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トゥーン・ワールド - (2018/05/15 (火) 18:38:47) のソース
**トゥーン・ワールド(とぅーん・わーるど) 原作で[[ペガサス>ペガサス・J・クロフォード]]が使用した事で有名な永続魔法カード。 カードデザイナーが自分自身のために作った世界で1枚だけのカードという、あまりに堂々とした卑怯なカードである。 自軍モンスターを全てトゥーンカードに変え、相手からの攻撃は受け付けずダメージも受けないという当時としては[[チート]]級のカードであった。 何しろ王国ルールでは攻撃表示モンスターを殴った際の超過ダメージでしか相手にダメージを与えられないので、このカードが出た時点でペガサスには一切のダメージが通らないのだ。 「トゥーンなので無敵デース!」の一言は、当時ジャンプを読んでいた少年たちに絶望を抱かせた。 このカードによって[[海馬>海馬瀬人]]を翻弄、[[闇遊戯]]もあわやというところまで追い込んだ。 現在では「トゥーンなので無敵デース」の言葉ばかりが1人歩きしているが、なぜ「トゥーンは無敵なのか」もペガサスが説明している。 曰く、彼の最愛のキャラクター・ファニーラビットは583回にのぼる放送回数の中で宿敵ブルドッグ・ポリスから2万6000発以上の弾丸を受けているが、1発も命中したことがない。イッツァミラクール!とのこと。 海外出典の動物系のトゥーン作品は大体こんな感じ。 攻撃を受けそうになったトゥーン・モンスターは本の中に隠れるか、体を粘土のように曲げて攻撃を回避する。 また、海馬戦での初お披露目時にはこのカードをこう語っている。 ところで…ユーは漫画(カートゥーン)は好きデスかー? 私は大好きデース! 子どもの頃からずーっとファニーラビットを愛読してきました。 テレビの画面いっぱいに暴れまわるキャラクター達は最高デース。 彼らはずーっと昔から私の親友だった。 彼らはずーっと私の心の箱庭で元気に駆け回っていマース。 フフフ…彼らは決して私を裏切らない。 そして永遠に死ぬ事もない。 そんな世界にユーを招待しましょう。 私のカードは、トゥーンワールド! ペガサスの人生は、[[シンディア]]の死によって歪んでいった。 それゆえに彼は永遠なるものを求め、永久に死なない&ruby(カートゥーン){漫画}に逃避し続けているのである。 過去という箱庭に心を囚われているのは他ならぬペガサス自身なのだ。 弱点は永続であるがゆえに直接このカードが除去を喰らう事。 このカードが破壊されると、トゥーン化が解除されてしまう。 無論、[[マインド・スキャン]]を持つペガサスが魔法解除をおめおめと食らうはずもなく、相手が魔法破壊を狙っている事を読んだならば対抗策を用意するのは容易い。 だが、この時初めて[[千年パズル]]の中での会話が可能になった[[表遊戯>武藤遊戯]]と[[闇遊戯]]は、2人の遊戯のマインド・シャッフルによってペガサスの[[マインド・スキャン]]を回避。 表遊戯の伏せた《魔法効果の矢》を闇遊戯が発動し、ペガサスの《魔法を打ち消す結界》を対抗策を準備させないままに反射、《トゥーン・ワールド》は消滅した。 ***[[OCG>遊戯王ゼアル オフィシャルカードゲーム]]におけるテキスト OCGでは某[[ヲー>ラーの翼神竜]]もびっくりの凄まじい弱体化を喰らったカードとしても有名で、原作・アニメ・OCGプレイヤー全てにおいて知名度は高い。 #blockquote(){永続魔法 プレイされた時に1000ポイントライフを払う。 さらに、毎回自分のスタンバイフェイズに500ライフポイントを払わなければ、 このカードは破壊される。 このカードがフィールドから墓地に送られた時、 それまで払った分のライフポイントを自分のライフポイントに加算する。} 原作のチート効果が消え失せたどころかデメリットしかない。 特殊能力はトゥーン・モンスターの持つモンスター効果となったのだが・・・。 #blockquote(){このカードは通常召喚できない。 自分フィールド上に「トゥーン・ワールド」が存在する場合のみ特殊召喚できる (レベル5以上は生け贄が必要)。 このカードは特殊召喚したターンには攻撃できない。 このカードは500ライフポイントを払わなければ攻撃宣言できない。 相手フィールド上にトゥーンモンスターが存在しない場合、 このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する事ができる。 存在する場合、トゥーンモンスターを攻撃対象に選択しなければならない。 フィールド上の「トゥーン・ワールド」が破壊された時、このカードを破壊する。} [[Sinモンスター>パラドックス]]とタイマンを張れそうなほどのデメリットの塊である。 これだけやって得た能力はなぜか「直接攻撃」。破壊耐性はどこへ行った? その上「トゥーン・ワールドが無ければトゥーンは出せず、ワールドが破壊されるとトゥーン全滅」だけはしっかり受け継いでいるという体たらく。 しかし、劇場版「光のピラミッド」では、ペガサスは上記のOCG仕様の物を使用しており、更に血の代償などでライフコストを散在した結果、社長のXYZドラゴンキャノンのOCG効果で破壊され敗北している。 [[悪>闇マリク]][[役>ダークネス]][[のカード>アポリア]]の一部はOCG化の際トンデモ弱体化されるという法則はこの頃から始まっていたのである。サウサクは強いのに…… 更に後にエラッタを出されたという珍しい経歴も持つ。 #blockquote(){永続魔法 1000ライフポイントを払って発動する。} 「ストラクチャーデッキ ペガサス・J・クロフォード編」登場にあたって多少使い易く効果が変更された。 というか&bold(){効果が無くなった}。 とはいえ相変わらずこのカード自体にメリットは皆無、 上級トゥーンを特殊召喚する条件及び下級トゥーンの直接攻撃効果使用時に必要であるだけでデッキの足を引っ張り、お陰で「トゥーン」デッキを組む際はデッキの中心であるにも関わらず悩みの種となってしまっており、 特にシンクロ実装後は上級トゥーンの扱いに困るという声が後を絶たないらしい。 上記のストラクチャーデッキ発売に伴い、ドーマ編のデュエルで使用されたが、既にペガサスはドーマに魂を売った舞に敗れており、代わりにペガサスに化けたアメルダが使用した。 ちなみに[[アメルダ]]は「1000ライフコスト有り・トゥーンモンスターに戦闘耐性・ダメージ耐性有り」のものを使用している。 ペガサスはアニメGXでも登場を果たしたのだが、原作とアニメDMの頃よりOCGとの連携が重視された作風からアニメスタッフもさすがにワールドの使えなさに白旗を揚げたらしく、 《トゥーン・キングダム》という「デッキのカードを5枚除外して発動、カード名を《トゥーン・ワールド》として扱い、トゥーンに戦闘破壊耐性を付与する」新カードを登場させていた。 《トゥーン・キングダム》はTFではオリカとして使用することができ、2015年についに更なる強化を得てOCG化が決定された。 OCGでは、トゥーンワールドとセットで原作に登場していないトゥーンモンスターが追加されることがあり、2015年には新たにGXに登場したモンスターがトゥーン化するようだ。 スレでは、「原作では強かったのにOCG化で使えなくなったカード」の代名詞としてよく用いられる。 ***関連項目 OCGでの扱いがあまりに[[ソス]]なカード -[[真紅眼の黒竜]] -[[暗黒騎士ガイア]] -[[ラーの翼神竜]] -[[三幻魔]] -[[地縛神 Wiraqocha Rasca]] -[[機皇神龍アステリスク]] -[[機皇神マシニクル∞]] -[[潜航母艦エアロ・シャーク]]