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パーツ/Monitor - (2013/08/14 (水) 05:16:25) の1つ前との変更点

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*モニターとディスプレイ 画面のこと。 画面が見えなくても操作できる超人も居るが、超人以外は必須。 テレビもPCモニタ代わりになるが、無難なのはもちろんPC専用モニタ([[価格.com 液晶モニタ・液晶ディスプレイ>http://kakaku.com/pc/lcd-monitor/]])。 特性がわかっていればテレビでもいい。 ※テレビは動画に強い反面Windowsの通常操作や2chみたいな静止画中心の作業には不向き ブラウン管はもう窓から投げ捨てろ。 **売り場でのスペックの見方 ***注意すべき用語表だよ! 注意すべきスペックと用語解説。 初心者はこの5つさえ間違えなければ失敗しない。 |用語|解説|ひとこと|定番| |サイズ(~インチ)|モニタの対角線長|置き場所、見た目の迫力で好きなものを!|23| |解像度(~*~)|画面の綺麗さ|高すぎても困るから注意!|フルHD(1920*1080)| |光沢/非光沢(グレア/ノングレア)| 画面の光反射|グレアは目が疲れる!|ノングレア| |入力端子|入力方法 |DVIは映像のみ!HDMIは映像+音声!|DVI、HDMI| ※サイズ 1インチ=2.54cm 23インチ=58.42cm ※解像度 高い方がよいが高すぎても困ることがある。 (ゲームでGPUの負荷が増大、高解像度そのものに非対応、フルHD動画をドットバイドットで見られない…) ※|光沢/非光沢(グレア/ノングレア) 光沢のほうが見栄えは良いが目が疲れやすい。 また、暗転時に謎のグロメンが映るという報告もある。 ノートPCなどはグレアが多く、知らないで買って苦しむものが後を絶たない。 非光沢にするフィルムが市販されているので自分で貼って使う…などの最終手段もある。 ※入力端子 最近は汎用性からかHDMIが多い。 PC機器ならばどちらかはついてくる。 ***その他のスペック ****パネル 大雑把に見て高品質な順にIPS>VA>TN。 TNは視野角が狭く、真正面から見ないと色が変わって見えたりする。 登場時カタログスペック詐欺でえらく叩かれたが最近は欠点がある程度改善されたし明らかに他より安いので欠点を理解した上で選ぶなら別に問題ない。 逆にIPSの価格下落に伴って品質の低いもの(目潰しパネルなど)が存在しているので注意したい。 高級品と呼ばれるようなものは10万超えが当たり前なので、普通のものを選ぶなら地雷以外はどれを選んでもさほど変わらなかったり。 ****応答速度 速いほうが動画やゲームに向いている。 基本的に白⇔黒とそれ以外の色では応答速度にばらつきがあり、数字をそのまま信用していいものじゃないので注意。 ****付加機能 OD(オーバードライブ:応答速度の向上)、倍速駆動(120Hz)、アスペクト比固定拡大、ピボット、PinP(ピクチャインピクチャー:子画面を表示する機能)、立体視(3D)など。 スピーカーを備えるモニタもあるが、その性能はショボイものが殆ど。 おまけと割り切れ。 TVならそこそこのものもあるがやはりヘッドホンや単体の中級↑のスピーカーに比べると見劣りする。 画像処理などの仕事に使う場合は色調整機能の充実具合、キャリブレーション対応なども重要になる。 **(参考)モニターとディスプレイ端子の規格 -DVI/アナログRGB/HDMI/DisplayPort(ディスプレイポート)などが主流。 グラフィックボードには通常、複数の出力端子が付いている。現行だとDVIはほぼ間違いなく付いていて、 さらにDVI、アナログRGB、HDMI、DisplayPortが1~2個付いている。その中でメインとなるものをプライマリ出力といい、 通常はDVI(複数あればその中の一つ)がそれになっている。 BIOS画面の表示などがプライマリ出力でなければできない場合があるため、&bold(){最初に購入するモニタはDVI接続が可能なものを推奨}。 なお、DVI出力が複数ある場合はマザーボードに近い側がプライマリであることが多いらしい。 コネクタの付近に番号が刻印されている場合もあるので確認してみよう。マニュアルも助けになるかもしれない。 &blankimg(http://www19.atwiki.jp/vippc2?cmd=upload&act=open&pageid=12&file=dispray+connectors.png) -アナログRGB端子/VGA端子 古い規格でアナログ接続の為、ケーブル・コネクタの質やケーブル長、周囲のノイズによって素人でも映像の滲みなどが分かる。 しかしながらオンボードグラフィックやノートPCの外部出力はこれしかないこともある。ようやく廃止に向けて動き出すらしい。 アナログRGBに使用されている15穴のコネクタはアナログRGB端子専用のものでなく汎用のD-sub15pin (miniD-sub15pin/HighdensityD-sub15pinと呼ばれる事もある)というコネクタを利用しており、 この形状のコネクタを備えていても必ずしもアナログRGB端子とは限らない。アナログRGB端子の場合プラスチック部分が 青い樹脂で成型されている場合が多く、この場合はアナログRGB端子である場合が多い。 プロ用のモニタ等では同じアナログ信号を利用するが画質に有利なBNCコネクタになっている場合もある。 -DVI-I/DVI-D/DVI-A PCでは主流の規格。一部の家電(テレビ)も搭載している。アナログRGB信号とTMDS方式のデジタル信号を両方扱える機器は DVI-Iコネクタ、デジタル信号のみを扱える機器はDVI-D、アナログRGBのみを扱える機器はDVI-Aコネクタを備えている。 とはいってもアナログRGBのみを扱える機器はより普及率の高いD-sub15pinを使用する場合が多いので DVI-Aコネクタを備えた機器は稀である。DVI-IとDVI-AのアナログRGB信号は上のアナログRGB端子/VGA端子のものと 基本的に同じなのでピン配列変換コネクタで変換する事が出来る。 DVI-IとDVI-DのTMDSデジタル信号部分はシングルリンクとデュアルリンクがあり、シングルリンクでは 高解像度・高リフレッシュレートに対応できない。シングルリンクでは24bitカラーでリフレッシュレート60Hzの場合は 解像度はWUXGA(1920×1200)までとなる。デュアルリンクではこれ以上の色数・リフレッシュレート・解像度に対応可能だが、 機器側の制限や性能の限界で出力出来ない・表示できない場合もある。モニタ・グラフィックボードのスペックを確認する事。 デュアルリンクを使用するには対応グラフィックボードと対応モニタとデュアルリンク用の端子まで結線されたケーブルが必要。 デュアルリンク対応ケーブルはシングルリンクの機器同士を接続するのにも使用できる。 アナログ信号用端子しか結線されていないケーブルが存在する可能性があるが、その場合デジタル信号で接続できない為使ってはいけない。 またアナログ信号用端子とデジタル信号用端子両方が結線されたケーブルを使うと、グラフィックボードもモニタも デジタルに対応しているにも拘らずアナログ信号で接続されてしまう場合があるのでデジタル接続したい場合は デジタル信号用端子のみ結線されたケーブルを使おう。一部機器はHDCPという著作権保護を目的とした暗号化機能に対応している。 |使いたい信号|必要なグラフィックボードの出力端子|必要なケーブル|必要なモニタ| |アナログ|DVI-I/DVI-A|アナログ信号線が結線されたもの|アナログ信号に対応したもの| |デジタル(シングルリンク)|DVI-I/DVI-D|デジタル信号線が結線されたもの|デジタル信号に対応したもの| |デジタル(デュアルリンク)|DVI-I/DVI-D(デュアルリンク対応のもの)|デュアルリンク用信号線が結線されたもの|デュアルリンクに対応したもの| -HDMI 家電で主流の規格。TMDS方式のデジタル信号と音声信号を伝送でき、HDCPという著作権保護を目的とした暗号化と 家電をコントロールするコマンドの送信(自作PCには余り関係ない)にも対応している。 最近はPC関連製品でもかなりの割合で搭載している。PCではDVIの方が扱いやすいが、TVに繋ぐならば 音声も送れるこちらが便利な場合も。(もちろん出力側の機器、自作の場合はグラフィックボードが音声信号の出力に 対応していない限り音声は伝送出来ない。RADEONはHDMI搭載初期から音声にも対応しているが、GeForceは?わかりますん?? 最近のはおkだったはず)HDMIには1.3とか1.4などといったリビジョン違いがあり、後のリビジョンに対応した機器の方が より高解像度・高リフレッシュレートに対応している可能性があるが(メーカーは新たな仕様を選択的に導入できる為、 対応リビジョンが新しくても新たなリビジョンで定められた新機能に対応していない場合もある) 接続した機器やケーブルの中で低いものに合わせられる。コネクタはA~Eタイプがあるが、PCの場合は 大体Aタイプのコネクタを利用している。画像で示したものはAタイプである。 D-sub15pinやDVIのようなロック用ネジが無いので抜けやすい。 TMDS方式のデジタル信号はDVIで使用されているものと基本的に同じなのでピン配列変換コネクタを利用して変換出来る場合もあるが、 HDCPに対応していない機器と接続すると一部のコンテンツは再生できない場合がある。また相性で変換自体がうまくいかない場合もある。 HDMI同士でも、PCとPC用モニタを接続する場合は問題ないが、家電ではPCとの接続をサポートしていない場合もある。 何か特殊な機能を使っているような製品を接続する場合には注意しておこう。 |利用形態|必要なグラフィックボード|必要なモニタ/TV| |音声まで伝送する場合|音声信号の出力対応のHDCPコネクタを備えたもの|音声信号の再生に対応したHDCPコネクタを備えたもの| |保護されたコンテンツを視聴する場合|HDCP対応のDVI/HDCPコネクタを備えたもの|HDCP対応のDVI/HDCPコネクタを備えたもの| -DisplayPort DVIに代わる規格として登場。デイジーチェーン接続(数珠繋ぎ接続)やハブを利用した大規模なマルチモニタ環境や 超高解像度も見越した高機能かつ高い伝送能力が売り。HDMIを推進している企業は家電メーカーなのに対して DisplayPortは大手PCメーカーや関連企業の為、PC業界ではDisplayPortに移行してゆく可能性が高い。 HDCPに対応し、一部機器は音声や汎用データの伝送にも対応している。出力側機器はソース機器、入力側機器はシンク機器と呼ばれる。 映像信号はデジタル信号だがDVI/HDCPで使用されるTMDS方式ではない為、DVIやHDCP機器と組み合わせて使用する場合は 基本的には高価な信号変換装置が必要になる。但しソース機器が高機能でDVIやHDCPへの変換に対応している場合は ピン配列変換コネクタのみでDVIやHDCPに変換できる場合もある。DisplayPortコネクタが主流だが miniDisplayPortコネクタも存在する。やはりロック機構は無いので抜けやすい。 RADEONEyefinityシリーズなどの面白い製品も出ているのだが、対応モニタの選択肢があまりない。 これもHDMIのようなリビジョン違いが存在する。非常に自由度が高い規格の為機器によって出来る事と出来ない事が多く、 ソース機器とシンク機器のスペックをよく確認する必要がある。 -HDCPとは BD/HD-DVD/地上波デジタル等の保護されたコンテンツでは著作権保護の為に出力機器・入力機器双方がHDCPに対応していないと 再生できない仕組みになっている為、こういうものを視聴する場合は対応OS(WindowsXPSP2以降はCOPPという仕組みで HDCPに対応する)、COPP対応のコンテンツ再生ソフト、HDCP対応ビデオカード、HDCP対応モニタが必要になる。 -その他 コンポーネント・D端子はY/Pb(Cb)/Pr(Cr)の三つの信号を利用したアナログ方式で、 コンポーネントとD端子はコネクタ形状の違いのみで信号の互換性がある。 S端子とコンポジットは輝度信号と色信号を使用したアナログ方式でコンポーネント・D端子とは互換性が無く画質で劣る。 S端子は輝度信号と色信号を分けて伝送し、コンポジット端子は混ぜて伝送する為S端子の方がまだ多少は画質が良い。 他にもさまざまな接続方法があるが現在のPCでは通常利用しない。 キャプチャボードを使用してPCモニタに映したり取り込んだりすることは可能。 -変換について 安くて小さい変換コネクタの場合、以下のような場合には変換が可能。 |DVI⇔HDMI|映像に限れば容易に可能。| |DVI-I⇔アナログRGB|変換は容易に可能だが、DVI-D⇔D-Subは不可。| |DisplayPort⇔他の方式|DisplayPort出力機器側が対応している場合のみ。それ以外は困難。| ※映像変換チップを使用した高額なコンバータならば大抵の変換は可能だが、新品モニタが買えるほどの価格だったり遅延が生じたりする。 -出力側機器・入力側機器 アナログRGB・DVI・HDMI・DisplayPortはそれぞれ映像信号を出力するコネクタと映像信号を入力される側のコネクタが分かれており、 入力される側同士や出力される側同士を接続しても何も起きない。 ノートPC等にはアナログRGB等の出力コネクタがある場合があるが、これらは入力される側のコネクタではないので ノートPCのモニタをデスクトップPCのモニタとして利用したりは出来ない。
*モニターとディスプレイ 画面のこと。 画面が見えなくても操作できる超人も居るが、超人以外は必須。 テレビもPCモニタ代わりになるが、無難なのはもちろんPC専用モニタ([[価格.com 液晶モニタ・液晶ディスプレイ>http://kakaku.com/pc/lcd-monitor/]])。 特性がわかっていればテレビでもいい。 ※テレビは動画に強い反面Windowsの通常操作や2chみたいな静止画中心の作業には不向き ブラウン管はもう窓から投げ捨てろ。 **売り場でのスペックの見方 ***注意すべき用語表だよ! 注意すべきスペックと用語解説。 初心者はこの5つさえ間違えなければ失敗しない。 |用語|解説|ひとこと|定番| |サイズ(~インチ)|モニタの対角線長|置き場所、見た目の迫力で好きなものを!|23| |解像度(~*~)|画面の綺麗さ|高すぎても困るから注意!|フルHD(1920*1080)| |光沢/非光沢(グレア/ノングレア)| 画面の光反射|グレアは目が疲れる!|ノングレア| |入力端子|入力方法 |DVIは映像のみ!HDMIは映像+音声!|DVI、HDMI| ※サイズ 1インチ=2.54cm 23インチ=58.42cm ※解像度 高い方がよいが高すぎても困ることがある。 (ゲームでGPUの負荷が増大、高解像度そのものに非対応、フルHD動画をドットバイドットで見られない…) ※|光沢/非光沢(グレア/ノングレア) 光沢のほうが見栄えは良いが目が疲れやすい。 また、暗転時に謎のグロメンが映るという報告もある。 ノートPCなどはグレアが多く、知らないで買って苦しむものが後を絶たない。 非光沢にするフィルムが市販されているので自分で貼って使う…などの最終手段もある。 ※入力端子 最近は汎用性からかHDMIも多い。 PC機器ならばDVI、HDMIのどちらかはついてくる。 ***その他のスペック ****パネル 大雑把に見て高品質な順にIPS>VA>TN。 TNは視野角が狭く、真正面から見ないと色が変わって見えたりする。 登場時カタログスペック詐欺でえらく叩かれたが最近は欠点がある程度改善されたし明らかに他より安いので欠点を理解した上で選ぶなら別に問題ない。 逆にIPSの価格下落に伴って品質の低いもの(目潰しパネルなど)が存在しているので注意したい。 高級品と呼ばれるようなものは10万超えが当たり前なので、普通のものを選ぶなら地雷以外はどれを選んでもさほど変わらなかったり。 ****応答速度 速いほうが動画やゲームに向いている。 基本的に白⇔黒とそれ以外の色では応答速度にばらつきがあり、数字をそのまま信用していいものじゃないので注意。 ****付加機能 OD(オーバードライブ:応答速度の向上)、倍速駆動(120Hz)、アスペクト比固定拡大、ピボット、PinP(ピクチャインピクチャー:子画面を表示する機能)、立体視(3D)など。 スピーカーを備えるモニタもあるが、その性能はショボイものが殆ど。 おまけと割り切れ。 TVならそこそこのものもあるがやはりヘッドホンや単体の中級↑のスピーカーに比べると見劣りする。 画像処理などの仕事に使う場合は色調整機能の充実具合、キャリブレーション対応なども重要になる。 **(参考)モニターとディスプレイ端子の規格 -DVI/アナログRGB/HDMI/DisplayPort(ディスプレイポート)などが主流。 グラフィックボードには通常、複数の出力端子が付いている。現行だとDVIはほぼ間違いなく付いていて、 さらにDVI、アナログRGB、HDMI、DisplayPortが1~2個付いている。その中でメインとなるものをプライマリ出力といい、 通常はDVI(複数あればその中の一つ)がそれになっている。 BIOS画面の表示などがプライマリ出力でなければできない場合があるため、&bold(){最初に購入するモニタはDVI接続が可能なものを推奨}。 なお、DVI出力が複数ある場合はマザーボードに近い側がプライマリであることが多いらしい。 コネクタの付近に番号が刻印されている場合もあるので確認してみよう。マニュアルも助けになるかもしれない。 &blankimg(http://www19.atwiki.jp/vippc2?cmd=upload&act=open&pageid=12&file=dispray+connectors.png) -アナログRGB端子/VGA端子 古い規格でアナログ接続の為、ケーブル・コネクタの質やケーブル長、周囲のノイズによって素人でも映像の滲みなどが分かる。 しかしながらオンボードグラフィックやノートPCの外部出力はこれしかないこともある。ようやく廃止に向けて動き出すらしい。 アナログRGBに使用されている15穴のコネクタはアナログRGB端子専用のものでなく汎用のD-sub15pin (miniD-sub15pin/HighdensityD-sub15pinと呼ばれる事もある)というコネクタを利用しており、 この形状のコネクタを備えていても必ずしもアナログRGB端子とは限らない。アナログRGB端子の場合プラスチック部分が 青い樹脂で成型されている場合が多く、この場合はアナログRGB端子である場合が多い。 プロ用のモニタ等では同じアナログ信号を利用するが画質に有利なBNCコネクタになっている場合もある。 -DVI-I/DVI-D/DVI-A PCでは主流の規格。一部の家電(テレビ)も搭載している。アナログRGB信号とTMDS方式のデジタル信号を両方扱える機器は DVI-Iコネクタ、デジタル信号のみを扱える機器はDVI-D、アナログRGBのみを扱える機器はDVI-Aコネクタを備えている。 とはいってもアナログRGBのみを扱える機器はより普及率の高いD-sub15pinを使用する場合が多いので DVI-Aコネクタを備えた機器は稀である。DVI-IとDVI-AのアナログRGB信号は上のアナログRGB端子/VGA端子のものと 基本的に同じなのでピン配列変換コネクタで変換する事が出来る。 DVI-IとDVI-DのTMDSデジタル信号部分はシングルリンクとデュアルリンクがあり、シングルリンクでは 高解像度・高リフレッシュレートに対応できない。シングルリンクでは24bitカラーでリフレッシュレート60Hzの場合は 解像度はWUXGA(1920×1200)までとなる。デュアルリンクではこれ以上の色数・リフレッシュレート・解像度に対応可能だが、 機器側の制限や性能の限界で出力出来ない・表示できない場合もある。モニタ・グラフィックボードのスペックを確認する事。 デュアルリンクを使用するには対応グラフィックボードと対応モニタとデュアルリンク用の端子まで結線されたケーブルが必要。 デュアルリンク対応ケーブルはシングルリンクの機器同士を接続するのにも使用できる。 アナログ信号用端子しか結線されていないケーブルが存在する可能性があるが、その場合デジタル信号で接続できない為使ってはいけない。 またアナログ信号用端子とデジタル信号用端子両方が結線されたケーブルを使うと、グラフィックボードもモニタも デジタルに対応しているにも拘らずアナログ信号で接続されてしまう場合があるのでデジタル接続したい場合は デジタル信号用端子のみ結線されたケーブルを使おう。一部機器はHDCPという著作権保護を目的とした暗号化機能に対応している。 |使いたい信号|必要なグラフィックボードの出力端子|必要なケーブル|必要なモニタ| |アナログ|DVI-I/DVI-A|アナログ信号線が結線されたもの|アナログ信号に対応したもの| |デジタル(シングルリンク)|DVI-I/DVI-D|デジタル信号線が結線されたもの|デジタル信号に対応したもの| |デジタル(デュアルリンク)|DVI-I/DVI-D(デュアルリンク対応のもの)|デュアルリンク用信号線が結線されたもの|デュアルリンクに対応したもの| -HDMI 家電で主流の規格。TMDS方式のデジタル信号と音声信号を伝送でき、HDCPという著作権保護を目的とした暗号化と 家電をコントロールするコマンドの送信(自作PCには余り関係ない)にも対応している。 最近はPC関連製品でもかなりの割合で搭載している。PCではDVIの方が扱いやすいが、TVに繋ぐならば 音声も送れるこちらが便利な場合も。(もちろん出力側の機器、自作の場合はグラフィックボードが音声信号の出力に 対応していない限り音声は伝送出来ない。RADEONはHDMI搭載初期から音声にも対応しているが、GeForceは?わかりますん?? 最近のはおkだったはず)HDMIには1.3とか1.4などといったリビジョン違いがあり、後のリビジョンに対応した機器の方が より高解像度・高リフレッシュレートに対応している可能性があるが(メーカーは新たな仕様を選択的に導入できる為、 対応リビジョンが新しくても新たなリビジョンで定められた新機能に対応していない場合もある) 接続した機器やケーブルの中で低いものに合わせられる。コネクタはA~Eタイプがあるが、PCの場合は 大体Aタイプのコネクタを利用している。画像で示したものはAタイプである。 D-sub15pinやDVIのようなロック用ネジが無いので抜けやすい。 TMDS方式のデジタル信号はDVIで使用されているものと基本的に同じなのでピン配列変換コネクタを利用して変換出来る場合もあるが、 HDCPに対応していない機器と接続すると一部のコンテンツは再生できない場合がある。また相性で変換自体がうまくいかない場合もある。 HDMI同士でも、PCとPC用モニタを接続する場合は問題ないが、家電ではPCとの接続をサポートしていない場合もある。 何か特殊な機能を使っているような製品を接続する場合には注意しておこう。 |利用形態|必要なグラフィックボード|必要なモニタ/TV| |音声まで伝送する場合|音声信号の出力対応のHDCPコネクタを備えたもの|音声信号の再生に対応したHDCPコネクタを備えたもの| |保護されたコンテンツを視聴する場合|HDCP対応のDVI/HDCPコネクタを備えたもの|HDCP対応のDVI/HDCPコネクタを備えたもの| -DisplayPort DVIに代わる規格として登場。デイジーチェーン接続(数珠繋ぎ接続)やハブを利用した大規模なマルチモニタ環境や 超高解像度も見越した高機能かつ高い伝送能力が売り。HDMIを推進している企業は家電メーカーなのに対して DisplayPortは大手PCメーカーや関連企業の為、PC業界ではDisplayPortに移行してゆく可能性が高い。 HDCPに対応し、一部機器は音声や汎用データの伝送にも対応している。出力側機器はソース機器、入力側機器はシンク機器と呼ばれる。 映像信号はデジタル信号だがDVI/HDCPで使用されるTMDS方式ではない為、DVIやHDCP機器と組み合わせて使用する場合は 基本的には高価な信号変換装置が必要になる。但しソース機器が高機能でDVIやHDCPへの変換に対応している場合は ピン配列変換コネクタのみでDVIやHDCPに変換できる場合もある。DisplayPortコネクタが主流だが miniDisplayPortコネクタも存在する。やはりロック機構は無いので抜けやすい。 RADEONEyefinityシリーズなどの面白い製品も出ているのだが、対応モニタの選択肢があまりない。 これもHDMIのようなリビジョン違いが存在する。非常に自由度が高い規格の為機器によって出来る事と出来ない事が多く、 ソース機器とシンク機器のスペックをよく確認する必要がある。 -HDCPとは BD/HD-DVD/地上波デジタル等の保護されたコンテンツでは著作権保護の為に出力機器・入力機器双方がHDCPに対応していないと 再生できない仕組みになっている為、こういうものを視聴する場合は対応OS(WindowsXPSP2以降はCOPPという仕組みで HDCPに対応する)、COPP対応のコンテンツ再生ソフト、HDCP対応ビデオカード、HDCP対応モニタが必要になる。 -その他 コンポーネント・D端子はY/Pb(Cb)/Pr(Cr)の三つの信号を利用したアナログ方式で、 コンポーネントとD端子はコネクタ形状の違いのみで信号の互換性がある。 S端子とコンポジットは輝度信号と色信号を使用したアナログ方式でコンポーネント・D端子とは互換性が無く画質で劣る。 S端子は輝度信号と色信号を分けて伝送し、コンポジット端子は混ぜて伝送する為S端子の方がまだ多少は画質が良い。 他にもさまざまな接続方法があるが現在のPCでは通常利用しない。 キャプチャボードを使用してPCモニタに映したり取り込んだりすることは可能。 -変換について 安くて小さい変換コネクタの場合、以下のような場合には変換が可能。 |DVI⇔HDMI|映像に限れば容易に可能。| |DVI-I⇔アナログRGB|変換は容易に可能だが、DVI-D⇔D-Subは不可。| |DisplayPort⇔他の方式|DisplayPort出力機器側が対応している場合のみ。それ以外は困難。| ※映像変換チップを使用した高額なコンバータならば大抵の変換は可能だが、新品モニタが買えるほどの価格だったり遅延が生じたりする。 -出力側機器・入力側機器 アナログRGB・DVI・HDMI・DisplayPortはそれぞれ映像信号を出力するコネクタと映像信号を入力される側のコネクタが分かれており、 入力される側同士や出力される側同士を接続しても何も起きない。 ノートPC等にはアナログRGB等の出力コネクタがある場合があるが、これらは入力される側のコネクタではないので ノートPCのモニタをデスクトップPCのモニタとして利用したりは出来ない。

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