イバリス

概要

第104話で初登場した千年前の魔物で、その中でも最初に戦闘シーンが描かれた記念すべき魔物。
バビルカルーラデンシンと共にビョンコの小隊を構成していたメンバーの一人だが、独断行動でバランシャと戦闘を行っていた。
その勝手な行動によりピンチに陥るも、駆け付けた味方によって救われ、(直接の描写はないが)バランシャを撃破した。
ビョンコによると、他3名は「力は今戦った奴以上ゲロ。」との事らしく、この小隊の中での力量は最も低いようである。

また、この戦いにおいてパートナーのカイル・ピカールは「ハハハッ、こっちも攻撃だ!!」と台詞がある。
心を操られたパートナーは基本的に言葉を発さないため、ロードに心を操られていない一人だった可能性が窺える。

それから長い間出番はなかったが、第128話でバビルと共に遺跡の警備をしている姿が確認でき、第142話~第143話の決戦のシーンでも姿がある。
最終的に「バベルガ・グラビドン」に飲まれた中にも彼らしき姿が見られる。
ハッキリとした描写は無いものの、この時に飛ばされた本をガッシュ達に燃やされて魔界へ送還されたと見て間違いないだろう。

ガッシュTCBにおいては石版魔物の術のダメージを+1するイバリス《ジャアアアア》が強力。
その効果を活かせる石版魔物パムーンデンシン、次点でビクトリームがあるので、攻撃的な石版魔物魔本を構築する際に起用できる。
しかし、イバリス本人の術の性能は低く、パートナーの効果に至ってはイバリスと絶望的なまでに噛み合っていない効果なのが厳しいところ。
《ジャアアアア》による味方のダメージサポート以上でも以下でもない、完全なサポート担当として見るべきだろう。


代表的なカード

魔物カード

自分の場の魔物が石版魔物3体の時、自分が石版魔物で使う術全てのダメージを+1する。
ダメージをふやす効果の例に漏れず、連続攻撃や連続ダメージが可能な術と組み合わせるのが効果的。
イバリス自身にそのような術はないばかりか、術の性能自体が軒並み低いので、必然的に味方のサポート用となる。
なお、石版魔物の攻撃であっても「格闘効果には非対応」という点には注意して魔本を構築しよう。

パートナーカード

自分の場の魔物がイバリスだけなら、自分も相手も「カードを選ぶ」ときに自分の「イバリス」を選べなくなる。
唯一の魔物カードであるイバリス《ジャアアアア》が「自分の場の魔物が石版魔物3体の時」に発動する効果のため、同時に使用できる効果は《ジャアアアア》か《イバリスのクグツ》の二者択一となってしまう。
術カード自体も弱いので単騎魔本を組むメリットはとても薄く、単騎の時でも「カイル・ピカールは対象にできる」ので除去されればイバリスが無防備になってしまう。
このように難点だらけなので、使う価値はほぼ無い。

術カード

―第1の術「デズルガ」
MP2で魔力+2000・1ダメージの攻守両用術で、相手の魔物が2体以下ならダメージを+1する効果を持つ。
条件を満たさなければコストパフォーマンスの悪い攻撃でしかなく、条件を満たしていたとしてもMP2で2ダメージというごく平凡留まり。
《ジャアアアア》で更にダメージの上乗せはできるが、もっと効率の良い攻撃術を持つ味方に頼った方が良い。

―第2の術「ギガノ・デズル」
MP4で魔力+5000・2ダメージの攻守両用術で、相手の魔物が2体以下ならダメージを+1する効果を持つ。
条件を満たさなければコストパフォーマンスが非常に悪い、満たしてもようやくMP4で3ダメージという平凡レベルに収まる。
《ジャアアアア》で補強できる事を考慮に入れても、他の味方の素の性能が優秀な術を頼るべきだろう。

相性の良いカード

イバリスの術(S-225 デズルガS-226 ギガノ・デズル)は、共通して相手の魔物が2体以下ならダメージを強化できるカードである。
発動条件も考慮すると魔物破壊(デッキタイプ/コントロール)との相性が良いと言える。
戦い方の流れとしては、相手の魔物を魔物破壊した上で、イバリスで攻撃する戦法が挙げれる。
イバリスの術は単発ダメージであるため通常では回避されやすいが、魔物破壊と組み合わせることにより術とのシナジーが生まれ、相手の魔物が少なくなることでダメージを魔物で受けにくくなる。

《ジャアアアア》は、石版魔物の中でも自分の場の魔物が石版魔物3体の時に効果を発動する三位一体型の効果である。
ゾフィス《石版魔物の指揮》を使わない限りは、石版魔物の縛りを受け、その中で魔物破壊の効果を持つカードには、デモルト《咆哮》が挙がる。
《咆哮》は、「ゲーム中に1回だけ使える」効果であるため使い終えた後は、E-103 決戦等で魔物を入れ替えるかデモルト《狂戦士》を重ねて攻撃サポートしよう。
《石版魔物の指揮》を使えば石版魔物以外の魔物の選択肢も生まれるが、《ジャアアアア》の効果は石版魔物の術にしか適用されないため使う理由としては薄い。

魔物で魔物破壊を行う以外にもイベントカードで魔物破壊を行うことも可能である。
メリットとしては、魔物選びでデモルト以外の選択肢が生まれ戦いの幅が広くなることが挙げられる。
デッキタイプ/コントロール 魔物破壊 の項目に候補となるカードがいくつか挙げられているので、そちらを参照にしよう。
その中でもE-180 まずは1体であれば、MP2で相手の魔物が3体以上の時に相手の魔物を1体捨て札にできるので、イバリスの術の条件と相性が良い。
ウォンレイ《愛のために》にの対策にゼオン《絶望へのスタート》を使うことができないため、E-187 小腸の罠PR-065 バトルロイヤルといったカードを用いよう。

関連カードリスト

+ 魔物カード
―魔物カード
+ パートナーカード
―パートナーカード
+ 術カード
―術カード

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最終更新:2025年03月15日 10:48