エレナ


基本情報


略歴

深紫のロングヘアーと虹彩異色症の瞳を持つフレイミスト国の将軍。魔族の血を引き、セルカティーナとは遠縁の間柄。
彼女が搭乗していた艦は新技術のテストも兼ねて高機動化された強襲巡洋艦『ヴォルカニック』、艦の色はフレイミスト国を象徴するような炎のような真紅色をしていたが、性能は機動性に優れるも、装甲面でやや不安を抱える性能であった。しかし、エレナは神出鬼没の奇襲戦法を最も得意とし、この艦の性能を最大限に発揮させた。
セルカティーナとは遠縁とは言え、小さいときから付き合いが深く、彼女が一人で自分を訪ねてきた際も、その時の立場が敵であろうと関係なくもてなした。また、セルカティーナが酒に弱いことを知る数少ない人物でもある。

3327年、彼女の艦はフレイミスト第2艦隊旗艦として任命され、その任に就くや、第1艦隊を支える遊撃部隊として第2艦隊を効率的に運用、期待に応える形で自らの手腕を発揮した。
3329年、それまでアーズ国陣営にいたフレイミスト国だが、セルカティーナの説得によりリョウアーズ国陣営からアトレティア国陣営に鞍替えする決意を固める。その交渉の席にもエレナは付き従った。
ただし、この鞍替えによって、友人関係となっていた傭兵ロディとは別れることとなる。
その後、帝戟門の戦いにおいて勝利をおさめ、ガイラを降伏させる手柄をあげるが、ビーストバリア国との決戦となったトリスの戦いにて、フレイミスト国は誰も予期しなかった大敗北を喫す。
国王であるリョウまでもが戦死する中、エレナはビーストバリア国に雇われていた友であるロディと敵味方という形で再会し、自らの艦のブリッジにて白兵戦の末、彼女に討たれた。

人物

  • 戦場では遊撃部隊の旗艦を任されていたこともあり、常に冷静さを失わないよう努めていた。
  • 普段は、気さくで明るく誰とでも付き合いを持とうとする優しい人物であった。
  • セルカティーナとの信頼関係は、離れていても強いものであった。それ故か史書においてはセルカティーナに関する項目の中にも時々名前が出てくるほどである。しかしながら、セルカティーナ、エレナの両名が共に艦を並べて戦うことはついになかった。

関連項目


最終更新:2014年01月26日 00:29