ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko2182 一年捨て傘に注意
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ankoss
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・36回目
・愛でです。
・でも、ぬるくいじめてるかもしれません。
・こがさこがさ。
・ていうかSSじゃない。
・ヨロシクオネガイシマス
傘の妖怪、唐笠小僧のような形をした紫色の傘を持つゆっくり。
ゆっくりこがさ。
彼女達は、人を驚かすことを好み、それこそが一番ゆっくりしている事だと思っている。
今現在、公園の木の上から、真下のベンチで読者をする青年の隙を伺うこがさもその一つである。
「ゆふふ・・・ひさしぶりのにんげんさんだからうでがなるわよぅ・・・!」
器用に木に傘をひっかけてぶら下がり、不敵に笑うこがさは30分ほど前からずっとその姿勢を保っている。
最高のタイミングを狙っているのだ。
やがて、青年はベンチに仰向けになり顔に本を乗せて眠りはじめた。
「いくわよぅ」
今しかないと覚悟を決めた真剣な表情を浮かべ、傘と共に自由落下するこがさは、顔面から青年の腹部へ着地した。
「ウッ」
傘を開いたままだった為、落下速度は緩やかだったが青年が呻く程度には衝撃があったようだ。
何事かと青年が本をどかして腹部を見ると、こがさがキリッとした笑みで、目線を合わせ、
「いないいない」
傘で自分を隠し、
「ばぁ!!!」
完全に決まったと思い、こがさはほくそ笑む。
が、
「・・・なんだ、ナスか」
「えぇえええぇ」
青年は、特に驚いた風もなくまた眠る態勢に戻ろうとする。
それを必死に傘で阻止しながら、こがさは先程のどや顔は何処に行ったのか涙目で、
「どぼじでおどろかないのぉ!? いないいないばぁはびっくりするでしょお!?」
半泣きになりながら講義するこがさを見てキョトン顔になりながら、青年は傘を押しのけ、
「どうしてって・・・今日び普通のゆっくりで驚くやつはいないだろう? 逆に言えば普通じゃないやつだと驚く。ていうか、いないいないばぁで驚く年齢じゃない」
「ふつうじゃないゆっくりってなんなのよおぉ!!」
納得出来ないこがさに示すように、青年はある方向を指差した。
「おにいさん。おさんぽたのしいね」
「そうだなー。天気も良いし快適快適」
「相変わらず、器用に歩くもんだな・・・」
「ゆふふ。てれるよぉ~」
「褒めてない褒めてない」
男二人と、豚の蚊取り線香のような体型のれいむが微妙に突き出した足でちょこまかと直立二足歩行している。
「歩くゆっくり。普通じゃないだろ?」
「・・・・・・」
「ほら、あっちも」
無表情になるこがさを余所に、青年は更に指をある方向へ指す。
「ちぇーん。後、三周したら一旦休憩いれよー」
「わかったよー・・・! えぐりこむようにっ!!」
「内角スレスレ・・・またタイム短縮かな」
半球型スィーに乗ったちぇんが、複雑に置かれたミニコーンを高速で走り抜けている。
「速さを恐れないゆっくり。これも普通じゃない」
「・・・お、おにいさん」
「あ、ほら。あれなんか特に驚く」
顔を引き攣らせ始めるこがさを気にすることなく、またも指を指す青年。
「ゲラ。ゲラゲラゲラ?」
「今日の夕食かぁ・・・どうしようか?」
「・・・ゲラゲラ?」
「えっ!? いや、ほらこんな往来でそんなはしたないこと言っちゃだめだよ! ほ、ほらはやくにんじんカレーの材料でも買いに行こうそうしよう!」
まるでカップルのように、熱っぽい目付きの胴つきうどんげにすり寄られてどぎまぎしながら歩く少年。
「胴つきゆっくりって、普通というかもはやゆっくりじゃないよな。ていうか、実物初めて見たよ。あんだけ可愛いけりゃ、ウン千万するわけだ。いろいろ驚く」
「・・・っ・・・っ」
青年は、小刻みに震えるこがさが転がり落ちないように両手で抱えながら身を起こし、問い掛ける。
「そんな訳で、お前が驚かれない理由分かったかい?」
「もうやだおうちかえるぅっ・・・」
青年の言葉を聞いているのか聞いていないのか、憔悴しきった顔を浮かべるこがさ。
青年は、親切心で理由を教えたつもりだったが予想外にこがさが落ち込んでいることに軽い罪悪感を感じてしまい、フォローを入れる。
「あー・・・ほれ。あれだ。驚かすなら、そもそも小さい子供を狙ったほうが良いだろ? ・・・あ、そうだ」
青年は、何かを思い付いたように片手で携帯を取り出し、小さい女の子が映る画面をこがさに見せた。
「よかったらうちの子を驚かせてやってくれないか? まだ三歳なんだけど、きっと喜ぶ」
「っ!」
驚かせるという単語に反応したこがさは、目に光を取り戻し、興奮したように傘を振りつつ。
「びっくりさせられるんですかー!? やったー!」
顔にがしがし傘を当てられつつ、現金なやつだと思う反面、元から娘のためにペットを飼いたいと思っていた青年は、ふとこのゆっくりの種類を見たことがないことに気付く。
「そういえば、名前は何だい?」
「こがさはこがさよぉ! びっくりしていってね!!!」
「はいはい。びっくりびっくり」
こうして、一つ屋根の下に暮らすことになったこがさと青年も、様々なゆっくりと人が触れ合う公園の一風景だった。
「かさちょーだいっ! かさちょーだいっ!」
「だめよぅ! こがさのかさはだぁめ! ていうか、びっくりしていってね!びっくりしていってね!」
「ほら、手段を考えないといけないって前から言ってるだろう? 頑張れ。超頑張れ」
「この子全然、こがさの怖がってないんだけどね」
「びっくりさせられないじゃないですかー!? やだー!?」
こがさが、仲睦まじい家族との新しい生活に満足出来たかどうかは、別の話だったり。
アトガキ
こがさのはぶられポジションはおいしいと思います。
なにげに弾幕の速度はいやらしいですし。
種族一本たたらだったらもっといろいろ書けたのに・・・。
こがさのイメージ像はだいたいこんなんでした。でした。
タイトル的に、野良ゆっくりでした。
ご読了ありがとうございました。
やまめあき(仮)
【妄想で書いたもの】
かり
・ト●
・くちばしにチェリー
・デスクトップガジェット
・ゆっくりつくーる
・夢想天生
・スペクタクルスパイダーウーマン
・つるべおとし
・ゆっくりのおもちゃ
・いまじん
・スポイラー
・ラブドール
・益虫? 害虫?
・スィークリング
・てゐ!
・ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか?
・箱、無音、窓辺にて
・世はまこと遊技である
・かえるのこはかえる
・川辺の海賊
・水橋姫
・トス
・ちょっとの時間にゆっくり虐め
・げんそうきょーのみこ
・狼は良い獣
・四股ふみれいむ
・みょみょの奇妙な冒険
・ゆんやー機
・ぼくらのヒソーテンソク
・ソウルいーたー
・どう付き?
・あつがなつい
・一年捨て傘に注意
(スキマ送り)
・(スキマ送り)
(スキマ送り)
・(スキマ送り)
・(スキマ送り)
・(スキマ送り)
・愛でです。
・でも、ぬるくいじめてるかもしれません。
・こがさこがさ。
・ていうかSSじゃない。
・ヨロシクオネガイシマス
傘の妖怪、唐笠小僧のような形をした紫色の傘を持つゆっくり。
ゆっくりこがさ。
彼女達は、人を驚かすことを好み、それこそが一番ゆっくりしている事だと思っている。
今現在、公園の木の上から、真下のベンチで読者をする青年の隙を伺うこがさもその一つである。
「ゆふふ・・・ひさしぶりのにんげんさんだからうでがなるわよぅ・・・!」
器用に木に傘をひっかけてぶら下がり、不敵に笑うこがさは30分ほど前からずっとその姿勢を保っている。
最高のタイミングを狙っているのだ。
やがて、青年はベンチに仰向けになり顔に本を乗せて眠りはじめた。
「いくわよぅ」
今しかないと覚悟を決めた真剣な表情を浮かべ、傘と共に自由落下するこがさは、顔面から青年の腹部へ着地した。
「ウッ」
傘を開いたままだった為、落下速度は緩やかだったが青年が呻く程度には衝撃があったようだ。
何事かと青年が本をどかして腹部を見ると、こがさがキリッとした笑みで、目線を合わせ、
「いないいない」
傘で自分を隠し、
「ばぁ!!!」
完全に決まったと思い、こがさはほくそ笑む。
が、
「・・・なんだ、ナスか」
「えぇえええぇ」
青年は、特に驚いた風もなくまた眠る態勢に戻ろうとする。
それを必死に傘で阻止しながら、こがさは先程のどや顔は何処に行ったのか涙目で、
「どぼじでおどろかないのぉ!? いないいないばぁはびっくりするでしょお!?」
半泣きになりながら講義するこがさを見てキョトン顔になりながら、青年は傘を押しのけ、
「どうしてって・・・今日び普通のゆっくりで驚くやつはいないだろう? 逆に言えば普通じゃないやつだと驚く。ていうか、いないいないばぁで驚く年齢じゃない」
「ふつうじゃないゆっくりってなんなのよおぉ!!」
納得出来ないこがさに示すように、青年はある方向を指差した。
「おにいさん。おさんぽたのしいね」
「そうだなー。天気も良いし快適快適」
「相変わらず、器用に歩くもんだな・・・」
「ゆふふ。てれるよぉ~」
「褒めてない褒めてない」
男二人と、豚の蚊取り線香のような体型のれいむが微妙に突き出した足でちょこまかと直立二足歩行している。
「歩くゆっくり。普通じゃないだろ?」
「・・・・・・」
「ほら、あっちも」
無表情になるこがさを余所に、青年は更に指をある方向へ指す。
「ちぇーん。後、三周したら一旦休憩いれよー」
「わかったよー・・・! えぐりこむようにっ!!」
「内角スレスレ・・・またタイム短縮かな」
半球型スィーに乗ったちぇんが、複雑に置かれたミニコーンを高速で走り抜けている。
「速さを恐れないゆっくり。これも普通じゃない」
「・・・お、おにいさん」
「あ、ほら。あれなんか特に驚く」
顔を引き攣らせ始めるこがさを気にすることなく、またも指を指す青年。
「ゲラ。ゲラゲラゲラ?」
「今日の夕食かぁ・・・どうしようか?」
「・・・ゲラゲラ?」
「えっ!? いや、ほらこんな往来でそんなはしたないこと言っちゃだめだよ! ほ、ほらはやくにんじんカレーの材料でも買いに行こうそうしよう!」
まるでカップルのように、熱っぽい目付きの胴つきうどんげにすり寄られてどぎまぎしながら歩く少年。
「胴つきゆっくりって、普通というかもはやゆっくりじゃないよな。ていうか、実物初めて見たよ。あんだけ可愛いけりゃ、ウン千万するわけだ。いろいろ驚く」
「・・・っ・・・っ」
青年は、小刻みに震えるこがさが転がり落ちないように両手で抱えながら身を起こし、問い掛ける。
「そんな訳で、お前が驚かれない理由分かったかい?」
「もうやだおうちかえるぅっ・・・」
青年の言葉を聞いているのか聞いていないのか、憔悴しきった顔を浮かべるこがさ。
青年は、親切心で理由を教えたつもりだったが予想外にこがさが落ち込んでいることに軽い罪悪感を感じてしまい、フォローを入れる。
「あー・・・ほれ。あれだ。驚かすなら、そもそも小さい子供を狙ったほうが良いだろ? ・・・あ、そうだ」
青年は、何かを思い付いたように片手で携帯を取り出し、小さい女の子が映る画面をこがさに見せた。
「よかったらうちの子を驚かせてやってくれないか? まだ三歳なんだけど、きっと喜ぶ」
「っ!」
驚かせるという単語に反応したこがさは、目に光を取り戻し、興奮したように傘を振りつつ。
「びっくりさせられるんですかー!? やったー!」
顔にがしがし傘を当てられつつ、現金なやつだと思う反面、元から娘のためにペットを飼いたいと思っていた青年は、ふとこのゆっくりの種類を見たことがないことに気付く。
「そういえば、名前は何だい?」
「こがさはこがさよぉ! びっくりしていってね!!!」
「はいはい。びっくりびっくり」
こうして、一つ屋根の下に暮らすことになったこがさと青年も、様々なゆっくりと人が触れ合う公園の一風景だった。
「かさちょーだいっ! かさちょーだいっ!」
「だめよぅ! こがさのかさはだぁめ! ていうか、びっくりしていってね!びっくりしていってね!」
「ほら、手段を考えないといけないって前から言ってるだろう? 頑張れ。超頑張れ」
「この子全然、こがさの怖がってないんだけどね」
「びっくりさせられないじゃないですかー!? やだー!?」
こがさが、仲睦まじい家族との新しい生活に満足出来たかどうかは、別の話だったり。
アトガキ
こがさのはぶられポジションはおいしいと思います。
なにげに弾幕の速度はいやらしいですし。
種族一本たたらだったらもっといろいろ書けたのに・・・。
こがさのイメージ像はだいたいこんなんでした。でした。
タイトル的に、野良ゆっくりでした。
ご読了ありがとうございました。
やまめあき(仮)
【妄想で書いたもの】
かり
・ト●
・くちばしにチェリー
・デスクトップガジェット
・ゆっくりつくーる
・夢想天生
・スペクタクルスパイダーウーマン
・つるべおとし
・ゆっくりのおもちゃ
・いまじん
・スポイラー
・ラブドール
・益虫? 害虫?
・スィークリング
・てゐ!
・ゆっくりは生首饅頭の夢を見るか?
・箱、無音、窓辺にて
・世はまこと遊技である
・かえるのこはかえる
・川辺の海賊
・水橋姫
・トス
・ちょっとの時間にゆっくり虐め
・げんそうきょーのみこ
・狼は良い獣
・四股ふみれいむ
・みょみょの奇妙な冒険
・ゆんやー機
・ぼくらのヒソーテンソク
・ソウルいーたー
・どう付き?
・あつがなつい
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