基本情報



略歴

幼い頃から兵法軍略を学び、乱世に己の夢を賭けていた彼にとって、蜉蝣時代の到来は絶好の好機到来であった。
戦乱の時代が訪れる前から卓越した内政能力でゲーリー国を急激に発展させ、バルディゴス討伐連合軍解散後は、サリーアを策にはめることでゾリメック国を事実上の支配下としてアゾル国に攻め込む。
しかし、ニィズ砦の戦い(686)でラディアただ一人に撃退され、生まれてはじめての完全なる敗北に憤慨する。
ラディアには勝てなかったものの、大勢そのものは勝利に終わり、アゾル国を滅亡させた一連の戦いの最大貢献者としてマラから破格の報償を授かる。

その翌年、マラの帝位即位に、時期尚早とただ一人反対するが、それがマラの逆鱗に触れ剣を送られる。これは「その剣をもって自決せよ」というマラからの無言の命令であった。
リディアニーグは、この国の滅亡を見なくて済むと言い残すと、その日のうちに自決した。
その僅か数カ月後、マラは四ヶ国連合軍に攻められて滅亡するが、滅亡数日前からマラはリディアニーグの亡霊に怯えていたという。


人物

  • マラから送られたのは、剣ではなく毒酒だったという説もある。
  • 野心高く、乱世こそ自分の生き場所と考えていた彼だが、マラの逆鱗に触れた時、ゲーリー国を離れて他国に仕えるという考えは持たなかった。これは、決して彼が忠義者だったわけではなく、アゾル国を攻め落とすときに使った策謀が既に周囲の国に知れ渡り、その多くがアゾル国、利用されたゾリメック国に同情的だった為、自身を受け入れる国はなく、亡命した場合は二重の屈辱を受けるだろうと考えていたためと言われている。


関連項目



最終更新:2024年08月03日 14:21