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HDD reliability - (2011/02/23 (水) 04:42:24) の1つ前との変更点

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*メーカー別故障率 -大人の事情で公開される事が少ない HDD のメーカー別故障率に関して。各種のレポートを掲載するが、各レポートによって条件が様々なので総合的に判断する事。 **ロシアのデータ復旧業者「Storelab」のレポート(2010/8/13) #region(クリックで展開) データ復旧に持ち込まれた HDD から算出された各メーカー(機種)の平均寿命のレポート。 [[http://www.tomshardware.com/reviews/hdd-reliability-storelab,2681.html]] [[http://www.storelab.ru/sravnenie-nadezhnosti-hdd.htm]] -最も信頼性が高いのは HGST で平均寿命 5 年 -Seagate は例のファームロック問題を起こした 7200.11 に関しては平均寿命 1.5 年、7200.10 に関しては平均寿命 3 年、7200.12 以降の機種はデータ不足 -WD は 500GB 以下の機種では平均寿命 3.5 年、500GB を超える容量の機種では磁気ヘッドブロックの固定用ネジと磁気ヘッドの回転軸のネジが共通であることが原因で、特に温度が 45 度以上になる環境、衝撃の多い環境、HDD のカバーに強い力が掛かる環境ではヘッドがクラッシュしやすく平均寿命 1.5 年 -Samsung は特にハズレ型番でなくともヘッドがクラッシュしやすい為、Seagate や WD のハズレ品同等の平均寿命 1.5 年とされている。 #endregion **HARDWARE.FR による故障率に関するレポート(2010/12/2) #region(クリックで展開) 機種ごとの故障率のレポート [[http://www.hardware.fr/articles/810-6/taux-pannes-composants.html]] -メーカー別故障率 (HARDWARE.FR はこの集計を代理店?による集計であり、RMA がある場合は直接メーカーに送付出来る為必ずしも正確ではないとしている) |メーカー|今回集計時の故障率|前回集計時の故障率|前回集計時との比較| |Seagate|2.13%|2.58%|↓| |Maxtor|1.04%|1.73%|↓| |WesternDigital|1.45%|0.99%|↑| |Hitachi|3.39%|0.92%|↑| |Samsung|2.47%|1.93%|↑| -1TB クラスの機種の故障率 |故障率|メーカー|機種名| |5.76%|HGST|Deskstar 7K1000.B| |5.20%|HGST|Deskstar 7K1000.C| |3.68%|Seagate|Barracuda 7200.11| |3.37%|Samsung|SpinPoint F1| |2.51%|Seagate|Barracuda 7200.12| |2.37%|WestenDigital|Caviar Green WD10EARS| |2.10%|Seagate|Barracuda LP| |1.57%|Samsung|SpinPoint F3| |1.55%|WestenDigital|Caviar Green WD10EADS| |1.35%|WestenDigital|Caviar Black WD1001FALS| |1.24%|Maxtor|DiamondMax 23| -2TB クラスの機種の故障率 |9.71%|WestenDigital|Caviar Black WD2001FASS| |6.87%|HGST|Deskstar 7K2000| |4.83%|WestenDigital|Caviar Green WD20EARS| |4.35%|Seagate|Barracuda LP| |4.17%|Samsung|EcoGreen F3| |2.90%|WestenDigital|Caviar Green WD20EADS| -HARDWARE.FR は 7,200rpmよりも5,000~5,400rpm の低回転数のものの方が故障率が低い傾向にあるとしている。 #endregion **日本データテクノロジーによるレポート(2010/2/5) #region(クリックで展開) 2009 年度にデータ復旧に持ち込まれた HDD の統計情報。メーカーによって出荷台数 (母数) が大きくちがう為、シェアを加味して判断する必要がある。 [[http://www.ino-inc.com/util/nr100205.html]] |フォームファクタ|メーカー|持ち込まれた割合&br()(各フォームファクタ内に占める割合)|持ち込まれた割合&br()(全フォームファクタ内に占める割合)| |3.5"&br()(全体の 64.2%)|Seagate|22.3%|14.3%| |~|Maxtor|13.2%|8.5%| |~|WestenDigital|31.5%|20.2%| |~|HGST|14.0%|9.0%| |~|Samsung|16.7%|10.7%| |~|その他|2.2%|1.4%| |2.5"&br()(全体の 34.2%)|Seagate|8.9%|3.0%| |~|WestenDigital|6.4%|2.2%| |~|HGST|29.8%|10.2%| |~|東芝|32.1%|11.0%| |~|富士通|16.8%|5.7%| |~|その他|6.0%|2.1%| |その他&br()(全体の 1.6%)|-|100%|1.6%| -[[日本HDD協会2011年1月セミナーレポート>http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110201_424022.html]]による全世界における HDD メーカー別シェアは以下の通り。このデータを利用し故障率を算出しているブログもあるものの、メーカーによって 2.5"と 3.5"の出荷比率が大きく異なり、(日本国内における) フォームファクタ別のメーカー別シェアと比較しない限りこのレポートからメーカー毎の故障率の違いを正確に見極めるのは困難と思われる。 |Seagate|30.3%| |WesternDigital (Maxtorを吸収)|31.3%| |HGST|17.2%| |東芝(富士通のHDD事業を吸収)|10.9%| |Samsung|10.3%| -また、2008 年製造の特に WestenDigital と Samsung 製 HDD は持ち込まれた割合が高くなっている。 #endregion **Google #region(クリックで展開) 2007 年に公開された大容量 HDD 群の故障の傾向に関するレポート [[Failure Trends in a Large Disk Drive Population (PDF)>http://labs.google.com/papers/disk_failures.pdf]] -[[2009年に公開された Google のサーバーの一台。>http://japan.cnet.com/news/commentary/20390984/]]電源ユニットが 12V 単一出力でマザーボードとの間に無停電装置が挟んであり、マザーボード上で 5V や 3.3V に変換する事で消費電力を抑えている等見るべきところが多いが、注目すべきは採用されている HDD に HGST が採用されている点である。 #endregion ---- *各メーカーの保証・RMA について -[[http://wiki.nothing.sh/page/HDD%20RMA]] |メーカー|RMAの有無|RMA保障期間|RMA送付先| |Seagate|有り無しが混在|機種による|千葉県かシンガポール| |WestenDigital|有り(現行品)|3年|シンガポール| |HGST|リテール品のみ|3年|日本国内| |Samsung|無し|0秒|この世には無い| ※RMAとは別に代理店・小売店による保障がある場合がある ----
*メーカー・機種別別故障率 -大人の事情で公開される事が少ない HDD のメーカー別故障率に関して。各種のレポートを掲載するが、各レポートによって条件が様々なので総合的に判断する事。 **ロシアのデータ復旧業者「Storelab」のレポート(2010/8/13) #region(クリックで展開) データ復旧に持ち込まれた HDD から算出された各メーカー(機種)の平均寿命のレポート。 [[http://www.tomshardware.com/reviews/hdd-reliability-storelab,2681.html]] [[http://www.storelab.ru/sravnenie-nadezhnosti-hdd.htm]] -最も信頼性が高いのは HGST で平均寿命 5 年 -Seagate は例のファームロック問題を起こした 7200.11 に関しては平均寿命 1.5 年、7200.10 に関しては平均寿命 3 年、7200.12 以降の機種はデータ不足 -WD は 500GB 以下の機種では平均寿命 3.5 年、500GB を超える容量の機種では磁気ヘッドブロックの固定用ネジと磁気ヘッドの回転軸のネジが共通であることが原因で、特に温度が 45 度以上になる環境、衝撃の多い環境、HDD のカバーに強い力が掛かる環境ではヘッドがクラッシュしやすく平均寿命 1.5 年 -Samsung は特にハズレ型番でなくともヘッドがクラッシュしやすい為、Seagate や WD のハズレ品同等の平均寿命 1.5 年とされている。 #endregion **HARDWARE.FR による故障率に関するレポート(2010/12/2) #region(クリックで展開) 機種ごとの故障率のレポート [[http://www.hardware.fr/articles/810-6/taux-pannes-composants.html]] -メーカー別故障率 (HARDWARE.FR はこの集計を代理店?による集計であり、RMA がある場合は直接メーカーに送付出来る為必ずしも正確ではないとしている) |メーカー|今回集計時の故障率|前回集計時の故障率|前回集計時との比較| |Seagate|2.13%|2.58%|↓| |Maxtor|1.04%|1.73%|↓| |WesternDigital|1.45%|0.99%|↑| |Hitachi|3.39%|0.92%|↑| |Samsung|2.47%|1.93%|↑| -1TB クラスの機種の故障率 |故障率|メーカー|機種名| |5.76%|HGST|Deskstar 7K1000.B| |5.20%|HGST|Deskstar 7K1000.C| |3.68%|Seagate|Barracuda 7200.11| |3.37%|Samsung|SpinPoint F1| |2.51%|Seagate|Barracuda 7200.12| |2.37%|WestenDigital|Caviar Green WD10EARS| |2.10%|Seagate|Barracuda LP| |1.57%|Samsung|SpinPoint F3| |1.55%|WestenDigital|Caviar Green WD10EADS| |1.35%|WestenDigital|Caviar Black WD1001FALS| |1.24%|Maxtor|DiamondMax 23| -2TB クラスの機種の故障率 |9.71%|WestenDigital|Caviar Black WD2001FASS| |6.87%|HGST|Deskstar 7K2000| |4.83%|WestenDigital|Caviar Green WD20EARS| |4.35%|Seagate|Barracuda LP| |4.17%|Samsung|EcoGreen F3| |2.90%|WestenDigital|Caviar Green WD20EADS| -HARDWARE.FR は 7,200rpmよりも5,000~5,400rpm の低回転数のものの方が故障率が低い傾向にあるとしている。 #endregion **日本データテクノロジーによるレポート(2010/2/5) #region(クリックで展開) 2009 年度にデータ復旧に持ち込まれた HDD の統計情報。メーカーによって出荷台数 (母数) が大きくちがう為、シェアを加味して判断する必要がある。 [[http://www.ino-inc.com/util/nr100205.html]] |フォームファクタ|メーカー|持ち込まれた割合&br()(各フォームファクタ内に占める割合)|持ち込まれた割合&br()(全フォームファクタ内に占める割合)| |3.5"&br()(全体の 64.2%)|Seagate|22.3%|14.3%| |~|Maxtor|13.2%|8.5%| |~|WestenDigital|31.5%|20.2%| |~|HGST|14.0%|9.0%| |~|Samsung|16.7%|10.7%| |~|その他|2.2%|1.4%| |2.5"&br()(全体の 34.2%)|Seagate|8.9%|3.0%| |~|WestenDigital|6.4%|2.2%| |~|HGST|29.8%|10.2%| |~|東芝|32.1%|11.0%| |~|富士通|16.8%|5.7%| |~|その他|6.0%|2.1%| |その他&br()(全体の 1.6%)|-|100%|1.6%| -[[日本HDD協会2011年1月セミナーレポート>http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110201_424022.html]]による全世界における HDD メーカー別シェアは以下の通り。このデータを利用し故障率を算出しているブログもあるものの、メーカーによって 2.5"と 3.5"の出荷比率が大きく異なり、(日本国内における) フォームファクタ別のメーカー別シェアと比較しない限りこのレポートからメーカー毎の故障率の違いを正確に見極めるのは困難と思われる。 |Seagate|30.3%| |WesternDigital (Maxtorを吸収)|31.3%| |HGST|17.2%| |東芝(富士通のHDD事業を吸収)|10.9%| |Samsung|10.3%| -また、2008 年製造の特に WestenDigital と Samsung 製 HDD は持ち込まれた割合が高くなっている。 #endregion **Google #region(クリックで展開) 2007 年に公開された大容量 HDD 群の故障の傾向に関するレポート [[Failure Trends in a Large Disk Drive Population (PDF)>http://labs.google.com/papers/disk_failures.pdf]] -[[2009年に公開された Google のサーバーの一台。>http://japan.cnet.com/news/commentary/20390984/]]電源ユニットが 12V 単一出力でマザーボードとの間に無停電装置が挟んであり、マザーボード上で 5V や 3.3V に変換する事で消費電力を抑えている等見るべきところが多いが、注目すべきは採用されている HDD に HGST が採用されている点である。 #endregion 結局… +どのメーカーもやらかす時はやらかす。メーカー単位ではなく機種毎に判断する事。 +故障確立はバスタブ曲線を描く。買ったらまず負荷を掛け初期不良を洗い出す。そして 3年から 5年経ったら買い換える。 +ユーザーの扱いで故障の頻度は変わる。温度は必ず 25度以上45度以下に保つ。(熱すぎても冷えすぎてもダメ) 振動もダメ。糞電源もダメ。糞ケーブルもダメ。埃もヤニも過剰な湿気もダメ。急に温度が変わると結露するのでダメ。 +転ばぬ先の RAID1 と定期バックアップと無停電装置。 ---- *各メーカーの保証・RMA について -[[http://wiki.nothing.sh/page/HDD%20RMA]] |メーカー|RMAの有無|RMA保障期間|RMA送付先| |Seagate|有り無しが混在|機種による|千葉県かシンガポール| |WestenDigital|有り(現行品)|3年|シンガポール| |HGST|リテール品のみ|3年|日本国内| |Samsung|無し|0秒|この世には無い| ※RMAとは別に代理店・小売店による保障がある場合がある ----

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