、尊いと思うことの一体何が悪いと言うんだ!」 「それがレディの願いなら、仕方ないな。ではもう少しだけ意地を張ってみるとしますか……」 「情けないと、素直に思った。それだけさ」 「それって“誰”だよ」 「二人の幸せを願うのは、とても当たり前のことじゃないか」 「矛盾だらけの信念をぺらぺら口にしてんじゃねえぞォォッ!」 「ゼファー、もう止めよう――贖うなんて大嘘は。似合ってないぜ? 君、ヘタレなんだしさ。いいから全部丸ごとぶちまけちゃいなよ」 「中途半端なロリババァ!」 ヴァルゼライ...
  • お前達は迷惑なんだよ
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:カグツチ、クリストファー・ヴァルゼライド 光のために未来のためにと輝きを愛して前へ進むことしか知らない可能性の明日を奉じる英雄譚の担い手である雄々しく輝かしい勝者である二人のお馬鹿さんへと告げた その輝かしく素晴らしい覇道にすり潰された砂粒である懐かしい昨日をこそ奉じる勝者の輝きを砕く逆襲劇の担い手であるゼファー・コールレインが告げた言葉。 報いるだの涙を笑顔に変えるだのそんな事を犠牲者(おれたち)は別に望んでない、お前達は凄いと認めるからどこか関わりのない遠くでやっていてくれという弱者の強者へと告げる本音である。 雄々しき信念を語り、「そんな様が憐れなんだ」と対抗する自分達がいることが 敵が強いことが、超えるべき壁が存在することがうれしくてたまらないと言った様子のカグツチへとゼファーは告げる 「間違いを粉砕しなけ...
  • 英雄め、バケモノ共め!勝手にやってろもうたくさんだーー!
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:クリストファー・ヴァルゼライド 愛する民を守らんがために宣誓と共に胸を張って雄々しく戦う英雄と二人の魔星の死闘を見ての、 主人公であるゼファー・コールレインの台詞である。 才能はあれどその才能に見合った精神性は持たなかった故に流されて擦り切れて、それでも守りたい子が出来たからと 今にも泣き叫びたいような恐怖を抱きながらも、地位も名誉も真実たった一つの大切なもの以外総て捨てて、彼にとって絶対の強さの象徴であった相棒さえも倒したゼファー。 しかし、そんな彼の前に立ちはだかったのは「勝利からは逃れられない」とライターに告げられるかのようなまた次の試練であった。 そうして大切な者の命さえも降臨した救世主に任せるしかない状況の中、英雄と怪物の死闘に巻き込まれた哀れな犠牲者の残骸を見た瞬間にゼファーの心は決壊した…… ...
  • 好いたり惚れたりなんてのは、どうやら光のお気に召さない感情らしい
    発言者:ケルベロス 対象者:アシュレイ・ホライゾン 恋人相手に照れたり、恥ずかしがったりなどという、 英雄では決してありえなかったアッシュの様子により、憎悪が薄れていくことを感じたケルベロスの発言。 アッシュがボロボロに擦り切れながらもずっと抱き続けたのは、あの日の少女に対する想いであった事を考えると元凶が最初の選択から失敗していることが窺える発言である。 所詮愛を知らぬホモである だがそれはそれとしてレインルートではその愛も計算に入れたことをしていた。かーっ、ぺっ! 自らの持つ衝動に引きずられて両者共に常ならぬ喧嘩腰の態度により一触即発の空気となるアッシュとケルベロス。 しかし、そんな状態の中他ならぬアッシュの愛する女性であるミステルの仲裁により、場の空気を弛緩していく。 そうしてしっかりと手を握り合う二人を見ながらケルベロスは問いかける「無粋な事を聞くが...
  • これは、俺自身の問題なんだ。俺が、あんたを……直にいちゃんのことをどう思っているのか。ただそれだけの話なんだよ
    発言者:日下部優理 対象者:神代直 「おまえは結局どうしたいんだよ、優理!?」 「さっさと幻滅して立ち去れよ! 俺はおまえの考えてるような奴じゃねえんだって、いい加減に分かれよ馬鹿野郎がッ!!」 「わかるかッ……わかってたまるかよ!!」 「あんたの言っていることは受け入れられないッ……認められるわけがないだろうがッ!!」 「だから……取り消せよ。幸ねえちゃんを見捨てたなんて、 そんなこと……直にいちゃんがするはずはないんだって」 星海の存在からの使者となったナーラを前に、「愛する人を自分の意思で見捨てた」 ………「普通の人間」として、その答を告げ、選別という名の滅びを食い止めようとする直。 その言葉に対し、優理は疑いのない信頼と憧憬を視線に宿し、 「あの日体を張って俺達を守ってくれた直にいちゃんはそんな事をしない」 「...
  • 本気でぶつかり合うからこそ、命ってのは輝くんだよォッ!
    発言者:イヴァン・ストリゴイ 対象者:ネイムレス 加速度的に強化されていくネイムレスの猛攻で満身創痍になりながらも、出てくるのは「つまらない」という呟き。 人類は人類と争うべきであり、感情を持つ相手だからこそ、そこに何かが生まれてくる。 しかしネイムレスはどこまでいっても冷たい機械であり、それには当てはまらない。 イヴァンが抱く闘いへの想いを、それを否定する存在であるが故に在る事が耐えられないモノ(・・)のネイムレスに言い放った台詞。 以下本編より 「テメェの設計図に、徹底して足りないものを教えてやるよ。それはな、闘うことに通じる美意識(・・・)だ」 「人間は胸に来る殺し合いが好きなんだよ。どれだけ否定したとしても、俺には分かる・・・・・・ずっと見てきた。 英雄同士の決闘は胸に来るほど綺麗だろう? 醜く肥えた豚どもを、強者が断罪するのはスカッと来...
  • 美学や哲学なんてのは、所詮正論を全うできなかった連中の戯言だ
    発言者:イヴァン・ストリゴイ 対象者:緋文字礼 「……どうやら、俺の知らない間に一皮剥けかかっているようだなァ…… けど、まだだ……いい具合に汚れてきちゃあいるが、まだその過去(よごれ)に馴染んじゃいない……」 「当ててやるよ。どうせ人生の答だの、犯した罪だの償いだの、色々悩んでるんだろ? ハッ……つくづくクソ真面目なんだな、お前さんはよ。そんな御立派な図体を抱えて、まだ(・・)そんな青臭い悩みを引きずってるなんてな……」 機械兵との死闘の後……死の足音が間近に迫ったイヴァンが、再会した“戦友”の未だ揺れる心を見抜き――― “人間はこう生きるべきなんだなんてのは餓鬼の頃から聞かされて育っている” 『隣人を愛せ』『他人に迷惑をかけるな』『手を取り合って歩め』というどの国や民族でも必ず聞く教え……これこそが反論の余地のない正論であり、自分達のような人間は結...
  • 往けるものは、征くべきなのだ
    発言者:カグツチ 対象者:ゼファー・コールレイン 自分達と伍するようになれるだけの力を得ながら、“勝利”を追い求めることなどもう辞めたと告げる どこまでもちっぽけな大衆の中の一人で良い、傍に大切な人達がいてくれることこそ自分の幸せなのだと主張する 過去の足跡を愛する逆襲劇の担い手であるゼファー・コールレインへと告げた どこまでも光のために未来のために進み続ける英雄譚の担い手であるカグツチの言葉。 過去作でも描かれた雄々しく未来を求め、勝者足らんとするラスボスの雄々しき決意の宣誓である。 恥と悔恨……傷だらけのものでも自分の人生を素晴らしいものだったのだと、身近にいる大切な人達と出会えた幸福への感謝と共に そんな大切な過去を守るためにこそ俺は貴様らを滅ぼすのだと告げる冥王に対して、雄々しく未来を求め続ける神星は苦笑しながら問いかける。その想いはどうなのか?と ...
  • この人たち何なのだろう?ちょっと頭のおかしい、あるいは足りないお馬鹿さん?
    発言者:マイナ・コールレイン 対象者:初代お馬鹿さん、原初のお馬鹿さん だから、興味がないというのよ。 大切な他人と築くは、削り合いながらも高め合うという試練(・・)だけ。 すなわち愛しい艱難辛苦(・・・・・・・)。それ以外には興味なし。 ――お似合いよ、あなた達。宿敵(ともだち)と好きなだけ踊っていればいいのだわ。 魔星の素体として選ばれて殺された哀れな犠牲者として自分を背負うべき涙として勝手に二人で盛り上がっている ヴァルゼライドとカグツチの様子を見ての死想恋歌(マイナ)の感想。いいえ、ちょっとではなくすごい頭のおかしいお馬鹿さん達です 敗者を生み出し続ける覇者二人の言葉を聞きながら彼女は思う。悪趣味だなぁと。 けれど、そんな彼女の心情を知らずに二人の頭がおかしい人は勝手に二人で盛り上がり続ける 「これ以上は容認できん。我らの生贄は彼女...
  • ……あたしの夢って、なんだろうね?
    発言者:ケイトリン・ワインハウス 対象者:アンヌ・ポートマン かけがえのない親友を守るために、ちっぽけな人として勇気を振り絞り怪物達に立ち向かおうとしたアンヌ。 白い杭によって救われて、恐怖で震えへたり込む少女の身体をそっと抱き締めながら、ケイトリンは アンヌが知らぬ間に心惹かれるような「強さ」を身につけていた事を認めて…… 同時に、現実に抗ってきたつもりでいて、本当は一歩も進めていなかった自分自身に気づいてしまった。 そして彼女は、疲れ切った老女のように、手を伸ばして得たはずの特別な道でさえ望みとは違っていたと、 だが、それでも現実に止まり続けることだって辛くて息苦しかったと、静かに思いの丈を吐露し始める。 ――その中で、彼女は吸血鬼というものに己は本当になりたかったのか? そう、煌びやかな神秘に幻惑されて、ずっと見えなかった本音に近づいていった……...
  • ああ、全部な。俺は軍人には向いてない。笑えるだろう?こんな男が新世代の星辰奏者なんだから
    発言者:人狼 対象者:クロウ・ムラサメ グランドルートにおいて、クロウ・ムラサメの回想で登場する一言。 新西暦1022年―――星辰奏者(エスペラント)の登場により、戦場の有り様は激変した。 銃の開発が弓兵を時代遅れとしたように、只人は帝国軍における主戦力の地位を星辰奏者(エスペラント)に追いやられつつあった。 その身に星を操る才能を宿すこともなく、ただ剣士として生涯を過ごしてきたクロウにとってもそれは同じであったが、それでも己が有用性を示すべく、犬のように汚れ仕事を求めて駆けずり回る姿勢と鍛え上げた剣の腕によって、只人としてはそれなりの評価と稼ぎを得る事となる。 それ見た事か、人造の超人など斯様なものよ、他愛なし――。 そうして勢いづいた彼は自らの性能を見せ付けるべく、星辰奏者(エスペラント)との合同作戦に意気揚々と参加し、そこで本物(・・)と遭遇...
  • 顔見られたから、死んでくれ
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:帝国軍戦車兵 天秤部隊の星辰奏者三人を、発動した自身の星光で一掃した直後。 これだけの騒ぎを起こし、さらに星辰奏者(エスペラント)が死んだとあれば程なく捜査の手が入ると予想し、すぐに退散しようとした瞬間。 響く銃声に、彼はゆっくりと振り返る。 そこにいたのは、先の増幅振(ハーモニクス)で脳にダメージを与えた戦車兵の生き残り。 鼓膜から血を垂れ流しながらも、瀕死の姿で這い出してきた、その顔は。 「ああ────なんだ、あんた、戦車兵だったのかよ」 ほんの少し前、昼頃に会話を交わした人物で・・・ ――すまんな、だがこうして脅せば不慮の事故も減るのだよ。 ――よって、そう縮こまらずともいい。何もお前個人を疑っているわけではないのだからな。 ――そう卑下するな、同じ帝国民ではないか。今や職に貴賎はな...
  • あたしの愛じゃダメなんだ! 忠誠じゃなきゃ、あいつ……一歩も進めないんだよ!
    発言者:シェリル・マクレガー 対象者:ニナ・オルロック おい、ちゃんと聞いてるのかそこの自称無粋者の黒コート エレコーゼの派閥に属する藍血貴(ブルーブラッド)殺しに始まった、フォギィボトムでの陰謀劇。 疑いをかけられた公子ニナの剣、トシロー・カシマは夜警の任を罷免され…… 身動きの取れなくなってゆくニナを尻目に、北米西部鎖輪の中枢では、勢力を伸ばす暴君バイロンと、 バイロンの『柩の娘』を奪い取り公子の座も奪わんと欲するヴァネッサとヴァンらが毎夜暗闘を繰り広げ、反動勢力駆逐の名の元、統制の利かぬ暴力が街を支配し始めた。 そして、陰で三本指(トライフィンガー)を名乗る謎の男は、その権力争いすらも利用し自身の宿願を果たさんと猛る………。 ―――ホテル・カルパチア。 ニナ・オルロックはこの鎖輪(まち)が、父ベラから託された遺産が、 野心と暴力によ...
  • だから――好きにすればいい。
    発言者:美影、アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 惑い揺れ、傷だらけの己の軌跡を振り返り、 相対的な現実の中、唯一の解を得る事も、我侭を可能とする力もないと……もう、己はどうすれば判らぬと嘆く男。 そんな不器用な男に、彼にとっての安らぎ(愛)と修羅(憧憬)が贈る、身勝手で、そして思い遣りに満ちた、言葉。 内面世界での魂の対話…… 憧れに揺れ続けていたと、無い物ねだりをしていたと、その“普通”の事実をトシローへと伝える美影。 そして、微苦笑を口元に浮かべながら、彼女の言葉を、 自分達が厭いしかし捨てきれなかった“人間”の在り方だと言葉を継ぐのは、願いを託したアイザック。 そのまま……… 今も感じる、トシローという人間に対しての「真実の想い」を語り出す――― 『共に杜志郎様の事を想っていながら、かける言葉も、願いも……...
  • 台詞/シルヴァリオ ラグナロク
    ラグナ 「地獄の先にも、花は咲くということを」 「彼岸花や鳥兜に迫られても普通は困るぞ?自重しろ」 「人間は可能性の塊だ。勇気と気力と夢さえあれば、大概どうにかなるんだよ」 「知ったことか!」 「だからまあ、なんだ……お前の方も無事でよかったよ、リチャード」 「よし、離せリチャード。俺はこいつらに焼きを入れる。男の沽券を示してやらんといかんからそこに並べ! 今すぐ並べッ!!」 「あれが悪女だ」 「答えろ、糞ども。こいつに何をしやがった」 「よう、戦友――今から最後の質問だ。貴官の所属を言ってくれ」 「世間知らずの餓鬼が、スリル満点の戦場に憧れているんじゃねえんだよッ!」 「まだだ、まだだ、まだまだまだまだ、まだまだまだまだまだだッ!貴様が死ぬまで終わりはない――!」 「殺したくないなんて、馬鹿げた想いを抱いたりしなかった。その時点でもう、終焉吼竜はとうの昔に牙を抜かれていたんだよ」 「...
  • 見ろよ。圧勝できてねえだろうが……ッ
    発言者:ゼファー・コールレイン 対象者:天秤部隊星辰奏者 「それなりの精鋭」である天秤部隊(ライブラ)の星辰奏者(エスペラント)三人を相手取って、ゼファーが漏らした台詞。 三対一という窮状にありながら生き延びている。鋭敏な反射、身につけた技巧、天秤に伍するどころか一部分では勝っているその戦闘力。 仮に一対一であったならば勝利していたであろう実力を、帝国軍においても上位に位置する力を、その手に持っていながらかつての人狼は自分を弱者と規定する。 大した力を持っていないから、人間を両断することさえ(・・)出来ない。 人智を超えたスピードもないから、一瞬で敵を葬り去ることすら(・・)不可能。 鋼のような防御力がないから悠々と迎撃できる余裕も無し。 小細工(テクニック)に頼っている時点で笑い者。技巧派? そんなの正面から敵を打ち砕けない雑魚だろうが。 この程度の力では、...
  • 自分はこう生きて、こう死ぬ。最初にガツンとそう決めて、後は徹頭徹尾その通りに生きてないと……我慢できないかい?
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 「そうさ……俺達は、きっと駄目なんだ。“ただ生きている”事に耐えられない。 だらだらと惰眠を貪って、毎日が平穏ならそれでいいって考えの対極だよ」 「自分が斯くある何某かでないと、生きる意味を見出せないんだ」 これが、俺の価値だ 俺は、このために生きて、死ぬ 目標が欲しい。大義が欲しい。理想を目指さなければ窒息してしまう ―――だから、俺は 思い描いた道を追わなければ、生きられない。 それが叶わないのならば、元より生きていたくなど──ない。 自然と口を衝いて出た言葉が、驚くほど容易くその後を繋ぐ。 思考などしていない。断じて、誓ってもいい。 俺はアイザックが次に言うであろうことなど予想もしていなかったのだ。 グランド√、焦...
  • 灰と光の境界線を、 今こそ二人で探しに行こう
    発言者:アシュレイ・ホライゾン、ナギサ・奏・アマツ 闇と光の宿命にとことん振りまわされ、惑い続けた果てにアッシュとナギサが二人にとっての 「勝利とは何か?」という問いを見出し、至った人としての答え。 己の末路へと堕ちてついにかつて失った大事な温もりをその手の中に取り戻したアッシュ。 自らの腕の中で泣きじゃくるナギサの様子に懐かしそうに優しく語り掛ける 「相変わらず君は泣き虫だな、ナギサ。まるで昔に戻ったみたいでなんだか俺は懐かしいよ」 そんなアッシュに対して可愛らしい癇癪を起こしたように、ついに強がる事を辞めた彼女も堰を切ったように想いを語りだす 「うるさい、馬鹿ぁ……どうしておまえはいつもいつもそうやって……」 格好つけさせてくれないのと。 「私だって、頑張ったんだよ?ひとりぼっちになってから今度はまもれるようにって……」 「もう二度と...
  • ――――ただの、やせ我慢なんだよッ!
    発言者:久世 大地 対象者:稜威母 稜威母(イズモ)によって剣も砕かれ、命も潰えたはずの大地だが、なぜか消えずに母である彼女を滅多打ちにしている。 劣勢なのは間違いなく大地であるはずなのだが、だというのに稜威母は何度も何度も殴られている。 とっくに消滅していなければおかしいというのに、大した意味も持たない拳を何度も放っている。 筋が通っておらず、理屈にもそぐわず、何が起こっているのか皆目わからない。 大地が未だ生きているその理由の正体は、絶体絶命の窮地において男が選ぶ常套手段。 ただのやせ我慢である。 要するにただの根性論であり、我慢することで重傷を再生させるその様を見た稜威母は「阿呆か汝(なれ)は」と感情を爆発させながら驚愕した。 戦術としては下策であり見栄を張っているだけではあるものの、しかしいつの時代も男の真価とはだいたいこんなもの。 辛いとき...
  • 強く優しい片翼のようにはどう足掻いても生きられんよ……
    発言者:ヘリオス 対象者:アシュレイ・ホライゾン グランド√において自分を止めるべく伝えてきた己が比翼の言葉を受けてのヘリオスの言葉。 アッシュに対する敬意、自分を塵屑だと卑下する点、自身の愚かさを承知の上でなお止まれない光の宿痾が表われた台詞である。 互いに対して友誼と敬意を抱いたままについに激突する海洋王(ネプトゥヌス)と煌翼(ヘリオス)。 そうしてアッシュは告げる、こうして俺に力を貸してくれる人達の存在こそお前の理想郷を認められない人達がいることの証だと。 今響いている絶叫こそがお前の目指す未来(まつろ)なのだと。決して救世主を憎悪し、否定をするのではなく ただただ、馬鹿をやろうとしている友を止めようと真摯に想いを伝えていく。 しかし、そんなアッシュの言葉を受けてもヘリオスは止まらず負けじと想いを告げる 「だから止まれと?ふざけるな」 ...
  • 男の子なんだよォ、ユメに焦がれてんだそいつを目指して何が悪い……ッ!
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ 「判ったろ、トシロー……俺は、そこで良しと思えない」 「自分はこう(・・)で、そう(・・)生きて。死ぬまで思い描いた理想図で在らなければ、我慢できないんだ」 「失敗した者こそ起用しろ? 冗談、そんな一度でも欠けた奴、なんで重んじなきゃいけないんだ」 「やると決めたら、やりぬく。女を守り抜いて、忠誠を貫き通す。一度だって失わせない」 「失敗したからこそ学べたなんて───絶対に、吐いてたまるか」 グランド√、アイザックは自分の死を悟り、トシローに「失敗してもいい、最後に立ち上がることが出来れば」と語り、自分の代わりに生きてくれと託す。 ……が、それはトシローが慰めとして望んていた言葉であり、アイザックそしてトシロー自身は「失敗したくなかった」が本音である。 理想の自分でいた...
  • 人間は、誰かを幸せにするためにこの世に生まれてくるのだから
    発言者:生者救済の讃美歌・リチャード・ザンブレイブ 第一軍団(ダイヤモンド)団長として皇都の立て直しに尽力するリチャードは、全てが始まった礼拝堂で己が煩悶に向き合っていた。 無くしたものに報いるべくより素晴らしい明日(いつか)を追い求める日々を、きっとこれでいいはずだろうと思いながらも、歩みの遅い凡人だから事あるごとに不安になる。 駄目なら託せばいいということ、それもちゃんと理解している、けれども――沸き上がるのは"まだ今は、それを誰かに託したくない"という、神祖が抱いていただろう葛藤。 形にしたい、叶えてみたい、大切なものを背負うからこそしっかりやってみたい。 その願いが何より怖かった。こんな様でいつか愛すべき誰かに誓いと祈りを託せるのか?背負ったまま歩み続ける永遠を間違い一つで渇望してしまうのではないか?不安に思ってしまうか...
  • だから、俺の薔薇を受け取ってくれ……俺を、全てを失くしたあの怪物にさせないでくれ
    発言者:アイザック・フォレスト 対象者:トシロー・カシマ アンヌ√終盤、『裁定者』(テスタメント)になり暴走するバイロン。 バイロンを倒すためにトシロー、アイザック、そしてケイトリンの三人は共同戦線を張る。 それぞれの賜力(ギフト)を活用し、ついにトシローはバイロンの心臓へと一太刀を入れる。 …が、しかしその再生能力により、あと一歩のところで心臓へと届かず、トシローは反撃を受け心臓を貫かれてしまう。 「ちょっと待てよ……冗談は止めろ。ついさっき約束を取り付けたばかりだろうがよ」 心臓を失ったことにより二度目にして永遠の死に至るトシロー。それを前に動揺するアイザック。 ────これで、何も無くなっちまったのか? 己の人生を支配してきた道標……それが喪失したことで、心は空虚(からっぽ)になる事への恐怖に埋め尽くされる。 自分もバイロンと同...
  • 正しいことは痛いから――
    発言者:ヴェンデッタ 対象者:ゼファー・コールレイン マルス、チトセ、サヤが争う乱戦の場から、ヴェンデッタとの同調による覚醒で命からがら逃げ出したゼファー。 覚醒の反動でのたうち回るゼファーの前に現れたヴェンデッタによる、弱音を吐くゼファーを優しく包み込むような慈しみの台詞。 なお、アルバート・ロデオンもこれと同じ台詞を言っている。 正しいことは痛いもので、間違いや怠惰の方がずっと楽で気持ちがいい。 汚れた部屋を掃除しない、洗濯物を畳まない、相手の目を見て話ができない、ついつい不精をしてしまう、勇気が出ない、理由もないのになぜか戸惑う、気分が乗らない、向いてない、今は駄目だ、明日やろう、自分に合った大きな何かがきっとどこかに在るはずなんだ・・・・・・どれも間違っているけれど、本当に気持ちのいい不正解。 だが結局その先には大したものはほとんどないと言った彼女のセリフは、...
  • それって“誰”だよ
    発言者:ルシード・グランセニック 対象者:クリストファー・ヴァルゼライド ページ名はルシードの台詞であるが、これ以前にもミリアルテ・ブランシェがほぼ同じことを英雄に面と向かって発言している。 誰かのために、誰かのために。 そう言い続けるヴァルゼライドだが、その“誰か”とは一体“誰”なのか。 顔も知らない帝国民、不特定多数の弱者、救済を求めて喘ぐどこかの誰か。 そんなものを掬い上げるというその理想は尊いものだが、そんな“誰か”はどこにもいない。 説明すれば賛同は得られるだろうし、ヴァルゼライドを犠牲にしてでも繁栄が欲しいと願う人も当然いるだろう。 しかしそれを口にしていない以上、問題は賛否を問う以前のことである。 英雄のやっていることは一方的な奉仕に過ぎず、知らない者が欲しがったりねだったりすることなど、誰にもできるわけがない。 少なくと...
  • 俺にはあんたなんかの命より、惚れた女の命の方が大事なんだ。さっさと消えてくれよ
    発言者:暮坂 照 対象者:天願 壮吉 開き直り覚悟を決めた天願の叫びに対して彼と今の自分は同じだと考える照。 肉体さえ持たない、地磁気に記録された情報(ゆうれい)である照。 ある男の死とともに生まれた、多重人格(バグ)に過ぎない天願。 どちらも一個の命と呼んでいいのかさえもわからないあやふやな存在…… それでも、何かをしたい───したくないという感情はある。 その感情が命じゃないと言うならいったい自分たちはなんだというのか? その答を知りたい照は、自分の中にあるたった一つの答を。 それを問うべき相手にぶつけながら歩み出す。 「駄々をこねんなよ、オッサン。死にたくねーのは誰だって一緒だろ。あんただけが特別じゃない」 「俺にはあんたなんかの命より、惚れた女の命の方が大事なんだ。さっさと消えてくれよ」 このDEADDAYSを...
  • 極楽浄土
    エリュシオン 「正しき道を往く者に、それに見合いし光あれ」 『正義』の味方であることを志した“審判者(ラダマンテュス)”ギルベルト・ハーヴェスが抱く野望にして、彼にとっての理想の楽園。 どのような世界であるのか簡単に言えば、それは「正しい者は評価され間違っている者は罰せられる世界」である。 これだけ聞けば何もおかしなことはなくむしろ進んで目指すべき理想の世界に見えるだろう……実際、この世界が成立すれば政治家の腐敗や指導者の堕落は決して起こらないとギルベルトを否定する者にも認められている。 だがその実態は、どこまでも正しすぎて正しさゆえに狂っているとされる理想郷(じごく)にほかならない。 弱者の怠惰、嫉妬、傲慢。悪党の下劣さ。勝者と敗者を同等に並びたて讃えるような価値観。 そんな間違いを正すためにギルベルトが求めたのは、一切の恣意が介入しない完璧で...
  • 決まっているとも。手を伸ばそうが決してその手に掴めぬからだ。
    発言者:ブラザー・ガラハッド 対象者:ヴァネッサ・ヴィクトリア 英雄の輝きに魅せられ、一人の男は間接的にではあるが狂気の女研究者を生み出してしまった。 そして最終的に、彼女は悲しい事実に直面し、絶望に打ちひしがれてしまう。 泣きじゃくる彼女を前に、その行動自体は許されるものではないにせよ、小さくない同情の念を持ちながら、ヴァネッサは小さくつぶやいた。 「男はどうして、光や未来が好きなんだろうな」 此れに対するガラハットの返答の言葉であり、厨二病が何故発症するのかに対する的確な答え。 「決まっているとも。手を伸ばそうが決してその手に掴めぬからだ。」 「自分でさえ手に入るような幸せなどと、愚かにもたまに感じてしまうのである。滑稽な話であろう?」 届かない理想だからこそ、憧れるし近づきたくなる。 新大陸を発見したコロンブスのように、あるいは異世界や勇者に憧...
  • 決めたからこそ、果てなく征くのだ
    発言者:クリストファー・ヴァルゼライド 対象者:カグツチ 自らの使命を「不要。余計なお世話」として大和に突き放されたカグツチ。 存在理由(アイデンティティ)は崩れ始め、すべての意思が打ち砕かれる。迷い戸惑い、絶望の坩堝へ堕落する寸前に―― 『まだだ』 と横からカグツチを殴りつける宿敵の意志、光の英雄クリストファー・ヴァルゼライド。 どこまでも雄々しく熱い男は、何を今更迷うことがあるのかと決意を響かせる。 『決めたからこそ、果てなく征くのだ。それ以上の理由など我らにとっては必要ない』 要か不要か、そんなことさえどうでもいい。 大事なのは、救いたい民と描いた理想が胸にあること。その気持ちを不変の星と輝かせ、真っ直ぐ進むのみである。 それがすなわち“光”であろうと英雄は真顔で堂々と至極真剣に言い放つ。 男の生...
  • ただ、易しい世界で生きたいだけだ。もっと簡単でいいじゃないかッ
    発言者:ルーファス・ザンブレイブ ラグナ(神殺し)の刃を前に幾度となく殺され続け、弁論においても打ちのめされるルーファス。 辛い思いをせず報われたいという願望は、それほど不可能なことなのか? 苦しまなければ成長できないというのなら、人はみな傷だらけになるべく生まれてきたのか? どう生きても苦しむなら、人は生まれてこないのが正解というおぞましい結論。そんなものが、新西暦の真実というなら。 「認めない」 「どう足掻いても苦しむ世界が嫌ならば。お前の勝利は、いったい何だ?」 滅びを以て悟りを齎す狂気を前に、湧き上がってくるのは脳が沸騰するほどの赫怒。 超越者だけが創れる素晴らしい英雄譚(ストーリー)は確かに格好良くて憧れるとも。だがもういい(・・・・)。 「美しい世界が見たいんじゃない。素晴らしい世界が見たいんじゃない。ただ、易しい世界で生...
  • ふざけんじゃねぇぞ甘ったれがァッ!いい加減にしやがれ糞ども、勝者をなんだと思ってやがる……!
    発言者:ケルベロス レインルートにおいて己の持つ衝動に互いに引きずられてアッシュと激突しながら叫んだケルベロスの憤激。 勝者を引きずり下ろす闇の概念でありながら、彼自身もそんな努力をして栄光を勝ち取れる立派な存在になりたかった事 そんな頑張った人間の栄光に泥を塗る事しか出来ない自分の星を心底塵屑だと思っている事が表われた台詞である。 アッシュと激突しながらケルベロスは自分の星を心底塵だと吐き捨てるかのように告げていく 滅奏(ヤミ)は屑なのだと負け犬の願いなんて本来叶ってはいけないものなんだと 負け犬が勝者を踏みにじれるようになってしまえば勝負の価値は消えてしまう、誰も苦労しながら明日を目指すなんて事が出来なくなってしまうと 弱い側が、惨めな側が、輝かしいものを一方的に賢しげかつ一方的に糾弾できる敗者の祈り、そんな腐った考えこそ星辰滅奏者(じぶんたち)の本質なんだ...
  • 痛みとは───糧なのだから!
    発言者:トシロー・カシマ 対象者:アイザック・フォレスト ――贋作が憧れを前に狂える喜びを剥き出しにし、それを真作が否定し……血戦の火蓋はついに落とされた。 “三本指(トライフィンガー)”の名を賭けた二人の決闘。 出し得る限りの技を、力をぶつけ合う男達。 アイザックは、瞬間ごとに自己の限界を突き破りながら、惑ってきた友がようやく手にしたであろう、今の『答え』を問う。 それに対し、トシローは確かに、惑っていたかつての時間以上の意義を己は得ることができた、と返すが…… 贋作(アイザック)は、少女ニナの命令に黙して従う――そう在ることを望んできたトシローにとっては楽だろうが、 彼女にとっては、その選択一つ一つの重さを全て背負わされる苛酷な道となるだろうと指摘する。 「あなたの為に死なせてください?ヒはッ、そりゃ随分と残酷な台詞だなァーーッ!」 ...
  • 生きることを愛したいんだ。胸にはいつも、深い風穴が空いているからな
    発言者:アスラ・ザ・デッドエンド 対象者:ゼファー・コールレイン ミリィ√、ただ一つの想いを胸に、氷の結界を潜り抜け……氷河姫(ピリオド)を撃破したゼファー。 しかしそんな彼に、蒼の魔星の狙撃以降何処かへ姿を消していたアスラが、地面の下より突如襲撃をかける。 先程「頭で考え動き、得たその結果の何が楽しい? やりたいようにやって笑いながら全てを自分の糧にすればいい」…… そう語っていた調子のままに、身を寄せていた反抗勢力を徹底的に粉砕し、ゼファーに対しても星の力を縦横無尽に揮う。 星の特性を掴めないながらも、その連続する現象の質や規模に、アスラもまた“魔星”であるとゼファーは理解するが、 あくまでアスラは未だゼファーを試すような戦いぶりを続け、この力は“人間の究極”“修練や努力の延長線上にある”と豪語する。 その上で絶死の拳を放ちながら、彼が語ったのは――― ...
  • なんて精巧な姿見。等身大で、嫌になるほど似通っている。これが、同属嫌悪というものなのね……
    発言者:エリザベータ・イシュトヴァーン 対象者:青砥 美汐 互いが互いの在り方、言動を何故か認められず、それでいて相手を否定する言葉を吐く度に己の心も軋む。 そんな事を繰り返しながら戦う女二人の片方が、諦観とともに呟いた二人の事実。 ジュン√、天空のオルフィレウスが見降ろす中凌駕とジュンの二人が、ギアーズの指揮官・アレクサンドルと支配者の猟犬・ネイムレスに立ち向かう一方、美汐が対峙したのはエリザベータであった。 練度の差から美汐は一方的に傷を受けるも、対するエリザベータも“兵士”としての自意識の制御が乱れ、 決定的な手を打てずにいた。彼女の一向に高まらぬ兵士としての戦意、その原因がどこにあるのかといえば…… 「図星でしょう? 分からないなんて言わせない。期待されていないのよ、私達は…… 単刀直入に言うのなら、ええ、骨の髄から舐められている。 わ...
  • いいだろう。求めるならば、与えるさ。それが神祖の王道で存在意義というものだからな
    発言者:グレンファルト・フォン・ヴェラチュール 対象者:リチャード・ザンブレイブ セシル√、リチャードの望みにグレンファルトが答えた首肯。 ラグナが神殺しだと知り、大聖堂でこれからどうすればいいのかを悩み続けるリチャード。 怒り、恨み、憎しみ、そしてそれだけではない暖かな感情が胸の内で荒れ狂って止まらない。甘いと分かっていても本心を消しきれない、こんな様で彼を討てるのかという自問に、気まぐれで大聖堂を訪れたグレンファルトが「それ以前の問題だ」と語り聞かせる。 理由は単純。年季、覚悟、詰んだ研鑽の質と量、そして才能。その総合値(トータル)が当たり前にラグナの方が上という事実があるからだ。 その法則を短期間で覆せる者もいるが、それはあくまで一握りの天才や、自らの限界をどこかに置き忘れた一種の破綻者に限られる。 当然、リチャードにそんな才気や...
  • 世間知らずの餓鬼が、スリル満点の戦場に憧れているんじゃねえんだよッ!
    発言者:ラグナ・ニーズホッグ 対象者:ウィリアム・ベルグシュライン アンジェリカ√、ラグナと一騎討ちを演じるベルグシュラインは僅かな歓喜と共に下手くそ(・・・・)な笑いを漏らした。 あればあるほどいいという理論の体現者。生まれつき才能があり、良き環境で努力を重ね、尊敬すべき師に恵まれた青年は剣士として健やかに成長し、神剣として比類なき性能を獲得した。 しかし今、目の前の宿敵のように非業の過去(エピソード)を欠片も持たない自身はなんて面白みのない人生なのだと思い、かつて主が語った人生は劇的な方が面白い、という言葉が真実だと実感し、笑いが零れる。 「礼を言おう、神殺し。俺は今、生まれて初めて全力で互角の難敵に挑んでいる。おまえをこれほど斬滅しようとしているのに、しかし今だ成せていない現実が新鮮過ぎてたまらんよ」 「どうやら“生きる”とは思いがけず、輝...
  • 秩序を定め、混沌を擁する。之即ち “人” の生きる真である
    デビル・オブ・マクスウェル パーソナル・アタラクシア 教えてやろう、なあ親友。この胸に高鳴る、人間らしい鼓動と共に。 「強さも弱さも、愛してみせるさ」 『互いに足らないものを認め合って、補い合って』 「一世紀にも満たない生涯に、後に続く想いを篭めて生きていく。 長い歴史を紡ぐ、一筋の流星みたいにな」 それがやがて大きな波紋となり、普遍となって、ついには見知らぬ誰かの手でさえ実を結ぶと信じて―― 科学とは夢を叶えるためにあって、幻想を拡散させるものではないんだから。 『「俺たちは、その程度でいい」』 『「生きていたいんだ。彼女らと、みんなと」』 賢者の顔で見守ることも、不遜に導くこともしない。自分自身の足で歩んでいく。 その間に数多の問題と向き合いながら、解決せずともそれに立ち向かう意思だけは絶やさずに。 S...
  • 死んでもいい……違う、生きたい。どちらも違わず本心だよ
    発言者:クロウ・ムラサメ 対象者:アシュレイ・ホライゾン その命を終えようとしている刹那、クロウ・ムラサメが三千世界に並ぶ物なき最高の後継者へと告げた 一つの道を果断に貫くという自分の理想とはかけ離れた自分の姿をそれでいい、こんなものでいいんだとようやく思えるようになったというたとえ迷いがはれずとも人は歩んでいけると教える、心の秘奥である最後のムラサメ。 自分が理想どおりに生きねば満足できない潔癖症だったと気づいて、どう生きようと結局自分は苦しむのだろうと燻ってそんな中で出会えた優しい太陽との日々に救われ、彼に己が全てを托すことが出来れば死んでも構わないと思ったら、今度は尽きぬ未練が襲い出す。 そんな結局何もかも定まりきることがなくそれでもその曖昧さこそが人間だと長い時間をかけてようやく認めることが出来るようになったクロウ・ムラサメ。 そうして彼は続けていく...
  • 失敗したから諦める? 教えてくれ、その方法が分からない。挫けるという行動をまったく実践できんのだ
    発言者:ケラウノス 対象者:アメノクラト 全身を蒸発寸前にされる――そんな壮絶な苦痛でも、鋼の英雄の衝動を継いだ魔人を止めることなど出来はしない。 かつての英雄が進んできた覇道において、その程度の障害はいつもの事だったから。 自らの計算すら超えて進化を続ける閃奏の技巧に対し、 眷星神は『実はおまえは殺戮が趣味か、それとも重度の被虐趣味者(マゾヒスト)なのではないか?』、 『まだ聖戦を望んでいるのも、更なる殺戮を欲せんがために思える』と皮肉るが─── ケラウノスは「それは、ただ俺が破綻者だからに過ぎない」と、自らの抱えた業に心からの怒りを発しながら、宿敵との光同士の決着を未だ諦めていない意思を示す。 あらゆる闇が欠落した歪な在り方。 死でさえそのどこまでも突き進む意志を止められない。 一度自らに誓った言葉を反故にできない大馬鹿者―― 新西暦の世に産まれ落ち...
  • 聖戦
    せいせん あらゆる神話を過去にする、光と光の大戦争 「 “勝つ” のは、俺だ」 「 “勝つ” のは、己だ」 『シルヴァリオ ヴェンデッタ』に登場する用語。 クリストファー・ヴァルゼライドとカグツチの間で交わされていた約束にして、この二人による戦いのこと。 カグツチの目的とは第二太陽(アマテラス)……つまり製造手たる大和をこの次元に降ろし、地上の支配者とすることだった。 そのために、動けない自分の代わりに計画を遂行する代行者として後の軍事帝国アドラー第三十七代総統となるクリストファー・ヴァルゼライドを選ぶ。 ヴァルゼライドは代行者となることには頷いたものの、しかしそこから先、第二太陽を支配者とすることに対しては否と答えた。 なぜなら彼が代行者となることを了承した理由とは、地上法則を支配する星辰体(アストラル)に深く関わる第二太陽…… そ...
  • クリストファー・ヴァルゼライドは今でも俺の英雄です
    発言者:アシュレイ・ホライゾン 対象者:憧れの英雄 『誰かのために/Hero s』より――― アッシュが尊敬する英雄に対して伝えた嘘偽りのない想いの言葉。 欲望竜を討ち果たし遂に対面を果たしたアッシュとケラウノス。しばしの間、二人の英雄は燃え盛るプラーガの街中で会話を交わしていく。 強大な意思を持つものがそれを象徴する力を持てば、譲れないままにぶつかり合って世界は滅んでしまう。 だからこそその運命を乗り越えて超克した男こそ生きるべきなのだと語るケラウノス。 対するアッシュも、自らの想いをケラウノスへと伝えていく。 それはあなたも同じであると。 辛いとき、苦しいとき、悲しいとき、自分の弱さに絶望して挫けそうになったとき、例え最初は偽りだったとしても、英雄譚の雄々しさが立ち上がる力を与えてくれたことは決して嘘ではないのだと。 光も闇も今の自分を形作...
  • なんだ……ただの餓鬼であったのか、俺は
    発言者:クロウ・ムラサメ 新時代の兵器である星辰奏者(エスペラント)、そんな中の本物中の本物である裁きの天秤副隊長ゼファー・コールレイン そんな人物が自分が希った素質を塵のように扱っていたことに対してどうして自分がそれほどまでに 絶望し、諦観することになったのかという己の真実に気づいたクロウ・ムラサメの自嘲の言葉。 とある貴種への粛清として赴いた現場で、とある少年がターゲットである少女を庇った事で仕損じる。 その若さで他者のために命を投げ打つその勇気には感心したものの、変わりなく淡々とその少年とターゲットの命を奪おうとする。 しかし、そんな時に少年が放った言葉こそがクロウ・ムラサメをかつて無い程に揺さぶることとなる。 「羨ましい」「僕がそんなに強ければみんなを守る事が出来たのに」と。 その言葉にクロウ・ムラサメは動揺しつつも思う 星辰奏者(エス...
  • 俺は、生きる────生きたいがために、あの男を討ち果たす! この身勝手な願望で!
    発言者:鹿島 杜志郎(トシロー・カシマ) 美影、そしてアイザック……二人が自分に向けた心からの願いを聞いて……トシローは、取り繕わぬ素直な思いを語り出す。 「好きに――好きに、か。 難しいものだ」 「どうすれば、やりたいことが見つかるだろうか……それが判らない。 見つけるという動作さえ、どうすべきかと考えてしまう」 「見つけたとしても、それが果たして正しいものなのか。 安らかな終焉(おわり)まで辿り着くことのできる、生涯通用する答えなのか……自信がない」 「───結局、己を肯定できないままだ。 本当に、哲学には終わりがない」 解無き答えは出ないまま。自分自身さえ相変わらず信用する事ができない。 他者と自分とを比較して煩悶し。理想と現実の差に葛藤し続ける。 瞬間的な激情に頼らねば強い言葉を吐けもしない。 それが本当に正しいの...
  • 友達百人から始めましょう
    発言者:リナ・キリガクレ 対象者:シュウ・欅・アマツ 生涯初の、一握の悔恨を口にしながら無銘の刀剣(ティルフィング)は栄光の末路に砕け散った。この場における最大戦力が敗れた今、既に深手を負ったシュウとリナでは人奏を担う夫婦に敵う道理はなかったが…… 「来るなら来いよ。ただでやられるつもりは無い!」 勝てないことは百も承知でリナを背に庇いながらシュウは拳を握りしめて竜人(ラグナ)の前に立つ。その姿は一見、数分前のラグナ達そのものだったが。 しかし―― 「付き合っていられないな」 にべもなくラグナはその啖呵を袖にした。力量差を見切って無駄な戦闘だと割り切ったから、ではない。 彼の目に宿る拳闘(ステゴロ)の破滅願望と、そんな相方に戸惑いを隠せない従者の葛藤を垣間見たからだ。だからこそ、小さく嘆息し躊躇なく踵を返した。 「私た...
  • 私だって女の子なんだから……こういう場面でその手の台詞を言われたいって、夢見たこともあるんだよ?せっかくだから叶えてよ
    発言者:レイン・ペルセフォネ 対象者:アシュレイ・ホライゾン マフラーが外れて胸元が露になり馬乗りになった状態で可愛らしく頬を膨らませてジト目で見た後に ぺしぺしと愛する男の額を猫のように叩きながらされた元貴族のお姫様の愛らしい催促。 当然ながら彼女を女神のようなどと散々に形容してきた、 とことん彼女にぞっこんである童貞はこの天然でされたおねだりに完全にKOされるのであった。かわゆい もうお姫様(ヒロイン)って柄でもないしとは一体なんだったのか 「まだお前私の事をレインって呼ぶんだな。ちゃんと記憶は戻っているのか?それとも意地悪しているのか」 「そっちこそ口調が戻っているぞ。昔みたいな可愛い口調はどうしたんだよ、ナギサちゃん」 等と他愛もないやり取りをして、欠けた時間を埋めるべく想いを重ね合うアッシュとレイン。 そうしてアッシュはレインを抱き寄...
  • どうやって生きてこうが、私の勝手よ。だって、生きてるのはこっちなんだから。死んでく側が、あれこれ指図しないでよ
    発言者:安宅 真魚 対象者:暮坂 照 「嘘つき(・・・)」 「ほんと、自分で思ってるほど嘘が上手くないんだから……私を騙してくれるなら、そこで黙らないでよ。きっちり白を切り通してよ」 「私やだよ、そんなの。照がいなくなっちゃうなんて」 互いの想いを吐き出し、ようやく拗れすれ違った原因である過去に決着をつけた照と真魚。 だが、すでに照の躰は“死”を迎えており、いずれ個としての情報は喪われ、存在は消え去ってしまうという事実が突きつけられる。 それを理解した照は、真魚を悲しませまいと、会えなくなるわけじゃないと優しい“嘘”をつくも…… 少女はそれをあっさりと見抜いた上で、痛みも悲しみも含め大切な人を忘れてなんかやるものかと隠さずに告げるのだった。 本編より 『やっぱだめだな、俺……ほんとはさ、きっちり別れを言おうと思ったんだ。俺がいなく...
  • ヴァルゼライド閣下なら出来たぞ?
    発言者:ギルベルト・ハーヴェス  対象者:アシュレイ・ホライゾン 「頑張りさえすればできるのだ」 「なぜ言い切れるか?決まっている。現実に、 そういう人間がいたという実例を知っているからだ。 だからこそ、この思想を疑う理由は私にはない」 審判者(ラダマンテュス)が思い描く、荒唐無稽な、英雄のための世界。息を吐くように正しいことだけを実行できる、悩みなき強者だけが生存を許された理想郷(じごく)。 そんな世界で、普通の人間は生きていけないと叫ぶアッシュの叫びにもまったく揺るがない、英雄に心酔しきった狂気の理論武装で返す。 アッシュくんとギルベルトさんの質問コーナー! Q.たとえば、生まれつき不遇を背負って生まれた者は一体どうなる?  親や保護者がいない、手足がない。目や耳や口が不自由……もっと言えば、生まれた瞬間に下水や野山に捨てられた赤...
  • やはり問題あるだろうか?
    発言者:ヘリオス 対象者:レイン・ペルセフォネ グランド√において、己の誇る比翼であるアシュレイ・ホライゾンが気づかせてくれた、人は当たり前に迷い、悩む存在だという事実。 その事をしかと認識した上でヘリオスがおそらく彼なりに精一杯一人で決める英雄譚から改善させようと出した創世神話の結論 一度全人類と対話して彼らが望む明日の形を知ったうえで結論を出すという回答に対する レインのまるで可哀想な人を見るかのような芳しくない反応を見てのヘリオスの台詞。 ヘリオスとしては熟考の上で出した真剣そのものの結論であり それは間違いなくアッシュの影響を受け、勝手に救いたがる英雄譚から一歩進もうとした改善の意思の見られるものだったのだが…… 一体何が問題だったかを簡単に述べると ・まずヘリオスと接続しただけで9割方の人類はそのあまりの存在の大きさに耐えられず精神を焼かれる...
  • 結局、正しい生き方のみならず人間はどう足掻いても苦しむんだ
    発言者:ケルベロス 対象者:アシュレイ・ホライゾン 怠惰を好む弱者の夢の具現である自分でさえも結局矛盾を孕んだ問題からは逃げられないと かつて「誰もが胸を張って苦しむことなく正道を歩めること」を希求していたアッシュに対して告げたケルベロスの言葉。 どんな相手に対しても傷つく事無く圧倒できる無敵の力を手に入れた結果 「自分の理想に泥を塗っている」、「都合が良すぎて居心地悪くなる」と言った気分になり そうして物理的な世界で最強を誇るようになっても今度は 「金、栄光、領土に酒に女に権力」と言ったしがらみと社会性を武器にした海千山千の権力者達により 「話し合い」という力を使った戦いとは別の領域へとシフトする事となるという風に どれだけ行っても人間は他の人間とのかかわりやしがらみからは逃れることが出来ない。 己の理想と信念のために決して折れる事無く正しい事を行...
  • @wiki全体から「生きるも死ぬも勝手にするから、迷惑なんだよ関わるな。明日だの何だの目指せばいいだろ……二人で乳繰り合ってろよ!」で調べる

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