基本情報
略歴
アトレティア国将軍。
ガザデルー、
ロザンド達と同様に
ダルスバード艦隊を与えられ、自由な行動を許可されれた将軍の一人で、主に
ヴェスタ国に駐留していた。
ジルダーの権力の無関心さから、彼女の配下は「感心がないのなら、いつかその地位を奪おう」と考える者が多かったが、フォックはひたすら忠誠を誓う将だった。
3326年の
リゼルバ攻略戦において援軍を派遣するが、敵のあまりの重厚な布陣に戦わずに右往左往する。
しかしこれが、何か意図があっての動きではないかと
アルスレーナの疑心を呼び、本人の意図と全く違う形で偶然にも勝利の原因を作ることとなる。(ただし、本人も無自覚のことなので、戦功とは認められていない)
3327年
リゼルバが陥落すると、奪還のため出陣するが、
サルファーの遠謀によって戦わずして後退する。
アトレティア内乱勃発時には、狼狽するだけでこれといった動きは見せず、内乱終決後に
ガザデルーによって艦隊と兵権を没収され、隠居を命じられた。
その後は、戦乱とは無縁な隠居生活を送り、
アトレティア国の片隅で農業をはじめてそれなりの成功を収めた。
人物
- 命令されたことは丁寧かつ確実にこなすが、自分で何かを考え出す独創性には欠けていた、アトレティア内乱勃発時の狼狽は、まさに「自分で自分の道を考えろ」という状況に彼が適していなかった証拠であった。
- ただし、為政者としては評価は高かったことから、内乱に乗じることなく自領土を守り通した結果、権力を手にしたガザデルーに力づくで領地と艦隊を奪われ、後世の評判も必要以上に陥れられたという見方もある。
- 上に媚びることなく、下に威張ることない性格だった為、兵士達からも慕われていた。
関連項目
最終更新:2024年07月15日 15:49