唯澪@ ウィキ
無題(04)
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無題(04)
ある日の放課後。
部室で皆が来るのを待っていると、顔を赤らめた澪ちゃんがおずおずとこんなことを言った。
部室で皆が来るのを待っていると、顔を赤らめた澪ちゃんがおずおずとこんなことを言った。
澪「なぁ唯、ちょっと頼みたいことがあるんだけど…いいか?」
唯「頼みたいこと?」
澪「あのな、新曲の歌詞で恋人を抱きしめたときの気持ちを書きたいんだけど、なかなかうまく浮かばないんだ。
それで唯を…その、だ、抱きしめさせてほしいんだ」
唯「え…抱き…?」
澪「も、もちろん変な意味はないぞ!ただ純粋に曲のためだから…」
唯「う、うん、そうだよね!お安いご用だよ!」
澪「そ、それじゃ…いくぞ」
唯「う、うん」
唯「頼みたいこと?」
澪「あのな、新曲の歌詞で恋人を抱きしめたときの気持ちを書きたいんだけど、なかなかうまく浮かばないんだ。
それで唯を…その、だ、抱きしめさせてほしいんだ」
唯「え…抱き…?」
澪「も、もちろん変な意味はないぞ!ただ純粋に曲のためだから…」
唯「う、うん、そうだよね!お安いご用だよ!」
澪「そ、それじゃ…いくぞ」
唯「う、うん」
澪ちゃんはそっと私の両肩に手を乗せると、グッと体を寄せた。
その力は思っていた以上に強くて、私は思いがけずドキッとしてしまう。
その力は思っていた以上に強くて、私は思いがけずドキッとしてしまう。
唯「ど…どう…かな?」
澪「ん…よ、よく、わかんないな…もう少し、このままでいいか…?」
唯「うん…いいよ…」
澪「ん…よ、よく、わかんないな…もう少し、このままでいいか…?」
唯「うん…いいよ…」
コチ、コチ、コチ…時計の針が動く音がはっきりと聞こえてくるほどに静まりかえった部室で、私は澪ちゃんに抱きしめられていた。
…澪ちゃんって、こんなに大きかったっけ。普段ここまで近づくことなんてないから新鮮だな…
あれ、なんかいい匂いがする…シャンプーの匂いかな…?
…澪ちゃんって、こんなに大きかったっけ。普段ここまで近づくことなんてないから新鮮だな…
あれ、なんかいい匂いがする…シャンプーの匂いかな…?
唯「…澪ちゃんってさ、優しいよね」
澪「え!?な、なんだよいきなり」
唯「すごく優しいよ。普段もだし、今も…すごく優しくてあったかいんだ。私にお姉ちゃんがいたらこんな感じなのかな」
澪「……唯」
唯「なに…?」
澪「ごめん…私、お前に嘘ついた。ホントは歌詞なんて書くつもりないんだ」
唯「…そっか」
澪「怒らないのか?」
唯「怒らないよ。澪ちゃんは悪気があって嘘ついたわけじゃないんだもんね」
澪「…私…お前のこと離したくないんだ」
唯「澪ちゃん…」
澪「え!?な、なんだよいきなり」
唯「すごく優しいよ。普段もだし、今も…すごく優しくてあったかいんだ。私にお姉ちゃんがいたらこんな感じなのかな」
澪「……唯」
唯「なに…?」
澪「ごめん…私、お前に嘘ついた。ホントは歌詞なんて書くつもりないんだ」
唯「…そっか」
澪「怒らないのか?」
唯「怒らないよ。澪ちゃんは悪気があって嘘ついたわけじゃないんだもんね」
澪「…私…お前のこと離したくないんだ」
唯「澪ちゃん…」
澪ちゃんは私を強く抱きしめた。
息ができないくらいに密着したその体はとても柔らかくて、そして熱かった。
息ができないくらいに密着したその体はとても柔らかくて、そして熱かった。
澪「今離したら、お前は梓やムギに抱きつくんだろ?…そんなの、いやだ」
唯「……」
澪「唯…好きだ」
唯「……」
澪「唯…好きだ」
そして澪ちゃんは私に口づけをした。今なにが起きているのか、この行為にどんな意味があるのか、そんなことどうでもよかった。
その時私の頭にあったのは、ただ澪ちゃんの唇の甘さを味わうことだけだったから。
その時私の頭にあったのは、ただ澪ちゃんの唇の甘さを味わうことだけだったから。
澪「…ごめん」
唯「謝らなくていいよ。私も澪ちゃんのこと大好きだから」
澪「唯…」
唯「だから…今度は私からしてあげるね」
澪「…う…うん!」
唯「謝らなくていいよ。私も澪ちゃんのこと大好きだから」
澪「唯…」
唯「だから…今度は私からしてあげるね」
澪「…う…うん!」
END
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- 過去の作品は短くて神作が多いな -- (名無しさん) 2010-09-07 01:27:50
- 唯澪は昔からずっと色褪せないな -- (名無しさん) 2011-12-11 13:59:05
- 唯澪はマイジャスティス決定だな -- (名無しさん) 2012-08-17 20:58:29