オーバーモード/マスターモード(仮面ライダーガヴ)

登録日:2025/06/11 Wed 07:18:10
更新日:2025/06/12 Thu 19:20:42NEW!
所要時間:約 4 分で読めます





オーバーモード及びマスターモードとは、仮面ライダーガヴの最強形態である。

オーバーモード


ありがとう……皆の力、使わせてもらう!

オーバー!

ボコボコ…ボコボコ…


変身!


ワァ-!

オーバーエナジー!

フン、姿が変わったとて、中身が同じなら意味はない!

ここまでのお返しだ……!

身長:198.8cm
体重:112.2kg
パンチ力:10.0t
キック力:8.1t
ジャンプ力:2.0m(ひと跳び)
走力:9.8秒(100m)
必殺技:オーバースマッシュ、オーバーフィニッシュ

赤ガヴにゴチポッドをセットして変身したガヴの強化形態。初登場は第33話で、別名「オーバーガヴ」
スペックで目を惹くのはそのパンチ力でガヴの形態としては初めて10tの大台に乗り、しかもパンチ力がキック力を上回るという仮面ライダーにしては珍しいパンチ特化型となっている。

紫色のボディにオレンジ色の装甲を纏った姿をしており、全体的なデザインは両手両足にパンチングミアシスト・キッキングミアシストを装備したポッピングミフォームに近い。
素体は人間とグラニュート、さらに眷属の力が完璧に調和した理想的なフィジカルバランスを誇る肉体「ヘクトバディ」に変化し、胸部の「オーバーラング」はゴチポッドの「エナジーギャザー」によって抽出されたゴチゾウのエナジーを全身に行き渡らせる機能があり、また斬撃や射撃などの攻撃を弾いて無効化する高い弾性を誇る。
腕部・脚部の巨大装甲である「パンチングオーバー」及び「キッキングオーバー」はその見た目通りに質量・重量を活かしたパワフルな攻撃が可能であり、地面に当たればボコボコに抉れてしまう。

非常にパワフルな形態であるが パワーに特化させすぎたためスピードが犠牲になっている という割と無視できない欠点を抱えており、よく見ると走力とジャンプ力は初期形態のポッピングミフォームすら下回っている。
また、初変身時にはその余りあるパワーの制御が難しいのか変身完了後の前傾姿勢のままゆっくり動く事しかできなかったぐらい難儀しており、マーゲンとの再戦時には動きの鈍重さに加えて「パワーに振り回されていてコントロールが甘い」という弱点を突かれてジャンプで華麗に躱されながらビターガヴガブレイドとベイクマグナムでじわじわと攻撃されるという事態にも陥った。

また、この形態及び後述のマスターモードに変身するには変身1回ごとにゴチゾウ100匹を消費し、総数が100匹に足らなければそもそも変身ができない。
ゴチゾウ自体は一度に大量に生み出されるのだが、食べることを楽しまないと十分な量が生み出されないため場当たり的な補充が難しく、普段から適度にお菓子を食べてゴチゾウをストックしておくことが求められる。


マスターモード



だから絶対に守る。俺を……今の俺にしてくれたこの世界を

オーバー!

皆を……絶対に……!

(ゴチポッドが回転する音)

マスター!

ワ-!ワ-!ワ-!ワ-!ワ-!ワ-!ワ-!


変身!


ワァ-!

マスターテイスト!


これは……今までとは違う……静かな力が、湧いてくる!

身長:198.8cm
体重:84.5kg
パンチ力:5.1t
キック力:7.8t
ジャンプ力:9.1m(ひと跳び)
走力:4.8秒(100m)
必殺技:マスターブースト

赤ガヴにゴチポッドをセットした後反転させて変身したガヴの強化形態。初登場は第36話で、別名「マスターガヴ」
パンチ力・キック力はオーバーモードより低下したが、その代わりに走力とジャンプ力が上昇している。

オーバーモードより見た目がポッピングミフォームに近い形状・色合いとなっており、正統進化っぽい見た目となっている。
最大の特色は脚部の「キッキングマスター」によるゴチゾウ100体分の力を収斂した機動力であり、虹色の軌跡を描きながら自動発動するランゴのバリアを「バリアが展開される前に懐に入り込む」と言う余りにも力業な方法で突破するレベルの高速戦闘を可能としている。
あまりにも速すぎるため、初変身直後は脚部の爪を伸ばしてブレーキをかける事で制御する程であった。

素体はオーバーモードと同じ「ヘクトバディ」だが、胸部の「マスターラング」は全てのゴチゾウの特性を兼ね備えた物に変化しており、ゴチポッドの「マスターシンボル」を押して赤ガヴの上顎を押す事で任意の特性だけを引き出し、各フォームの武器を召喚する事も可能。
召喚した武器はゴチポッドの「テイスグラップド」によって強化されており、 ゴチゾウ100体分の力を収斂した腕部の「パンチングマスター」でそれらを自在に使いこなせるようになっている。

更にマスターモードが発現した事でゴチポッドを反転させてベルト操作する事で2つのモードを瞬時に切り替えられるという機能が解禁され、「マスターモードで接近して攻撃の瞬間だけオーバーモードになって超火力をぶち込む」「マスターモードで躱しきれない攻撃はオーバーモードの装甲で受け止めてからマスターモードに戻って回避を続行する」と、それぞれの短所をカバーしつつ長所だけを活かした戦い方が可能となった。

ただし、ゴチポッドの仕様上1回の変身でゴチゾウ100匹を消費する燃費の悪さは据え置きなので気軽に使えない形態である。
そのため使用するのはランゴやマーゲンのような強敵のみで、エージェントや一般のアルバイトといった相手には既存フォームで戦うようにしている模様。

ゴチポッド

第32話でデンテがゴチゾウの100匹のパワーを凝縮・昇華させるために開発し、ショウマに託した変身ツール。
「ポッド」という名の通り瓶のような形状をしており、吸収口「ゴチギャザー」からゴチゾウ100匹を圧縮して内部の硬質層「ポッドビン」へ格納すると共に内圧を抑え込んでエネルギーを抽出する。
本来なら人間界の素材ではゴチゾウ100匹のパワーに耐えられないのだが、ニエルブに拠点を突き止められて「自分が生きてられるのは時間の問題」と悟ったデンテが自身のガヴの歯を抜いて素材にするという自らの衰弱をも厭わない覚悟のもと完成させた。

尚、内部に格納されたゴチゾウは元の種類に関わらずグミのような形状*1になり、内部に建設された遊園地にて変身に使用されるまで遊んで待機している。
36話ではショウマの声を整列して聞いており、その内容に感動してマスターモードを発現させる直接のきっかけとなった。

モデルはもちろん?お菓子の徳用サイズセットでたまにみられる「瓶や近い形状のプラ容器にいっぱい入ってるやつ」であろう。
いわゆる駄菓子系の商品だと現在でもままあるほか、コンビニの個包装販売でこういったものを「ふたを開けた容器を棚に置いて『ここから取ってね』で販売する」こともあるため、実はけっこう現物を見やすいアイテム。
これ系のお菓子をひとりじめ、はある意味子供の夢だからね。

近年の最強フォームの玩具では珍しく4月に販売された。

ゴチゾウを100匹集める必要があるため、ショウマの健康を心配する声もチラホラ。


必殺技

オーバースマッシュ

オーバーモードでの必殺技。
ゴチポッドが展開して現れた「オーバーシンボル」を押してから赤ガヴの上顎を押す事で発動する。
全パワーを右拳に一点集中させたライダーパンチであり、攻撃の余波で小さな丘ぐらいなら吹き飛ばすという凄まじい威力を誇る。
ただし、上記の通り高すぎるパワーに振り回されるため単独ではまともに当てることが非常に困難であり、マーゲンとの再戦ではヴァレンとヴラムの協力があってやっと直撃させることができている。

マスターブースト

マスターモードでの必殺技。
赤ガヴのハンドル「ガヴドル」を回転させ、側面の舌鼓「デリカッション」を押し込むことで発動する。
オレンジ色のボトルを複数展開して敵を包囲し、ボトルを壁に見立てて蹴って跳びながら、中心にいる敵に向かって目にも止まらぬスピードの連続攻撃を仕掛ける。
その後、再度デリカッションを押し込むことで展開したボトルをエネルギーに還元し、右脚に集中させて足刀蹴りを叩き込む。


追記・修正はゴチゾウを100匹集めてからお願いします。

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最終更新:2025年06月12日 19:20

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