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*CPU
CPUとは人間で言う「脳」であり、主な処理を行う。
パーツ選びの際はソフトの「推奨スペック」以上の最新CPUを買えば十分。
詳しいスペックの見方は下記参照。
[[おすすめパーツリスト]]
[[価格.com(CPU)>http://kakaku.com/pc/cpu/]]
#contents
**スペックの見方
***用語表だよ!
初心者がまず知るべきスペックと用語。
|用語|解説|例|ひとこと|h
|コア・スレッド数|脳と手の数|4コア(クアッドコア)、&br()8コア(オクタコア)…|4コアが普通|
|クロック数|頭の速さ|3.2GHz、4.0GHz…|3.0GHz以上が普通&br()4.0GHz以上はハイスペ|
|CPUソケット|CPUの規格・形状|LGA1151、SocketAM4…|マザボと合わせよう!|
|アーキテクチャ|世代|Kaby Lake、Haswell、Summit Ridge…||
|シリーズ|同世代内の種類|i7、i5、Celeron、Ryzen7…|ネーミング!|
|消費電力|(正確にはTDP・熱設計電力という)|35W、65W、91W…|通常のものならだいたい100W以下!|
***コア・スレッド数(C・T)
CPUに搭載されている「脳」の数。
これが多いほど多重処理に優れたりする。
また、スレッド数は脳に対する「手」みたいなもの。
通常は1コアあたり1スレッド。
スレッド数はあまり気にしなくてもいい。
|コア数|評価|ひとこと|h
|6(ヘキサ)以上|○|動画エンコードなどの並列処理には向いているが、&br()4コア超のマルチコアに最適化されていないゲームがあるので注意|
|4(クアッド)|○|ゲームをするなら|
|2(デュアル)|△|ネット、データ管理、Officeなら困らない|
***クロック数
「頭」の速さ。クロックが2倍になったら速度も2倍。
わかりやすい!
どんな用途でも効いてくる。
※ゲームなどで速度に限度がある場合は速すぎても意味なし。逆に速すぎて困ると言えば熱管理がめんどくさくなるぐらい。
***CPUソケット
CPUの形状。
CPUとマザボは対応した製品でなければ乗せることすら不可能なので、双方ソケットの一致している物を購入しよう。
|メーカー|CPUソケット|ひとこと|h
|Intel|LGA1151|メインストリーム!|
|~|LGA2011-3|ハイエンド!|
|AMD|AM4|CPU処理重視タイプ!|
|~|FM2|内蔵GPU特化タイプ!|
***アーキテクチャ
CPUの世代みたいなの。
IntelならKaby Lake(第7世代)が、AMDならRyzenのSummit Ridgeが最新。
***シリーズ
同世代内の種類分け・ネーミングみたいなの。
シリーズごとに大まかな違いがある。
|メーカー|シリーズ|ひとこと|h
|Intel|Core i7|4コアHT対応!OC耐性高!&br()800/900番代は6コア以上!|
|~|Core i5|4コア多し!コスパ良い!(HT無し)|
|~|Core i3|2コア上位!HTで4スレッド!|
|~|Pentium|2コア中位!(Kaby Lake以降はHT装備)|
|~|Celeron|2コア下位!|
|~|Xeon|サーバー向け安定高出力型!|
|AMD|Ryzen 7|8コア16スレッド!|
|~|Ryzen 5|6コア12スレッド!or 4コア8スレッド!|
※HT(ハイパースレッディング)…1コアあたり2スレッドで「見かけ上コア数が2倍」みたいな動きをさせる技術。IntelではCore i7/Core i3/Pentium(Kaby Lake以降)に搭載されている。AMDでは同じものが「SMT」と呼ばれる。こちらはRyzen 7/Ryzen 5に搭載。
※OC(オーバークロック)…CPUの高速化。規格外の速さで動かせる。
***内蔵GPU
画面出力機能。グラボをつけるならいらない。
CPUによっては、Core i7 800/900番代や、Ryzenなど、そもそもついてないものもある。
***その他のスペック
***型番名注記
|メーカー|型番|ひとこと|h
|Intel|数字|基本的に大きい方が高性能!|
|~|末尾のK|OC対応!|
|~|末尾のC|OC対応!(Broadwellのデスクトップ向け)|
|~|末尾のS|省電力!(ただし性能は削られている)&br()(Broadwell以降では消滅)|
|~|末尾のT|超省電力!(ただし性能は削られている)|
|~|末尾のP|内蔵GPU無し or 内蔵GPUが下位クラス|
|~|末尾のU|モバイル用の通常品|
|~|末尾のM|旧・モバイル用の通常品|
|~|末尾のQ|モバイル用クアッドコア|
|~|末尾のQM|旧・モバイル用クアッドコア|
|~|末尾のH|モバイル用上位グラフィックス搭載&br()(Irisなど)|
|~|末尾のHQ|モバイル用上位グラフィックス搭載かつクアッドコア|
|~|末尾のHK|モバイル用上位グラフィックス搭載かつOC対応|
|AMD|末尾のX|XFRの伸びしろが大きい(+100MHz)|
※XFR(eXtended Frequency Range)…CPUの温度に応じて、最大ブーストクロックを超えて周波数を上げてくれる技術。自動でやってくれる。BIOSから有効/無効を切り替えられる。X型番でなくとも作動するが、この場合は伸びしろが+50MHzにとどまる。
※AMDのRyzenなら全製品でOCに対応に対応している。
****キャッシュ
CPUの一時的な記憶領域。
CPUから近い順にL1、L2、L3、…と分けられる。
単に「キャッシュ」とだけ表記してある場合は通常L3(もしくはL2+L3)キャッシュを指す。
**(参考)知っておきたい知識OC(オーバークロック)
OCとはCPUやGPUの高速化のこと。
規定以上の速さで動かせる。
マザボ上の機能で行う。
CPUのOCを行う最低条件は基本的に以下2つ
・マザボがOC向け
・CPUがOC対応
(Intelなら[[Core i5-6600K>http://kakaku.com/item/K0000800542/]]など末尾「K」「X」「C」のものが対応している。)
(AMDのRyzenなら''全製品でOCに対応''する。←ココ重要!!)
詳しくは[[OCの手引き]]を参照。
**(参考)内蔵GPUってあった方がいいの?内蔵GPUでどこまでできるの?
グラボをつけるなら内蔵GPUはいらない。
内蔵GPUでできるのは2Dゲームぐらいまで。
**(参考)CPUの総性能はベンチマークでしかわからない
CPUの性能を左右するのは主にコア数、クロック数(GHz)、アーキテクチャ、キャッシュ(MB)である。
しかし、アーキテクチャによる性能が非常にわかりにくいため、CPUの総性能はこれらの総合(ベンチスコア)でしか分からない。
そのため、コア数、クロック数が高くても性能の低いCPUはいくらでもあるので注意。
**(参考)動画エンコしたいんだけど、爆速CPU買えばいいの?50万とか高すぎるんだけど…
寝てるときエンコするなら低速CPU([[Celeron G3930>http://kakaku.com/item/K0000933431/]]など)で十分。
一刻を争うなら高速CPU([[Ryzen 7 1700>http://kakaku.com/item/K0000946575/]]などの多コア製品)を買うべし。スレッド数が物を言う。
*CPU
CPUとは人間で言う「脳」であり、主な処理を行う。
パーツ選びの際はソフトの「推奨スペック」以上の最新CPUを買えば十分。
詳しいスペックの見方は下記参照。
[[おすすめパーツリスト]]
[[価格.com(CPU)>http://kakaku.com/pc/cpu/]]
#contents
**スペックの見方
***用語表だよ!
初心者がまず知るべきスペックと用語。
|用語|解説|例|ひとこと|h
|コア・スレッド数|脳と手の数|4コア(クアッドコア)、&br()8コア(オクタコア)…|4コアが普通&br()6コア以上はハイスペ|
|クロック数|頭の速さ|3.2GHz、4.0GHz…|3.0GHz以上が普通&br()4.0GHz以上はハイスペ|
|CPUソケット|CPUの規格・形状|LGA1151、SocketAM4…|マザボと合わせよう!|
|アーキテクチャ|世代|Kaby Lake、Haswell、Summit Ridge…||
|シリーズ|同世代内の種類|i7、i5、Celeron、Ryzen7…|ネーミング!|
|消費電力|(正確にはTDP・熱設計電力という)|35W、65W、91W…|通常のものならだいたい100W以下!|
***コア・スレッド数(C・T)
CPUに搭載されている「脳」の数。
これが多いほど多重・並列処理に優れたりする。
また、スレッド数は脳に対する「手」みたいなもの。
通常は1コアあたり1スレッド。
しかし、「ハイパースレッディング」や「SMT」(詳細は後述)によって、1コアあたり2スレッドに増やすことができるCPUも存在する。
これにより、少ないコア数でも、より多くの処理をこなすことができる。
|コア数|評価|ひとこと|h
|6(ヘキサ)以上|○|動画エンコードなどの並列処理には向いているが、&br()4コア超のマルチコアに最適化されていないゲームがあるので注意※|
|4(クアッド)|○|ゲームをするなら最低限ここから|
|2(デュアル)|△|ネット、データ管理、Officeなら困らない|
※マルチコア非対応のゲームであっても、将来的にマルチコアに対応する可能性がある。長期的な視野でPCを使うという人は、6コア以上のCPUを買うのが望ましい。
***クロック数
「頭」の速さ。クロックが2倍になったら速度も2倍。
わかりやすい!
どんな用途でも効いてくる。
※ゲームなどで速度に限度がある場合は速すぎても意味なし。逆に速すぎて困ると言えば熱管理がめんどくさくなるぐらい。
***CPUソケット
CPUの形状。
CPUとマザボは対応した製品でなければ乗せることすら不可能なので、双方ソケットの一致している物を購入しよう。
|メーカー|CPUソケット|ひとこと|h
|Intel|LGA1151|メインストリーム!|
|~|LGA2011-3|ハイエンド!|
|AMD|AM4|CPU処理重視タイプ!|
|~|FM2|内蔵GPU特化タイプ!|
***アーキテクチャ
CPUの世代みたいなの。
IntelならKaby Lake(第7世代)が、AMDならRyzenのSummit Ridgeが最新。
***シリーズ
同世代内の種類分け・ネーミングみたいなの。
シリーズごとに大まかな違いがある。
|メーカー|シリーズ|ひとこと|h
|Intel|Core i7|4コアHT対応!OC耐性高!&br()800/900番代は6コア以上!|
|~|Core i5|4コア多し!コスパ良い!(HT無し)|
|~|Core i3|2コア上位!HTで4スレッド!|
|~|Pentium|2コア中位!(Kaby Lake以降はHT装備)|
|~|Celeron|2コア下位!|
|~|Xeon|サーバー向け安定高出力型!|
|AMD|Ryzen 7|8コア16スレッド!|
|~|Ryzen 5|6コア12スレッド!or 4コア8スレッド!|
※HT(ハイパースレッディング)…1コアあたり2スレッドで「見かけ上コア数が2倍」みたいな動きをさせる技術。IntelではCore i7/Core i3/Pentium(Kaby Lake以降)に搭載されている。AMDでは同じものが「SMT」と呼ばれる。こちらはRyzen 7/Ryzen 5に搭載。
※OC(オーバークロック)…CPUの高速化。規格外の速さで動かせる。
***内蔵GPU
画面出力機能。グラボをつけるならいらない。
CPUによっては、Core i7 x800/x900番代や、Ryzenなど、そもそもついてないものもある。
***その他のスペック
***型番名注記
|メーカー|型番|ひとこと|h
|Intel|数字|基本的に大きい方が高性能!|
|~|末尾のK|OC対応!|
|~|末尾のC|OC対応!(Broadwellのデスクトップ向け)|
|~|末尾のS|省電力!(ただし性能は削られている)&br()(Broadwell以降では消滅)|
|~|末尾のT|超省電力!(ただし性能は削られている)|
|~|末尾のP|内蔵GPU無し or 内蔵GPUが下位クラス|
|~|末尾のU|モバイル用の通常品|
|~|末尾のM|旧・モバイル用の通常品|
|~|末尾のQ|モバイル用クアッドコア|
|~|末尾のQM|旧・モバイル用クアッドコア|
|~|末尾のH|モバイル用上位グラフィックス搭載&br()(Irisなど)|
|~|末尾のHQ|モバイル用上位グラフィックス搭載かつクアッドコア|
|~|末尾のHK|モバイル用上位グラフィックス搭載かつOC対応|
|AMD|数字|基本的に大きい方が高性能!|
|~|末尾のX|XFRの伸びしろが大きい(+100MHz)|
※XFR(eXtended Frequency Range)…CPUの温度に応じて、最大ブーストクロックを超えて周波数を上げてくれる技術。自動でやってくれる。BIOSから有効/無効を切り替えられる。X型番でなくとも作動するが、この場合は伸びしろが+50MHzにとどまる。
※AMDのRyzenなら全製品でOCに対応に対応している。
****キャッシュ
CPUの一時的な記憶領域。
CPUから近い順にL1、L2、L3、…と分けられる。
単に「キャッシュ」とだけ表記してある場合は通常L3(もしくはL2+L3)キャッシュを指す。
**(参考)知っておきたい知識OC(オーバークロック)
OCとはCPUやGPUの高速化のこと。
規定以上の速さで動かせる。
マザボ上の機能で行う。
CPUのOCを行う最低条件は基本的に以下2つ
・マザボがOC向け
・CPUがOC対応
(Intelなら[[Core i5-6600K>http://kakaku.com/item/K0000800542/]]など末尾「K」「X」「C」のものが対応している。)
(AMDのRyzenなら''全製品でOCに対応''する。←ココ重要!!)
詳しくは[[OCの手引き]]を参照。
**(参考)内蔵GPUってあった方がいいの?内蔵GPUでどこまでできるの?
グラボをつけるなら内蔵GPUはいらない。
内蔵GPUでできるのは2Dゲームぐらいまで。
**(参考)CPUの総性能はベンチマークでしかわからない
CPUの性能を左右するのは主にコア数、クロック数(GHz)、アーキテクチャ、キャッシュ(MB)である。
しかし、アーキテクチャによる性能が非常にわかりにくいため、CPUの総性能はこれらの総合(ベンチスコア)でしか分からない。
そのため、コア数、クロック数が高くても性能の低いCPUはいくらでもあるので注意。
**(参考)動画エンコしたいんだけど、爆速CPU買えばいいの?50万とか高すぎるんだけど…
寝てるときエンコするなら低速CPU([[Celeron G3930>http://kakaku.com/item/K0000933431/]]など)で十分。
一刻を争うなら高速CPU([[Ryzen 7 1700>http://kakaku.com/item/K0000946575/]]などの多コア製品)を買うべし。スレッド数が物を言う。
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