基本情報



略歴

クリート国の将軍、鷹の翼を持つことから「空の技術屋」と呼ばれたが、世間では「オヤジ」の異名のほうが有名。
ざっくばらんな性格で、かなり適当でいい加減に見えて、締めるところは締める姉御肌の武人。
本来は技術開発局の人間であり、ろくに技術開発局に金が回って来ないのが悩みの種だった。
女神戦争が長期化するほどに戦費が浪費され、他の国より技術が立ち後れていくことを懸念していたと言われる。
また、本来技術開発局から出向している自分が、人手不足のときには将軍として駆り出されることに複雑な感情を抱いていた。

初参戦はアークナイン奪還戦における攻略戦後の追撃戦。
その後、首都アークナイン周辺地域で残党軍の掃討戦に参加するが、まさかの大敗北を期し捕虜となるが、すぐに救出される。

第一次レブン要塞奪還戦第二次レブン要塞奪還戦にも参戦、その後本来の仕事に専念するため、技術開発局に戻っている。
ノーザ平原の戦いにて再び参戦、豪雨で戦場が大混乱している最悪の時に到着する。
そのまま壊走する友軍の殿を務めるが、この戦いに参戦した他の多くの将軍、兵士たちと同じように行方不明=戦死扱いとなる。


人物

  • 将軍としての才能は平凡なものだったと言われていることから、それだけ当時の人材のひっ迫差を物語っている。
  • 技術者としての意識からか、よく戦場に新型の武器を持ち出した。これは、性能調査の意味もあったと言われている。とにかくクリートの技術開発局には人も金もなかった。
  • 多数の種類の武器を扱ったことから、器用だと思われている。ただし、使いこなせたという証拠はない。
  • その経緯と性格から勘違いされやすいが、本人的には既存技術の地道な改良・強化のほうが好みだった。そのため、画期的な新兵器・武器にばかり目がいく軍と、成果を出すためその手の依頼を唯々諾々と受ける開発局の上層部には不満を持っていた。
  • 技術屋らしく現実主義だったが、女神ルカについては自国の説を信じていた。
  • 「リサという可愛らしい名前に似合わない性格だ」と他の将軍に言われてはり倒したことがある。
  • フレイヤ将軍とは実験武器の制作者と試験者という間柄。ただし、自分の扱う武器が新技術の実験的要素が強いのに対して、彼女には高品質化の「試験武器」を渡していたらしい。「ブリュンヒルド」もその一つ。彼女が罷免された時期には技術開発局にいたため、後から事情を聞いてショックを受けたと言われている。
  • ゲフェンからの好意は、多少重荷に感じながらも嬉しく思っていた。しかし、友人として接するべきか、姉として接するべきか、あるいは恋人として接するべきか、ついに結論の出せないままだった。
  • 経済事務官のラヘルを終生のライバル扱いしていた。重要箇所以外はいい加減で擬音が多い書類を始終突き返されていたためらしい。
  • ノーザ平原の戦いから生還した他の翼を持った魔族の話では、「豪雨で翼が重くなり、耐えきれずに地面に叩きつけられた」とのこと。同様の状態で最後を迎えたなら、かなり悲惨だったことになる。


関連項目



最終更新:2024年08月21日 04:14