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大まかな流れです。
細かい部分はどんどん補足してください
チャプターは[[このサイト>http://www.gta4.net/missions/]]に基づいて分けています。
*Chapter 1
**リバティー・シティへ
主人公ニコ(Nikolai Bellic)は、リバティー・シティ(Liberty City、以下LC)で成功し巨額の富を築き上げたと言う従兄弟のローマン(Roman Bellic)の元に貨物船で向かっていた。到着が間近となったところで、ニコは航海をともにした仲間ホッサン(Hossan)とアメリカでの夢を語らう。ニコは従兄弟から送られてくる派手なメールのことや、アメリカン・ドリームのことを話した。彼はボスニア紛争を経験しており、終戦後もまともな人生を歩んでいなかったのだ。
LCに到着すると、ニコはゆっくりと船を降りる。そこへ古びたタクシーに乗った太った男が登場した。ローマンである。ニコを熱烈に歓迎し、さらに昨夜のお祭り騒ぎについて、アメリカはチャンスの国だということについて、などを酒を飲みながら高らかに話す。足取りが覚束無くなった所で、ニコにクルマの運転を任せローマンはクルマの助手席に座った。
ローマンの言う“豪邸”へ向かって車を走らせるニコ。他愛もないことで談笑しつつ、その“豪邸”へ到着した。ニコはおかしいと感じた。そこは、豪邸には似ても似つかないボロボロのアパートだったためだ。部屋に入るやいなや、ローマンが床を這うゴキブリを踏みつける。
ローマンがアメリカン・ドリームを実現したというのは嘘であったのだ。
彼はギャンブル癖が災いし多額の借金を背負っていた。取立てから逃げ、しがないタクシー会社を営む日々。危険な目にも遭っていた。ローマンはニコをはめたのだ。ニコを自分のボディガードとして扱うために。
**ローマンのパシリ
ボロアパートは仮の住居で、一時的なものだと言い張るローマン。しかしはめられたニコの不満は収まらない。彼が文句を垂れ流していると、ローマンは聞く耳を持たずして居眠りを始める。怒りが頂点に達したニコはローマンを罵倒したたき起こすが、ローマンは事務所に来いと言い残して部屋を出て行ってしまった([[THE COUSINS BELLIC]])。
仕方なくタクシー会社の事務所へ行ったニコ。汚らしい事務所にはローマンと、可憐な女性マロリー(Mallorie Bardas)がいた。ローマンはマロリーに対し好意を抱き、積極的にアプローチするもいつもから回りしていた。
ニコはローマンの為に仕事をこなしたが、その報酬は古ぼけた携帯電話とたったの30ドルであった([[IT'S YOUR CALL]])。
ローマンが次にニコに依頼したミッションは、2人のガールフレンドの送り迎え。1人はローマンの憧れの人マロリー、もう1人はマロリーの友人であるミシェル(Michelle)である。
マロリーはニコとミシェルを引っ付けようとし、同時にニコの汚らしい格好を注意した。その甲斐あって、ニコは清潔な衣服を手に入れるとともにミシェルと恋人関係になった([[THREE'S A CROWD]])。後日、ローマンの仕事の手伝いとしてローマンの友人リトル・ジェイコブ(Jacob Huges)と出会ったニコは、銃撃戦に巻き込まれるも元軍人の実力を発揮し彼を救出した([[JAMAICAN HEAT]])。更にローマンがネットを通じて知り合った友人ブルーシー(Bruce Kibbutz)にも出会い、仕事をくれる仲間を確実に増やしていった。
**借金取り
ローマンの多額の借金は確実に彼を追い詰めていた。借金取りは頻繁に事務所に訪れ、ローマンの私物を破壊したり暴言を吐いたりと彼を危険な目に遭わせていた。
ブラッドもその一人で、ローマンを苦しめていた。ニコはローマンの身の危険を察知しブラッドの部下になるが、ブラッドが与える仕事は内容の割に報酬が少なかった([[BULL IN A CHINASHOP]]、[[HUNG OUT TO DRY]]、[[CLEAN GETAWAY]]、[[IVAN THE NOT SO TERRIBLE]])。
ある日、ローマンはただならぬ様子でニコに助けを求める連絡をした。急いで現場に向かうとそこには2人のアルバニアンに暴行を受けるローマンの姿があった。2人を戦闘不能に陥らせたニコは、残りの1人をクルマで追い処刑する。この一件もあり、ニコはローマンからリスペクトを得ることになった([[BLEED OUT]])。
ローマンの仕事を手伝うためにローマンの会社へ赴くと、そこには頭を抱えるローマンがいた。彼が好意を抱く相手マロリーと、ロシアンマフィアのちんぴらである借金取りブラッド(Vladmir Grebov)が交際している疑いがあるというのだ。ニコはブラッドの為に仕事を引き受けていたが、この一件のみならず彼の態度には嫌気が差していた。
何かが吹っ切れたニコはブラッドのバーに殴りこみ、ブラッドを追い詰めて引き金を引く。ブラッドは死ぬ直前に、ロシアンマフィアの大物ミハイル(Mikhail Faustin)とのつながりを明かす([[UNCLE VLAD]])。
それを聞いたローマンは、ミハイルが自分達を討ちに来ることを恐れ震え上がった。しかしニコは冷静で、戦時中の出来事を語りだした。かつて所属していたキャンプで、仲間の1人が裏切り多くの仲間を死なせたと言う。生き残ったのはニコを含め数人。その中の裏切った男がLCに住んでいるというのだ。
**狂気のミハイル
別の日、ローマンはニコを呼び出した。ローマンに言われた場所へ来ると、彼はゴミ箱の中で怯えていた。何があったのか聞くと、フォースティンの仲間に尾行されているというのだ。ニコがそんな心配はないとローマンに諭すが、ローマンの悪感は的中した。
銃を突きつけられた2人は薄汚い地下室へ連行される。拷問が続き、ニコもローマンも追い込まれているとき、ボス・フォースティンとその右腕ディミトリ(Dimitri Rascarov)が登場する。フォースティンは暴言とともに部下を殺したり、恐怖に怯え叫ぶローマンの腹部を打ち抜いたりと暴走し始める。
ミハイルは麻薬に溺れ、荒れ狂っていた。ディミトリが彼を何とか押さえ込んでいると言う格好で、両者の考えは不一致であったのだ。幸運なことに、ミハイルの持つブラッドへの感情は「事情があって部下においた」程度のもので、2人の命は助かった。しかし、ニコには幾つかの仕事が科せられることになる([[CRIME AND PUNISHMENT]])。
ディミトリはフォースティンを手に負えない存在であると感じ、ニコに彼の殺害を依頼する。ニコはそれを引き受け、フォースティンのクラブへ押し入り彼を始末した([[THE MASTER AND THE MOLOTOV]])。
**因縁
ディミトリの依頼を果たしたニコは、彼とはよき仲間としてやっていけると感じた。
しかしそんな関係はすぐに終わってしまうのだった。ディミトリはブルガリン(Ray Burgarin)との関係を持っていたのだ。ブルガリンはニコにとって大きな因縁がある相手である。過去に密航船で事故があり、それは数少ない生き残った存在のニコが仕掛けた因縁であると決め付けてきたのだ。大規模な銃撃戦に発展し、果ては大量の警察官が押し寄せてくると言う大事に至ったが、友人のジェイコブと協力して戦闘を進めたニコは何とかその場を脱出する([[RUSSIAN REVOLUTION]])。
ローマンは度重なる事件を踏まえ、近いうちに死ぬ時が来ると察してニコに街を出ようと話す。ニコは賛同し、荷物をまとめにアパートに戻るが、そこは燃え盛る炎に包まれていた。
ディミトリの手下が放火していたのだ。怒り狂うローマンを彼の事務所に連れて行くも、そこまで同じ状態になっていたのだ。あまりの虚無感に涙を溜めるローマン。しかし、不幸中の幸いが起きる。マロリーとコネのある相手がBohanに新居を用意してくれたのだ。2人はBohanで新たな生活を始めることになる([[ROMAN'S SORROW]])。
*Chapter 2
**人脈の構築
ローマンの憧れの女性、マロリーに呼ばれて、South Bohanのとある施設を訪れたニコ。そこにはマロリーとダンサー達、そして彼女らの指揮を執るマニー(Manny Escuela)の姿があった。彼はニコにストリートの事情を話し、治安の回復を実現するために掃除が必要だと訴える。ニコに付きまとうカメラマンを鬱陶しがりつつも、マニーの熱意に免じたニコは協力を約束する。ニコは売人の車を尾行し、アジトの敵を一掃した([[ESCUELA OF THE STREETS]])。
別の日、またしてもマロリーに呼ばれるニコ。そのマンションへ行くと、巨大な女性エリザベータ(Elizabeta Torres)とアイルランド系ギャングパッキー(Patrick McReary)、そしてニコを呼び出したマロリーがいた。エリザベータはプエルトリコ系の麻薬ディーラーで、自身もドラッグに溺れる危険な人物である。彼女は、パッキーが控えている取引の相手が信用できないことをニコに話す。依頼を引き受けたニコは取引場所付近のビルの屋上で待機。エリザベータの言うとおり取引は失敗したが、ニコは調達してもらったスナイパーライフルを駆使してパッキーを無事救出した。この一件がありパッキーはニコに一目を置くようになる([[LUCK OF THE IRISH]])。
ニコはエリザベータを通し、プレイボーイX(Trey Stewart)とも知り合う。彼の薬物売買の取引に同伴したニコは、プレイボーイXに仕事を求める。その取引は警察の罠だったようで、迫り来る特殊部隊の攻撃も凌ぎ2人は何とか生き延びる([[BLOW YOUR COVER]])。
**大切な人
ある日、ニコは尋常ではない剣幕でエリザベータに電話で呼び出された。彼女のマンションへ駆けつけると、そこにはジェイコブとエリザベータが言い争う姿があった。事情を聞くと、彼女のコカインが何者かに盗み出され、その何者かがジェイコブが紹介してきた男達だと決め付け、ジェイコブを激しているという。ニコはジェイコブのために溜まり場と化した廃墟の病院へ行き、激しい銃撃戦の中なんとかしてコカインを取り戻した。駆けつけてきた大勢の特殊部隊の攻撃と追跡を回避しジェイコブの元までコカインを配達したニコ。しかし彼は意外な人物を目にする。
恋人のミシェルだ。ニコは「お前のいるところじゃない」と諭すが、ミシェルは本当のことを曝け出した。彼女は政府の元で働いている人間で、ニコの危険な行動を監視するのが仕事だった、と。彼女自身も罪悪感を覚えているようだったが、今まで本当の愛する人だったと信じていた人間に裏切られたショックは大きかった。ミシェルは自分の雇用主がニコの力を必要していることを告げるとその場を後にした([[THE SNOW STORM]])。
**エリザベータの悲劇
エリザベータは、周囲に警察がうろつき自分が捕まりそうなことを悟り、不安に陥っていた。さらに今まで信用してきた相手がネズミ(密告者)であることに怒り狂っていた。明らかに平衡を失っているエリザベータの元に突然訪ねて来たのは、マニーと彼のカメラマンだ。彼らはエリザベータに「余計なことをしやがって、ストリートから出てけ!」と挑発的な訴えをする。怒りが頂点に達したエリザベータは拳銃を手にし2人の頭を見事に打ち抜いてしまったのだ。
2人の遺体をエリザベータの愛車に積み、医者の所まで運転することを任されたニコ。当然、合法の医者の病院へ運ばれる訳はないと分かっていた。目的地にいたのは袖が血にまみれたいかにも怪しげな男。人身売買をしているという男は訊く。「自然死か?」ニコはこう答えた。「勿論だ、頭部に銃弾がめり込んでるなんて、この町じゃ自然なことだろ」男は遺体を引き取り去った([[HAVE A HEART]])。
その後、エリザベータはムショ行きが確実となった。
**ノース・ホーランド・ハスラーズの2人
かつて仕事を与えてきた人間がニコの前から姿を消し、金が要るニコは新たな雇用主、つまりミッションを与えてくれる相手をあたる。LCの中枢都市が位置する島、Algonquinに乗り込んだニコは、かつてエリザベータを通じて知り合ったアフリカ系のギャングプレイボーイXを訪ねる。「これは俺の町だ」LCを手中に収めたかのように振舞うプレイボーイX。そこへ現れたのが、かつてLCを支配していたギャング“North Holland Hustlers”のボスであった男、ドウェイン(Dwayne Forge)だ。
刑務所から出てきたばかりというドウェインは、ニコに幾つかの仕事を頼む。かつて貢いでいた恋人の彼氏がドウェインの金をくすねていたことが分かり、それを取り返した([[RUFF RIDER]])。そして更に、かつて通いつめていた“紳士のクラブ”の経営者を始末したのだった([[UNDRESS TO KILL]])。
プレイボーイXの仕事もこなしたニコは、彼に呼び出されることになる。実は、ドウェインの出所後以降、2人の関係は良くなかったのだ。プレイボーイはドウェインに殺されるという危機感まで抱いている。しかし、ドウェインも同様だった。2人はそれぞれがニコに、それぞれを殺害する依頼をする。どちらもかつて仕事をくれた仲間だ。どちらにせよ苦渋の決断となるが、ニコは意を決してある人の家へ向かう([[THE HOLLAND PLAY]])。
***Xマークに行った場合
プレイボーイはニコの早すぎる帰還に驚いた。しかも、ニコはドウェインを殺していないと言うのだ。まさかとは思ったが、そのまさかが的中することになろうとは、彼も、彼の部下のギャング達も思わなかったであろう。
プレイボーイが部屋を後にすると、銃撃戦の火蓋が落とされた。激しい戦いの末、ニコは一目散に逃げ出したプレイボーイを追う。マンションを脱出すると、彼の仲間が駆けつけ、ニコに銃弾を浴びせた。しかしニコは果敢にそれを避け、プレイボーイに詰め寄った。
「X印が付いてた方を選んでやったのさ」
ニコは引き金を引いた。
***Dマークに行った場合
ドウェインのアパートは綺麗ではない。床にはゴキブリ、廊下は落書きまみれである。彼の出所後の哀れな有様が露呈する様子であった。ドウェインの部屋には老いぼれた父とドウェインがいた。バットを持って襲い掛かってくるドウェインの父を捌き、ニコはドウェインに銃を向ける。
**探している人間
ニコはミシェルからの電話を受け取った。「誰だお前」裏切り者に対して、露骨に嫌そうな声を出す。しかしミシェルはお構いなしに用件を口にし、雇用主の所在を明かした。Algonquinの高層ビルに呼び出されたニコは、そのミシェルの雇用主、ユー・エル・ペーパー(U.L. Paper)と名乗る男に会いに来る。そこへミシェルが現れ、そしてミシェルというのは偽名で本名がカレン(Karen)であることを明かす。衝撃を隠せないニコ。オフィスの扉の向こうには男性が座っていた。
いかにも大物らしい彼は、いくつかの任務を与えた。完了すれば、ニコの犯罪歴を抹消し、さらにニコを裏切り大量の仲間を死なせたにっくき相手を捜索することを約束したのだ。無論、ニコが仕事に梃子摺るまでもなく、ユー・エル・ペーパーはニコの犯罪歴抹消と探している人間の調査に乗り出した。

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