最悪な組織



不信感

組織に属する人達の間で信頼関係が築けず、お互いを不信に思ってしまう。組織自体にも不信感を持ってしまい、必要最低限のことだけをこなし、自分のポジショニングだけを確保したいという気持ちが芽生えてしまう。

そのため、裏工作をしたり他者を阻害する、新しい芽を潰すといったことが起き、組織全体のパフォーマンス劣化や、組織の中にいることが嫌になってしまう。

個人プレー

自分の都合だけを考えて、組織のことを考えない人達。個人主義に走り、言いたいことだけを言う。他者に対する謙虚さが不足し、嫌な上司と言われたり、威張り散らしたりする。逆に上司の言うことを聞かず、好き勝手なことをする。

依存

主体性や個性がなく、何事も他人事。常にやらされ感を持ち合わせている。自分で何かを決めることなく、他人の意見に流される。

他者への依存度が高く、お互いに依存しあう。ムラ社会を作り出し、なあなあで済ませてしまう。暗黙の了解でものごとを進め、第三者が理解し辛い環境を作り出す。都合が悪くなると仲間外れにし、気の合う仲間のみを囲い込む。そういったことも自分が起点となっている意識は低く、お互いに他人のせいにする。

コミュニケーション不足

気持ちを伝え合ったり話し合うことなく、建前論ばかり言い合う。話は必要最小限とし、言いたいことを一方通行で伝え、相手の意見を聞こうとしない。会議をしても意見は言わず、会議終了後に愚痴や本心を出す。

組織全体として風通しがわるく自由に意見を言い合えない。何か決め事をするにも折り合いがつかず、メンバーの居心地が悪い。日常生活においても挨拶をせず、他者へ関心を示さない。

組織力欠如

組織は方向性を定めてパフォーマンスを上げていくものであるが、全体の力が欠如すると何も生み出さず、スピード感も生まれない。決めるべきときも方向性を定めず、必要の無いプライベート情報などが飛び交う。

人数分のパフォーマンスが出せず、一人ひとりの力が十分に発揮されない。また、一人でもゼロの人がいると掛け算の論理で組織全体の力もゼロになってしまう。

リーダー不在

責任が不明確でリーダであることの自覚が無い。肩書きだけ並べられた人達の集まりとなり、リーダーシップを持った言動を行わない。リスク回避のみを考え、新しいことにチャレンジせず、保身に走る。

間違った方向性

最悪な組織とは組織体として存続できないので、そこまで行かないまでも、悪な組織はたくさんある。視野が狭く視点が近い。大きな目標を打ち立てず、身近な数値目標ばかりを追いかける。

組織本来の目的を見失い、そもそも目的が何であったかが不明となってしまう。メンバーによる目的共有ができておらず、個々人が好き勝手に動き出す。いつしか社会から切り離されてしまい、法を犯すような組織へともなってしまう。

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最終更新:2011年08月03日 18:23