あにまん民のオリキャラ同士をAIの力を借りて戦わせるスレ @ ウィキ
第7回トーナメント 閉会式
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aioricharabattle
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第7回トーナメント 閉会式
あにまんオリキャラ最強トーナメント特設リングは、先程までの熾烈な決戦の余韻に包まれていた。
観客の熱狂が次第に落ち着きを見せ、そこには戦いの痕跡を刻んだ静かな空気が流れている。
「それでは皆さま、第7回あにまんオリキャラ最強トーナメント、閉会の儀に移らせていただきます! 」
司会の声がマイクを通じて会場に響き渡ると、観衆から再び拍手と歓声が巻き起こる。その中心に、黒髪短髪で筋骨隆々の巨躯を携えた男、獅童 烈が静かに歩を進めていた。
その一歩一歩には、戦いを制した者ならではの重みがあった。彼の右腕は未だうっすらと白光を宿し、左腕には赤黒い骨の層が沈黙を保っていた。
「獅童さん、こちらが優勝トロフィーです!」
リング中央に立つ司会者が、慎重な手つきでトロフィーを差し出す。その瞬間、観客たちの拍手がいっそう大きくなる。
獅童は無言のまま、司会者の手からトロフィーを受け取る。金属の冷たい感触が、掌にしっかりと伝わった。
「…楽しい戦いだった。」
低く、だがはっきりとした声が漏れる。その瞳には、決勝戦の一瞬一瞬が蘇っていた。
全力を尽くして闘い、己の矛と盾を貫いた記憶——そしてその末に掴んだ栄光。
だが、彼の表情に誇らしげな笑みはない。あるのは、ただ静かなる確信と、次なる戦いに向けた決意のみ。
「このトロフィーは、貴方の熱き闘志と冷静なる技、その両極が生んだ勝利の証です!」
司会の声が再び響き渡り、リング上に光が注がれる。その光の中心で、獅童 烈は静かに立ち尽くしていた。
観衆の拍手が再びリングを包み込む中、彼はゆっくりと顔を上げる。
「…このトロフィーは、俺と、俺を相手に全力でぶつかってくれたあいつの物だ。」
彼の言葉に、会場は一瞬静まり返り、その後に轟くような歓声が爆発する。熱と静が交錯するその空間は、まさに獅童 烈そのものだった。
「それではこれをもちまして——第7回あにまんオリキャラ最強トーナメント、閉会です!!」
司会者の高らかな宣言とともに、無数の拍手と声援がリングを満たしていく。獅童は最後にリングを一瞥し、静かに背を向けた。
その背中に揺れるトロフィーの輝きは、ただの勝利を意味するものではなかった。それは、彼が育て、導く者たちへの未来の道標でもあった。
観衆の最後の拍手が会場を震わせる中、獅童 烈の名は、確かにこの大会の頂点に刻まれた。