概要
対決までの経緯
ジルダーは、
アルファにおいて
ガルゾーマが討たれたと知り、仇をうつべく子飼いの将である
三翼将だけを引き連れて
アルファへ向かったのだが、
六界のことを知らない
ガザデルー達は、
ロスティの説明により、ただ漠然と「
ジルダーが恋人の仇をうつべく単身で国を出て行った」とだけ知らされた。
確かに本国で起きた大事件には違いないが、本来ならこのまま戦いを続けて
リゼルバを陥落させてから処理しても問題ない案件であった、しかし
ガザデルーの脳内で瞬時に今後の情勢が思い描かれる。
「空席となった
アトレティア国最高権力者の地位を巡って、内乱が勃発する(というより、自分が巻き起こす)そうなれば、ここで
リゼルバを占拠しても、内乱時においては、
アーズ国への備えの戦力を割かねばならず、この段階で
リゼルバを手に入れても邪魔になるだけ。このまま
リゼルバを
アーズ国に預けておいても、本国との間には
ケシティア国がある為、すぐに問題になることはない」
ガザデルーは、この結論をはじき出し、全軍に撤退命令を下した。
そして、
ジルダー出奔を公表し、自らがその後継に着いた事を発表。何の相談も連絡も受けていない
ポルス、
ロザンドたちは当然これを認めず、彼の目論見通り
アトレティア国内乱が勃発する。
内乱勃発時における勢力図。
ロザンド、
ポルスは独立勢力としてみなす。また、
フレイミスト国は
アトレティア国陣営に寝返った直後だったため、全軍から仲間と見られない浮いた存在として、「第三勢力」的な扱いになっていた。
内乱の結末
アーズ国の介入
この内乱時、
アーズ国の
神器衆サウラと
アリンは、各地に潜伏し、持ち前の個人戦闘力と実行力、判断力をいかして、水面下で
サルファーの与えた任務を
隠密の様に実行していた。
ロザンド戦死後の
セロナバルス国の早急な復興と、
リゼルバ攻略戦時の遺恨を水に流して行われた
アーズ国との再同盟に彼らが関わっていたことは間違いないが、それ以外の活動においては、元々が「隠密裏な作戦」であった為、一切の記録が残っていない。
その為、後世の物語においてはそれぞれの作者の腕の見せ所であり、真実味のあるものから子供の童話的なものまで、様々な「水面下の一年」が描かれることとなる。
戦いの経緯
関連項目
最終更新:2024年07月26日 16:15