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  • どうでもよくなった理由

どうでもよくなった理由

最終更新:2023年04月29日 19:57

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だれでも歓迎! 編集

どうでもよくなった理由  ◆hNG3vL8qjA



気温が段々と下がってきた夜の町に、1人の男が走っている。
両腕を懸命に振って、走っている。
行き先は、炎という名の赤い花びらで埋め尽くされた畑だ。
轟々と辺りを燃やし尽くす千本桜は"下から見上げても"よくわかる。

「おい、クロミラ! てめー、の、勘は、こっちだ、って言ってんだな!? 」
『ええ、魔力の反応をいくつか感じます』

男が呼吸を切らしながら、サングラスをポケットにしまい、手元の板っきれに確認をとる。
肺に息が詰まるように喋るのは、彼がそれだけ走りづめだからだ。
が、男は立ち止まることをしない。
喧嘩別れした仲間、ドモンが待っているのかもしれないのだから。
目の前でみすみす逃がしてしまった少女、ティアナが待っているのかもしれないのだから。
この眼で善悪の真偽を確かめたい婦人、シャマルが待っているのかもしれないのだから。

『カ、カミナ! 止まってください! 一部の反応が高速道路に移動しました』
「高速道路……俺がちょっと前にいた上の道か! そいつがドモンなのか!? 」
『わかりません。しかし船にも反応が』
「高速道路は別に火事になってねぇんだろ? だったら構うことはねぇ、後だ後! 」
『……そうですね』
「とりあえずそいつは無事なんだ。船に残っているやつがてめぇのご主人だったらまずいだろ? 」

板っ切れクロスミラージュの意見にも男はクールな思考で対応する。
天下無敵のホットな大将――カミナは豪華客船に向かって再び足を走らせる。
その無謀さはまさしく飛んで火に入る夏の虫のようだ。

■

「……なぁ、クロミラ、そうなら、そうって、早く言えよ」
『予想はできていましたが、見てみないことには』

風通しの強い波止場を、へとへとになりながらカミナは歩く。
サングラスから垂れる汗が、彼の疲労を物語っている。
なぜカミナは船に乗船しないのか。答えは簡単である。彼は船にたどり着けなかったからだ。
船は船着場に止まっておらず、海の真ん中で停泊していたのだ。つまり船に乗るためには海を泳がなければならない。
しかし、いくら泳ぎ方を少しレクチャーしたからといって、夜の海を泳ぐのは玄人でも自殺行為である。
そして船が火災による二次災害――すなわち船艇自体の破損による事故の影響を素人のカミナが受けたら元も子もない。
その危険性ゆえに、クロスミラージュは船に行きたいという自身の逸る気持ちをおさえ、カミナに苦言を呈したのだった。

『申し訳ありません』
「あん? おいおいどうしたクロミラ。俺はもう気にしちゃいねーぜ」
『あなたにご足労をかけて』
「……てめぇのこったから、どうせ俺に気ぃ使ってんだろ。"自分の仲間を助けるために俺に死ねとは言えない"ってよ。
 お前は板っきれだから、自分で助けにいけないしな。
 だがよ、これで諦めるのは早ぇ。下が駄目なら"上"がある! あの穴からパーっと飛び出してよぉ……」
『……カミナ、まさかあなたは!? それはいくらなんでも危険です!
 やはり先ほど船から水上スキーで避難した人物と接触を図ったほうが安全な形で乗船できるのではないでしょうか』

クロスミラージュは思い出す。
カミナが波止場に到着した矢先に、燃え盛る船から逃げるように飛び出し、闇に消えた一筋の矢を。
辺りが夜であること、そして姿が確認できたのが一瞬だったので詳しくはわからないが、それは人に違いなかった。
クロスミラージュは、豪華客船の大火災からの生存者ならば、中の詳しい事情を知っているとふんだ。
例えその状況が予測できる内で最悪の結果だとしても、自分たちが危険に晒される可能性は低い、と。

「おいおい忘れたのかよクロミラ。あそこにも反応があるんだろ。 
 だったらそこにだって火事の生き残りはいるんじゃねぇか? 」

だが彼が相手にしている男は、それで止まる漢ではない。

「てめぇが俺と同じ体だったら、このまま見過ごしたか?
 それに、あそこにシモン達も一緒にいたとしたらって考えるとよぉ……ここで退くのは男じゃねぇだろう! 」

■

エリアD-3の高速道路の壁には、穴がある。
ドリルでも掘っても丸一日はかかる、大きな穴が1つある。
その穴は時に戦闘の横槍になり、奇術の要になり、見物の入り口になってきた。
エリアD-3の高速道路の車線には、置物がある。
普段は有田焼きで造られるところを、特注の瀬戸焼きで造られた大きな置物が4つある。
その置物は時に追悼の添え物になり、戦闘の場になり、進行の妨げになってきた。
エリアD-3の高速道路上に、人がいる。
身の丈を埋めつくす量の荷物を抱え、大の字に寝ている少年が1人いる。
そして少年を見下ろす男が、1人いる。

『……マスターではありません。気絶しているようですが、協力してくれるでしょうか』
「こいつ、あの“豪華客船”ってのからここまで飛んできたのかよ? 」
『物理的に不可能ですが、彼からは魔力の反応があります。何らかの手段を使ったのでは……』

カミナは自分の足元で倒れている少年の上体を起こす。
そして眠りこけている彼の幼く赤い両頬を、容赦なく往復で平手打ちして目覚めを促した。

「おい! おい起きろ! いつまで寝てやがる」
「……う、ん? あ、あれん……」
「オラオラオラオラオラ起きるまで何度でも引っぱたいてやるぜ!! 」
「いたた痛い痛い痛い痛い! やめるのだアレンビー! 私はもう起きているのだ! 」

甲高い子供の産声が風通しの良い高速道路に響く。
少年はカミナの側から逃げるように離れて、赤く腫れた顔を摩った。
ぽろぽろとこぼしている涙が何とも子供らしい。

「アレンビー? 何だよソレ」
「……アレンビー、じゃ、ない」

だが少年は首をかしげるカミナの姿を見つめていく内に、黙り込んでしまった。
己の目に映る靡く青い前髪の持ち主が、自分の知っている仲間の髪ではなかったからだ。
少年はまだ泣いている。
だがその意味が痛みから悲しみに変化していることは、日を見るより明らかだった。

■

高速道路の壁にぽっかり開いた穴から、カミナが豪華客船を見下ろしている。
駅ビルから見下ろした時と比べれば、炎の勢いは大分衰えている。
船も丁度ここから真下にあるので、ここから飛び降りれば、容易く船の甲板に着地できるだろう。
だが、ただの救出作業だったはずの事態は一変している。
ガッシュ・ベルから聞いた息もつかせぬ戦慄劇。
銀髪の妖狐のような恐ろしく冷たい目つきをした男の襲撃。
乗船していたガッシュは、次々と殺されていく仲間たちの犠牲の上に生かされたこと。
そして、まだ他の仲間達があの船に残っているかもしれないという事実。
乗るか反るか。
クロスミラージュからの様々なアドバイスがカミナの耳に飛び込む。
しかし――

『ですから高遠遙一、ジェット・ブラック、チェスワフ・メイエルと我々は波止場で接触していません』
「……」
『海に水上スキーで避難した者が何名いたのかはわかりません。しかし全員脱出したのかもしれません』
「おいクロミラ」
『カミナ、私は今すぐ彼……ガッシュ・ベルとモノレールのF-5駅まで戻りMr.ドモンの捜索をすべきだと思います』
「違うだろ」
『ガッシュ・ベルがMr.ドモンと接触していないのなら、彼はデパート方面への移動を余儀なくさせられたはずです』
「そうじゃねぇだろ」
『ガッシュ・ベルの友人、ミリア・ハーヴェントが名も無き殺戮者の手にかかった以上、このエリア一帯は危険――』
「そうじゃねぇって」
『……どうしたのですか。あなたの仲間であるシモンとミス・ヨーコが豪華客船にいる可能性はゼロですよ? 』
「クロミラッ!! 」

カミナはクロスミラージュを思いっきり地面に叩きつける。
今度はモノレールの駅でやったようなただの鬱憤晴らしではない。
相棒への純粋な怒りだ。

「てめぇそろそろ本音で語れ」

カミナは豪華客船から魔力の反応が高速道路に移動したとき以来、ずっと心に違和感を感じていた。
高速道路を後回しにしようと提案したとき、何故クロスミラージュは反論しなかったのかと。
高速道路に飛んだのは、彼がいの一番に会いたい人物だったのかもしれないのに。
クロスミラージュの性格を考えれば軍用機械らしく"それよりも人命救助を優先"を道理として実行、といったところか。
しかし一時は互いの同意の上での行動だったとしても、それこそがカミナの最も重要な琴線なのである。

『本音、とは? 』
「行こうぜ、豪華客船によ」
『無理です。ここから飛び降りるのは危険すぎま』
「本音で語れって言ってんだ! 会いてぇんじゃねぇのかよ! てめぇの相棒、ティアナによぉ!
 あいつはあの船にいるんだ。海に沈んでるわけでもねぇ! 野垂れてるわけでもねぇ! 二度と会えねぇわけでもねぇ! 」
『…………ですが』
「おぅなんだ。あいつはもう、お前の目の前で待ってるんだぜ」
『彼女は……いや、彼女"も"既にこの世を去っています。今更会ったところで、私には冥福を祈ることしか。
 それに、機動六課はまだ終わっていません。シャマル女史が残っています。
 それにリボルバー・ナックルの存在が確認できた以上、私以外のインテリジェントデバイスとの接触も』
「だから本音で語れって言ってんだろうがよぉぉ! 」

カミナはクロスミラージュを取り、大きく振りかぶって再び地面に叩きつける。

「会えよ! 生きてても死んでても構いやしねぇ! てめぇはここまでずっと探してきたんだ!
 目の前で逃がしちまった失敗をてめぇはずっと悔しがってたじゃねぇか! それを"今更会ったところで"だぁ!? 」
『その通りです。ガッシュ・ベルのように魔力を持っている者がここにはいるはずです。
 シャマル女史以外の魔力保持者とデバイスの確保は、螺旋王打倒の上では外せません! 私自身の私情で期を失ってしまっ』
「また"キャッカンテキジジツ"かよ! てめぇいい加減にしろ! 
 いいか……会いたい奴に会いたくても会えない野郎がここには一杯いるんだ。この俺のようになぁ!
 シモンとヨーコがここで無事にはしゃいでいる所を、俺は見てもいねぇんだぞ! 」
『…………』
「何でだよ……あいつらが今どこで何をしているのか、知りたくて知りたくてしょうがない俺が会えないのに、
 何でてめぇみたいな冷血な板っきれはこんなに良い事尽くしなんだよ! 」
『…………』
「てめぇは逃げてんだよ。キャッカンテキジジツを盾にして、あいつの死を目の前で受け入れたくねぇんだ」
『……カミナ、やめてください』
「またキャッカンテキジジツか、キャッカンテキジジツ、キャッカンテキジジツ……
 所詮てめぇとティアナの仲はその程度なんだよ。キャッカンテキジジツに霞んじまうような」
『そんなわけがないでしょう!! 』

クロスミラージュの電子音が夜霧を裂く。

『あなたに……あなたに、私とティアナの関係をとやかく言われたくはない!
 私は、いいですか!? 私はね、雨の日も風の日も台風の日も! どんな時だって彼女と一緒だった!
 機動六課で出会ってから、毎日毎日彼女は私と特訓していた!
 ティアナは! 小さな時から! 追い込まれて! 追い込んで! 自分自身を信じきれなくて!
 とても、とても、心の弱い女性だった!
 私は、そんな彼女が、全てを忘れてひたむきになれる拠り所に少しでもなれるように、彼女の思いに答えてきた!
 どんなにつらい苦境でも! どんなにやり切れない時でも! 彼女が私を必要とした時はいつでも!
 そして、これからも……か、か……彼女が…………死んだ後も……私は彼女の支えになります』
「クロミラ……」
『もし彼女がここにいたとしたら! 彼女は全体の為に動いたでしょう! みんなの為に、最終的な勝利の為に!
 彼女の行動が私の行動。クロスミラージュもまた、ティアナ・ランスター二尉なんです! 』
「言うじゃねぇか」
『だからお願いしますカミナ。駅に戻りましょう。いや、戻らせてください』

カミナとクロスミラージュ。
何の縁か引き寄せられた互いが思いの丈をぶちまける。
そこに偽りは無い。ただ、思った通りの事を口にして相手に話しただけ。
思いやりというダムはとうに決壊し、信頼という感情を流す。
ゆえに彼らは止まらない。

「クロミラ……おめぇの言いたい事は良くわかった」
『ありがとうございます、カミナ! 』
「だからこそ、俺は豪華客船に行くぜ」

■

高速道路で捲くし立てているカミナとクロスミラージュを眺める少年が1人いる。
規則正しく体操座りして2人(?)を見ている姿は、紙芝居を鑑賞している客のようだ。
片方が喚くと、もう片方も負けじと張り合う。
その様子を、少年――ガッシュ・ベルは自分の仲間達に重ねていた。
自分自身と高嶺清麿……まだこの地で会えぬパートナーに。
それだけではない。
死んでしまったフォルゴレとそのパートナー、キャンチョメに。
この地にはいない者たちにも、それを重ねる。
恵とティオに。
ウマゴンとサンビームに。
ここで出会った者たちにも、それを重ねる。
アレンビーとキールに。
勇と高遠に。
ジェットとティアナに。
ミリアとチェスに。
重ねて重ねて重ねて重ねて……出会ってきた全ての人達にイメージを重ねる。

「こんなはずではなかった」

かすれるような声でガッシュは1人ごちる。
全てを助け、悪をくじくはずだった。仲間も沢山集まった。みんなが力を合わせてくれた。
だが、彼は1人になってしまった。
姿を消され、首を刎ねられ、胸を斬られ、体を吹き飛ばされ。
あれだけいたはずの仲間たちが消えてゆく。思いを託して消えていく。

「高遠、チェス、ジェット……お主たちは本当に無事に脱出したのか? 」

みんなのための王様が、みんなに助けられて生きている。
互いが互いの為に支えあっていくのが世の理の1つであることを、ガッシュは知っている。
時にそれが残酷に裏切られることも、ガッシュは知っている。

「……変なのだバルカン。このまま前へと突き進む覚悟はある。皆の前でそう誓ったのだからな。
 でも、今度ばかりはどうしても体が動かぬのだ。頭ではわかっていても、この体が動いてくれぬ……! 」

バルカンをぎゅっと抱きしめ、ガッシュは体を震わせる。
わかっていても、彼は自分自身を追い詰められずにはいられなかった。
最後に自分が生き残れば全てを元通りにできるかもしれない、魔物との戦いとは違う。
本を燃やすという間接的な手段ではなく、明確に生死で優劣を決めるこのサバイバル。
螺旋王に超常的な力があったとしても、この戦いの勝利の先には何も残らないかもしれない。
知っているのと味わうのとでは違う。これまでの試練はガッシュには厳しすぎた。

「それをこれから確かめにいくんだよ。俺とお前とクロミラでな」
『……ガッシュ・ベル。存じているかはわかりませんが、あなたには魔力があります。
 差支えがなければ、あなたの持ち物を見せていただけませんか? 我々は有効活用出来そうなものを探しているのです』

呼びかけられた声に、ガッシュはハッと我に返る。
さっきまで口論をしていた青年と板が、いつのまにガッシュの目の前に立っていたのだ。
板からは感情は読み取れないが、青年の顔はそれなりに自信がありそうな面もちであった。

■

『こんなところでしょうか』
「それほど劇的に何かが変わったとは思えないのだ。それにしてもこの服は……」
「なぁに。後は慣れよ慣れ」
「本当に大丈夫なのか!? 」
「あん? おめぇまだそんな事言ってんのか」
『極めて危険な行為ですが、あなたが大怪我をすることはありませんよガッシュ・ベル』

高速道路からの豪華客船上陸作戦。
その要とは、ガッシュが装備したクロスミラージュとリボルバー・ナックルである。
まずバリアジャケットを展開し、船を目指してそのまま高速道路から飛び込む。
次に船に着地する瞬間にリボルバー・ナックルによる一撃を着地地点に叩き込み、着地の際の衝撃を和らげるのだ。
……バリアジャケットを装着しているからとはいえ、あまりにも無茶な手段であることは、言うまでもない。

「ウヌゥ……」
「ったく。おい、おめぇガッシュっつったな。これから俺の言うことをよぉ~く耳をかっぽじって聞いとけ」

そこで、カミナ達の出番である。
カミナがガッシュにおんぶしてもらい、着地地点を見極める。
クロスミラージュのアドバイスや、ガッシュから借りた道具で落下ポイントを修正するのだ。
なるべく船の頂上、つまり高速道路との距離が短い場所でまず1度衝突しておく。
後は船の上を滑るように段々と船の側面に衝突していき、最終的には甲板に着地する。
その都度ガッシュが船にリボルバー・ナックルで衝撃を加え続ければ無傷で乗船できるという寸法だ。

「どうよ! 無理を通して道理を蹴っ飛ばす! それが俺のやり方だからな! てめぇもそろそろ腹くくれ」
「でもお主は大丈夫なのか? 私には皆が無傷で済ませられる自信が無い……」
「自分を信じるな」
「ウ、ヌゥ!? 」
「いいかガッシュ、よく聞け。自分を信じるな。俺を信じろ! お前を信じる俺を信じろ!! 」
『……カミナ、あなたは本当にその言葉が好きなんですね』
「おうよ、いくぜオラぁぁぁぁ!! 」
「え、え、え、あああああああああああああああああぁぁぁ……」


時系列順で読む

Back:Rising Moon the Samurai & the Gunman(後編) Next:この涙は知っている

投下順で読む

Back:愛と死の予感・Before Next:この涙は知っている

224:希望の船?絶望の城?(後編) ガッシュ・ベル 233:この涙は知っている
223:Raw! Raw! It's a partner! カミナ 233:この涙は知っている

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