基本情報



略歴

シャクティアナ帝国は、ラスブロスの畏怖にも近い統治の下、平穏な日々を送っていたが、広大な領土を誇る帝国であるが為にその全てが平和というわけではなく、小規模な内乱は各地で勃発していた。
その為、「戦災孤児」というのはシャクティアナ帝国においても生まれた。
エレーナもその孤児の一人であったが、子供のとき自分を拾ってくれた兄と慕うエスクードに育てられながら、二人で旅をしていた。
しかし、七巫女であったが為に、デュアーに拉致されることとなる。

長い暗闇の中の生活が続くが、バルニアシスティ達が、デュアーのアジトである監獄島を攻め、デュアーを駆逐し、ついに陽の光を浴びることができるかと思いきや、今度はゲルガインの力を手に入れようと野望に目がくらんだバルニアによって囚われることとなる。

更にバルニアは、エスクード傀儡の術をもって操り人形とし、エレーナを運び出す命令を下す。
妹の言葉も全く届かず、逆らうことなく命令を実行するただの人形と化したエスクードの姿を見て、エレーナは絶望する。

七巫女を奪い合う戦いは、両者共倒れの様な形でバルニアは落命、システィも戦う力を失い、唯一生き残ったゴッズが全てを手に入れることとなるが、帝都から派遣された三魔王によって討たれ、ようやくエレーナは自由の身を取り戻すも、人形となったエスクードは、この戦いで彼女の目の前で破壊された。

七巫女たちがそれぞれの新しい人生を歩みだす中、どうしても兄を諦めきれない彼女は、自分がゲルガイン傀儡の術といった人知を超えた禁断の存在を間近で見たこともあり、兄を蘇らせる手段が必ずあると信じて闇の世界にある数々の禁呪を求める様になっていく。
諦めを促す周囲の声もやがて彼女の耳には届かなくなり、ある日彼女は皆の前から姿を消した。
その後の消息は不明であるが、怪しげな魔女になったとか、狂信的な魔導師になったとか、真偽不明の怪しい噂は数多く流れたという。


関連項目



最終更新:2024年08月24日 03:25