基本情報



略歴

弁舌に長けた帝王軍の啓蒙責任者。
同僚の死すら戦意高揚の道具とするが、その反面同僚に対する哀悼の気持ちは持ち合わせていた為、私人と公人の二つの顔を完璧に使い分けることができた。
その象徴的なものは、グラドリア上陸作戦において、ガイコズエ戦死した際、戦意高揚のプロパガンダとして利用する反面、彼らの死を悼む発言を私的に残したことである。

本人は直接戦場で指揮をとることはないが、ラスブロスが自ら出陣した六界戦争最終決戦においては、ラスブロスの元で共に参陣、ライプリッヒとしては、戦勝の記録をつぶさに書き残し、一の事実を十の美談として各国に触れ回り、どの国も止めることができなかった遠征軍を完膚なきまでに潰したとして、シャクティアナ帝国の地位を更に磐石なものにするつもりであった。
しかし、本人の思惑とは異なり、ラスブロスサヌア達の強襲によって討たれ、シャクティアナ帝国は後継者を巡っての内乱と、六界連合軍からの攻撃に内外から蝕まれていく。

彼は自らの運命をこのとき悟ったが、それでも残党軍を率いて南方から迫る南方六界連合軍と対峙、徹底抗戦の意思を見せる。
しかし、すでに兵の士気は失われ、残党軍は脱走兵が相次ぎ決戦にも破れ、シャクティアナ帝国軍は崩壊した。

これ以上の抵抗が無駄なことを悟ったライプリッヒは、帝都にある私邸に帰ると、妻と共に毒を飲み干して自決した。


人物

  • 若いころは小説家であり、生活に困らない程度の売り上げはあったが、自らの文章の反応が直接見えないことに不満があったという。それゆえに、直接大衆の反応が見える弁士としての仕事を研究し始めたという。


関連項目





最終更新:2024年08月13日 01:08