ウィッシュルーム 天使の記憶 Chapter3 “December 28th, 1979, 6:00~7:00 P.M.” ①
登場キャラクター
|
カイル |
102 |
|
レイチェル |
11 |
|
ルイス |
49 |
|
メリッサ |
9 |
|
ケビン |
42 |
|
アイリス |
27 |
シーン①レイチェルとお電話
カイル 001「・・・ん?・・・電話だ」
002電話のベルが鳴っている
レイチェル 003「もしもし・・・・」
カイル 004「レイチェル、君か」
005「何だ?」
レイチェル 006「ねぇ、ブラッドリーって誰なの?」
カイル 007「・・・ん?」
レイチェル 008「さっきあなたと電話したあと」
009「エドがひとりごとみたいに言ってたの」
010「・・・ブラッドリーを捜すのはあきらめろって」
011「ねえ、カイル ブラッドリーって誰?」
(選択肢「気になるのか」)
カイル 012「気になるのか?」
レイチェル 013「・・・ええ」
014「でも、無理には聞かないわ」
015「話したくなったら、話して」
カイル 016「ああ」
017「エドはいるか 代わってくれ」
レイチェル 018「さっき、また出かけたわ すぐに帰ってくるとは思うけど・・・」
カイル 019「そうか」
020「じゃあ、帰ってきたら ポケベルで知らせてくれ」
レイチェル 021「わかったわ」
カイル 022「ブラッドリーを捜すのはもうあきらめろか・・・」
023「やつを捜すことをあきらめていたら」
024「こんな仕事とっくに辞めてる」
025「さて・・・」
026(腹も減ってきたし レストランにでも行ってみるか・・・)
シーン②ウッドワード親子
カイル 027「ん・・・?あれは・・・」
028「何を話してる?」
ケビン 029「メリッサ!」
メリッサ 030『フン!』
ケビン 031「ちゃんとこっちを見るんだ!」
032「食事中にどうしてあんなことをするんだ!」
メリッサ 033「・・・・だって」
ケビン 034「だってじゃない!」
メリッサ 035「・・・パパ」
ケビン 036「どうして、おまえは口答えばかりするんだ」
037「どうしてパパの言うことが素直に聞けない?」
038「もういい」
039「おまえの言い訳なんて聞きたくない!」
040「部屋に戻りなさい パパもすぐ行くから」
メリッサ 041「・・・パパ」
042「・・・パパなんて」
043「・・・大嫌いだ!!」
カイル 044「・・・おい、チビ」
(選択肢「どうしたんだ?」)
カイル 045「どうしたんだ?」
メリッサ 046「・・・あっ」
カイル 047「ずいぶん大きな声が出るんだな」
メリッサ 048「いいじゃん!」
049「声、大きいもん!」
カイル 050(メリッサは階段を走って上って行った)
ケビン 051「・・・メリッサ」
カイル 052「・・・おい」
ケビン 053「えっ・・・」
カイル 054「やっかいだな 子供の面倒を見るのは」
ケビン 055「いや、みっともないところを見せてしまって・・・」
カイル 056「・・・待てよ」
(選択肢「みっともなくはないだろう」)
カイル 057「みっともなくはないだろう 親が子供を叱ることは」
ケビン 058「そうかもしれませんが」
059「私は、子供を叱る姿をあまり見られたくはないですね」
カイル 060「・・・そんなものか」
061「ところで、あんたは?」
ケビン 062「・・・そうでしたね」
063「挨拶が遅れてしまってすみません」
064「私はケビン・ウッドワード」
065「サンタモニカのロビンズ病院で外科医をしています」
カイル 066「・・・ケビン・ウッドワード この男がメリッサの父親か」
067「俺はカイル・ハイド レッドクラウン商会のセールスマンだ」
ケビン 068「・・・カイル・ハイド?」
カイル 069「ああ」
ケビン 070「カイル・ハイド・・・」
071「・・・うむ」
カイル 072「・・・何だ?」
(選択肢「どうした?」)
カイル 073「・・・どうした?」
ケビン 074「いや、どこかで聞いた名前だと思って・・・」
カイル 075“俺と同じ名前の人間を知っているのか?”
ケビン 076「以前にお会いしてますか?」
カイル 077「あんたと会うのは今日が初めてだ」
ケビン 078「ですよね」
079「私の勘違いでしょう 気にしないでください」
080「ところで、ハイドさん」
081「うちのメリッサの相手をときどきしてくださっているようですが」
082「メリッサはあなたにどんな話をしているのでしょうか?」
(選択肢「どんなって?」)
カイル 083「どんなって?」
ケビン 084「・・・いや、もしかしたら つまらないことを話しているんじゃないかと」
カイル 085「・・・何を気にしているんだ?」
ケビン 086「・・・いや、例えばその・・・母親の話とか・・・」
カイル 087“・・・母親の話だと?”
ケビン 088「・・・いや、何も話していないならいいんです」
(話題「母親の話って何だ?」)
カイル 089「母親の話って何だ?」
ケビン 090「・・・いや、その・・・」
カイル 091「もしかして、それって母親が帰ってこないっていう話のことか?」
ケビン 092「・・・やっぱり話していたんですか」
カイル 093「ああ」
094「これから母親に会いに行くところだとも言っていた」
095「まずかったのか?」
ケビン 096「・・・いや、そういうわけでは」
097「でも、ただ・・・」
カイル 098「・・・どうした?」
(選択肢「・・・ただ、何だ?」)
099「・・・ただ、何だ?」
ケビン 100「どこの家庭にもそれぞれの事情があります」
101「子供の口から出た話はどうぞ忘れてください」
(話題「同じ名前の人間を知っているのか?」)
カイル 102「俺と同じ名前の人間を知っているのか?」
ケビン 103「いや、診察した患者の中に似た名前の人がいたような気がしただけで・・・」
104「きっと私の記憶違いでしょう」
105「あなたに会ったのは私も今日が初めてですから」
106「すっかり話しこんでしまいました」
107「じゃあ、私はこれで」
カイル 108(ケビンは去って行った)
シーン③レストラン「ムーンライト・グリル」
ルイス 109「いらっしゃい」
110「レストラン「ムーンライト・グリル」にようこそ」
カイル 111「・・・おまえか」
ルイス 112「おまえかはないだろう お出迎えしてんだよ」
カイル 113「レストランの案内もおまえの仕事か?」
ルイス 114「言っただろうここは人使いが荒いって」
115「夜はレストランとバーの仕事もしてんだよ」
カイル 116“バーはどこにあるんだ?”
ルイス 117「席は空いてるぜ」
118「今晩のメニューはリブロースのガーリックステーキだ」
カイル 119「リブロースのガーリックステーキか・・・」
120「うまいのか?ここのメシ」
ルイス 121「ああ、案外いける」
122「ローザのおばさん口は悪いけどよ 料理の腕はいいんだ」
カイル 123「じゃあ、ステーキにはポテトと卵を付けてくれ」
124「ハッシュポテトとサニーサイドアップにして」
ルイス 125「いい注文だぜ」
カイル 126「だろ?」
ルイス 127「ああ、そうだ それから聞くのを忘れてたけど」
128「旦那の部屋どこかマズいところはなかったか」
カイル 129「マズいとこ?」
ルイス 130「ほら、電気がつかないとか水が出ないとか そういうトラブルさ」
カイル 131「今のところトラブルはない」
ルイス 132「なら、よかった」
133「実はさ、2階の客室は設備が壊れちまってる部屋があってさ」
134「半年前から 客を泊めずに空室にしている客室もあるし・・・」
カイル 135「・・・おい」
(選択肢「空き室は多いのか?」)
カイル 136「空き室は多いのか?」
ルイス 137「ああ、多いよ 今夜も4部屋ある」
138「そのうち3室は設備が壊れちまって使えないけどな」
カイル 139「どこの部屋だ?」
ルイス 140「217号室と220号室それと218号室もだ」
カイル 141“・・・217号室だと?”
142「使われていない部屋が3室もあるのか・・・」
143「メモしておくか・・・」
(メモ)
ルイス 144「何、書いてるんだ?」
(話題「217号室は使われていないのか?」)
カイル 145「217号室は使われていないのか?」
ルイス 146「ああ、半年前からな」
カイル 147「・・・えっ」
148“半年前から使われてないだと?”
149“・・・どうして?”
ルイス 150「どうしたんだ?」
カイル 151「その部屋だ」
152「俺と同じ名前の客が半年前に泊まったっていう部屋は」
ルイス 153「あんた、どうしてそんなこと知ってるんだ?」
カイル 154「宿帳を調べた」
ルイス 155「えっ・・・」
カイル 156「こっそりと事務室で」
ルイス 157「・・・まったくあんたって人は・・・そんなことしてたのか」
158「どうしてそんなことしたんだよ」
カイル 159「その男ブラッドリーかもしれない」
ルイス 160「・・・なんだって!」
カイル 161「俺のカンだがな そんな気がする」
ルイス 162「わかったよ」
163「でも、このホテルの中で 勝手にあちこち調べるなんてことはするなよ」
164「手掛かりになることを調べたくなる気持ちはわかるけどさ」
165「あんたはもう刑事じゃないんだ」
166「そんなことやってマスターに見つかったら大変なことになるぜ」
167「なあこのホテルのことで何か知りたかったら」
168「この俺を使えよ」
カイル 169「・・・そうか」
170「じゃあ早速だが頼みがある」
171「217号室に入ることはできないか」
ルイス 172「・・・ん?」
カイル 173「217号室を調べてみたいんだ」
ルイス 174「・・・調べてみたいか」
175「わかったよ なんとかするよ」
176「客室の鍵は、マスターが管理してるんだが」
177「様子を見て持ち出してきてやるよ」
カイル 178「頼む」
(話題「バーはどこにあるんだ?」)
カイル 179「バーはどこにあるんだ?」
ルイス 180「ここをまっすぐ行った突き当たりのドアだ」
181「『セブン・スターズ』って看板が出てる」
182「オープンは9時」
183「一緒に飲むかい?」
カイル 184「うまいバーボンが飲めるか?」
ルイス 185「ああ、ダニングの親父ケチなくせに」
186「酒の在庫だけはたくさん持っててな」
187「ケンタッキーの極上もんがそろってるぜ」
カイル 188「そいつはいい」
ルイス 189「ああ」
190「レストランはこの奥だ」
191「中央のテーブルが空いているからそこに座ってくれ」
カイル 192「ああ」
193“・・・ん?”
アイリス 194「・・・ああ」
カイル 195「ちょっといいか?」
(選択肢「どうした?」)
196「・・・どうした?」
アイリス 197「・・・あ、ハイドさん」
カイル 198「何、ぼんやりしてる」
199「俺が歩いてきたのも 気付かなかったのか」
アイリス 200「・・・ごめんなさい」
201「ちょっといやなことがあって、落ち込んでたの」
カイル 202「ちょっと、いいか?」
203「なぜ、落ち込んでいたんだ?」
アイリス 204「ねえ、ハイドさん」
205「誰かに嫌われたこと・・・ある?」
カイル 206「・・・何だ、突然」
アイリス 207「言われたのよ、私」
208「大嫌いだってあっち行けって・・・」
カイル 209“誰に嫌いだと言われたんだ?”
(話題「誰に嫌いだと言われたんだ?」)
カイル 210「誰に嫌いだと言われたんだ?」
アイリス 211「私、生まれて初めてよ あんなこと言われたの」
212「だから、ショックで・・・」
213「私、あの子のせいで もう立ち直れないかも・・・」
カイル 214“あの子のせいって、どういうことだ?”
(話題「あの子のせいって、どういうことだ?」)
カイル 215「あの子のせいって、どういうことだ?」
アイリス 216「そうなのあの子のせいなのよ」
217「ねえ、ここに来るときに女の子に会わなかった?」
(選択肢「メリッサのことか?」)
カイル 218「・・・女の子?メリッサのことか」
アイリス 219「あの子、メリッサって言うの?」
カイル 220「ああ」
221「その女の子が何かしたのか?」
アイリス 222「私、さっきその子に話しかけたの」
223「そしたら、この私に 突然、人形を投げつけて 出て行っちゃったの」
カイル 224“人形を投げつけた?どうして?”
(話題「どうして人形を投げつけたんだ?」)
カイル 225「その子はどうしてあんたに人形を投げつけたんだ?」
アイリス 226「可愛い手作りのお人形持っていたから」
227「誰が作ったのって聞いたの」
カイル 228「それだけか?」
アイリス 229「そうよ」
230「ねえ、私、何も変なこと言ってないでしょ」
231「だからすごく驚いちゃったの」
232「だって私、今までどこの子供にだって嫌われたことなかったから」
カイル 233“・・・なんだと?
アイリス 234「だから本当にショックだったの」
235「ね、わかるでしょ?」
カイル 236「・・・そうか」
アイリス 237「ハイドさんあなたと話してよかった」
238「少し気分が晴れてきたわ」
239「じゃあ、失礼するわ」
カイル 240“アイリスはそう言って去って行った”