これからベースを始める初心者さんがここを見たとき、少しでも手助けになればいいんじゃないかな的な。
予算を決めよう!
まずは本体を買う予算を決めよう。概ね4つほどの価格帯を紹介してみるよ!
①10,000~39,999
死ぬほどリーズナブルだけどオススメしない。というか買っちゃダメ。
というのもこの価格帯の大半は造りが酷く、見た目こそ楽器のかたちをしているものの、チューニングが合わなかったりネックがすぐに反ったりするものが多く、パンクスが破壊するために作られたようなものばかり。
結局すぐに売り払ってしまい、安物買いの銭失いになりがち。
むしろ「入門用」という謳い文句がつけられてるものは、触らないことが賢明だ。
島村楽器とかで売ってるフェルとかイバのアンプまでセットのやつ。
よりコスパ高いとされるバッカス、YAMAHA。
俺が高校生の時はこの辺りを買ってた青春(自分語り)
この辺りで入門する分には問題ない(?)買ってみて失敗したらまた新しいのを買おう!
頑張れ高校生!!!大学生!!!性春だ!!!
おっさんになってからは戻れないしチンポも縮み上がったまま再起不可能だぞ!!!!!!
②40,000~59,999
最低でもこのあたりの価格帯を勧める。
楽器の種類やカラバリも一気に増えて、選択の幅が広がるぞ。
一ヶ月バイトすれば買える金額だから、一生働けばいいと思うよ。
好きなV系バンドマンのシグネイチャーモデルも5万前後で買えるぞ!
EPS使っているバンドマンのシグネイチャーはグラスルーツというヘッポコブランドからも出ている。
練習するモチベーションをあげるならば好きな見た目の買うのも悪くないが、見た目重視で音に関しては知らん
③60,000~99,999
この価格帯のものを買っておけばひとまず安心。造りも粗悪なものはそこまでないし、音もペラくない。
腕が上達するにつれて欲は出てくるがそれなりに答えてくれると思うよ。
バッカスフェンジャパみたいなのもこの価格ぐらいから買えるようになるからオススメ。
絶対とまではいかなくっても後悔しないで済むと思うよ。
④100,000~
本当は初心者さんこそ買ってほしい価格帯。なぜなら良いベースを使ったほうが上達が格段に早いから(やる気も出る!)。
ベースをずっと続けていきたいという決意があったとしたら尚更、
最初の一本は少し高くても本当に欲しいものを選んだ方が絶対後悔しないよ!
ちなみに
15万円以下はヤマハなどの一部メーカーを除いてヘッド裏などを覗くと
『Made in Korea(China)』のものが多いので頭に入れておくと良い。
特に何も書かれてないやつはメーカー本国産であるので安心して使える。
なぜこういうことを書くのかと言うと中韓製では
限定品など一番良いもので音の鳴りが良くても他の個所の手入れや塗装が汚かったり、
それ以下は手に取る時の質感や鳴りがイマイチだったり
一番悪いのがパーツ等が故障しやすいなど、上位と比べていろいろあるからである。
でも、それら全てとは限らないし中にはちゃんと良いものがあるのである程度の事なら気にしないというのが賢明でしょう。
ベースを選ぼう
さぁ、予算が決まったら早速ベースを買いに行こう。
もちろんお金が貯まる前に、あらかじめ目的の楽器を探しておくのもアリだ。
ここで、ベースを選ぶ方法は大きく分けて二通りあるんだ。どっちのアプローチでいくかは、キミ次第さ!
ちなみに初めから5弦ベースは買っちゃダメなの?という質問がよくあるが、そんなことはない。
弾く曲によっては5弦が必要なこともあるし、見た目の格好良さで選んでも全く問題ないよ。
欲しいと思ったら選択肢に入れよう!
音で選ぶ!
これからベースを始めるんだったら、やっぱり好きな音が出せなくちゃね!
ここではとりあえず、三大スタンダードとでも言うべき定番のベースを紹介するよ!
ベースの種類の項も併せて参考にしてね!
ジャズ・ベース
通称・ジャズベ。だからといってジャズ専用のベースってことはないんだぜ。
プレベと違ってピックアップが2つついてるだろ? この二つのピックアップの音量を個別に調節して、
かなり幅広いサウンドを出すことのできる、とても器用なベースなんだ。
簡単に言うと、上のピックアップはプレベのような音(プレベほど太く荒々しい感じはしない)、
下のピックアップはブリブリ、ゴリゴリした音が出せるよ。
そして両方を混ぜると、とても艶やかで色気のある音色が出せるんだ。
プレベと比べると、音の輪郭がしっかりしていてスラップにも向いているよ!
・・・しかしここで注意しておきたいのは、ジャズベの音作りは意外と難しいと言うこと。
特にフェンダーが何十年も看板商品とし他のメーカーもこぞってコピーモデルを量産している2ボリューム1トーン型、
いわゆるパッシブタイプのジャズベでは、素人がビシッと決まる音を出すのは難しい。
初心者がジャズベを選ぶなら、イコライザーで音をいじれるアクティブタイプ(電池入りタイプ)の方が音作りが決めやすく扱いやすいので、多少値が張ってもこちらを買うことを強くオススメする。
パッシブ
アクティブ
プレシジョン・ベース
通称・プレベ。ボディの中央にデンッと配置されたピックアップが潔いね!
このベースは、そんな潔いルックスを裏切らない、超ドストレートな音が出るよ。
ブゥーン、ガツーンと脳天に響くような荒々しく野性的なサウンドが魅力だ。
スティングレイ
レッチリその他諸々の影響でチョッパー御用達のイメージが拭えないベース。
そのおかげで今では上記2大巨頭に次いで定番モデルとして定着している。
プレベの音に似ていると言われるが、アクティブサーキットにハムバッカーピックアップを搭載することによってパワー感が得られ、ワイドレンジなボトムと煌びやかな高音が特徴的なサウンドは、プレベのそれとは一線を画している。
もちろん最初の一本として買っても申し分ない。
見た目で選ぶ!
いくら音が良くたって、ルックスが自分好みではないベースは持ちたくない!
そんなキミは、もう見た目一発、フィーリング勝負でベースを決めちゃうのも悪い選択ではないと思うよ!
断言するけど、キミはここで選んだベース、つまり最初の一本を、生涯手放すことはないね。絶対に。
だから、等身大の愛情を注ぐことの出来るナイスな相棒を選ぶっていうのは、実はとても大事なことなんだ!
例えば好きなアーティストがよく使っているベースと同じ物か、似たデザインのを選ぼう。
でも好きだという理由でレフティー(左利き用のベース)はオススメはしないよ!
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ベースを買おう!
いよいよ購入! だけどちょっと待って!
キミは、ベースをお店で買おうとしてるの? それとも通販で買おうとしてるの?
目的のベースは新品? それとも中古?
この項では、ベースを買う前に注意しておきたいところを何点か上げておくよ!
店頭で買う!
キミがもし、楽器屋さんに実際に足を運び、そこで運命の一本と巡り逢ったのなら…それは本当に運命だと思うんだ。
もう迷うことはないよ、気になるところがあるなら店員さんに徹底的に聞きまくってやろう!
それに、気に入ったものがもし見つからなかったとしても、店員さんに問い合わせれば取り寄せてくれるかもしれないぞ。
ただし、取り寄せてもらうということは事実上通販と同じになってしまうから、その場合は次項をよく読んでね!
楽器屋さんで買った楽器は、大抵の場合、その楽器屋さんが責任を持ってアフターケアをしてくれるよ。
ちょっとネックが反ってきた、ジャックからジャリジャリ異音がする…
そんな時も、楽器を持ち込めば少なくとも一年は無償で面倒を見てくれるんだ。初心者にはとても心強いよね!
通販で買う!
音楽雑誌やインターネットのショッピングサイト等でも、ベースを買うことはできるぞ。
近所に楽器屋さんがなかったり、あったとしても自分の気に入ったベースが見つからなかったり…
もしくは、気に入ったものがあったけど、同じものが通販ならより安く買えてしまう
といったことも、往々にしてよくあることなんだ。そんなとき、通販はボクらにとってとても心強く魅力的な存在だ!
でも、よぉく考えて。当然のことながら、通販の場合、目的の一本の現物とご対面するのは、お会計を済ましてからだよね。
通販での楽器の購入には、店頭購入と比べて様々なデメリットがあるから、それをいくつか紹介しておくよ。
①色が違う!
通販の写真と現物では、色が違って見えるというのはよくあることなんだ。
特に、個人が適当にカメラで撮影したようなものはホワイトバランスが甘く、注意が必要だ。
そんな時は、売り手に色の名前を聞いてみるのもいいと思うよ!
②音が違う!
頭の中で思い描いていたサウンドと、実際にならしてみたサウンドが違うというのは、
多かれ少なかれ通販では必ずあることなんだ。キミはこのベースを弾かずに買ったのだから、当然だよね。
この問題を解決する一番確実な方法は、もちろん実際に手にとって弾いてみること。
最寄りの楽器屋さんに同モデルがある場合などは、そちらをあらかじめ試奏しておくことをオススメするよ!
他には、youtube等の動画投稿サイトにも、同じモデルのユーザーが動画を投稿している可能性もあるから、
お会計を済ませる前にチェックしておくことも悪くない選択だと言えるね!
③なんか作りが粗い!
新品だからって、決して油断しちゃいけない。
特に、3万円以下程度の安いモデルには、
ネジ止めが甘い、パーツの位置がズレているなんていうことは日常茶飯事なんだ。
ひどいものでは、フレットがネックから飛び出している…なんていうものも見たことがあるよ!
実際に手にとって納得のいくまで確認するという行程をスキップしてしまう通販では、こういうところが怖いよね。
でも、5万円も出せばここまでひどい例は滅多にないし、
仮にあったとしても交換してもらえる筈だから、そこまで心配はいらないよ!
④保証がない!
最近は少ないようだけれど、新品の楽器でも保証がないといったことも、たまにあるんだ。
それに、保証はあるけど送料は送り主負担というケースも結構あるし、
手間や精神衛生的な問題を考えると店頭購入にはかなわないよね。
もちろん、オークション等で中古を買った場合は、保証どころか返品すらも拒否される場合があるので、
購入の際は売り手とのコミュニケーションを怠らないようにしよう!
⑤壊れてる!
音が出なかったり、パーツがとれていたり、傷が付いていたり。
こういった致命的な瑕疵のある商品は、新品であれば交換対象になるので心配しなくても大丈夫。
では、何が怖いのかというと、先にも挙げた中古売買だ。特に、お店がネット通販で売っているものではなく、
個人がオークションサイトなどを通じて売りに出している楽器には、細心の注意を払うべき!
相手によっては、いくらこちらの意見に正当性があっても黙殺してしまったり、
話がこじれて嫌な思いをしたりということも、決して起こりえないことはないんだ。
中古を買う!
中古のメリット、それはなんといっても安さ!
気に入ったモデルが、新品の半額で買えるなんてことはザラだ。
キミの予算が5万円なら、事実上新品では10万円のモデルですら射程範囲に入ってくるわけだ。
どうせ演奏をしていれば楽器にはゆくゆく傷がついてくるんだし、
ちょっとした傷や塗装の剥がれが気にならない人には悪くない選択だと思うよ!
でもね、中古は新品と違ってリスクも大きいんだ。だからもし中古を買うなら、初心者は必ず店頭で買おう!
これはとても大事なことなので、肝に銘じておいてね!
店頭の中古楽器は個人売買よりもすこし割高だけれど、ちゃんと調整もしてくれてあるし場合によってはアフターケアもしてくれる。
また、不具合がある場合は(お店にもよるんだけど)大抵の場合はちゃんと教えてくれるから、心配はないよ。
特に大手の楽器屋さんは信頼度も高いので、中古楽器を買うならそっちがオススメだ!
ともあれ、中古であることには代わりがないから、ひょっとすると買ってすぐに壊れるかもしれないし、
後々になって重大な欠陥に気付いてしまうかもしれない。そういった時の覚悟は、しておくべきだね!
まずはシールドを買おう!
シールドというのは、簡単に言ってしまえばベースとその他の機器を繋ぐのに用いるケーブルのことだよ!
まさに架け橋! これがないことには、どうにもこうにも始まらないよね!
シールドは楽器屋さんや通販で買うことができるんだけど、値段はピンキリだ。
しばらくの間はライブをしたりスタジオに行ったりしないのなら、最初は3m程度の短いものを買うといいよ!
ベースで作られた音声信号はこのシールドを通るわけだけど、当然この信号はシールドが長ければ長いほど劣化したり、
外部ノイズの影響を受けて変化してしまうんだ。だから無駄に長いシールドを使うことはあまりオススメしないよ!
そして、シールドそのものの品質もすごく重要で、あまり安いものを買うとせっかくのリッチな音声信号がスカスカに…
なんてことも、起こるべくして送ってしまうワケなんだ。そこでオススメしたいのが、カナレというメーカーのシールドだ。
お店によっては3mを2000円以下で買うことができる上、安定した品質で音質の劣化が少なく、
あざとい味付けもない無色透明な印象のシールドだ。
このシールドを基準として他のシールドが語られることも多いので、
後々他のシールドを買おうかというときにもモノサシ的な使い方ができるぞ!
あとはカナレの次に人気?定番?なのはベルデン8412っていうモデルだ!
どうやって音を鳴らす?
ベースはアンプに繋いで鳴らすもんでしょ… そう思ってるキミ! そうとは限らないんだよ!
ここでは、ベースをどういう風に鳴らすかという、すごく基本的だけど重要なことを、
わりと筆者の本音を交えつつ紹介するぞ!
ベースアンプに繋いで鳴らす!
もっとも基本的な方法だね!
もちろん、ベースアンプ(以下、アンプ)を購入して、それにベースを繋いで音を鳴らすというスタイルもアリだけど、
筆者の意見としてはあまり安いアンプを買うと、安物買いの銭失いになりかねないというのがホントのところなんだ。
というのも、まずベースという楽器は低音が命。しかし安価なアンプは小型のものが多く、
あまり小さい口径のスピーカーでは低音を慣らしきれないということが多いんだ。
もちろん、小型でもすばらしいサウンドを出せるアンプというものもあるんだけれども、そういったアンプはやはり高価。
また、大口径のスピーカを備えたアンプの場合、まずは据え置きできるスペースを自室に確保できるかという点、
そして、大音量を出しても問題のない環境であるかどいうかという点、以上の二点を吟味する必要があるね!
部屋にあるミニコンポなどで鳴らす!
先にこれだけは言っておくけれど、この方法は
最悪の場合再生機器が壊れるので、ロックな精神の持ち主以外はオススメできない!!
お金はないけどパンクの魂は失っちゃいない、細かいことは気にしない、
そういうファンキーなキミにだけ、この方法を紹介するからね!
キミの部屋には、きっとミニコンポかCDラジカセのようなものがあるよね!
その再生機器に、
「AUX IN」や
「LINE IN」、もしくは
「MIC IN」といった入力端子はついていないかな?
もしそれがあるなら、なんとそこから音を鳴らすことができちゃうんだ!
やり方は簡単で、そのジャックにベースを繋いで、再生機器をそれに対応したチャンネルに設定するだけでOKだ!
(ただし、ステレオミニジャック規格の場合は
こういうアダプタが必要だよ!)
何度も言うけど、前述の通り、コンポが壊れる可能性があるということだけは、重々理解しておいてね!
それと、当然だけどコンポやラジカセはベースを再生するために設計されているわけではないから、音に期待をしちゃいけないよ!
ヘッドフォンアンプで鳴らす!
オススメしたいのはこちらの方法だ。
ヘッドフォンアンプというのは、その名の通りヘッドフォンから音を鳴らすためのアンプだ。
つまり別途ヘッドフォンの購入も必要になってくるけれど、総合的なコストはアンプを買うよりも安くすむことが多いよ!
ヘッドフォンを買う場合は、音楽観賞用のものではなく、いわゆる「モニターヘッドフォン」と呼ばれるものを買おう!
ヘッドフォンアンプを使うメリットは、コストパフォーマンス以外にもいくつかあるよ。
まず、サウンド!アンプと違って耳元で鳴らすものなので、たしかに聞こえ方はアンプとは違うけれど、
まず間違いなく同価格帯のベースアンプよりも迫力のある音が出せるよ!
それは、音量を気にしないで良いのである程度アンプの出力を上げてやれるという点が大きいと思うんだけど、
それによって、アンプでは深刻な問題である音量の制約からも解放されることになるんだ!
おっと…だからといって、あんまりバカでかい音量でハジけてしまうと難聴になっちゃうから、注意が必要だよ!
ヘッドフォンアンプというと、通常はオーディオ観賞用のものを指すのだけれど、
最近はギターやベースの練習用に開発された専用のヘッドフォンアンプというものが市販されているから、そちらを買うことをオススメするぞ!
リーズナブルで、なおかつ迫力のあるサウンドを出せるものなら、やはり
VOX社のAmplugという製品が鉄板だね!
これは、なんとiPod等の携帯オーディオプレーヤーからの音を鳴らしながら演奏ができるというスグレモノで、練習にはもってこい。
応用として
メトロノームを繋いだりするのも、いいかもね!
これならモニターヘッドホンに1万円を、かけたとしてもプラス3000円で15000円以内に納めることだって可能だ!
ベースアンプを15000円ぽっちの予算で買うと絶対に後悔するから、そこは慎重にね!
2020年追記:
VOXのAmplugは4000円くらいで買えるが、今はマルチエフェクターでもヘッドフォンで聞いてiPhoneから流すいい時代になった。
のちにエフェクターも欲しくなるだろうから予算が許すならばこれを買うといいぞ。
Zoom B1fourというのが8000円程度で買えるぞ。
(Zoom B3nとBOSS GT-1Bはハイエンドがが2万近くする、MS60-Bは安いが、iPhoneから曲を流せないぞ)
下に先人が書いてくれてるが、アンプシュミレーターまで入っているしね。
ヘッドフォンはモニターにこだわらなくて家にあるやつでも最初はいいと思うよー。
俺はモニターのは音がペラいから好きじゃないので、音楽聴く用のノリノリにチューニングされたやつで練習してる。
パソコンで鳴らす!
VIPPERなキミたちなら、パソコンをちょいちょいと操作することくらい造作もないと思う!
ならばパソコンでベースを鳴らしちゃおうというアプローチだ。
でも、これは変わったことではなく、DTMなどをやっている人にとってはごく自然なことなんだ。
最低限必要なものは、ずばりオーディオインターフェースという機器。
これは、ベースから出力されたアナログ信号をデジタルに変換するという、パソコンへの入り口のようなものなんだけど、
これを用意しないことにはパソコンからベースの音を鳴らすというのは基本的に無理だから、注意しよう!
オーディオインターフェースは、価格帯も様々だけれど安いものなら1万円程度で買うことができるぞ!
また、パソコン上でベースアンプのサウンドを再現できる、アンプシミュレータなどのソフトウェアも最近は出てきているので、
興味があるならチェックしてみるのもおもしろいと思うよ!
ちなみに、この方法だとヘッドホンから鳴らすかスピーカから鳴らすかを選択することもできるし、
少し手間と知識をようするけれど決して悪い選択肢ではないよ!
マルチエフェクター、アンプシミュレーターで鳴らす!
詳しくは後日の「エフェクター入門」で話すけれど、実は最近のマルチエフェクターは、安価なものでもヘッドフォンアウトがついているものが大半なんだ。
つまり、簡単に言えばヘッドフォンアンプとして使用できるということで、
それでいてなおかつエフェクターなんだから、なんかちょっと得した気分だよね!
アンプシミュレータというのは、マルチエフェクターとは違って「アンプの音を再現するもの」なんだけれど、
アンプシミュレータにもエフェクターは内蔵されているし、マルチエフェクターでもアンプシミュレーション機能があったりと、
両者の境界線は今日ではかなり薄れてきているから、あまり気にしなくていいよ!
要は、ヘッドフォンアンプの代わりになる! ということだからね! 覚えておいてね!
もちろん、一般的なヘッドフォンアンプよりも出費はやや多めになってしまうから、そこも考慮しておこう。
じゃあベースアンプって必要ない?
極論すれば、家で練習をするだけならベースアンプは必須じゃない。
というか、ベース本体のみでも練習はできてしまうんだけれど、それだとつまらないよね。
それに、やっぱり何かに繋いでスピーカーから音を出さないことには、ニュアンス付けや細かいところのミスの確認など、
そういったしっかりした練習は不可能と言ってもいいだろうね。近所迷惑にならず、出た音がすぐに耳に伝わるヘッドフォンアンプは練習には最適な存在だというワケだね!
しかし、アンプにはアンプの良さがあるのも事実なんだ。
アンプの音は、一旦スピーカーから出た後空気を十分に伝わってから耳に入るよね。
この空気感は、ヘッドフォンアンプでは出せないんだ。
しかしこの空気感を味わうには、それなりの値段のアンプをそれなりの音量で鳴らす必要があるということを、
ここに附記しておかなければならないね。経済的、環境的に余裕があるならアンプを買うのも悪くない選択だと思うよ!
さぁ、練習しよう!
ベースを買ったらすることはただひとつ! もちろん、弾き倒すよね!
でも、当たり前のことだけどベースを持った瞬間に
ジョン・パティトゥッチになれるワケではないんだ。
ここでは、ベースという楽器を続けていく上で有用な練習法を紹介していくよ! チェケナ!
生音は×!
どういうことかというと、前項で説明したように、何かしらの機材を使って音を出そうということだね。
生音、つまり楽器何にも繋がずにそのまま弾いた時の素の音は、練習には不向きだ。
ではなぜ不向きかというと、まず第一に音が小さいということがあるね。弦の振動を電気信号に変換し、
それを増幅して音を出すというのがエレキベースの大前提なんだから生音での演奏は想定されていないんだ。
音が小さいと、それ故にキミは無意識のうちに大きな音を出そうと強めにガシガシピッキングすることになるし、
楽器を始めたばかり段階でそういう力みグセがついちゃうっていうのは、あんまりいいことじゃない。
だから、アンプなりラジカセなりで大きな音を出すことが大事なんだ!
そして第二に、楽しくない! これはバカみたいな話だけど、でもとっても重要なこと。
ショボい音でいくら練習をしてもテンションは上がらないし、そうすると練習がつまらなくなる。
第三に、生音と機材から鳴らした音は、まったく異なる音だということ。
例えばチェロの練習をしているのに、そのチェロからバイオリンのような音が出るとしたらどうだろう。本末転倒だよね!
エレキベースにはエレキベースの音色があるんだ。それを耳で聞くことで、
新たなイマジネーションが次々に生み出される。
そのプロセスを放棄してしまうことは、百害あって一利無し! だよ!
とにもかくにも、最初はエレキベースが本来秘めているパワフルな低音で練習して欲しいということなんだ!
ピック弾き? 指弾き?
エレキベースの奏法は、大きく二つに大別されるんだ。
ギターのようにピックを持って弾く方法と、ウッドベースのように指で弦を弾く方法だね!
ここで一番重要なことを言っておく必要があるけど、両者は確かに音が違う。
でも、それ以前に弾くときのフォームはもっと違うんだ。
何が言いたいかというと、まずは弾いたときの音の違いよりもフォームの違いを理解すべきだということ。
そして、最初のうちは自分がやり易いと思った奏法で練習をした方がいいということ。
もちろん、キミにこだわりがあって、「自分はピック弾きの方が得意だと感じたけれど、指弾きを極めたい!」と思うなら
自分の信念に従って指弾きをガシガシ練習するのがいいと思う。
しかし、ただ漠然とどちらの奏法を練習したらよいか迷っているのなら、
まずは自分のやり易い方から攻めるべきだと思うね!
なぜなら、その方が楽しく練習できるからなんだ!
初心者はなにより、練習時のモチベーションを維持することが一番大切だと筆者は思っているよ!
楽しそうだ、カッコいいと思って始めたはずのエレキベースだけど、やってみたら全然楽しくなかった…
こんなのは、最悪のパターンだと思うんだ。なにより楽しく練習をしながら少しずつ上達し、
そしてそれが楽しくて仕方ないという正のスパイラルに自分の気持ちをもっていこう!
と、いうワケで少し話は逸れたけど、もし奏法で迷っているなら好きな方、もしくは得意な方を選んでしまおう!
仮にキミのコピーしたい曲が自分の奏法と異なっていても、そんなことはあまり気にしなくてもいいんだ。
無論、原曲の奏法と同じじゃなきゃ絶対イヤだ! というのであれば、その気持ちを糧に頑張ればいいだけなんだからね!
以下の項目の利点などを書く
基礎練習編
曲練習編
エフェクター入門
ベースのメンテナンス
日々のメンテナンス
基本的に楽器をいい状態に保つには毎日弾くことが大事!
毎日弾いてれば変化に気付きやすいし
ベースもお前の気持ちに答えてくれるようになる
弾いたあとは軽く乾拭きしてあげるとサビや汚れがつきにくいよ
乾拭きとポリッシュなどを使って拭くのと2種類ある
乾拭きはそのまんまクロスで本体を拭く
埃やらハウスダストやらを拭きとる感じ
ポリッシュ拭きは乾拭きで取れなかった汚れ等を落とす感じ
乾拭きは毎日でもやるといい
ポリッシュ拭きは弦交換と同じくらいの頻度でいいと思う
乾拭きは基本的にどこを拭いてもいいが
ポリッシュ拭きは電装系と指板は避けたほうがいい気がする
ベースを弾いたあとは手指の汗が弦に付いているからそれを拭きとる
これはクロスでやってもいいし、ティッシュでやってもいい
弦の表面をササッと拭くだけで良い
弦の裏、指板方向の面もやるとより良い
これだけで弦の寿命が結構伸びる
チューニング
チューニングはメンテナンスとは言わない(と思う)けど一応
別に毎日やる必要はないけど、楽器持って移動した場合とかはやろう
あと気温の寒暖や冷暖房かけると弦が膨張収縮してチューニングが狂う
4弦(太)から1弦(細)の順でEADGでチューニングするのが一般的
EADGとはドレミで言うとミラレソ
4弦から1弦にかけてだんだんと音が高くなるようにする
つまり、ドレ「ミ」ファソ「ラ」シド「レ」ミファ「ソ」ラシド ということ
ちなみに4弦の5フレットの音と3弦の開放弦の音が同じ音程になります
コレと同じことが3弦と2弦、2弦と1弦にも言えます
チューニングし終わったあとに4弦5フレットと3弦の開放を同時に鳴らして同じ音程になっているかを確認しましょう
むしろこの法則性を使ってチューニングをすることも出来る
3弦だけを音叉などでチューニングして、あとは相対的に合わせるという方法もある
チューニングを確かめる方法はもう一つあり、それはナチュラルハーモニクスを使った方法
4弦5フレットに左手で触れて(押弦しない)、3弦7フレットに触れる(押弦しない)
コレで両方の弦を弾くと、同じ音程の音が鳴る
音程がある程度が近いとウォンウォンと「うねり」が聴こえる。
この「うねり」の回数が少なくなるように合わせたい弦のペグを回し
最終的にうねりが聴こえなくなればおk
チューニングする上での注意点は、なるべく弦をキツくする方向へチューニングすること
つまり(チューニングされていない)低い状態からチューニングすること
そうすることによって弾いている間にチューニングがずれるのをなるべく少なく出来る
弦交換
→
弦の換え方の方が図解で詳しいぞ!
弦交換は自分でやれるようになりましょう
弦を買った楽器店でもやってくれるけどやれるに越したことはない
基本は今まで張ってあった弦と同じ状態にすればいいだけ
必要なものは…ニッパぐらいか
まず弦を外さなければならない
ペグをどんどん緩めていってペグから弦を外す
巻き付いていた部分の弦がグルグルになっているのでそれを真っ直ぐに戻す(ある程度で良い)
ボールエンド(弦の尻の部分)を引っ張ってブリッジから弦を抜き取る
裏通しの場合は弦の末端部分を押してボールエンドを出す
そして新しい弦を袋から出す
この時にどれがどの弦かわからなくならないように注意
新しい弦を適正な長さに調整するために弦の端をちょっとだけ切る
今まで張ってあった弦と比べて長い分を切る
もし新しい弦の方が短かったらそれはもしかしたら買ってきた弦がミディアムスケール用かもしれない
もしくはベースの方がエクストラロングスケールだったのかもしれない
その場合は…ご愁傷さまとしか言えない…
だからまあ一回目は楽器屋に持って行って楽器や弦について色々聞いたほうがいいかもしれない
長さを調節した後、弦を張る
(張る前に色々綺麗にしたりしたほうがいいがここでは割愛)
どれがどの弦でどの位置か混乱しないように注意
ペグに弦を取り付ける
恐らく初心者が一番面倒がる所だと思う
説明しやすくするためにペグの溝を縦にしてもらいたい(こんな感じ→ || )
そして今から説明するのはペグが向かって左側に取り付けてあるベースについてである
両側に取り付けてあったりリバースヘッドの場合は注意
まず弦の先端をペグの穴に挿入れる
奥まで挿入れたら弦を上側に折る
ペグに巻きつける部分の弦を時計回りに曲げる
12時方向から始まってブリッジ側方向まで90度巻きつける
その後ナット部分に指を添えて弦を巻き取る
ある程度巻き取ったらブリッジの駒にちゃんと弦が乗っているかを確認する
テンションバーやテンションピンがある場合はそこも確認する
チューニングは全ての弦を張り終えてからで良い
巻き取るときの注意点としてはペグの先端から巻き取り始めて、だんだんヘッド側に寄るように巻き取るほうが良い
しかし絶対にそうする必要はないので余裕があったら実践しよう
ペグが逆側に取り付けてある場合は、反時計回りにするだけである
適正な長さが覚えられたら最初に書いた手順の弦を真っ直ぐにする必要はない
弦を緩めたらグルグルになっている部分をニッパで切り落とせば良い
弦高調整
弦交換をしたときに一緒にやったりする
弾き辛いなーと思ったりしたら
弦交換の時じゃあなくてもできる
必要なもの…ちっちゃい六角レンチ
弦高調整はブリッジで行う
ブリッジに取り付けてあるサドルの高さを調節し、弦高を変える
サドルの高さはサドルに取り付けてあるイモネジで調整する
(イモネジとはネジの頭が無く、胴体に六角レンチの溝が掘ってあるもの)
時計回りに回すと弦高が高くなり、反時計回りは低くなる
サドルの両側にイモネジがあることが一般的なので、サドルがボディに対して水平になるように注意
オクターブ調整
股の名をオクターブチューニング
弦高調整や弦のゲージを変えたときに。
コレをしないとベース本体が音痴になっちゃう
必要なもの…ドライバー、チューナー
オクターブ調整はブリッジで行う
ブリッジに取り付けてあるサドルの位置を調節し、オクターブチューニングを行う
サドルの位置はサドルをブリッジに取り付けているネジで調整する
(どのネジかというと、ネジとサドルの間にバネが取り付けてあるもの)
①まず弦をチューニングする
②12フレット部分の弦に軽く触れ、音を鳴らす(ナチュラルハーモニクス)
③このときちゃんとチューナーで適正な音程になっているかを確認
④次に12フレットを押弦し、音を鳴らす
⑤このときちゃんとチューナーで適正な音程になっているならば調整済みということ
音程が高かった場合…サドルの位置が上すぎる状態
ネジを時計回りに回す
音程が低かった場合…サドルの位置が下すぎる状態
ネジを反時計回りに回す
⑥再びチューニングし、12フレットの音程を確認、適正になるまで調整を繰り返す
大体サドルの位置関係が4弦から1弦へ右肩上がりの直線になる
なお、フレットレスベースの場合は、12フレットのフレットラインの真上を
マイナスドライバーで押さえて、フレッテッドの時と同じ要領で合わせればよいですよ
フレットラインの無いフレットレスの場合は……同じ原理でサイドポジションの
12フレットの位置にまっすぐマスキングテープの端を合わせて貼って「仮ライン」を
作って押さえてやれば良いんじゃないかな
ネック調整(トラスロッド調整)
ネックが反ってるなーって言うときに。
反ってるどころじゃなく波打ってたり捻じ曲がってたりしたら楽器屋へGo
必要なもの…六角レンチ
ピックアップ高さ調整
4弦は音が大きいのに1弦は音が小さい!とか言うとき。
ピックアップを弦に近づければ音が大きくなる
弦高調整もあわせてやろう
必要なもの…ドライバー
ピックアップを取り付けてあるネジをドライバーでまわして調整する
時計回りに回すと高さが低くなる
反時計回りに回すと高さが高くなる
…特筆すべく事柄が思いつかない
- 3~5万辺りじゃ、バッカスかヤマハがおすすめ。 -- 名無しさん (2013-01-26 11:03:58)
- これはいい記事 -- 名無しさん (2013-07-20 19:38:25)
- 勉強になる -- 名無しさん (2013-08-01 10:44:24)
- 「フレットレスベースのオクターブチューニングのやり方」書いてなかったので追記しました -- 名無しさん (2013-10-15 08:53:17)
- 応援してます -- 名無しさん (2013-10-18 21:31:09)
- 分かりやすいです。 -- 名無しさん (2014-03-24 15:11:31)
- すげぇありがたい。参考にさせていただきます! -- 名無しさん (2014-04-20 09:24:34)
- よっし、自分でめんどう見るぞ!って気になったよ、ありがとう。 -- 名無しさん (2014-06-12 23:23:18)
- バッカスいいですよね -- 名無しさん (2014-11-14 04:36:38)
- トーカイも中々ですよ -- 名無しさん (2015-03-10 00:19:39)
- 文体が優しい感じでいいなあ -- 名無しさん (2015-07-24 12:15:23)
- 近くに楽器店のないド田舎住みの高校生です。 -- 名無しさん (2015-09-18 22:44:53)
- ↑すみません。誤爆です。続けます。ベースを始めたいのですがアイバニーズというメーカーのSR300というベースが欲しいのですが(見た目的に)このメーカーは本当に信用のあるところでしょうか?知識も何もないものでぜひアドバイスをお願いします。 -- 名無しさん (2015-09-18 22:47:15)
- ↑メーカーは有名ドコロだし、例えばSlipknotのPaul Grayも使ってたぐらいだから信用はあるんちゃうかな。最初の一本だから不安でメッチャ迷うと思うけど、悪くない選択だから後は練習して腕を磨けば良い楽器って思いますよきっと。 -- 名無しさん (2015-09-19 01:28:32)
- よくここまで書きましたね(笑)素晴らしい。何人もの初心者さんが助けられただろう -- 名無しさん (2015-09-23 18:54:54)
- ワイも5弦入門に愛馬のSR305買おうとオモテル -- 名無しさん (2015-12-14 18:01:48)
- 今更見てしまった…もう少し早くこの記事と出会っていれば…! -- 名無しさん (2018-02-11 21:34:15)
- > ```断言するけど、キミはここで選んだベース、つまり最初の一本を、生涯手放すことはないね。絶対に。 ``` 良いこと言うね。正確には「手放してしまって後悔、その後何十年も探し続ける」だよ。 -- 名無しさん (2019-02-24 02:27:29)
最終更新:2020年12月06日 23:03