概要
戦闘に至るまでの背景
▲685年7月における勢力図
バルディゴス討伐連合軍の戦いにより一気に
蜉蝣時代の戦乱の時代を迎えたが、それ以前から
アル国と
ロッド国は何度も戦っていた。
元々この二国は
ルディック帝国の区から独立した国ではなく、それぞれ別々の経緯で産まれた国であり、建国された直後から既に国境を争って戦っていたためである。
しかし、本格的に戦乱の時代になったことにより、彼らもこの群雄割拠の中に混ざり、それまでは国境の小競り合いであった戦いは、数も規模も一気に拡大することとなる。
両軍の戦力
戦闘経緯
先陣は、
アル国四天王一の猛将
ザグルスが務め、彼の後先考えない猛攻によって
ロッド国軍の前衛は半壊する。
しかし、猪突しか考えない
ザグルスの突撃はすぐに限界を迎え、
ペスト率いる
ロッド国軍の激しい反撃を受ける。
それを冷静に見ていた
フィッツが進軍を開始する。
彼が指揮する兵力はわずかな数であったが、
ザグルスが猪突した結果こうなることまで計算に入れ、絶妙なタイミングで横槍を入れることで、
ロッド国軍の気勢を挫き、
ザグルス部隊が自由に突撃できる下地を作った。
この戦いでは同時に海戦も行われていたが、こちらもまだ無名だった
フェザリアードが、艦隊司令官だった父と共に艦隊に所属していた。
しかし、
ロッド国艦隊の猛攻を受けて父が戦死すると、若き
フェザリアードは、父の死を隠したまま自分が指揮を引き継ぎ、海戦の才能を開花させ
ロッド国艦隊を撃退する。
その一方で、
レディナス部隊は苦戦を強いられ、
ロール部隊の挟撃を受け、この戦いで唯一半壊した
アル国部隊となった。
戦いの結末
フェザリアードに関しては、父の後を継がせて艦隊司令官に任命するが、その反骨精神から
ルドリアに疎まれ、これ以後も数々の戦功をあげながら、報いられることはほとんどなかった。
その一方で、唯一失態を演じた
レディナスは、
ザグルスが自分の戦功を相殺してでも救う様に嘆願したため、不問に付された。
後に
ザグルスが政変を起こした時、
レディナスが黙認したのは、この時の借りがあったからである。
最終更新:2024年08月17日 03:45