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BBB 第6号 上

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BulBous Bow [バルバスバウ] No.006 発行:2009年9月1日
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BBBでは書き手を募集しています。 メール:[email protected]
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ご愛読ありがとうございます。メルマガ版『バルバスバウ』第6号をお送りします。
今回も各界のトップランナーが語る、おもしろくて役に立つ記事を、日本一早く皆さんの
端末にお届けします。

▼今月号の熱いラインナップ▼
1:一流のオシャレはここにある……『東京一抜け指南』 by ツヤ丸
2:祭りの後の物寂しさは異常……『日常に潜む魔』 by 凡布工心
3:新連載第一弾!最近、「いい」映画見てますか?……『こんな映画が好きです』  
by沖菜緒己
4:一本の線に宿る魂……『研究員のワタシが語る現代・美術ガイド』 by ミズタニ
5:人生は死ぬまでの暇つぶしなのか?……『ニートといふ生き方~懊悩の章~』 by 三
木勉三
6:服破り、肉裂く愛の鞭がここに!……『最終人生相談』 by 佳枝・L・ロギンス
7:新連載第二弾!電脳旅人、デジタル世界をぶらり旅……『ゆきあたりばったりWEB旅行
記』 by ハヒフ
8:これは夢なのか、現なのか……『裏日本通信』 by 蛙
9:君はもう聞いたか、えっ、まだなの!?……『東京音楽探索』 by goo
10:お前の最大地頭力を見せてみろッ!……『世界ナンバーワンの仕事術』 by マーク塚

11:サッカー漫画界のファンタジスタ現る……『俺と漫画』 by GOO
12:ローマ市民?パンとゲームやっとけ!……『脳内裸族』 by 電網ニート
13:We are the world, we are the children……『普段着の英語』 by ペラ丸
14:町に出よう!世界は美に充ち満ちている……『あなたの知らないデザイナー』 by大
宅ヨツグ
15:なぜ血の通わないモノがこれほど愛おしいのか……『大江戸フェティシズム奇譚』 
by ななみ
16:これが国際人への第一歩!……『What Do You Think?-国際人の常識』 by ねぼ助
17:マネーは世界の共通言語……『平凡な投資』 by 庶民の投資を考える会
18:新幹線で感じる日本の情緒……『私だけの新幹線』 by 羽島なつめ
19:食のケミカルボンドを起こせ!……『おとこの喰い物』 by 舌
20:豚とトマトの美味しい出会い……『格差を生き抜くレシピ』 by 池山ジュンジ
21:新企画!現代に甦るやんごとなき遊び……『新世紀うたあはせ』 by クラマ歌会

※『プラネット・クロニクルズ』『幸福帝国主義論』『時事草々』は終了しました。

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■ 『東京一抜け指南』  by ツヤ丸
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【 第5回 シャツスタイル 】

 じゃどこで買えばいいんですか、そんな「リラックスに見せかけたかっちり」な服なん
て-マーガレット・ハウエルは値段がべらぼう。いきなりラルフローレンでは老けすぎだ
し、いっそシンプルな無印、安くてオシャレなZARA、ユニクロだって頑張れば。いえ、
それではすぐに自分への甘えと過信が生まれる危険性があります。サイズが合わないこ
とによる「シワ」と、洗うたびに生地が叩かれて出る「ヨレ」という甘えです。そして自
分でも似合うだろうというデザインへの過信。
 まずはシャツスタイルを目指しましょう。鎌倉シャツなどの専門メーカーのシャツは、
縫製もデザインもしっかりとしており、動いて生まれるシワさえも美しいのです。そして、
なんと言っても長持ち。種類も豊富で毎月さまざまなシャツが入荷されています。柔ら
かで適度な強さの生地をはおれば、自然にピッと背筋が伸び、はからずも「上質」を知っ
てしまうのです。
 週末に若い男女がシャツを着ている姿…清々しく、信頼ができます。仕立てのいいシャ
ツは遠めに見ても見分けがつくほど綺麗です。そうして年を重ね、ルイジボレッリ、バル
バ、フライのシャツに出会うのです。ボトムスは、ジーンズでもシャツが自然とフォロー
してくれます。ネイビーやオフホワイトのパンツならしっかり感が出て◎さぁ、ひとつボ
タンを開けて、ひとつ小さなアクセサリーを加えて。
 シャツは決して就職活動のためだけのものではありません。中高年やビジネスマン専用
でもありません。若者の上質シャツスタイル-大人の遊びを小ばかにできるほどの上級オ
シャレなのです。

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 『日常に潜む魔』  by 凡布 工心
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【 第2回 祭りの後 】
「ひとう…ばん?」
 不安げな声でAは聞き返した。

 今は午前二時。僕とAは灯が消え人気のない公園を歩いている。公園は夏祭りの会場に
なっているらしく、遠くに白い屋根のテントや櫓がみえる。今、僕たちが歩いている小道
にも灯の消えた提灯がいくつもぶらさがっているようだ。
「ああ、飛頭蛮。中国の古い小説に出てくる妖怪でね。昼間は人の姿をしてるけど、夜に
なると餌をさがして空を飛び回るらしいよ…頭だけでね。」
 と、僕は出来るだけおどろおどろしくなるように低い声で答えた。

 -講義で得た無駄な知識も、こういう時には役に立つもんだな。これで、Aがちょっと
こっちに寄ってきてくれたら…。

「ねぇ」
 甘い妄想に浸っていた僕を現実に引き戻したのは、Aの声だった。静かなその声からお
びえは感じられない。

 -何だ、あまり怖くなかったか。
 僕は心の中でひとりごちた。

「ねぇ、知ってる?飛頭蛮って日本にもいるのよ。ろくろ首って呼ばれてたかしら。」
「血が…大好物でね。夜になると首だけでゆらゆら…飛び回って、人を襲うのよ。」
 淡々と話すAの顔は見えない。Aは僕の1歩前くらいを歩いており、僕が見えるのは髪
をアップにしたAの白く細い首筋。月明かりに照らされたその首には横一線に伸びる傷跡
のようなものが見えた。

 見てはいけないものを見てしまった気がして、僕は不意に目線をAの首筋から外した。
ふと見上げた空では提灯が風もないのに揺れていた。
 …いや、あれは本当に提灯なのか?
 提灯にしては、何かがおかしい。提灯にはありえないもの、人の耳が見えるような…。
目を離せない僕に「提灯」はゆっくりと近づいて来る。
 ゆらゆら…ゆらゆら…

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 『こんな映画が好きです』  by沖菜緒己
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【 第1回 雰囲気を楽しむ映画 】
 映画が好きです。そんな私の個人的なオススメ映画を邦洋1本ずつご紹介。「ツタヤで
何借りよっかなー」という時のご参考にでもしていただければ。今回は映画全体の「雰囲
気」が好きなものを挙げてみます。

『珈琲時光』(03年日本)
 監督:候孝賢 出演:一青窈、浅野忠信 ほか
台湾の候孝賢(ホウ・シャオシェン)が、小津安二郎の名作『東京物語』にオマージュを
捧げた作品。東京に住む女性ライターの日常を淡々と追う内容ですが、舞台となる東京下
町の古書店、喫茶店、路面電車などの、のんびりとした雰囲気がとても好きな映画。また、
主人公を演じる一青窈(意外に上手い)や、共演の浅野忠信らの日常会話のような力の
抜けた演技も作品全体の「のんびり感」を壊しておらず、とても見心地のよい映画です。

『青いパパイヤの香り』(93年ベトナム・仏)
 監督:トラン・アン・ユン 出演:リュ・マン・サン ほか
「ノルウェイの森」を映画化するとして最近少し話題の監督の初期作。ベトナムを舞台と
した一人の少女の成長物語ですが、とにかく画がきれい。全編を通しての雰囲気を一言で
言うなれば「雨上がりの後の爽やかさ」といった感じ。東南アジア独特の湿った(「潤っ
た」と言ったほうが正しいか)空気感と、登場人物のミステリアスな雰囲気がとても魅力
的な映画。ちなみに同監督の『夏至』という作品も同様の雰囲気を味わえる映画です。

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■ 『研究員のワタシが語る現代・美術ガイド』  by ミズタニ
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【 第6回 生きている線 】

 日本画、というのは決して昔の日本で作られたものだけではない。墨や和紙、岩絵の具
などの伝統的な画材を使って描かれたものは、今も日本画と言われる。最近では、美人過
ぎると話題になった松井冬子さんが有名だ。…けれども!近世以前の日本画を見なれた私
にとって、正直、現代日本画はどれも心惹かれない。なぜなら一番の魅力であったはずの
「筆の線」が死んでいるからだ。
 現代の日本画は、絵の具を油絵のように塗り重ねるものが多く、墨の線が生きた作品は
ほとんどない。筆を日常的に使わなくなったこと、鉛筆デッサンが主流になったことが原
因だと言われる。しなやかで、生き生きとして、みずみずしい、それでいて緊張感をたも
ったあの魅力的な線は、もう見当たらないのだ。明治を境として日本画は違うものになっ
てしまった。
 しかし、あの線がまだ生きている場所があった。書の世界である。彼らは今も筆のプロ
だ。そして書家から画家になった人もいる。篠田桃紅さんは大正生まれ、1960年代の
芸術界を代表するアーティストであるが、95歳になる今も精力的に抽象画を描き続けて
いる。そこには、筆を使うことができない我々にはもはや神業としか見えない、あの美し
い線がある。ぜひ長生きしてほしい。

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■ 『ニートといふ生き方~懊悩の章~』 by 三木勉三
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【 自問その3 アリよさらば 】
 肌を焼く日差しも弱まり、夏の雲も千切れ、サイレンのような蝉の声も物悲しい音色を
含むようになりました。我々の先祖はこの移り行く季節に心動かされ、生をさまざまな文
字に綴りました。今の私にはこういった時の流れさえ、わが人生という何の変哲もない陳
腐な記録映像のコマーシャルとして、流れるのみです。そこにはお決まりの台詞、決まり
きった出来事、やがて訪れる衰え、そしてその終わり。ああ、なんということでしょう。
それでも私のこの肉には血が流れ、神経間の化学反応によって動くのです。この小さな都
市のアリの巣の周りを、みじめたらしく動いているのです。雨粒に当たって死ぬやも知れ
ません、石ころの間隙に挟まりそれきりやも知れません、いくらかえさを集めたところで
その生命のねじは解けるのでしょう。砂粒と見分けるのも難しいこのうごめくひとつの固
体。少し離れれば何かいることすらもわからないでしょう。そこにはただ風景があるのみ
です。この何の感慨もない生に私は何を見出せばよいのでしょうか。何を求めればよいの
でしょうか。

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■ 『最終人生相談~ニート地獄変~』 by 佳枝・L・ロギンス
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【 第6回 第二の脳を活用すべし 】

 あなたに足りないのは自分の人生を生きているという感覚ですね。「離人症」と言うの
でしょうか、よかったら心療内科か精神科に行って相談してみて下さい。
 ……とまあ、これはあなたの言っていることが本当だったらの話。私はどうも、あなた
がただサボりたいからこのような空虚な感覚を言い表しているような気がしてなりません。
こういうゴタクを並べる人間に限って、怒鳴りつけてやると、それまでの無気力のポー
ズをかなぐり捨てて、泡食って従うのがオチなんですよね。もともと人の顔色ばっかりう
かがっているような人間なんだから。
 と言っても、私は、怒るなんてそんな下品なことはしませんよ、ただこう言うだけです。
「キンタマついてんのか」と。男性の場合、考える部位は、頭だけではありません。か
の袋の中にこそ本当の欲や理想、野望が、ぎっしり詰まっているわけですね。古今の英雄
たちが、いかにこの第二の脳の勢いを利用して、歴史に名を残してきたか考えてみて下さ
い。ピラミッドもエンパイア・ステート・ビルも東海道新幹線もすべて、男根の亜流に過
ぎない、とフロイトも言っています。
 あなたはそれを無視して、すべて頭だけで処理しているのが問題なのです。身体感覚を
取り戻すために、公園で全裸になり「裸で何が悪い」と警察官に辻説法するなど、まずは
体を動かしてみることをおすすめします。

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 『ゆきあたりばったりWEB旅行記』  by ハヒフ
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【 第1回 紳士のスポーツ 】

ランダム検索でWEBの世界を旅するコラム。
使用:Butaman-kun Project「検索窓のないサーチエンジン。」
ボタンを押すと無作為に選ばれた語句で検索が実行されます。
リトライなしの一発勝負。未知の世界へレディ…GO! ポチリ。

検索語句は表示されませんが、結果から見当はつきます。
これは…上田、菊池、谷…“桃子”ですな。
この内、何番目のサイトかは予めサイコロで決めてます。今回は9番。
⇒桃子のガッツUSA。上田さんですねー。
ニュースサイトと思いきや…ゴルフサイトみたい。
早速勝山プロからレッスンを受ける。動画つきだ。

~都会のオアシス 出会いの広場~
どうも“ゴルコン”という独身男女交流イベントがあるらしい。
男は1万…ふむ…ああいやいや。

ゴルフ場紹介…これはおもしろい!
一部写真つきで世界のゴルフ場が見られます。幾つか特記。
  • イタリア ポッキオ・デ・メディチ:夕焼けが美しい。
  • エジプト ピラミッドGC:“ただし立地はピラミッドとは無関係” オイ。
  • ハワイ:多い!50近く載ってます。

お土産は当然ゴルフグッズ。キン肉マングリーンフォークとな。
-結局大きなゴルフ総合情報サイトでした。
ちなみに“美人女子プロ図鑑”てのもありましたぜ、お兄さん。
純朴なぼくは全然興味ないのですけれども。

旅先:GOD ゴルフダイジェスト・オンライン
※各サイトへのアクセスは自己責任で☆

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■ 『裏日本通信』 by 蛙
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【 第6回 鬼火 】
 逃げ水というものがある。蜃気楼の一種で、夏の太陽がこれでもかと照りつけると地面
に現れる光の悪戯だ。すぐ先にあるはずの水溜り、近づくと消える。と、少し先にまた現
れる、おや?と思いまた近づくと消える。と、また先に……。虫がいる。ハンミョウと言
う。いつもの山の散歩道である。犬の散歩やジョギングをする人とは、今日は出会わない。
日暮れ前、道の真ん中、ふと、小さな黒い陰が跳ねた。虫だ、2メートルほど先に着地
した。堂々とまた道の真ん中に居る。小さな動くものを見ると無遠慮に大きい足で近づき
たくなるのは本能なのかもしれない。進む道先であるし、私はまた近づいた。するとまた
跳ねる。近づいた、また跳ねる。一目見てやりたい。私は息を殺し、こういったことは不
得意である、猫の、とはいいがたいが、緊張したモグラぐらいに動きを殺して距離を詰め
た。そろそろ暗くなりそうな気配の暗緑色の小道、それはいかにも場違いであった。黒の
下地に白の斑点、赤の散らしに、まぶしい瑠璃の紋。欲しい。手を伸ばすと、低く飛んで
薄暗い薮に消えた。薮の奥を見つめる。そのままどこまでも追っていきたい衝動が疼いた。
あの斑紋が脳裏にキラ、キラまだ光る。

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■ 『東京音楽探索』  by goo
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【 トラック6 個人的に隠れた名盤と思っているもの 】
 そういえばこれまでCD紹介をしていなかった気がするので今回は隠れた名盤と個人的に
思っているものを紹介します。

"Strode Road" 関根敏之トリオ
 ジャズです。1978年録音のリマスター盤ですが全く古さを感じさせない。ホントに日本
人!?と思ってしまうほど熱い演奏。あっさりというよりこってり。最近活動再開されて
都内でライブをやっているみたいなので行ってみようかと思っています。思わず生演奏を
聴きにいってしまう名盤。
http://is.gd/2y3mr

"Parallelograms" Linda Perhacs
 こちらも1970年録音のリマスター盤。ジャンル的にはアシッドフォーク(ちょっとサイ
ケなフォークミュージック)になります。Linda Perhacs の歌う曲たちは怪しくも儚く、
ひたすらに美しいです。どんなに流通量が少なくてもいい音楽はやっぱり広まっていくん
だなぁと思わせる一枚。これはアシッドフォーク好きなら全然隠れてなくて普通に有名か
もしれません。
http://is.gd/2y3es

"Sonic Continuum" Rod Modell & Michael Mantra
 ちょっと流通量が少なく手に入れにくいですがこれは私が持っているドローン音楽の中
でも特にお気に入りの1枚です。内容としては30分程度の曲が2曲。カモメの鳴き声、
水の音から始まり、風、波、泡、鈴虫の音、時折どこからか聞こえてくる人々の声、ノイ
ズ、そしてその残響音‥が持続する低ハウリング音、ゆっくりと循環する倍音の合間に聞
こえてきます。ヘッドフォンをして布団をかぶって聞いてください。
http://is.gd/2y5Lk

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■ 『世界ナンバーワンの仕事術』 by マーク塚原
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【 第6回 地頭力を解放する 】

 イチローはなぜ、バッターボックスに入るとき、バットを目の前に掲げるような動作を
するのかわかりますか? あれはね、「儀式」なんです。コンセントレーションを高めて
最大級のパフォーマンスを発揮するためのね。
 ビジネスパーソンだって、一流になるとアスリートと同じですよ。みんな「儀式」を持
っています。あのときのボクだってそうですね。後輩の全身からしたたる鮮血の赤黒い色
を見ながら、まずは深呼吸をしました。同時に、マインドを深海に潜行(シンク)するイ
メージを持ちながら、他の情報を遮断し、左右の脳で思考(シンク)する。これを僕は右
脳と左脳を使った深い思考--「トリプルシンク」と呼んでいます。
 おっと、言い忘れていましたね。ここで告白しておきましょう。
 ボクのフレームワークは「知性」です。
 地頭力は通常時で8300。調子のいいときだと1万3000くらいかな。そして、いま言った
トリプルシンク状態のときは、いくらだと思います?
 10万以上です。一緒にブレストしたジョブズやソロスも音を上げていましたよ。
 だからキースに追い詰められたときも、実はそんなに焦っていませんでした。
(キース、手紙……ヤクザ…催眠、暗示……神経毒…ブロンクス………そうか!)
 発動した最強のフレームワークは、森羅万象のファクターから一瞬でソリューション、
すなわちキースの居場所を見つけ出しました。
「そこだぁーーっ!」(続く)

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■ 『俺と漫画』  by GOO
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【 2冊目 主人公が監督のサッカー漫画、ついに登場】

 現在モーニングで絶賛連載中のGIANT KILLING(通称ジャイキリ)はなんと監督が主人公
のサッカー漫画です。正直サッカーの監督というと試合が始まってしまえばそんなにやる
ことがありません。どうするんだと思いながら読んでいましたがこの漫画はすごい。そう、
まさに試合が始まってしまえば監督は選手を信じて見守るだけなのです。試合中のスポ
ットは完全に選手であり、選手は監督の発した言葉の意味を考えながらプレーするうちに
どんどん成長していきます。この意味では主人公は選手全員と行ってもいいかもしれませ
ん。しかしこれで留まらないのがジャイキリのすごさです。なんと応援する側のサポータ
ーやファンもキャラとして登場し、監督の采配にいらだったり、応援の仕方で揉めたりと、
応援する人たちまで葛藤し、成長していくのです。初めは色モノだと思いましたがこれ
はまさにサッカー漫画の新たな王道といっていいのではないでしょうか。

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■ 『脳内裸族』  by 電網ニート
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【 第5回 「ニートvsゲーム」 STAGE01 】
 10年来に渡って僕をしばりつける、TVゲームとの記憶。その中から、話のタネにな
りそうなものを持ってきたいと思う。
 「AGE OF EMPIRE2」というPCゲームがある。その筋では有名な作品な
ので、もしかしたら知ってる人もいるかもしれない。いなかったら申し訳ないが、今後読
む間だけ覚えておいていただきたい。
 歴史ゲームである。中世の、西はヨーロッパから東は日本まで15ぐらいの文明が登場
する。先に言っておくが、これは宣伝ではない。一応は随筆のつもりだ。
 プレイヤーは一勢力の指導者となり、リアルタイムで流れていく戦況に合わせて都市を
築き、軍隊を召集して闘う、戦争ゲームである。この手のゲームは、RTS(リアルタイ
ムストラテジー)というジャンル名が付いている。アメリカ製であるが、そんなにグロテ
スクではない。最初から世界中に売る気だからであろう。日本文明も選べるし。 
 一応このゲームの売りは、時代による進化でとれる戦略・戦術の幅が広く、通信対戦が
面白い、というのが一般的な評価であるが、ここではそれについては割愛させていただく。
僕は雰囲気ゲーを好むからである。TVゲームはビジュアル演出が強い分、ただの対戦
ツールで終わるものではないからである。今どきの若憎なので、演出が地味なゲームは苦
手である。
 次回はこのゲームの特徴、ではなく僕がこの作品に何故惹かれたかを皆さんにお分かり
いただけたら、と云う趣旨で進めていきたいと思う。

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■ 『普段着の英語』 by ペラ丸
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【 第5回 初来日外国人を対処する 】

 ひとまず洋書コーナーへ行って「JAPAN」の本を探す。その準備は不要です。日本の歴
史ついて尋常でないスピードで意味不明な発音で話しても「Huh?(はぁ?)」という印象
に終わる危険性があり、さらに互いの聴解力で助け合わなければならないとなると、ただ
でさえ異国に来ている彼らにとっては単に疲れる存在となることも。名所を連れまわさず
とも「近所の商店街の散歩」で問題ありません。
 では、せっかくですから彼らが到着するまでの間、“I”から始まる文を連想して準備
をしましょう。普段から「私は」と自分のことを話す文化ではないため、この訓練が大切
になります。あまり知りもしない日本の文化を話すより自分のことを話したほうが楽です
し、相手も「ああこの人はこう思っているんだ。」と伝わります。例えば地下鉄で“I use
this train everyday, same time, same spot. I feel stress because there are so
many people. I like flextime but I cannot ask my boss because my boss arrives
earlier than me.”ここまで話せれば、日本人の勤勉さがリアルに伝わります。そして彼
らの国ではどのように通勤しているかということを聞き出すこともできます。

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 『あなたの知らないデザイナー』  by大宅ヨツグ
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【 2人目 田中一光 】
 私の師匠がよく「一光さんは」と語っていた。実際に知り合いかどうかはわからなかっ
たが、関西出身のグラフィックデザイナーとして親しみをもっていたのだろう。田中一光
は日本のグラフィックデザインを大きく牽引した第二世代の巨人である。日本で、広告と
いう文化が花開いた昭和という時代をデザインで導いた人だった。
 代表的な仕事は、西部百貨店系の仕事が多くあげればきりがないが西部百貨店のつつみ
紙にみられる円形のシンボル、黄色地に黒の「loft」のロゴデザイン、「無印良品」のト
ータルディレクションなどがある。非常に日本文化への造詣が深く、産経観世能のグラフ
ィックデザインをはじめ日本文化を美しくそぎ落として視覚化していった。無印良品は世
界的にも非常に評価が高いが、単なる西友の一コーナー店で終わることなく成長できたの
は根っこの部分に一光さんの思想が吹き込まれたからに違いない。街で見かけるシンボル
は著名なデザイナーの作品であることが多く、一度じっくりとそのカタチを観察してほし
い。
 文化的な造詣、知識がデザインする上でに大きく影響するということを体現されていた
方で背筋が伸びる思いである。一光さんがデザインされた「光朝体」をチョイスするたび
そんなことをふと思い出すのである
最終更新:2009年12月28日 14:21
ツールボックス

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