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ウィッシュルーム 天使の記憶 Chapter2 “December 28th, 1979, 5:30~6:00 P.M.” ②

登場キャラクター

カイル

150

ダニング

22

ルイス

39

ローザ

45

ヘレン

15

警官(モブ)

1

シーン①2F廊下

カイル       001「・・・ん?」

          002(階段の近くのドアが開き誰かが出てきた)

ヘレン       003「ちょっと、そこの人」

カイル       004「・・・俺のことか?」

ヘレン       005「ああ、そうだよ」

          006「ちょっと、教えておくれ」

          007「レストランは何時から開くのかを」

カイル       008“フロントで見かけた婆さんだ・・・”

          009「レストランは6時のオープンだ」

          010「今、階段を下りていっても待たされるだけだ」

          011「もう少し部屋で待って食事に出たほうがいい」

ヘレン       012「・・・そうかい」

          013「ありがとう 親切に教えてくれて」

          014「私は、ヘレン・パーカー」

カイル       015“ヘレン・パーカーか・・・”

ヘレン       016「失礼だけど、あなたは?」

カイル       017「俺はカイル・ハイドだ」

ヘレン       018「ハイドさん あなたの部屋は?」

カイル       019「215号室だ」

ヘレン       020「じゃあ「希望」だね」

カイル       021「『希望』?」

ヘレン       022「ああ いい名前の部屋だね」

          023「私は212号室「天使」という名前がついてるそうだよ」

カイル       024“部屋に名前があるのを喜ぶ客もいるか・・・”

          025「あんたの部屋もいい名前だな」

ヘレン       026「・・・そうだね」

          027「ハイドさん 年寄りの話に付き合ってくれて、ありがとう」

          028「じゃ、失礼するよ」

カイル       029(眼帯をした老婆はゆっくりした足取りで部屋に戻っていった)

          030“どうしてここに泊まっているんだろうか?”

 

シーン②金払いに行く

カイル       031「よし、うまく切れた」

          032(俺は『太い針金』を手に入れた)

          033“よし、これを使って鞄の鍵を開けてみよう”

          034“よし”

          035“これで鞄が開いた”

          036(俺は『ドル札』を鞄から取り出した)

          037(俺は『顧客ファイル』を鞄の中に入れた)

ダニング      038「ハイドさん、あんたか?」

カイル       039「ああ」

ダニング      040「前払いの宿代持ってきてくれたのか?」

カイル       041「ああ」

          042「いくらだ?」

ダニング      043「40ドルだ」

カイル       044「じゃあ、これで」

ダニング      045「確かに」

          046「ところで、ハイドさん ローザから聞いたんだが」

          047「いや さっきは申し訳なかった」

カイル       048「・・・おい」

(選択肢「何のことだ?」)

          049「何のことだ?」

ダニング      050「荷物のことだよ」

          051「ローザから聞いた ルイスがあんたの荷物の配達を間違えたとか」

カイル       052「・・・そのことか」

          053「そうだ 届いた荷物が間違っていた」

          054「もし、あのサマーって 客が連絡してこなかったら 荷物はどうなって・・・」

ダニング      055「でも、ちゃんと 受け取れたんだろう」

カイル       056「・・・まあな」

ダニング      057「よかったよ あんたの手元に荷物がちゃんと届いて」

          058「それにしても、まったく ルイスには困ったもんだ」

          059「いつも、ヘマばかりして」

          060「今度ヘマをしたら あいつをクビにする」

          061「今度だけは許してやってくれ」

カイル       062「・・・ああ」

ダニング      063「おわびに レストランの食事はサービスさせるよ」

          064「ムーンライト・グリルの今晩のメニューは」

          065「リブロースのガーリックステーキだ」

          066「ローザの料理は最高だ」

          067「あんたにはデザートを特別にサービスさせるから」

          068「ああ、それから」

          069「しばらく自分の部屋に行ってるから」

          070「何か用事があったら 後にしてくれ」

カイル       071(ダニングはそう言うと廊下の方へ歩いて行った)

 

シーン③事務室探索

カイル       072“ダニングがいない間に事務室を捜索するか”

          073“・・・客の忘れ物はどこに保管してある?”

          074“ついでに宿帳があれば 俺と同じ名前とかいう客のことも”

          075“調べてみるか”

          076(机の上にはノートとカードがある)

          077(机の上には、カードがある)

          078「誕生日カードだ」

          079(カードにはメッセージが書かれている)

          080「誕生日おめでとう 愛するジェニーへ」

          081“ジェニーって、誰なんだ?”

          082(ノートの表紙には『ホテル管理日誌』と書かれている)

          083(ノートには何か書かれている)

          084「12月26日キャビネットの整理」

          085「客の忘れ物は「3」に宿泊カードは「A」のキャビネットへ保管」

          086(机の上にはスポーツ新聞が置いてある)

          087(机の左奥にはカレンダーがある)

          088(カレンダーの12月5日に印がつけられている)

          089「この印は・・・」

          090“12月5日って、何の日だ?”

          091(壁のコルクボードには伝票やメモが貼り付けてある)

          092(キャビネットは角がすれて傷がついている)

          093(キャビネットの右上の引き出しには「3」のラベルが貼られている)

          094(引き出しのラベルには「3」と書かれている)

          095(キャビネットには番号キーがついている)

          096(キャビネットの下に何か落ちている)

          097(キャビネットのしたにメモ紙が落ちている)

          098「何だろう、これは?」

          099「メモが・・・破れた」

          100(俺は「メモ」を手に入れた)

          101(破れたメモにはいくつかの点と数字が書かれていた)

          102“・・・ん?”

          103“このメモには何の意味があるんだ?”

          104「・・・」

          105(キャビネットの下にメモが挟まっている)

          106「これは・・・」

          107(俺は「メモ」を手に入れた)

          108(メモにはいくつかの点と数字が書かれていた)

          109“・・・何だ、これは?”

          110“このメモには何かの意味があるのか?”

          111「もしかして、点をつなぐと」

          112(キャビネットの右上の引き出しのラベルには「3」と貼られている)

          113(キャビネットには番号キーがついている)

          114「鍵が開いた!」

          115(キャビネットは開いている)

          116(キャビネットの中には赤い小箱が入っている)

          117(俺は「赤い小箱」を手に入れた)

          118“これがオーダーシートにあった探し物か”

          119“よし これで探し物が見つかった”

          120(引き出しには鍵はかかっていない)

          121(引き出しの中のファイルケースには宿泊カードが入っている)

          122「宿泊カードを調べてみるか」

          123「・・・ん?これは・・・・」

          124(宿泊カードの束の中には「カイル・ハイド」の名前があった)

          125「1979年6月30日に217号室に宿泊か」

          126“・・・嘘じゃなかったんだ 俺と同じ名前の客が本当にいたんだ”

          127(ファイルや本が置いてある 特に変わったところはない)

 

ルイス       128「ハイドの旦那」

カイル       129「・・・えっ?」

ルイス       130「あんた、今どこから出てきた?」

カイル       131「ルイス、おまえか」

ルイス       132「あんた、今事務室から出てきたけど」

          133「事務室で何をしてた?」

(選択肢「ちょっとな」)

カイル       134「・・・ちょっとな」

ルイス       135「ちょっと、何だよ?」

カイル       136「何を気にしてる?」

ルイス       137「あんた、なんで事務室に行ったんだ?」

          138「あんた、まさかダニングの親父に・・・」

          139「あの親父に、俺のこと話したんじゃないだろうな」

カイル       140「・・・おまえのこと?」

ルイス       141「そうだよ」

          142「俺が、マンハッタンでどんなことしていたか・・・」

          143「あんた まさか、ダニングに話したんじゃ・・・」

(選択肢「そんなことは話してない」)

カイル       144「そんなことは話してない」

ルイス       145「ふうん・・・ならいいけどよ」

          146「でも、ちょっと気になるな」

          147「ハイドの旦那」

カイル       148「・・・何だ?」

ルイス       149「あんた、刑事を辞めて セールスマンになったって俺に言ったが」

          150「あれ・・・、ほんとか?」

(選択肢「ああ、ほんとだ」)

カイル       151「・・・ああ、ほんとだ」

ルイス       152「そうか」

          153「ハイドの旦那」

          154「あんたの様子見てたら ただのセールスマンには見えない」

カイル       155「・・・・・・」

ルイス       156「あんた、どうして刑事を辞めたんだ?」

カイル       157「クビになったって言ってたけど」

ルイス       158「あんた、いったい何しでかしたんだよ?」

カイル       159「それは・・・」

          160「ハイドだ」

警官        161「まずいことになった ブラッドリーが・・・」

カイル       162「えっ、なんだって?」

ルイス       163「おい、どうしたんだ?」

カイル       164「・・・潜入捜査に失敗したからだ」

ルイス       165「・・・潜入捜査だと?」

カイル       166「3年前、俺は同僚の刑事と組んで」

          167「美術品の窃盗グループの潜入捜査をしていた」

ルイス       168「・・・・美術品の窃盗組織?」

          169「もしかして・・・・それって・・・」

カイル       170「『ナイル』だ 知っているか?」

ルイス       171「・・・『ナイル』だって?!」

カイル       172「待てよ」

(選択肢「何を驚いてる?」)

          173「・・・何を驚いてる?」

ルイス       174「・・・驚くにきまってるだろ」

          175「・・・・あんたも潜入してたのか」

カイル       176「いや、俺は潜入してない」

ルイス       177「じゃあ、あんたの同僚がナイルに潜入を?」

カイル       178「そうだ」

ルイス       179「なんてこった・・・」

カイル       180「どうしたんだ?」

ルイス       181「まさか あんたとここで再会して」

          182「こんなことがわかるなんて・・・そうだったのか」

カイル       183「・・・おい」

(選択肢「何がそうなんだ?」)

          184「・・・何がそうなんだ?」

ルイス       185「・・・何でもねえよ」

ローザ       186「『・・・ルイス!』」

カイル       187「・・・ん?」

ルイス       188「・・・やべえ!!」

ローザ       189「こんなとこで油売ってたのかい?」

ルイス       190「・・・・ちえ、見つかっちまった」

ローザ       191「見つかっちまったじゃないだろう!」

          192「テーブルの準備がまだ終わってないだろ」

          193「オープンの時間はもうすぐなんだよ!」

ルイス       194「今からやるとこだ」

          195「そんなに怒るなよ」

ローザ       196「わかってるならさっさとおやり!」

ルイス       197「・・・わかってるって」

ローザ       198「だったら、今すぐ!」

ルイス       199「わかったよ すぐやるから」

カイル       200「ルイスは、立ち去った」

          201「・・・・相変わらずだな あいつも」

ローザ       202「・・・・ん? 相変わらず?」

カイル       203「・・・ああ」

ローザ       204「・・・・うーむ、おかしいね」

カイル       205「ちょっといいか?」

(選択肢「何がおかしいんだ?」)

          206「何がおかしいんだ?」

ローザ       207「あんたとルイスだよ」

カイル       208「・・・ん?」

ローザ       209「ねえ、あんた もしかして・・・」

カイル       210「・・・なんだ?」

ローザ       211「ルイスのこと知ってたんじゃないかい」

          212「そうなんだろう?」

(選択肢「いや、知らない」)

カイル       213「いや、知らない」

ローザ       214「ごまかしても、だめだよ」

          215「あたし、聞いてたんだよ あんたとルイスの話」

カイル       216「・・・えっ」

ローザ       217「そうなんだろ?」

          218「話してることは よく聞こえなかったけど」

          219「ルイスがあんたのこと『ハイドの旦那』って呼んでたのを」

          220「ちゃんと聞いたんだから」

カイル       221「・・・そうか」

          222「じゃあ、隠してもしょうがない」

          223「・・・そうだ ルイスとは顔見知りだ」

ローザ       224「やっぱり、そうなんだね」

カイル       225「・・で、それで?」

ローザ       226「いや、実はね あんたが、ルイスと顔見知りだったら」

          227「ちょっと聞きたいことがあって」

カイル       228「・・・何だ?」

ローザ       229「あたしが聞きたいのは・・・」

          230「ルイスの前歴だよ」

カイル       231「・・・前歴?」

ローザ       232「ああ」

          233「あんた、知ってるんだろ?」

          234「ルイスがここで働く前 どこで、何をしていた男かってこと」

          235「ねえ、教えておくれよ」

(選択肢「ルイスの前科は話さない」)

カイル       236「ルイスの前歴?」

          237「どうして、そんなこと知りたがる?」

ローザ       238「決まってるじゃないか」

          239「あたし、疑ってるんだよ あの男のこと」

カイル       240「・・・・疑ってる?どういうことだ?」

ローザ       241「ルイスは ここで働き出して もうすぐ3年になるけど」

          242「一度だって 昔のことを話したことないんだ」

          243「ありゃ、何か隠してるね」

カイル       244「・・・・何を隠してるって言うんだ?」

ローザ       245「決まってるだろ マズイ前歴だよ」

カイル       246「マズイ前歴って何だ?」

ローザ       247「たとえば、前科があるとか 人に追われてるとか」

          248「とにかく怪しいとこが多いんだ」

カイル       249「ちょっといいか?」

(選択肢「・・・ふふふ」)

          250「・・・・ふふふ」

          251「ははは!」

ローザ       252「・・・・えっ」

          253「何、笑ってるんだよ あたしは、真剣に・・・」

カイル       254「いや、悪かった でも、あんたがあんまり おかしなこと言い出すから」

ローザ       255「・・・おかしなこと?」

カイル       256「ああ、あんたの勘違いがおかしくて笑ったんだ」

ローザ       257「勘違いだって?」

カイル       258「ああ」

          259「あんたの言うとおり 俺はここで働く前のルイスを知っている」

          260「俺が知っていたルイスは・・・」

ローザ       261『うん(相槌)』

カイル       262「イーストビレッジのアクセサリーショップの店員だ」

          263「裏通りの趣味の悪い はやらない店のな」

ローザ       264「アクセサリーショップの店員ね」

カイル       265「ルイスに前科なんて あるはずないじゃないか」

          266「あいつはただのサボり屋 悪さができる男じゃない」

ローザ       267「なんだ そうなのかい」

          268「悪かったね 変なこと聞いちまって」

          269「じゃあ、わたしは行くよ」

カイル       270「ローザはそう言うと立ち去った」

          271「・・・ポケベルだ」

          272「レイチェルに電話をしなくては・・・・」

 

最終更新:2014年10月02日 22:22