通常魔法(禁止カード)
自分のデッキからカードを2枚ドローする。
(by 遊戯王カードWiki)
遊戯王OCG初期プレイヤーは誰もが愛用していたドローソースカード。
この1枚さえあれば無条件ノーコストでカードを2枚ドローできる強力カードであった。
そのあまりにも単純で強力な効果で「強欲な壺が入っていれば強デッキ」ならず「強欲の壺が入ってないデッキは弱い」とまで言われ、数枚のキーカードさえ揃えばワンターンキルが完成という環境が流行したのをキッカケに、2006年3月に禁止カード認定をくらった。
それ以降一度たりとも制限緩和されていない。
原作漫画では実は登場回数は1度のみだったのだが、アニメでは何度も登場。
特にアニメでのデュエルは派手な展開が求められるため手札消費が激しい決闘者が多く、それを補うための辻褄合わせが必要になったからだと思われる。
(原作ルールでは1ターンに発動できる魔法・罠は1枚という制約がある、という違いもある)
また、
乃亜編ではBIG3大岡がこのカードを発動した際手札0枚の
城之内に「手札0の君にとっては喉から手がでる程欲しいカードだろう」と煽っており、そのままこのカードの強力さがわかる発言になっている。
そんな重宝カードでGXの時代でも
光の結社編辺りまでは頻繁に使用された。
しかしこの時期にこのカードがOCGで禁止カード化。以降2013年11月現在まで禁止制限が解除される事は一切無く、
異世界編からはこのカードは姿を消していく事となった。
これを受けてOCGではドローソース系カードは必ず何らかの制約が付いたり、アニメ版から強烈に弱体化されたりとバランス調整に過敏になっていったが、アニメではチート級の効果を持つ
オリジナルカードがばんばんと登場するのであまり影響無いのかもしれない。そもそも初代DMの時点で手札6枚になるまでドローの《天よりの宝札》の時点でぶっ壊れである。
以下、おまけとしてアニメに登場するドローソース代表カード
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天よりの宝札
遊戯や 闇マリク、 グリモ等が使用。「手札が6枚になるまで互いにドロー」という堂々のぶっ壊れである。
バトルまでに手札を使い切ってもこのカードを発動すれば大幅な手札補充が見込めてしまう。
その超強力な効果の反動かGX期にOCG化されると、「自分の手札・フィールド上のカードを全て除外して2枚ドロー」という壮絶に使い物にならない効果に超変更させられた。
命削りの宝札
海馬瀬人が度々愛用。「自分の手札を5枚になるようにドローし、5ターン後に全ての手札を捨てる」という効果。
強力な手札補充の上に現在では強力な墓地肥やしになってしまう。DM終了から10年近く経った現在でも未だOCG化されていない。
E・HERO バブルマン
遊城十代の愛用モンスター。「召喚に成功した時デッキから2枚ドロー」という効果。
モロ強欲な壺のためOCG化では「手札とフィールドにカードが無い場合」という大幅な制約を付けられてしまったが、アニメでは最終回まで初期の効果で押し通した。
ホープ・オブ・フィフス
遊城十代が度々愛用。「墓地からE・HEROを5枚デッキに戻し、2枚(手札・フィールドにカードが存在しなければ3枚)ドロー」という効果。
殆どE・HERO版強欲な壺(というよりOCGの《貪欲な壺》の方がかなり近い)。かなり範囲が限定されているのでそのままの効果でOCG化。
Sp-エンジェル・バトン、Sp-アクセル・ドロー
遊戯王5D'sにおける ライディングデュエル専用魔法カード。
前者は「デッキから2枚ドローし、手札から1枚墓地へ捨てる」という名の通り《天使の施し》効果で、後者は「自分のスピードカウンターが12個ある場合にデッキから2枚ドロー」というもの。前者はかなり多用されたが、後者はOCG情勢を意識してかなかなかの制約付き。
エクシーズ・トレジャー
九十九遊馬が使用。「全フィールド上のモンスターエクシーズの数だけデッキからドロー」という効果。
シンクロ召喚が存在せずエクシーズ召喚が主流の世界観に置いて確実に大量ドローが見込める壊れカード。OCG化 …どれだけ弱体化させられるか…が期待されている。
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最終更新:2023年12月01日 09:58