ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3049 賢いのは……
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『賢いのは……』 8KB
不運 日常模様 野良ゆ 赤ゆ ゲス 現代 うんしー 初投稿です。ジャンルは、何でしょう……?
不運 日常模様 野良ゆ 赤ゆ ゲス 現代 うんしー 初投稿です。ジャンルは、何でしょう……?
「おしょらをとんでるみちゃい!」
何時もの公園で何時ものように両親と日向ぼっこをしていた赤れいむは、瞬きの間に浮遊感を得て、重力という力に逆らい己の身を浮かせた。
まさに一瞬の出来事であった。
まさに一瞬の出来事であった。
「ゆ~?」
浮いた直後こそ本能的に叫びはしたものの、そこは餡子脳。突然の出来事に理解が中々、追い付かない。
五秒、十秒、十五秒、そしてきっかり二十秒目にして赤れいむは自身の状況を理解した。
それがゆっくりの理解にして早いかどうかは別として。
五秒、十秒、十五秒、そしてきっかり二十秒目にして赤れいむは自身の状況を理解した。
それがゆっくりの理解にして早いかどうかは別として。
「ゆうーーーっ!?」
赤れいむの寒天質の眼に映るのはいつもの硬い地面ではなく、俯瞰という上空から見れる圧倒的な光景だった。
ゆっくりが、人間が、すぃーが、そして自分や両親よりも遥かに大きかった、人間たちが勝手に住み着いているゆっくりプレイス(と赤れいむは思い込んでいる)さえも、
れいむの視界からすれば実ゆっくり程度の大きさでしかなかった。
ゆっくりが、人間が、すぃーが、そして自分や両親よりも遥かに大きかった、人間たちが勝手に住み着いているゆっくりプレイス(と赤れいむは思い込んでいる)さえも、
れいむの視界からすれば実ゆっくり程度の大きさでしかなかった。
「ゆわ~っ……」
しばしその圧倒的な光景にうち震える赤れいむ。締まりの無いまむまむからは我知らずしーしーが垂れ流れていた。
白痴の様な表情を浮かべていた赤れいむであったが、唐突にその餡子の詰まった身体に電撃が走った(ような気がした)。
今まで自分よりも大きいという理由だけで威張り散らした他のゆっくりたち。
自分の様な偉大な存在を全くゆっくりさせようともしない愚かな人間やすぃー。
そして高貴な自分が踏んでやっているにも関わらず、感謝も述べないくずめーりん以下の地面。
今までは寛容であったがため、特に何も言いはしなかった。しかし、今は違う。赤れいむはそれらを遥か上から見下ろす存在となっているのだ。
つまり、赤れいむ以下。すなわち、
白痴の様な表情を浮かべていた赤れいむであったが、唐突にその餡子の詰まった身体に電撃が走った(ような気がした)。
今まで自分よりも大きいという理由だけで威張り散らした他のゆっくりたち。
自分の様な偉大な存在を全くゆっくりさせようともしない愚かな人間やすぃー。
そして高貴な自分が踏んでやっているにも関わらず、感謝も述べないくずめーりん以下の地面。
今までは寛容であったがため、特に何も言いはしなかった。しかし、今は違う。赤れいむはそれらを遥か上から見下ろす存在となっているのだ。
つまり、赤れいむ以下。すなわち、
「れいみゅ、かみしゃまになっちゃんだにぇ!」
赤れいむは悟った。自分は神様になったのだと。
昔(と言ってもほんの数日前だが)、両親が神様の話をしていた事を赤れいむは思い出した。
曰く、『空を飛んでいる、とても偉い、とてもゆっくりしている』のだとか。
赤れいむは自分という存在を振り返った。
昔(と言ってもほんの数日前だが)、両親が神様の話をしていた事を赤れいむは思い出した。
曰く、『空を飛んでいる、とても偉い、とてもゆっくりしている』のだとか。
赤れいむは自分という存在を振り返った。
赤れいむはとても偉いか?万物の王者である自分なら当然である。
赤れいむはとてもゆっくりしているか?自分以上にゆっくりした存在などいるはずも無く、自然と自分が一番にゆっくりした存在と言える。
そして、赤れいむは空を飛べるだろうか?愚問である。現状が全てを物語っている。
赤れいむはとてもゆっくりしているか?自分以上にゆっくりした存在などいるはずも無く、自然と自分が一番にゆっくりした存在と言える。
そして、赤れいむは空を飛べるだろうか?愚問である。現状が全てを物語っている。
赤れいむの餡子の中で自分が神という偉大な存在にクラスチェンジするのは当然だった。
傍から見れば突っ込み所は多々あるが、赤れいむの辞書の中では自明の理の出来事である。
傍から見れば突っ込み所は多々あるが、赤れいむの辞書の中では自明の理の出来事である。
「ゆゆっ!れいみゅえらくっちぇぎょめんにぇ~!」
そして赤れいむは空の上で自分の尊さを唱えた。
この瞬間から赤れいむは全ての存在の頂点に君臨し、それ以外は全て赤れいむ以下と定められた。
当然、赤れいむの餡子の中の出来事である。
この瞬間から赤れいむは全ての存在の頂点に君臨し、それ以外は全て赤れいむ以下と定められた。
当然、赤れいむの餡子の中の出来事である。
「ゆふん、ようやきゅみんにゃがれいみゅのいだしゃをりきゃいしちゃみちゃいだにぇ。まあとうっじぇん!のこちょだきぇどにぇ!
れいみゅはしゅぱるたしゃんだきゃらにぇ!あみゃえはゆるしゃないよ!みんにゃれいみゅに、しぇいっしんしぇいい(誠心誠意)ちゅかえちぇゆっくりしゃしぇちぇね!」
れいみゅはしゅぱるたしゃんだきゃらにぇ!あみゃえはゆるしゃないよ!みんにゃれいみゅに、しぇいっしんしぇいい(誠心誠意)ちゅかえちぇゆっくりしゃしぇちぇね!」
正に天上天下唯我独尊。仏陀も裸足で逃げ出す不遜ぶりである。主に嫌悪で。
「とりあえじゅ、れいみゅのしょっきんをつくるとしゅるよ!あちょ、せいしゃいとめかきぇのしゅっきりー!どりぇいもひちゅようだにぇ!
そしちぇ、くっきょうっなしぇんしをいくっしぇいしちぇ、ゆっきゅりにょゆっきゅりによりゅゆっきゅりのちゃめのおうっこくをちゅくりゅんだよ!
ゆーっ、きゃみしゃまになるとたぼうっだにぇ!」
そしちぇ、くっきょうっなしぇんしをいくっしぇいしちぇ、ゆっきゅりにょゆっきゅりによりゅゆっきゅりのちゃめのおうっこくをちゅくりゅんだよ!
ゆーっ、きゃみしゃまになるとたぼうっだにぇ!」
赤れいむの餡子の中では着々と自分を頂点とした王国が築かれていた。
そこではありとあらゆるゆっくりたちがゆっくりし、赤れいむを敬っている。
そしてゆっくり以外の種族は例外無くゆっくりたちの奴隷であり、ゆっくりたちのうんうんを食べて生きていかなくてはいかないのだ。
赤れいむは思う。それは何て素晴らしい世界だろうと。
そこではありとあらゆるゆっくりたちがゆっくりし、赤れいむを敬っている。
そしてゆっくり以外の種族は例外無くゆっくりたちの奴隷であり、ゆっくりたちのうんうんを食べて生きていかなくてはいかないのだ。
赤れいむは思う。それは何て素晴らしい世界だろうと。
「ゆっ!じぇんはいしょげだにぇ!さっしょくこうっどうにうつしゅよ!しごちょねっしんじぇぎょめんにぇ~!」
そんな世界を創造しようとする自分は何と偉いのだろうとも。
そして赤れいむは『先程から自分を運ぶ』奴隷に命令を下す。
そして赤れいむは『先程から自分を運ぶ』奴隷に命令を下す。
「おい、どりぇい!さいっしょのめいっれいだよ!れいみゅをれいみゅのしょっきんにょちょこりょまではこんじぇね!ゆっきゅりはやきゅでいいよ!」
居丈高に命令する赤れいむ。舌っ足らずな赤ゆ言葉だが、命令する様だけは堂に入っている。
そんな赤れいむの命令に奴隷は何も答えず、代わりに飛ぶ速度を上げ、高度を下げた。
急速に大きくなる視界だったが、自称神である赤れいむには既にそれは取るに足らない存在であり、恐怖の対象ではなかった。
そして赤れいむの視界に一人の人間が映った。
そんな赤れいむの命令に奴隷は何も答えず、代わりに飛ぶ速度を上げ、高度を下げた。
急速に大きくなる視界だったが、自称神である赤れいむには既にそれは取るに足らない存在であり、恐怖の対象ではなかった。
そして赤れいむの視界に一人の人間が映った。
「ゆっ?おい、どりぇい!れいみゅはしょっきんのとこりょにはこべっちぇいっちゃんだよ?
どうしちぇ、ばきゃでうんうんいきゃのしょんざいのにんげんのちょころに、こうきっなれいみゅがいかないちょいけないにょ?」
どうしちぇ、ばきゃでうんうんいきゃのしょんざいのにんげんのちょころに、こうきっなれいみゅがいかないちょいけないにょ?」
赤れいむは当然、奴隷を叱責する。
しかし、奴隷はやはり赤れいむの話を聞いていないのか人間との距離を近付けるだけだった。
しかし、奴隷はやはり赤れいむの話を聞いていないのか人間との距離を近付けるだけだった。
「じょうしちぇれいみゅのいうこちょがきけないにょぉぉぉーっ!?ばきゃなにょ!?しにゅにょ!?」
奴隷へ罵倒するも、当の奴隷は全く言う事を聞かない。
後で制裁だと決心する赤れいむだったが、そこで奴隷の思惑に気付いた。
後で制裁だと決心する赤れいむだったが、そこで奴隷の思惑に気付いた。
「もしかしちぇ、どりぇいのかんがえちぇるしょっきんのこうほっちぇ、あにょゆっきゅりしてないにんげん?
ゆぷぷっ!しょうだにぇ!どりぇいのひんっしょうなあたみゃじゃ、しょっきんなんちぇいっちぇもおなじどりぇいしかえりゃびぇないよにぇ!
れいみゅしちゅねんしちぇたよ!どりぇいじゃれいみゅのかんぎゃえなんてりきゃいできりゅはずなかっちゃね!はいいりょなにょうしゃいぼうでぎょめんにぇ~!」
ゆぷぷっ!しょうだにぇ!どりぇいのひんっしょうなあたみゃじゃ、しょっきんなんちぇいっちぇもおなじどりぇいしかえりゃびぇないよにぇ!
れいみゅしちゅねんしちぇたよ!どりぇいじゃれいみゅのかんぎゃえなんてりきゃいできりゅはずなかっちゃね!はいいりょなにょうしゃいぼうでぎょめんにぇ~!」
赤れいむは奴隷の愚かさに呆れはしたものの、側近に人間というのも良いかとも考えた。
確かにゆっくり以下のまるでうんうんの様な存在ではあるが、それなりの力を持っている事は知っている。要は自分が裏で操り、面倒なことは全て人間にやらせればいいのだ。
そしてゆっくりの王国が出来た後は切り捨ててしまえば良い。
何と完璧な計画か。赤れいむはまたも自分の頭脳に酔う(本家の探偵は堪ったものではないだろう)。
あのゆっくりしていなさそうな人間も、赤れいむの計画を聞けばきっと泣いて協力を申し出るだろう。
人間如きでは自分の崇高な理念など完全に理解は出来ないだろうが、今はただ自分の思う通りに動く手駒が欲しかった。
確かにゆっくり以下のまるでうんうんの様な存在ではあるが、それなりの力を持っている事は知っている。要は自分が裏で操り、面倒なことは全て人間にやらせればいいのだ。
そしてゆっくりの王国が出来た後は切り捨ててしまえば良い。
何と完璧な計画か。赤れいむはまたも自分の頭脳に酔う(本家の探偵は堪ったものではないだろう)。
あのゆっくりしていなさそうな人間も、赤れいむの計画を聞けばきっと泣いて協力を申し出るだろう。
人間如きでは自分の崇高な理念など完全に理解は出来ないだろうが、今はただ自分の思う通りに動く手駒が欲しかった。
「ゆん!かんっだいなれいみゅはどりぇいのいしをそんっちょうしちぇあげりゅよ!だきゃらゆっきゅりしちぇないじぇあのにんげんのとこりょにはこんじぇにぇ!」
先程とは正反対の事を言っているが、赤れいむは気にしない。自分こそが至高なのだから気にする必要も無いのだ。奴隷も赤れいむの言葉など気にすることはなかった。
そして、人間との距離が直線にして二十メートルを切った時、奴隷は『足から赤れいむを離した』。
赤れいむは落ちていく視界の中、その新たな奴隷候補を捉えた。
そして瞬間、赤れいむの餡子は沸騰した。
そして、人間との距離が直線にして二十メートルを切った時、奴隷は『足から赤れいむを離した』。
赤れいむは落ちていく視界の中、その新たな奴隷候補を捉えた。
そして瞬間、赤れいむの餡子は沸騰した。
「ゆうーーーっ!!!」
再び味わう浮遊感。しかし、そこには先程の高揚感は無く、あるのは純粋な怒りであった。
世界の王者である自分が近付いてやっているというのに、臣下の礼をとるでも跪くでもなく、暢気に歩いているというのが赤れいむの逆鱗に触れたのだ。
人間の癖に……!側近にしてやろうかなどとも思っていたが、今思えば血迷っていたとしか思えない。やはり人間などゆっくりのうんうんを食べるだけの存在で十分だ。
しかし、この人間だけは許せない。この人間を殺し自分の恐ろしさを伝える事で、より支配を強いものにしようと赤れいむは考えた。
全ては赤れいむの創るゆっくりの王国の礎とする為、自身の手を汚すことに躊躇いは無かった。
世界は赤れいむとその他のゆっくりのために在るのだから。
だから赤れいむは自身を弾丸とし、叫んだ。
世界の王者である自分が近付いてやっているというのに、臣下の礼をとるでも跪くでもなく、暢気に歩いているというのが赤れいむの逆鱗に触れたのだ。
人間の癖に……!側近にしてやろうかなどとも思っていたが、今思えば血迷っていたとしか思えない。やはり人間などゆっくりのうんうんを食べるだけの存在で十分だ。
しかし、この人間だけは許せない。この人間を殺し自分の恐ろしさを伝える事で、より支配を強いものにしようと赤れいむは考えた。
全ては赤れいむの創るゆっくりの王国の礎とする為、自身の手を汚すことに躊躇いは無かった。
世界は赤れいむとその他のゆっくりのために在るのだから。
だから赤れいむは自身を弾丸とし、叫んだ。
「ゆっきゅり、しにぇぇぇぇぇーーーっ!!!」
――べちゃりっ!
生暖かい、まるで泥でもぶつかったかのような音がした。俺の服からだ。
「うおっ、何だ!?ってゆっくりじゃねえか!うわっ、餡子がー!!」
俺の上着にはべったりと餡子が付着していた。ついでに赤いリボンが付いていることからぶつかったのはゆっくりれいむだろう。
しかし問題は誰がゆっくりなぞぶつけたかである。回りを見渡しても人影は無い。
しかし問題は誰がゆっくりなぞぶつけたかである。回りを見渡しても人影は無い。
「いったい何処からって、……あっ!」
そう回りに人の影は無かった。代わりに電柱の上、そこに恐らく主犯と思われる存在がいた。
そいつは何も言わずに硝子の様な眼を俺に向けていた。
そいつは何も言わずに硝子の様な眼を俺に向けていた。
「畜生っ!昨日のゴミ捨て場の事まだ根に持ってやがったな?」
昨日、ゴミを漁っていた奴らを追い払ったが、その内の一羽だったのだろう。
そいつは俺がゆっくりで汚れたことに満足したのか、「カーッ」と一鳴きして飛んで行ってしまった。
そいつは俺がゆっくりで汚れたことに満足したのか、「カーッ」と一鳴きして飛んで行ってしまった。
「ゆっくりぶつけるとか、カラスも嫌な知識を身に付けたもんだ……」
餡子でベタつく服を摘まみながらそう呟く。
人間以外の動物は意外とゆっくりを恐れる(人語を話したり、膨らんだりする行動による)ものだが、カラスはいち早くゆっくりが自分たちにとって無害であると気付いた動物だ。
人間がゆっくりを嫌っているのを理解しているのか、こういった風にゆっくりを用いて人間に対して嫌がらせをすることが増えているのだとか。
カラスは賢い。人間という生き物の強さを理解している。
だから自分で考えうる限りの嫌がらせで俺に報復してみせた。
人間以外の動物は意外とゆっくりを恐れる(人語を話したり、膨らんだりする行動による)ものだが、カラスはいち早くゆっくりが自分たちにとって無害であると気付いた動物だ。
人間がゆっくりを嫌っているのを理解しているのか、こういった風にゆっくりを用いて人間に対して嫌がらせをすることが増えているのだとか。
カラスは賢い。人間という生き物の強さを理解している。
だから自分で考えうる限りの嫌がらせで俺に報復してみせた。
「あ~あ最悪。これちゃんと落ちるよな?」
そう、カラスは非常に賢い生き物。自尊心だけで力の差を理解しようともしない野良ゆっくりなんて比べ物にならない位に、だ。
「ちっ!糞饅頭め、滅びればいいのに……」
だから俺はカラスに向けてではなく、ゆっくりへと呪詛を向けるのだった。
この世からあの無知で脆弱な生物が消えるようにと。
この世からあの無知で脆弱な生物が消えるようにと。
後書き
拙作を読んでいただきありがとうございました。
以前から投稿に興味を持っていたのですが、唐突にアイデアが湧いて来たので勢いで投稿してしまいました。
ですので、何かと粗い部分などがあると思いますが、ご容赦下さい。
最後にもう一度、ありがとうございます。
拙作を読んでいただきありがとうございました。
以前から投稿に興味を持っていたのですが、唐突にアイデアが湧いて来たので勢いで投稿してしまいました。
ですので、何かと粗い部分などがあると思いますが、ご容赦下さい。
最後にもう一度、ありがとうございます。