音声/効果音関連
ページ説明



【気をつけること】

音声素材の規約を確認する

  • 過去に許可していない音楽を使用し、トラブルや裁判になったケースがあるのでフリーと書いてあっても規約は確認すること。



音声エフェクトをまとめて確認する

  • 随時エフェクトが追加されており、追いつかないので気が向いたら足します
  • 【重要】適用したいエフェクトは「上から順番に」並べてください。エフェクトによっては後のエフェクトに打ち消される場合があります
  • 【超上級者向け】やりたい効果や音の大きさ、周波数、原理を調べることでリアルな音をYMM4上で再現できます。詳しくは音楽理論等を参照


基本

  • パン …音の左右振り分け。プラスで右、マイナスで左に振り分け。移動方法を指定することで、音を移動させることができる。やまびこ、左右音声比較なんかに使える
  • 音量 …音量。移動方法を指定することで、音を段々と大きくしたりランダムな大きさに聞こえるようにする使い方もできる。
  • 音量(dB) …音上級者向け。デシベル音量/音圧。再生中のdB音量を確認しながら作業することで、視聴者に聞きやすい音量にしたり距離による音圧の再現ができる。


エフェクト

  • エコー …反復/やまびこ効果/こだま。「なんでやねん!(やねん…)(やねん…)」みたいなやつ。音を伸ばすのにも有効で、楽器音に使うと派手にできる。
  • ディレイ …遅延。エコーは繰り返すがディレイは1回のみ。聞いたほうが早い【参考】パスピエ「とおりゃんせ」
  • フェードイン …音が徐々に大きくなること。自然な場面切り替えや、こちらに走ってくる人の声、入場や歓声にも使える。始点や効果を調整することで演出に幅を持たせることができる。
  • フェードアウト …音が徐々に小さくなる。こちらも自然な場面切り替えや、フェードインとは逆に去っていく人などに使える。


  • ノイズ …ホワイトノイズ。テレビの砂嵐(サ-ッという音)や、機械を通した音を表現するときに便利
  • ディストーション …歪み。ゲインを調整することでひずみ具合を調整できる。ギターの効果や音割れ、学校のスピーカー、拡声器などマイク系音声やロボ声、黒板のひっかき音不穏な演出に最適。上げすぎると耳を傷めるので一気に上げないこと。モードを変えることでひずみ方を変えることができる。
  • チューブディストーション…音超上級者向け。真空管を使った歪み。こちらはQ値、Rh(高音?)とRl(低音?)の値も設定することが出来る。メタルなサウンドを作ったりするときに効果的。Rhで音の輪郭をはっきり/かけすぎるとうるさく、Rlで重く太いサウンド/ぼわんとふくらんだような音になる。途切れ途切れの無線声などに使えるが、アンプやイコライザを熟知した上級者向けのため短い声素材ではあまり使い道がない。


  • ビブラート  …元の音の、音程を揺らす。音を波打つように揺らす。泣き声や歌の感情表現などに有用
  • フランジャー …元の音と、元の音を遅延させた音を重ねる。音の波をずらして重ねる。ふるえ声や泣き声に有用
  • トレモロ   …元の音の、音量を揺らす。同じ音を小刻みに連続して反復する。ホワンホワンとゆっくり震わすことも、プルプルプルと素早く震わすことも出来ます。扇風機越しの声など
  • フェイザー  …元の音の、フェイズ(位相)を揺らす。グニャグニャ・ゴワンゴワン曲げる。オルガンのロータリースピーカーぽい音になる


  • ワウワウ  …超上級者向け。ステレオ音声を左右に振って、音を面白く変化させるエフェクト。ギターのワウ奏法に使うようなリズミックなサウンドを足せる。
  • オートワウ …超上級者向け。エンベロープ・フィルターとも。音量の変化に応じてワウがかかって強調する周波数も変化する。細かいワウをつけたいときはこちら。エフェクターを熟知した上級者向けのため短い声素材ではあまり使い道がない。


  • コンプレッサー …一定の音(しきい値)以上の音を圧縮することでダイナミックレンジ(音量の幅)を狭める。小さな音はより大きく、大きな音はより小さくできる。音量が安定して聞きやすくなる。
  • エクスパンダー …コンプレッサーの逆。一定の音(しきい値)以下の音を圧縮することでダイナミックレンジ(音量の幅)を広げる。小さな音はより小さく、大きな音はより大きくできる。
  • リミッター …一定の音(しきい値)以上に上げないよう制限するエフェクト。設定したしきい値以上の音には上がらないので音割れが発生しにくくなる。
  • ノイズゲート …大きな音声信号だけを通し、小さな信号(細かいノイズなど)は通さない。ギターノイズなどを消すのに便利


  • ロボット化 …ロボっぽくなる。
  • 音波 …サイン波など。4種類の音声があるのでピー音、規制音などに有効。音量に注意
  • 低音質化 …歪んだ音にホワイトノイズを混ぜたような音に変化させることができる。ホラー演出やブラウン管テレビ、古ラジオ、トランシーバーなどのボイスに最適
  • モノラル化 …1つのスピーカーやチャンネルから音声を再生しているような効果。ステレオ音声(2つのスピーカーが必要な音声)やサラウンド音声(6台以上のスピーカーが必要な立体音響音声)をモノラルにできる。


  • 音量 …音の大きさを変える。ボイス/音声アイテムの本体で調整することもできるが、エフェクトで調整すると都度上に移動しなくていい、テンプレ化が楽などメリットも。このへんはお好みで。
  • 音程 …音の高さを変える。キャラや音声規約によっては改変扱いになり使用できない場合があるので注意。


  • 再生速度 …速度を上げる。ピッチが上がり匿名希望の女性のような、高い高速で喋る音声になる
  • 再生速度(音程維持)…速度のみを上げ、ボイスの声が高くなったりせず、変わらないまま早口になる。



フィルター

  • イコライザー …【音超上級者向け】特定の周波数の音の出力を調整する。
【参考】オーディオランド イコライザー(EQは必要?周波数を知って音を良くしよう!,https://audio-land.com/blog/equalizer/,,)


  • ローパスフィルタ …低音のみ通すフィルタ。高音はカットし、低い音だけを通す。マスク越しや壁越しの音声に使える。
  • ハイパスフィルタ …高音~任意の周波数以外を通すフィルタ。ローパスの逆。カットオフ周波数より高い周波数は通し、低い周波数は通さない。スマホ通話音声などに使える。
⇒この2つは歌やおしゃべりで高音/低温を強調したり、音量は上げずに音声をクリアにして聞き取りやすくするのに有用。

  • バンドパス   …音上級者向け。中間値以外を削る。ローパス+ハイパス=中音域のみ通すフィルタ。ラジオ音声などに使える。
  • ノッチフィルタ …音上級者向け。中間値を削る。バンドパスの逆で中音域以外を通すフィルタ。
⇒この2つは特定の楽器や音域を強調したりするのに有用。


▼簡易図解(※実際の音は「波形」のため、この図は正確ではない)
 ローパス    低音███------高音(低音以外カット)
 ハイパス    低音------███高音(高音以外カット)
 バンドパス   低音---███---高音(中音以外カット)
 ノッチフィルタ 低音███---███高音(中音をカット)


  • ピークフィルタ(瞬間音強化)…音上級者向け。指定した周波数を中心にブースト/カットできる。ホーンや笛など、特定の音だけを強調できる
  • ハイシェルフ(高音強化)  …音上級者向け。指定した周波数より上の帯域(高域)をまとめてブースト/カット
  • ローシェルフ(低音強化)  …音上級者向け。指定した周波数より下の帯域(低域)をまとめてブースト/カット
⇒短いボイスではわかりにくいが、例えば、ボーカルやギターを強調したいなら2~5kh、歌で高音をもう少し響かせたい!というときに5~10kh、シンバルの高音を響かせたいなら10-20khハイシェルフで上げるといい感じになる。パンを利用して左右で聞き分けるてみるとわかりやすい。






音量を調節する/各アイテムの音量のバランスをとる

  • 音声アイテムの【音量】で調節
  • YMM4ではキャラクターボイスを基準として、ボイスが聞こえるような音量で後から音楽、効果音を乗せていくと効率がよい

+ 調整例
※キャラクターボイス、BGM、効果音は【音声ファイルそのもの】の音量が大きい/小さい場合があり、個人の作業環境(スピーカーかイヤフォンか)でも大きく聞こえ方が異なるため、他人の設定を真似しても同じ聞こえ方にはならない

調整例
  • 読み上げソフトのボイスアイテムを音量100(基準)
  • 背景BGMの音量5
  • 効果音の音量10



拡声器風のエフェクトをつける(中級者向け)

①音声エフェクトから【ローシェルフフィルタ】を適用し、低音を調整
②音声エフェクトから【エコー】で音の響きを調整



音声/曲のスピードを途中で変える

  • アイテムを区切って、1つずつスピードを変えると少しずつ速く/遅くできる



パン/音を左右どちらかに振り分ける

  • 音声エフェクトから【パン】を選ぶと左右に振り分けられる
  • マイナス側で左耳、プラス側で右耳に分けられる
  • タブで直線移動などを適用することで左から右、など音を動かすこともできる
※ランダムなど、適用するとノイズや音がぶつ切りになる場合もある




発音を伸ばす、音を間延びさせる

  • YMM4ではできない(2025.7月現在)
  • 別なソフトウェアを使ってボイスを作り、それを組み込むしかない。詳しくは便利ツールを参照。





作曲/編曲

YMM4で作曲をする

→実践済。非推奨。音感や作曲スキル、作りたいメロディーがあるならレイヤーに1つずつ配置することで作曲はできる。
→最悪1音づつ配置しなければならず、ファイル数が膨大になるため高いスペックのパソコンが求められる。



YMM4で編曲をする

→実践済。非推奨。作曲同様に配置するファイル数が膨大になるため高いスペックのパソコンが求められる。
→曲を切ってつなげる、倍速/低速化する、ノイズ等をかけることでピコピコ風やポップな曲を不穏な曲にするなど簡単なアレンジは可能。




最終更新:2025年07月24日 02:52