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第6章 WROへの山道~WRO

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匿名ユーザー

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カオスの泉で座ってクリスタルの中で眠るルクレツィアを見るヴィンセント

ヴィンセント:君に……
ヴィンセント:会ったよ……
ヴィンセント:初めて君と、出会った場所で……
ヴィンセント:そこでも君は……
ヴィンセント:咎められるのは、私の方だ……
ヴィンセント:あのとき、止めることができなかった……私の……
ルクレツィア:私が……みつけた……
ルクレツィア:私が……あなたに……
ヴィンセント:ルクレツィア?
ルクレツィア:ごめんなさい……

シャドウフォックスの中、座る場所をベッド代わりにして眠っていたヴィンセントは目覚める
ローブを着たユフィが同じくシャドウフォックスの中にいる

ユフィ:よ!
ヴィンセント:ここは?
ヴィンセント:アンタは?
ユフィ:よくぞ、聞いてくれました!
ユフィ:天知る地知る人が知る
ユフィ:悪を倒せとアタシ呼ぶ
ユフィ:ウータイに咲く一輪の花……

纏っていたローブを脱ぎ捨て、姿を見せるユフィ

ユフィ:ユフィ・キサラギ!!
ユフィ:ここに見ざ……

椅子の上に座るも、バランスを崩して近くの機械に思いっきり頭をぶつけるユフィ

ユフィ:つつっっぅ……

痛がるユフィ

ヴィンセント:……で、ここは?
ユフィ:驚けよ! 心配しろよ!
ヴィンセント:あぁ、ユフィ……久しぶりだな。《頭》は大丈夫か?
ユフィ:な、なんか、スゴイむかつくんですけど!
ヴィンセント:うっ……

起き上がろうとするが、胸が痛くて起き上がれなく、上半身を何とか起こしている状態の様なヴィンセント

ユフィ:あ~あぁ、まだ無理しちゃダメだよ。胸に穴空いてたんだから

慌てて、ヴィンセントに近づくユフィ

ヴィンセント:胸に……穴?
ユフィ:アタシも、こりゃ死んだかなと思ったけど、みるみる治ってたよ
ユフィ:相変わらずっていうか、前にも増して便利な身体してんねぇ
ヴィンセント:ユフィ、お前はなぜ?
ユフィ:アタシ? リーブのおっちゃんの所にキョーリョクしてんのよ
ユフィ:んで、ニブルヘルムをチョーサしてたら
ユフィ:神羅屋敷で、アンタが、どてぇ~って倒れてるから、慌てて助けたワケ
ユフィ:へへぇ~、ヴィンセントはアタシに救われたんだ どうだ、感謝しろ
ヴィンセント:そうか……、感謝するよ。ありがとう……
ユフィ:ぬな、ななな!! …や、やけに素直じゃんか
ユフィ:そ、そうだ
ユフィ:それより、リーブのおっちゃんが、目、覚めたら連絡くれって

画面は一度暗くなり

リーブ:気が付きましたか?! よかった……

モニターに映るリーブ。

リーブ:私の方は、いつもの姿で潜入しんですが……
リーブ:見事に殺されてしまいましたよ
リーブ:そこで……
リーブ:最悪なものを見てきました……

(この間に、リーブとヴィンセントでお互いに報告した模様)

リーブ:なるほど……。オメガ………………
リーブ:なんにせよ、これ以上の犠牲を出すわけにはいきません。足並みが揃い次第、始めましょう
リーブ:もちろん、おふたりかたにも、ご協力願いますので、お早く、こちらにお戻りください
リーブ:あ、先ほどの転送いただいたディスクは、こちらで解析を始めます
リーブ:それでは

リーブは去り、モニターは砂嵐しか映らなくなる。

ユフィ:だって。まぁ、よく分かんないけど、とにかく、アイツらぶっ飛ばすってことだよね
ユフィ:アタシも、アイツらには
ユフィ:もう、はらわた煮えくりかえってたし……

ここから、ヴィンセントはユフィの言葉は届いていなくて、何か考えているのか顔を下に向けてしまう

ユフィ:まぁ、私にかかれば、あんな奴なんかもう全然OKなんだけどねぇ
ユフィ:あっ、ちょ、聞いてんの?
ユフィ:ほら、ちょちょいのちょいって、こってんぱんにやっちゃうんだから

WRO本部・研究室。
青い液体が入ったカプセル中で目を覚ますシェルク。

シェルク:(ここは?)

カプセルから出るシェルクは、パソコンの前で椅子に座ったまま寝ているシャルアを見る。
シャルアに近づき、シェルクは何を思う……。
その頃、見張りをしているWRO隊員達。とある部屋で手術台の様な所で倒れているアスールは、目を開ける
場所は研究室に戻り、シャルアの横に置いてあるスピアを握るシェルク。

シャルア:ん?
シャルア:シェルク! 身体は大丈夫か?

起きて立ち上がるシャルア

シェルク:敵を助けるなど愚かです。私はアナタを殺し、ディープグラウンドへ戻ります

目をオレンジ色に光らせ、スピアをシャルアに向けるシェルク。

シャルア:嫌だね
シャルア:さっきは結構不意打ちっぽかったし
シャルア:いろんな気持ちがゴチャゴチャになって、かなり私らしくなかったが……
シャルア:今は落ち着いた
シャルア:だからハッキリいうぞ
シャルア:い・や・だ
シャルア:私はシェルクに殺されたくないし、シェルクをやつらのところに帰す気もない
シェルク:何も、アナタに許可を取る必要はありません

武器を構えるシェルク

シャルア:私もね、だてに戦い続けてはいない
シャルア:そうだな、10年ぶりの姉妹喧嘩といくか?

武器も持たずに戦う気満々のシャルア。シェルクにかかってきなと指を使って挑発
その頃、アスールが倒れる部屋の前で見張りをしていたWRO隊員が、物音がしたのが何なのかと扉に近づくと物凄い音と共に扉が壊され、巨大な手が……
別の場所で、WRO本部にDGソルジャーが侵入を開始。次々に倒れていくWRO隊員。
リーブの所に通信してきたWRO隊員が次々と悲鳴を上げていき、気配に気づくリーブが視線を向けると重装備型のDGソルジャーがバズーカーが発射し、リーブのやられる声。
研究室、非常警報にシャルアが反応。2人まだ戦ってなかった模様

シャルア:やつら、また?!
シェルク:アスールが動き出すのを待っていたのでしょう
シャルア:なに?
シェルク:あの男は、一度、死んでからが始まりなのです

本部を目指し、シャドウフォックスで向かうヴィンセントとユフィ達だが、DGに襲われ運転手らしきWRO隊員の叫び声、車内が揺れて、ユフィは頭をぶつける。
ヴィンセントは外に出て、DGと戦いながら襲撃されているWRO本部に急ぐ。
WRO本部の入口に近づくと、ブラック・ウィドー2とDGソルジャー達が現れてヴィンセントは倒しWRO本部へ
地下に降り、奥へ進んでいくとWRO隊員が巨大な獣に追われ、銃を撃つが全く効いていない

ヴィンセント:なんだ?
シェルク:アスール

振り向くと、シェルクとシャルアが立っていた(シャルアは白衣を着ていない)。
勢いよく突進してくる巨大な獣となったアスールに、ケルベロスを撃って戦うヴィンセント。
シャルアがアスールに攻撃しようと接近するが、吹っ飛ばされる。

ヴィンセント:シャルア!

アスールにヴィンセントも吹っ飛ばされる。
アスールにやられて倒れ、苦しそうなシャルアを見ているシェルクさえもアスールは吹っ飛ばす(マテリアにより結界を張っていたらしく、そんなにダメージもなく倒れるシェルク)
アスールの続く攻撃を避けるシェルクは、目をオレンジ色に輝かせ、オレンジ色のマテリアを取り出し、動けなくさせる

シェルク:このシールドマテリアは
シェルク:あなたの持つ防御結界と同程度の強度があります……

巨大な獣から、元の姿に戻るアスール

アスール:シェルクか……貴様、邪魔をするつもりか?

シールドマテリアをしまい、目も元の色に戻るシェルクは

シェルク:私の身に害を与えようとしたので止めたまでです
アスール:ふっ、頃合いか?

シェルクに攻撃するアスール。避けるシェルクは驚く

アスール:うぬは、用済みよ
シェルク:用済み?
アスール:下級兵と同じように、魔晄を浴びねば保てぬ貧弱な身体
アスール:ネットワークに潜り データを集めることしかできぬ貧相な能力
アスール:貴様のような出来損ないに、ツヴィエートを名乗られ、虫ずが走っておったわ
アスール:ふっ、それに、これはヴァイスの命よ
シェルク:?! ヴァイスの?
アスール:貴様の役目は、エンシェントマテリアを持つ者の特定
アスール:そのために、あの女の断片とやらをその身に、記録したのであろう?
アスール:しかし、それももう必要ない
アスール:むしろ、こヤツらに渡れば、不都合があるやもしれぬ
アスール:ふっ、これは予め決まっていたこと、愁いなく、星に還るがよい

シェルクに近づくアスール。シェルクは、シールドマテリアでアスールを動かなくさせる

シャルア:ヴィンセント! シェルク! 逃げるぞ!

シェルクの腕を掴み、走るシャルアは奥へ行き扉を開ける起動装置を叩き、扉が開く

シャルア:早くしろ!

走って、扉を通るヴィンセント。
シェルクの腕を引っ張るシャルアだが、抵抗して動こうとしないシェルク

シェルク:放しなさい
シャルア:やだね
シェルク:?
シャルア:私たちは、これから10年を取り戻すんだ
シャルア:だから、こんな所で……

閉まり出す扉。

ヴィンセント:シャルア!

扉の奥で、シャルア達に向かって走るヴィンセント
シャルアは、閉まる扉を義手の手の平とひじを使って止める
ヴィンセントは、扉を開けようとし、義手が壊れはじめている音

シェルク:な、なんで
シャルア:ここから逃げろ
シェルク:え?
シャルア:いいから

シャルアは、シェルクを扉の奥へ

シャルア:シェルク
シャルア:私、全然、お姉ちゃんらしいことしなかったな

アスールが歩いてくるのが見える
どんどん閉まる扉に、押しつぶされて義手が中身が見えるくらいまでに壊れていく

シャルア:今まで助けられなくて、ごめんな
シャルア:ヴィンセント、この妹を頼む

閉まる扉を押し返そうとしているヴィンセント

ヴィンセント:おい……
シャルア:シェルク
シャルア:生きててくれて
シャルア:よかった……
シャルア:今でも……
シャルア:大好き……
シャルア:だよ……

シャルアが喋っている最中、どんどん形を変形させていく義手。
最後に、義手の壊れる音……扉が閉まる
ヴィンセントは一度、両手で扉を叩く

シェルク:……なんで?

アスールの殴る音。扉の下から、濁った色した液体が流れてくる

シェルク:バカ……みたい……
シェルク:お姉ちゃん……

アスールが扉を殴る様な音。ヴィンセントはシェルクの腕を掴んで走り去る
DGの襲撃により、ボロボロのWRO本部。沈んだ顔をし、座っているリーブ。
そこにヴィンセントが現れる。


リーブ:情けないですよ……
リーブ:ジェノバ戦役の英雄だなんだと、もてはやされても……
リーブ:このざまですからね
ヴィンセント:私も同じだ
ヴィンセント:それで?
リーブ:え?

ヴィンセント:お前は、ここで止まるつもりか?

答えないリーブ

ヴィンセント:時を止めた私に、前へ進むことを教えたのは お前たちだったんだがな

ヴィンセントはしゃがんでリーブを見て言う。

リーブ:ヴィンセント……

去っていくヴィンセントに、何か考えているようなリーブ。
研究室、横タイプの青い液体の入ったカプセルの中で眠っているシャルア
ユフィが居て、そこにヴィンセントが部屋に入ってくる

ユフィ:もう目覚めないんだってさ……
ユフィ:頭にも損傷があって……奇跡でも起きない限り……目覚めないって
ユフィ:ヴィンセント! アンタが側にて、何してたんだよ!!

沈んだ顔をしていたユフィは、怒る
ヴィンセントは目線を下にやり

ヴィンセント:……すまない

少し沈黙し

ユフィ:ごめん……
ユフィ:アタシが言えるわけ……なかった……

シェルクが部屋に入ってくる

シェルク:バカな人
ヴィンセント:?!

ユフィがシェルクを頬を引っ叩く

ユフィ:アンタに、そんなこという権利なんてない!
ユフィ:シャルアは、シャルアは……

ヴィンセントはユフィを止める


シェルク:なんなんでしょう? なんで……?
ユフィ:……………

ユフィは部屋から出ていく

ヴィンセント:以前……
ヴィンセント:1人で何を探しているのかと尋ねたら、彼女は《私の命》だと答えた
ヴィンセント:お前こそが、彼女にとって、命……なのだろうな
シェルク:…………。だから?
シェルク:私には分かりません。なぜ、自らの命をかけてまで?
シェルク:あなたには分かりますか? ヴィンセント・ヴァレンタイン
ヴィンセント:私は、彼女ではないのでな……

シェルクに背中を向けるヴィンセント

ヴィンセント:ただ……
シェルク:ただ?
ヴィンセント:人は誰かを守るために……本当に大切なものを守るために、命をかけることができる
ヴィンセント:それが人、なのだろう
シェルク:本当に……大切なもの……
ヴィンセント:だがな……

シェルクの方を向くヴィンセントは

ヴィンセント:なぜか、私の周りには、理屈抜きで飛び出して誰かを助けるお人好しばかりだ
シェルク:あなたも……

前に倒れそうになるシェルクをヴィンセントがとっさにつかまえて助ける

シェルク:あ……

シェルクがヴィンセントの目を見ると
画面が白くなっていき……

ルクレツィア:……さん……
ルクレツィア:護衛さん……
ルクレツィア:護衛さん

自然に囲まれた場所で寝ているタークス時代のヴィンセントは、目を覚ますとルクレツィアがいる

ルクレツィア:こんな所で寝てちゃ、風邪引きますよ

驚くヴィンセントは上半身を起こす

ルクレツィア:人の顔を見て驚くなんて、ちょっと、失礼じゃない?
ヴィンセント:いや……すみません
ルクレツィア:だいたい、こんなところで、昼寝してて、護衛任務ができるのかしら?
ヴィンセント:風が……
ヴィンセント:とても気持ちよかったので、ツイ……
ルクレツィア:まぁ、確かに、ここは風が気持ちいいわよね
ルクレツィア:でもね……
ルクレツィア:そこは、私の指定席なの
ヴィンセント:え?
ルクレツィア:一緒に食べる?

フランスパン、ワインが入ったバスケットを出し、言うルクレツィア
場面は戻り、ヴィンセントから離れるシェルク

シェルク:すみません

ヴィンセントに背中を向けシェルクは、少し歩き

シェルク:彼女の断片が……反応?

リーブが部屋に入ってくる

リーブ:ヴィンセント
リーブ:あなたの言うとおり、立ち止まっている場合ではありませんでしたね
リーブ:それで、お聞きしたいのですが、神羅屋敷で見つけたデータは、あのディスク以外にありませんでしたか?
ヴィンセント:いや
リーブ:そうですか……
ヴィンセント:なんだ?
リーブ:はい、送っていただいたオメガレポートですが、データが不完全なものでした
リーブ:おそらく、他のデータと組み合わせないと、意味のないものと思います
リーブ:ミッドガル侵攻作戦前に、オメガのことをちゃんと知っておきたかったのですが……
シェルク:それは、ルクレツィア・クレシェントのデータでしょうか?

シェルク、振り向く

リーブ:え?……そう、ですが
シェルク:私の中には、彼女の断片……データが数多く記録されています
シェルク:エンシェントマテリア入手のため、命令によりこの身に記録したものです
シェルク:ただ、そのデータは、不可解なものが多い上に、私の思考にまで、干渉してきました
シェルク:このイレギュラーな現象は、データの欠損から起こっていると思われます
シェルク:そのオメガレポート、私の中へ入れてみませんか?
シェルク:もしかしたら、私の持つデータとあわせ、補完・復元が可能かもしれません
シェルク:これは、お互いの利益に繋がると考えますが?
ユフィ:2人とも! 外! 外!

ユフィが突然、通信を使って言ってくる
外に出るヴィンセントとリーブ。ユフィが既にそこに居る

ユフィ:シドー!!

空に向かって両手を振るユフィ

ユフィ:おーい
ユフィ:こっち、こっちぃー!

シエラ号を先頭に、飛空艇団登場

ユフィ:うわ~~!

シエラ号内、舵をとるシド

シド:おら! 何ボサッとしてんだ!
シド:さっさと残りの戦力を集めろ!!
シド:ミッドガルにカチコムぞぉ!!

口元をニッとさせるシド
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