【真意を確かめよう】
イリア
「気のせい…かな。
アンジュ、嫌がってないっぽくない?」
ルカ
「僕にもそう見えた」
リカルド
「…その様子だったな」
イリア
「アンジュ、戻らないつもりかな?」

→否定する
ルカ
「そんな! アンジュに限って…」
リカルド
「そう思いたい。
しかし、セレーナは自ら歩み出た」
「残念ながら、取引や脅迫があったとは
考え難い」
イリア
「自分で行ったんなら、
追わないほうがいいのかも…」
リカルド
「かもしれん」
「が、何も言わず立ち去って、
俺達の納得が得られるだなんて、
セレーナも考えていないだろうよ」
ルカ
「じゃあ、追わないと」
イリア
「あったり前よ!」
リカルド
「焦るな。
落ち着いて行くぞ」
イリア
「のんびりしてられないっての!」

→言葉をにごす
ルカ
「そ、それは…、その…
どうだろう?」
リカルド
「とにかく確かめよう。
何も告げず出て行くなど、
大人の態度ではないからな」
イリア
「自分で行ったんだから、
追わない方がいいのかも…って
ちょっと考えてたんだけど」
リカルド
「真意を聞くだけだ。
もう戻らないつもりなら
それっきりでも仕方ないだろうさ」
ルカ
「じゃあ、追わないと」
イリア
「あったり前よ!」
リカルド
「焦るな。
落ち着いて行くぞ」
イリア
「のんびりしてられないっての!」


【頼れるナイスガイ】
リカルド
「飛行船か…」
ルカ
「空を飛ぶなんて初めてだよ」
リカルド
「ああ、俺もそ…」
ルカ
「じゃ、リカルド、任せたからね」
リカルド
「ん? 何をだ?」
ルカ
「もちろん操縦をだよ。
お願いね?」
リカルド
「あ、ああ、承知した」
ルカ
「しかし、
リカルドって何でも出来るんだね」
リカルド
「フ、フン…。
戦場ではとっさの応用力が必要だからな」
ルカ
「さっすが頼りになるなぁ。
じゃ、僕らは準備しとくね」
リカルド
「…だ、大丈夫だよな、俺。
操縦…、出来るんだよな?」


【ヒンメルって?】
イリア
「ねえ、あのアルベールって人の前世。
ヒンメルって、あの天空神ヒンメル?」
アンジュ
「ええ、そうよ。
「天上を支える神々」の一柱ね」
ルカ
「天上を支えるって、
えらい人なの?」
アンジュ
「天上の為になくてはならない
システムのような存在よ。
そのすべてがラティオ側に属したの」
「中でもヒンメルは、ラティオの王と
なる人だった」
イリア
「でも、そんな大事な存在だった
ってのに、ヒンメルって
殺されちゃったワケ?」
アンジュ
「ヒンメルはラティオに
謀反の心を持っていたの。
だから、幽閉されてたのよね」
「最終的には、敵に
寝返られるぐらいならって、
処刑されちゃったの」
「「天上を支える神々」は、
死ぬと魂は新たな赤子に宿る」
「だったら最初から
きちんと教育し直した方が
簡単だと判断したのよ」
「ヒンメルが再生する前に、
天上という場が無くなって
しまったのだけれど」
イリア
「何、ソレ?
失敗したなら最初から
やり直せばいいっての?」
「大事な命を奪ってさぁ!
おっかしいんじゃない?」
アンジュ
「そう、そう思ったから
ヒンメルはラティオを見限った」
「そしてそういう考えを持たせたのは
オリフィエルだったのよね…」


【贅沢者】
イリア
「ねえねえ、
アルベールってどうだった?」
エルマーナ
「前世の縁で再び巡り会った二人。
そら、盛り上がるもんも
あるっちゅう話や」
アンジュ
「そうねぇ…、
まだまだ紳士とは言えなかったかな」
イリア
「でも貴族よ!」
「顔も十分合格水準だし、
何より、あんたに気持ち
向かってんじゃん!」
エルマーナ
「ちょっとデコ広いし、
眼鏡がスカしてるけどな。
でも、ええやん、うらやましいわ」
アンジュ
「うーん…。
もう一押し欲しいなぁ。
何か…、ちょっと足りないのよね」
イリア
「アレで満たされないっての?
あんた、ぜーたくねぇ」
エルマーナ
「あ、それやったらウチもらう」
アンジュ
「駄目よ」
「それはそれ、これはこれだから」
イリア
「う~、やっぱチャッカリしてるなぁ…」

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2009年12月07日 19:37