第232回西武総括
The Lion's Roar~獅子咆哮~ 「祝パリーグ制覇記念」と題しまして今回は全体の総括とは別にシーズンを振り返りつつ、さらに「The Lion's Roar」の表題どおりに咆哮し、今後の展開までも考えていこうと思います。
シーズンを振り返ると、序盤は4位ながら上位に位置していた日本ハム・オリックス相手に対戦成績をほとんどタイで凌ぎきり、何とか食らいつくことができて、中・終盤には負け越していたロッテにも勝ち越すことに成功したことを皮切りに日本ハム・オリックスをも捉えられ、悲願のパリーグ制覇という目標を達成できました!
西武が最後にパリーグ制覇を成し遂げてから16期が過ぎました。ここに到るまで長かった。いや、長すぎた。周知のとおり西武は全チームの中で最も優勝に遠く、日本一も数えるほどしかありません。そんな西武がパリーグを席巻したことには大きな意義があります。また、新時代の到来をも予感させます。今シーズン西武が優勝できた理由の一つに上位チームの戦力の均衡が挙げられます。もちろん、西武が移籍等により新加入選手を獲得したことによるところも大きいですが、他チームの戦力ダウンも大きく影響しています。特に顕著だったのが、オリックスです。黄金時代を支えてきた選手の衰えと世代交代。このうち、「世代交代」というものは黄金時代を築くような強豪チームに非常に多く起こりうることです。今の西武もこれに該当する要素が見受けられます。もちろん、黄金時代を築ける程の戦力というにはまだまだ不十分な箇所も多くありますが、先発投手を中堅・ベテランが担っているので、一人抜けるだけで順位も一つ下がるぐらいの影響が出るはずです。
ここまで、不安材料を挙げてきましたが、おそらくどのチームであろうと、このようなことはあるはずなので、しばらくは優勝の喜びに浸ることも必要かもしれません。こんなことを言っていては今までのことは何だったのか、という批判の声が聞こえてきそうですが、そこは超、超、超久しぶりのリーグ制覇なので大目に見てくれるようにお願い申し上げます。
最後にもう一度優勝の喜びから醒めて一つ言葉を残しておきたいと思います。チームメイトの皆さん、ここまで西武復興のために費やしてきた努力は実を結びましたが、今からが大切です。「現状維持では 後退するばかりである」これはある有名な方の言葉ですが、優勝が束の間の喜びとならないために、『せっかく復興できたのだからこれを維持しよう』などという低い目標ではなく常に向上心を持ち続けていきましょう。そうすれば、自ずと結果はついてくるでしょう。「強い西武」であり続けるために、これからも進んでいきましょう。
Attention,please!~野手~
<スティー+>打撃成績だけを見ると名無しのアーネスト選手の活躍が素晴らしいものですが、リーグ制覇をしたのに、それではあまりにも味気ないので、打撃面・守備面・盗塁面、それに、チームへの貢献から判断して選出しました。
今期の打撃成績は打率.297と惜しくも3割には届かなかったものの、盗塁数もチームトップの28、そして、守備の要として二塁を無失策で守り抜き、チームのパリーグ制覇にも大きく貢献。
今が一番活躍できる時期であり、現に活躍してくれているが、目標は高く、3割30盗塁を目指していきたい。来期以降も今まで以上の活躍をお願いします!
Attention,please!~投手~
<きょん子>リーグ制覇ができようができまいが、今期の活躍は群を抜いていた。防御率1.36、16勝7敗、172奪三振。
最優秀防御率、最多奪三振のタイトルをはじめ、MVPをも狙える好成績を収めることができた。単純計算で15勝×10年で200勝も十分狙える。これほどうまくいくとは思えないが、まだまだ第一線での現役可能期間は長いので、生え抜きのエースとしてチームを牽引してくれること必至である。
先発陣が整ってきているが、まだまだ安定性に欠けるところがあるのもまた事実。生え抜きならではの信頼は一層格別なので、本当の意味でのチームの中核としていってもらいたい。
これからも投手リーダーとして、エースとして、チームを支えていってください。2年後には先発の一端が欠けるので、その分も補える程の見事な活躍を期待しています!
Total~全体総括~ 今シーズンのパリーグ覇者は「西武」でした!「The Lion's Roar」にも記したとおり、なんと16期ぶりのパリーグ制覇です!!これはなんとも感慨深いです。新時代の到来なのかもしれません。オリックスが世代交代を迎え、日本ハムとの2強時代の幕開けという展開が西武にとっては一番都合が良いでしょう。もちろん、単独黄金時代を築ければ最も良いでしょうが、それができるほどの戦力は生憎持ち合わせておりません。ここでも少し卑屈になりましたが、パリーグを制覇した力は紛れも無く本物です。以降も力を一層高めていけば、それも可能なはず。改めて順位を振り返ると、1位は西武で、16期ぶりにパリーグ制覇を成し遂げ復興の完了を迎えた。2位には日本ハムがわずか1ゲーム差で入った。まだまだ戦力的には余裕がある。3位にオリックス。上位3チームの中で消化が最も遅かったために最後まで西武と優勝争いを繰り広げた。結果こそ3位と残念だったがその優勝に懸ける情熱は凄まじい。世代交代は大変でしょうが頑張ってください。4位にはロッテ。序盤は上位争いにも食い込んでいたが徐々に失速。こちらも先発投手陣が総入れ替えといった状態になるので、世代交代は加速するでしょう。ロッテ野球を今一度。5位はソフトバンク。復興準備中。名無しの数が多すぎるが再建途上と考えれば致しかたないか。最下位の6位は昨期同様楽天が入った。現状は非常によろしくない。選手・wikiともに元気がない。突貫とはいかないだろうが、長い時間をかけてでも屋台骨から立て直す必要があるだろう。奇跡的にリーグ制覇できたこともあって少しだけ余裕が出てきました。ぜひこの余裕を来期以降も持ち続けることができますように。
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最終更新者:蓮琥
最終更新日時:2009年04月26日17時53分31秒
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最終更新日時:2009年04月26日17時53分31秒
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