PFCとは "Prepared Form Card"の略で、直訳すれば「準備済み(ベリ)カード」、意訳すれば「必要事項記入済み(ベリ)カード」というところでしょうか。

具体的には局の都合によりベリカードを発行していない、もしくは発行に長期を要することが想定される場合等に、ベリカードとして必要な項目を受信報告書の内容に準じて予め記載したものを受信報告書と同送し、担当部署・担当者のサイン・押印を加えるだけで 返送できる状態にしたカードのことを指します。
必要事項は放送局が該当する受信データをその局のものであると認めたという記載(もちろんレターでも可)ですが、あたかも放送局がデザインしたかのようなカードを作成するような手のかかったPFCを作成する方もいるようです。

国内民放局を対象に使用する機会はほとんどありませんが、「受信確認証を発行していない」と宣言しているNHK局(NHKの場合、受信確認証=ベリカードではないらしい)に対して送付することで、返信の可能性が高まる場合があります。

PFCの一例(NHK北見放送局)

表面

宛名面

表面は該当放送局のHPの素材を拝借(著作権的にはグレーゾーン)して画像処理ソフトを用いてカードとしてデザインし、市販の写真印刷用のインクジェットはがき用紙に印刷しています。
宛名面には赤の下線部以下に「受信確認証」として必要な文言・項目を予め印刷しています。
上部の文言はNHK北見放送局によるスタンプです。
受信報告書もしくは別紙で「こういうものを同封したので、受信が確認できれば御担当部署の押印の上、返送していただきたい」旨の内容を添えて局へ送付しています。

ちなみに 以前のアンケートでカードを発行していないと回答いただいたNHK某放送局にも同様にPFCを送付しましたが、御丁寧にもPFCはそのままで返送され(笑)、別途、大河ドラマ絵葉書を使用した「受信確認証」(受信データ不記載)とレター(受信データ記載)をいただきました。
個人的にはカードとレターを発行する手間があるなら、データ記載済みのPFCを流用していただければと思います。
このように局によって対応が異なるようですので、NHK各局ともカード発行への対応を公式にオープンにしたがらないのかと邪推しています。


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最終更新:2013年04月06日 22:17