アニメシリーズにおいて多く登場する「OCG化されていないカード」群の事。
通称「オリカ」。
前提としてこの遊戯王アニメシリーズは
実在するカードゲームの販促企画として長年制作されており、実在のカードをスキャンしたイラストが劇中でも使用されているが、デュエルシーンを円滑に進めるために実在しないカードが作中多く登場している。
その登場パターンは大まかに以下の通り。
原作漫画とOCGの辻褄合わせ(DM)
遊戯王デュエルモンスターズ(主に
決闘者の王国編)によく見られたパターン。
この作品に限り漫画作品を原作に作られており、放送初期には原作漫画に登場するカードが既に何枚かOCG化されていた。しかしその際に効果を変えてOCG化されたものも多く、辻褄を合わせるためにオリジナルカードが登場した(しかし、《墓荒らし》や《天使のサイコロ》《悪魔のサイコロ》、《六芒星の呪縛》等OCGと違う効果でも同名カードが登場することもあった)。
例:《ウルムーン》、《薔薇の鞭》、《クロス・サクリファイス》《寄生虫の暴走》
また、原作漫画と基本的にOCG準拠のアニメではデュエルルールが違う場合が多々あったため、それによる矛盾を解消すべく作られたカードもあった。
例:《マジック・サンクチュアリ》、《仮面舞踏会》
新規カードの宣伝
わかりやすい流れ、DMが終了してGXに以降して以来、アニメ作品がそのままオリジナル原作作品となった。そのため原作漫画で新たなカードが続々登場していたのがそのままアニメの役割として引き継がれ、次々とアニメ出身のカードが作成されていった。
登場人物のエースカードだけならず、現在OCGでは必需品とされている汎用カードも意外にもアニメ出身…というケースも。
しかしアニメでのデュエルをファンタスティックに盛り上げるために効果が強大すぎるカードが登場する事も多々あり、OCG化で大きく
弱体化される事も。これについては後述。また、GXの明日香やZEXALのキャットちゃんのように使用カード群がそもそもOCG化されないという悲劇も有り。
デュエルを都合よく進めるため、盛り上げるため
デュエル展開を上手く円滑に進めるため、また派手なデュエルを繰り広げさせるために使われるパターン。
例えると相手の攻撃にカウンターするカード等がうまく見つからなかった場合とか、ラスボスがラスボスらしい威厳を保つためのキャラ付けとか。
しかし前者の場合は効果がピンポイントすぎて(~族のエクシーズが直接攻撃に成功した時!…みたいに)OCG化する必要性が無かったり、後者はあまりにもチート効果なものが多くて大幅な
弱体化により、アニメファンのOCGプレイヤーを絶望に陥れるケースも多々。
一応、伝説の《狂戦士の魂》はこのジャンルに分けられる。
視聴者からのオリジナルカード募集
GX・5D'sで行われた視聴者参加企画。視聴者からハガキで劇中に登場するオリジナルカードの案を募っていた。
これによりGXからは《デミウルゴス EMA》《闇の神ダーク・ゴッド》《星見鳥ラリス》、5D'sからは《ドリル・シンクロン》《ドリル・ウォリアー》《スプレンディッド・ローズ》《デーモン・カオス・キング》《ローズ・バード》《D・クリーナン》が登場。GXの前者2枚を除いて後に全てOCG化された。
デュエル以外の用途
GXで登場した罠カード《ショートサーキット》。効果:指定した時間に、対象物をショートさせる。
…何を言ってるかわかんねぇと思うが…。
等々様々な機会に登場してアニメを盛り上げている。
自分の考案した夢のカードがもっともらしく作られて登場するのはロマンだろう。現在では素人でも簡単にオリジナルカードが作れるツールが流行しているので、自分で作ってみるのも一興かもしれない。
最終更新:2013年10月31日 19:41