機動着装ウインクリューガー
『機動着装ウインクリューガー』(きどうちゃくそう ウインクリューガー)は、KOMY製作の黒歴史3Dアクションゲーム。
機動着装ウインクリューガーシリーズ第一作。
機動着装ウインクリューガーシリーズ第一作。
元々はエースコンバットシリーズをモデルとして同作品の設定を参考に構想された作品であったが、気付いたらいつの間にかエーデルヴァイスのパクリになっていたので開き直った。
1 ストーリー
1-1 導入
太陽系第3惑星から始まった宇宙移民計画は当初の予定を超えて留まるところを知らず、急速かつ無秩序に広がりすぎた人類の居住圏はいつしか銀河連邦という一組織に管理しうる物では無くなっていき、全ての移民惑星を配下に収めるべきその存在は、既に過去の遺物と化していた。
人々は一惑星系、あるいは単一惑星の中で国家経済のコミュニティを形成し、完結した人類社会をそれぞれに運営している、というのが現状である。
遥かに広がる宇宙の彼方に別の社会が存在している事を知ってはいても、情報や物資の交換は距離に比例して乏しくなり、当然ながらあらゆる分野における成果が共有されぬ各コミュニティ単位での格差は著しいものとなったが、手も耳も目も届かぬ地に存在する「かもしれない」社会や国家組織は、貿易や侵略の対象とは成り得なかった。
人々は一惑星系、あるいは単一惑星の中で国家経済のコミュニティを形成し、完結した人類社会をそれぞれに運営している、というのが現状である。
遥かに広がる宇宙の彼方に別の社会が存在している事を知ってはいても、情報や物資の交換は距離に比例して乏しくなり、当然ながらあらゆる分野における成果が共有されぬ各コミュニティ単位での格差は著しいものとなったが、手も耳も目も届かぬ地に存在する「かもしれない」社会や国家組織は、貿易や侵略の対象とは成り得なかった。
惑星シャダイ。宇宙の一隅に存在するこの人類史上いくつ目かの移民惑星は、無限とも思える程の豊富な資源を産出する惑星内で社会が完結しており、他星系や他惑星との繋がりを一切持たない。
この惑星は国家を牛耳る大企業群主導のもとに、絶え間なく続く戦争を基盤として数多の屍の上に技術と文化を発展させるという、短くも濃厚な歴史を築いてきた。
この惑星は国家を牛耳る大企業群主導のもとに、絶え間なく続く戦争を基盤として数多の屍の上に技術と文化を発展させるという、短くも濃厚な歴史を築いてきた。
タイキシャトル社。国家を牛耳る企業群の多聞に漏れず兵器開発を主軸とする有数の大企業のひとつであり、惑星シャダイに存在する最大の大陸『ヘイロー』の西南部を支配するこの企業が抱く壮大な野心を、人々は未だ知る由も無い。
1-2 『機動着装ウインクリューガー』本編のあらすじ
この惑星の歴史は、常に戦争と共にあった。
にも関わらず、戦争で滅んだ国家はこの惑星の歴史に存在しない。
2世紀になんなんとする戦乱の中で決戦と呼べる程の大規模な戦闘は皆無であり、戦略的に価値を持たない土地を戦場とした予定調和的な小競り合い――企業がその技術力を競う、『戦争ごっこ』と揶揄されるレベルの争いがひたすらに続いているのである。
にも関わらず、戦争で滅んだ国家はこの惑星の歴史に存在しない。
2世紀になんなんとする戦乱の中で決戦と呼べる程の大規模な戦闘は皆無であり、戦略的に価値を持たない土地を戦場とした予定調和的な小競り合い――企業がその技術力を競う、『戦争ごっこ』と揶揄されるレベルの争いがひたすらに続いているのである。
豊富すぎる資源を偏り無く産出する奇跡の環境と、有り余る資源を有効に活用する為のより洗練された科学技術のみを信仰する文化とが、戦争という手段を目的と化さしめた。
ごく小規模に構成された各国の軍隊は、大なり小なりと名誉に目の眩んだ英雄的ロマンチストの集団で、実戦とは科学技術の根幹となる軍事兵器の性能テストを目的とした一種のスポーツに過ぎなかった。勝者は名誉を得、運に見放された敗者は命を失う。兵器を運用する軍人に与えられる報酬は莫大な物であったが、この星において巨万の富を築く意味は皆無とまでは言わぬまでも、極めて乏しい。あらゆる資源は掃いて捨てるほどあるのだから。
ごく小規模に構成された各国の軍隊は、大なり小なりと名誉に目の眩んだ英雄的ロマンチストの集団で、実戦とは科学技術の根幹となる軍事兵器の性能テストを目的とした一種のスポーツに過ぎなかった。勝者は名誉を得、運に見放された敗者は命を失う。兵器を運用する軍人に与えられる報酬は莫大な物であったが、この星において巨万の富を築く意味は皆無とまでは言わぬまでも、極めて乏しい。あらゆる資源は掃いて捨てるほどあるのだから。
ポイントH-28と名付けられたそこは遠く人里離れた茶一色の無愛想な山岳地帯で、クリスエス社とタイキシャトル社の勢力が激突する由緒ある戦場であり、唯一の戦場でもある。両社の「威信と存亡をかけた戦い」は開戦以来、この岩山が並ぶだけの無価値で殺風景な区画を一歩たりともはみ出した事が無い。
……だが、それも昨日までの話だ。今日からは違う。
戦争は変わる。強化外骨格――タイキシャトルが完成させた、この全く新しい兵器によって。
……だが、それも昨日までの話だ。今日からは違う。
戦争は変わる。強化外骨格――タイキシャトルが完成させた、この全く新しい兵器によって。
「既に着装を終えたようだな。よろしい、作戦を開始する」