ソーシャルの種類



中心がない

ソーシャルな集まりでは、特定の方向性は無い。参加者の公平性が保たれており、全ての人が同じ立場である。会社組織のようなヒエラルキーは無く、リーダーも与えられたものではなく、自然発生的に生まれる。

個の集合体であるソーシャルでは、それぞれの役割がある。自らが役割を見つけ実践していく。何かのきっかけづくりになることも多い。思いをぶつけることで、反応が大きく返ってくる。全体を上手く回すファシリテーションが求められることがある。

人のつながり

ソーシャル上では人のつながりがある。人間交際の場であり、そこには日本的な和の文化が育まれることが多い。多くの人が集うことで、宇宙空間のようにつながりの輪が広がっていく。

ソーシャルでは対話がなされる。それは face to face だけではなく、文字や映像を用いてのコミュニケーションも含まれる。寄り合いの場となり、色々な思いやアイデアが交換され、イノベーションが創出される。

安心

世知辛い世の中と言われる現代、心のセーフティネットとなる安心な場を望む人達は多い。日本では3.11の震災があり、助け合いの心が見直された。不安に駆られる人は多く、安心できる社会を求めている。

お互いの気持ちが共感できたり共鳴したりすると、安心や喜びへと繋がっていく。窓口としての安心も必要であり、ここにいけば安心できるという場所を確保することで、自由な活動が可能となる。

社会性

ソーシャルといわれる場はオンライン、オフライン問わず社会的なところであり、そこには当然のことながら社会性が求められる。モラルやリテラシーといったものが、コミュニケーションや行動に伴う必要がある。コンプライアンス、すなわち法令遵守は言わずもがなである。

ゆるいつながりがベースとなるため、自らが何かを与えるGive精神が大切である。未来に向かっての考えを発信することが望ましく、後ろ向きで他者批判ばかりしていると相手にされなくなってしまう。勘違いなどから攻撃を受けることもあるが、受け流すスルー力も大切である。

オープン

ソーシャルの基本概念としてオープン性がある。誰もが出入り自由であり、敷居が低い。特定の人や階級だけが集まるのではなく、手を上げた人は基本的には誰でも参加することができる。

各人の意思が一番の重要なポイントであり、積極的に活動することも消極的な受身でいることも、自由に選ぶことができる。自由な意見が言え、多くの人に発信可能である。それによって表現力が磨かれていく。

枠がなくなる

人々は肩書きを外して集まるため、必然的に企業などの組織の枠組みは無くなる。オンラインでは地理的バリアも無く、地域や国を越えた繋がりができあがる。そのためボーダレスという現象が起こる。

今まで枠組みと考えていたものが取り払われることは、パラダイムシフトが起きている事を意味する。変革と言う強い言葉が使われるケースがあるが、変化が起き易い土壌が作られる。公器として社会全体の受け皿となる。

ナチュラル

特別な目的も無くヒエラルキーも無い場では、ナチュラルな姿となりやすい。最初は建前で振舞っていても、徐々に本音に向かっていく。デジタル的な良し悪しで判断するのではなく、アナログ的なグレーゾーンを残しながら振舞うことが多い。

色々な繋がりから自然発生的に方向性が出来上がることがある。何も生み出されないことが多いが、生み出る可能性も秘めている。











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最終更新:2012年02月24日 16:32