唯澪@ ウィキ

無題(12)

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yuimio

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無題(12)


澪「唯は人気者だよな~。」

澪ちゃんが突然そんなことを言った。
でもそれなら澪ちゃんだって…。

唯「……りっちゃん、ムギちゃん、あずにゃん、和ちゃん、それから…」

澪「唯?」

唯「純ちゃん、ラヴ・クライシスのアヤちゃん、元生徒会長さん、ファンクラブの人達。」

澪「お、おい唯?」

唯「澪ちゃんだって…グスッ…澪ちゃんだって、人気者だよ。」


澪「え、ちょ何で泣いて。」

唯「泣いてないもん!」


澪ちゃんに背を向ける。
泣くつもりなんてなかったのに、皆にモテモテな澪ちゃんの姿を思い出して悲しくなった。


澪「唯。」

優しい声で澪ちゃんに呼ばれたと思ったら、後ろから抱きしめられた。

澪「唯、こっち向いて。」

抱きしめていた腕を緩め澪ちゃんは私を振り向かせようとした。
でも私は澪ちゃんに顔を見られたくなくて、振り向いてすぐ、澪ちゃんの胸に顔をうずめた。

澪「っ!……唯。いったいどうしたんだよ。」

澪ちゃんは少し驚いてたけど、すぐに優しく抱きしめてくれた。

唯「澪ちゃんは誰にでも優しすぎなんだよ。」

ポツリと呟いた。

澪「いや、それは唯もだろ。」

唯「そんなことないもん。天然で鈍くって、すぐ赤くなって誤解を招きそうな澪ちゃんとは違うもん。」

澪「え、いやそこは関係なくないか?……それに天然で鈍いのは唯もだろ。」

……そんなことないもん、澪ちゃんのバカ、鈍感。

唯「……。」

澪「まぁ鈍いのはお互い様か。なぁ唯、確かに皆の好意は嬉しいよ。…でも。」

少しだけ…ほんの少しだけ抱きしめられる力が強まった。


澪「その、……私が一番好きなのは、…唯…だから。」

唯「えっ。」

驚いて顔をあげる。

澪「言っただろ、唯も鈍いって。」



澪「もう一度言うぞ…私は唯が好きだ!」

澪「…唯は?」

そんなの決まってるよ。

唯「私も……私も澪ちゃんが大好き!!」



END

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  • いやっほー -- (名無しさん) 2010-08-14 11:26:30
  • もう俺死んでもイイッ! -- (名無しさん) 2011-08-05 15:51:13
  • 実にいい -- (名無しさん) 2011-12-14 01:42:56
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