ふたば系ゆっくりいじめSS@ WIKIミラー
anko3201 そんな都合の良い設定は……
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パロディ 自業自得 戦闘 番い 野良ゆ 希少種 何番煎じか分かりませんが……
パロディ 自業自得 戦闘 番い 野良ゆ 希少種 何番煎じか分かりませんが……
ここは都心のとある公園。少し歩けば見つかる、そんな何処にでもあるような公園だ。
しかし数少ない緑が拝める場所、春真っ盛りの陽気な天気に、人々は気分転換としてこの日は多く訪れていた。
砂場で遊ぶ子供。井戸端会議に花を咲かせる主婦たち。ペットと散歩を楽しむ老人。
老若男女問わず、それぞれが実にゆっくりと一日を過ごしていた。
そして、公園のベンチに座っている青年もその一人。彼もまた春の陽気に誘われ、心の洗濯を行っている最中だ。
何をしているわけでもないが、そこにいるだけでそんな気分にさせられるのだった。
しかし数少ない緑が拝める場所、春真っ盛りの陽気な天気に、人々は気分転換としてこの日は多く訪れていた。
砂場で遊ぶ子供。井戸端会議に花を咲かせる主婦たち。ペットと散歩を楽しむ老人。
老若男女問わず、それぞれが実にゆっくりと一日を過ごしていた。
そして、公園のベンチに座っている青年もその一人。彼もまた春の陽気に誘われ、心の洗濯を行っている最中だ。
何をしているわけでもないが、そこにいるだけでそんな気分にさせられるのだった。
そんな青年を見つめる二匹の生物がいた。
ゆっくりれいむとゆっくりまりさ、ゆっくりの中でもポピュラーな番である。
ゆっくりが公園で人間を見ている場合は、大抵が 食べ物を要求し、制裁という黄金パターンだが、この二匹は別の思惑を抱いていた。
それは、ゆっくりという種の地球上での確固とした立場の確立である。
ゆっくりれいむとゆっくりまりさ、ゆっくりの中でもポピュラーな番である。
ゆっくりが公園で人間を見ている場合は、大抵が 食べ物を要求し、制裁という黄金パターンだが、この二匹は別の思惑を抱いていた。
それは、ゆっくりという種の地球上での確固とした立場の確立である。
二匹はこの公園にある群れの一員だ。優秀な長ぱちゅりーのおかげで、食事などでそれほど困ることは無く、野良では困難な越冬もこなせた。
しかし、二匹はそんな現状に不満を抱いていた。
いくら優秀な群れとはいえ、世間での野良ゆっくりの立場は低い。それはもう、野良犬や野良猫なんかより遥かに。
見逃してもらえれば儲けもの。視界に入っただけで潰されるなんて当たり前である。
賢い野良はそんな現状に妥協し、過酷な生活を懸命に生き抜いている。が、件の番は残念ながら現実を受け入れられなかった。
しかし、二匹はそんな現状に不満を抱いていた。
いくら優秀な群れとはいえ、世間での野良ゆっくりの立場は低い。それはもう、野良犬や野良猫なんかより遥かに。
見逃してもらえれば儲けもの。視界に入っただけで潰されるなんて当たり前である。
賢い野良はそんな現状に妥協し、過酷な生活を懸命に生き抜いている。が、件の番は残念ながら現実を受け入れられなかった。
どうして世界から祝福され生まれた自分達が、今のような生活に甘んじなければいけないのか。
何故に生物の頂点に位置する自分達が、人間などという下等な生物のご機嫌を伺うようなことをしなければならないのか。
如何なる理由があって、飼いゆっくりという人間の庇護下にあるような存在が、自分達よりもゆっくりした生活を容認されているのか。
何故に生物の頂点に位置する自分達が、人間などという下等な生物のご機嫌を伺うようなことをしなければならないのか。
如何なる理由があって、飼いゆっくりという人間の庇護下にあるような存在が、自分達よりもゆっくりした生活を容認されているのか。
今の世界の在り方は間違っている。
そんな世界の不条理を正す為。人間という下等な種族を断罪する為。そして、人間の家畜へと堕ちた同胞を粛正する為。
れいむとまりさの番は、ゆっくりの代表として立ち上がったのだ。
そんな世界の不条理を正す為。人間という下等な種族を断罪する為。そして、人間の家畜へと堕ちた同胞を粛正する為。
れいむとまりさの番は、ゆっくりの代表として立ち上がったのだ。
崇高な理念を果たすべく、その足掛かりとして、一先ず目についた人間、ベンチに座る青年を倒すことにした。
れいむとまりさの番も人間の強大な力を知っていた。が、それも経験と技術で補えるものと考えていた。
今までは最初から戦闘を望んでいなかった為に培われることはなかったが、これからは違うのだ。
人間を狩るべき対象と見なし、数多の屍を築いていく。既に血に塗れる覚悟は出来ていた。
心中は正に狐を狙う狩人のそれであった。
れいむとまりさの番も人間の強大な力を知っていた。が、それも経験と技術で補えるものと考えていた。
今までは最初から戦闘を望んでいなかった為に培われることはなかったが、これからは違うのだ。
人間を狩るべき対象と見なし、数多の屍を築いていく。既に血に塗れる覚悟は出来ていた。
心中は正に狐を狙う狩人のそれであった。
「まりさ、そんなそうびでだいじょうぶ?」
れいむは愛する夫に声をかける。激励の言葉を送るつもりが、口から出たのは心配事だった。
最強の夫とはいえ、人間が相手では苦戦は必死だろう。
れいむはとある力に目醒め、まりさに万が一があってもどうにかなるのだが、その万が一が酷く恐ろしかったのだ。
最強の夫とはいえ、人間が相手では苦戦は必死だろう。
れいむはとある力に目醒め、まりさに万が一があってもどうにかなるのだが、その万が一が酷く恐ろしかったのだ。
「だいじょうぶ、もんだいないんだぜ」
しかし、夫はれいむの心中を推し量りながら、あえて絶対の自信と共に言葉を返した。
口には愛刀五本の内、カマキリの腹を貫いた曰く付きの一刀。あれを喰らえば人間でも致命傷は必至だろう。
れいむは改めて夫の覚悟を見て、静かに一つ頷き、まりさを送り出した。
まりさもれいむの期待に応えるべく、力強く跳ねて行った。
口には愛刀五本の内、カマキリの腹を貫いた曰く付きの一刀。あれを喰らえば人間でも致命傷は必至だろう。
れいむは改めて夫の覚悟を見て、静かに一つ頷き、まりさを送り出した。
まりさもれいむの期待に応えるべく、力強く跳ねて行った。
二匹は前日にある誓いを立てていた。
この戦いが終わり、世界がゆっくりの治めるあるべき姿になった時、子供をつくろうと。
その誓いは、苛烈を極めるであろう此度の戦を続けるには十分な理由であった。
全ては自分達の様な不等な扱いを受けるゆっくり達のゆっくりの為に。
二匹の戦いは始まったのだった。
この戦いが終わり、世界がゆっくりの治めるあるべき姿になった時、子供をつくろうと。
その誓いは、苛烈を極めるであろう此度の戦を続けるには十分な理由であった。
全ては自分達の様な不等な扱いを受けるゆっくり達のゆっくりの為に。
二匹の戦いは始まったのだった。
「ゆぎぃい!!」
「ったく、人が折角ゆっくりしてたっていうのに、この糞饅頭が!」
「ったく、人が折角ゆっくりしてたっていうのに、この糞饅頭が!」
戦いは一方的だった。
いや、それは戦いでは無かった。ただ一方的な暴力、その一言に尽きた。
向かえど向かえど、殴られ、蹴られ、弾き飛ばされる。
張りのあった肌は腫れ上がり、地面に触れる度に無数の傷を負っていた。
その暴力に曝されているのは人間、ではなく信念を持って戦いに挑んだまりさであった。
経験も技術も関係無かった。ただ純粋に、生物としての力の差をもって叩きのめされていた。
いや、それは戦いでは無かった。ただ一方的な暴力、その一言に尽きた。
向かえど向かえど、殴られ、蹴られ、弾き飛ばされる。
張りのあった肌は腫れ上がり、地面に触れる度に無数の傷を負っていた。
その暴力に曝されているのは人間、ではなく信念を持って戦いに挑んだまりさであった。
経験も技術も関係無かった。ただ純粋に、生物としての力の差をもって叩きのめされていた。
「ゆっ……。ばりざは、まげないんだぜ……」
それでも、まりさは立ち向かった。
それは己の信念に支えられたものであり、この間違った世界がゆっくりに対して行う理不尽の一つであると理解しているからだ。
そして、愛する妻が語ったとある力。
それは人間は勿論、ゆっくりですら扱うことは不可能に近い概念。
そんな神の力の片鱗とも言える能力を扱うと自称する妻は、正に神そのものである。
神の後ろ楯ある限り、まりさに後退の二文字は存在しなかった。
それは己の信念に支えられたものであり、この間違った世界がゆっくりに対して行う理不尽の一つであると理解しているからだ。
そして、愛する妻が語ったとある力。
それは人間は勿論、ゆっくりですら扱うことは不可能に近い概念。
そんな神の力の片鱗とも言える能力を扱うと自称する妻は、正に神そのものである。
神の後ろ楯ある限り、まりさに後退の二文字は存在しなかった。
「ゆぅ……。まりさ、がんばって……」
そして、夫の奮戦を陰から見守るれいむも同じく。
『れいむのさぽーとがしんぱいなの?』と冗談交じりで言えば、真剣な表情で『そんなことはないのぜ!』、と言ってくれた。
まりさに万が一が無い限り、引くことも手を出すことも考えていなかった。
だがしかし、
『れいむのさぽーとがしんぱいなの?』と冗談交じりで言えば、真剣な表情で『そんなことはないのぜ!』、と言ってくれた。
まりさに万が一が無い限り、引くことも手を出すことも考えていなかった。
だがしかし、
「あー、しつこいなあもう!」
立ち向かった人間が脚を大きく振り上げた。それを見た瞬間、れいむに悪寒が走った。
今まで多くの同胞が命を奪われた人間最大の攻撃、それの予備動作だ。
平時のまらさなら難なく避けれたであろうが、今のまりさはお世辞にも万全の状態とはいえない。
れいむは迷った。己の秘めた力を使うか否かを。使えばそれ相応のリスクが発生してしまう。
しかし、まりさの顔に影が射した時、決心した。
今まで使ったことの無い力、それを解放することを。
今まで多くの同胞が命を奪われた人間最大の攻撃、それの予備動作だ。
平時のまらさなら難なく避けれたであろうが、今のまりさはお世辞にも万全の状態とはいえない。
れいむは迷った。己の秘めた力を使うか否かを。使えばそれ相応のリスクが発生してしまう。
しかし、まりさの顔に影が射した時、決心した。
今まで使ったことの無い力、それを解放することを。
――途端、世界はその活動を停止した。
いや、世界がというのは間違いか。正確には世界と共に流転する時間が止まった。
れいむの目覚めた力、それは時間を操作する能力。
時間を停止させるのは勿論、加速させたり遅くさせたり、巻き戻すことさえ可能だ。
さくや種のそれとは比べ物にならない。
正に神の所業。彼の大天使に勝るとも劣らない力である。
れいむの目覚めた力、それは時間を操作する能力。
時間を停止させるのは勿論、加速させたり遅くさせたり、巻き戻すことさえ可能だ。
さくや種のそれとは比べ物にならない。
正に神の所業。彼の大天使に勝るとも劣らない力である。
目醒めた切欠は何でも無いただの夢だった。
その夢の中でれいむは自分が時間操作という能力を得たことを知覚した。
初めはその大き過ぎる力に恐怖した。
無理もない。れいむは所詮、一介のゆっくりでしかなかったのだから。
しかし、その夢の出来事を番のまりさに話すと、まりさは自分の事の様に喜んでくれた。
更にはその力と向き合う解決案として、人間と戦うという道まで示してくれた。自分の身を犠牲にしてまで。
れいむはこの時ほど、自分の番を見る目が間違っていなかったと思う時は無かった。
その夢の中でれいむは自分が時間操作という能力を得たことを知覚した。
初めはその大き過ぎる力に恐怖した。
無理もない。れいむは所詮、一介のゆっくりでしかなかったのだから。
しかし、その夢の出来事を番のまりさに話すと、まりさは自分の事の様に喜んでくれた。
更にはその力と向き合う解決案として、人間と戦うという道まで示してくれた。自分の身を犠牲にしてまで。
れいむはこの時ほど、自分の番を見る目が間違っていなかったと思う時は無かった。
そして今、最愛の夫が死に瀕している。
殺させはしない。まりさは己の、全ての野良ゆっくりの希望なのだから。
故にれいむは己の手中にある概念へと告げる。
全てを正しい結果へと導く為に。
殺させはしない。まりさは己の、全ての野良ゆっくりの希望なのだから。
故にれいむは己の手中にある概念へと告げる。
全てを正しい結果へと導く為に。
「かみ(れいむ)はいうよ……。まりさは、ここでしぬさだめではないと……!」
今回は人間にやられてしまった。次ももしかしたらやられてしまうかもしれない。
しかし、この力がある限り、れいむ達に負けるという結果は無いのだ。
何度でも繰り返し、人間を打倒する。れいむとまりさの挙げたこの戦いでの方針だ。
れいむは目を閉じ、先程まりさが人間に向かって行った場面を頭に思い浮かべる。
イメージが完璧に整うと、れいむは開眼し、再び能力を解放した。
しかし、この力がある限り、れいむ達に負けるという結果は無いのだ。
何度でも繰り返し、人間を打倒する。れいむとまりさの挙げたこの戦いでの方針だ。
れいむは目を閉じ、先程まりさが人間に向かって行った場面を頭に思い浮かべる。
イメージが完璧に整うと、れいむは開眼し、再び能力を解放した。
――そして、少しだけ歩みを戻した世界は、再び動きだした。
「ぶぎゅっぷぇぱぁっ!!」
「ったく。何がしたかったんだ、こいつ」
「ったく。何がしたかったんだ、こいつ」
とまあ、当然れいむの思った通りにはいくはずもなかった。
「……ゆ?」
れいむは困惑した。
自分は確かに能力を解放したつもりだった。しかし、状況はさっきとほとんど変わっていなかった。
最愛の番が踏み潰され、死んでいるということ以外は。
自分は確かに能力を解放したつもりだった。しかし、状況はさっきとほとんど変わっていなかった。
最愛の番が踏み潰され、死んでいるということ以外は。
「ば、ばりざぁあああああぁぁああああっ!!どぼじでづぶれぢゃっでるのぉおおおおおぉおおおーっ!!??」
能力の不発?ありえない。神そのものであるれいむが失敗するはずがない。
では何故、まりさは死んでしまった?れいむの力がしっかりと発動しなかったからだ。
訳が分からなかった。れいむは自分の力に絶対の自信を持っていたから。
何度同じイメージを繰り返し発動させようとしても、何も起こらない。
遅ればせながられいむは気付いてしまった。
まりさはもう生き返らないのだと。
では何故、まりさは死んでしまった?れいむの力がしっかりと発動しなかったからだ。
訳が分からなかった。れいむは自分の力に絶対の自信を持っていたから。
何度同じイメージを繰り返し発動させようとしても、何も起こらない。
遅ればせながられいむは気付いてしまった。
まりさはもう生き返らないのだと。
「ぞんなのっでないよぉおおおおっ!!!ばりざぁああああぁあああぁーっ!!!」
「……五月蠅い。まだ居たのか糞饅頭め」
「……っ!?」
「……五月蠅い。まだ居たのか糞饅頭め」
「……っ!?」
れいむがまりさの死という抗いようの無い現実に打ちひしがれていると、まりさを殺した張本人がのこのこと話し掛けてきた。
途端、れいむの心中に恨みという名の業火が吹き荒れた。
目の前の人間は最愛の番を殺した奴だ。そいつを恨まないでいられようか。
途端、れいむの心中に恨みという名の業火が吹き荒れた。
目の前の人間は最愛の番を殺した奴だ。そいつを恨まないでいられようか。
「ゆ!?」
そんなれいむの激情に呼応するかのように、れいむの頭に天啓が響き渡った。曰く、
『マリサノカタキヲトルノデス!』
そう、目の前の人間はれいむにとっての敵。生かしておける存在ではない。
ならばどうするか?自分の手で始末するに決まっている。
れいむはさっきまで潜んでいた茂みの中から得物を取り出した。
万が一の事態を想定して用意した物だったが、損はなかった。
ならばどうするか?自分の手で始末するに決まっている。
れいむはさっきまで潜んでいた茂みの中から得物を取り出した。
万が一の事態を想定して用意した物だったが、損はなかった。
「ゆっ……。ばりざ……」
れいむが口にしている得物、それは普段まりさが最も愛用していた一刀だった。
ただ今回は人間という装甲が無駄に厚いのを想定して、まりさは貫通力に特化した例の一刀で挑んでいった。
言うなればこれはまりさの形見。それだけでれいむの瞳に砂糖水の涙が浮かんでくる。
だがしかし、今は泣いている時ではない。感傷は後でだって出来るのだ。
今はただ、目の前の敵を討ち取ることだけを考えていればいい。
ただ今回は人間という装甲が無駄に厚いのを想定して、まりさは貫通力に特化した例の一刀で挑んでいった。
言うなればこれはまりさの形見。それだけでれいむの瞳に砂糖水の涙が浮かんでくる。
だがしかし、今は泣いている時ではない。感傷は後でだって出来るのだ。
今はただ、目の前の敵を討ち取ることだけを考えていればいい。
「何、お前もやる気なの?ったく、何で休みの日まで糞饅頭の相手しなきゃいけないんだよ……」
目の前の人間が何か言っているが、れいむには何も聞こえない。
ただ、得物を持った自分がいるというのに、警戒するでも構えるでもなく脱力した人間の姿に好機と考えた。
まりさは宣戦を布告したからこそ、人間も警戒し、まりさを殺すという状況にまで持ち込めたのだろう。
しかし、今の腐抜けた人間の態度なら殺れる。れいむはそう確信した。
卑怯だなどと言われようと気にしない。人間の言い訳なら、地獄で幾らでも聞いてやる。
れいむは既に敵を殺す為だけに生きる修羅と化したのだから。
ただ、得物を持った自分がいるというのに、警戒するでも構えるでもなく脱力した人間の姿に好機と考えた。
まりさは宣戦を布告したからこそ、人間も警戒し、まりさを殺すという状況にまで持ち込めたのだろう。
しかし、今の腐抜けた人間の態度なら殺れる。れいむはそう確信した。
卑怯だなどと言われようと気にしない。人間の言い訳なら、地獄で幾らでも聞いてやる。
れいむは既に敵を殺す為だけに生きる修羅と化したのだから。
「ゆっ、ぉおおおおぉおおおおぉおおおおーっ!!!!」
そして、れいむは『一番いい装備』で人間へと駆けて行った。
「まあ、やるってんなら手加減はしないけどさ」
公園に住む群れの長パチュリーは、先程までの遣り取りの一部始終を見ていた。
そして今もその現状を見守る瞳の先には、未だ無傷の青年と、既に放置されたごみの様な姿に変わり果てたれいむがいた。
当然の結果とはいえ、ぱちゅりーは愚痴を溢さずにはいられなかった。
そして今もその現状を見守る瞳の先には、未だ無傷の青年と、既に放置されたごみの様な姿に変わり果てたれいむがいた。
当然の結果とはいえ、ぱちゅりーは愚痴を溢さずにはいられなかった。
「むきゅ……。やっぱりこんかいもだめだったわ……」
今まで何度も何度も人間の恐ろしさを群れには伝えてきた。
しかし、それでも今回のようなことは起こってしまう。
少し他のゆっくりよりも優れた個体、今回のれいむとまりさのようなゆっくりは特にだ。
人間を刺激せず、自分たちなりのゆっくりした生活を営む。それがこの長ぱちゅりーの群れの運営方針だった。
が、そういったアウトローを気取るゆっくり達はそんな現状に我慢がいくはずも無く、人間を舐めて散っていくのだった。
そう、彼等は最初から長ぱちゅりー言うことなど聞いていなかったのだ。
しかし、それでも今回のようなことは起こってしまう。
少し他のゆっくりよりも優れた個体、今回のれいむとまりさのようなゆっくりは特にだ。
人間を刺激せず、自分たちなりのゆっくりした生活を営む。それがこの長ぱちゅりーの群れの運営方針だった。
が、そういったアウトローを気取るゆっくり達はそんな現状に我慢がいくはずも無く、人間を舐めて散っていくのだった。
そう、彼等は最初から長ぱちゅりー言うことなど聞いていなかったのだ。
「ぱちぇのいうとおりにしていれば……」
そうは思うものの、既に後の祭りである。
となれば、長ぱちゅりーが出来ることと言えば、残りの群れのゆっくり達を生かすことだけだ。
ぱちゅりーは振り返った。
そこには成ゆから赤ゆまで、群れ全てのゆっくりが集まっていた。
既に人間の脅威を理解していた個体は、例の番の姿に憐れみの表情を浮かべていた。
赤ゆから子ゆのほとんどは、その凄惨な場面にしーしーやうんうんを漏らしてしまっていた。
そして、例の番のように自分の力を過剰に思い込んでいた個体は、ただただ人間の力に顔を青褪めるばかりであった。
となれば、長ぱちゅりーが出来ることと言えば、残りの群れのゆっくり達を生かすことだけだ。
ぱちゅりーは振り返った。
そこには成ゆから赤ゆまで、群れ全てのゆっくりが集まっていた。
既に人間の脅威を理解していた個体は、例の番の姿に憐れみの表情を浮かべていた。
赤ゆから子ゆのほとんどは、その凄惨な場面にしーしーやうんうんを漏らしてしまっていた。
そして、例の番のように自分の力を過剰に思い込んでいた個体は、ただただ人間の力に顔を青褪めるばかりであった。
長ぱちゅりーは自分がどれだけ酷い事をしているか理解していた。
群れを生かす為に、その一部を切り捨てたのだ。
しかし、それも一を捨て、百を救う為と割り切った。
長ぱちゅりーは群れの為に心を鬼としたのだ。
群れを生かす為に、その一部を切り捨てたのだ。
しかし、それも一を捨て、百を救う為と割り切った。
長ぱちゅりーは群れの為に心を鬼としたのだ。
「みんなちゃんとりかいしたかしら?あれがにんげんさんのちからよ」
群れの全体を見回す。
敵対心を抱くことさえ馬鹿に思える圧倒的な力の差を実感したのだろう。
先刻まで騒ぎ、喚いていたのが嘘のように長ぱちゅりーの言葉に聞きいっていた。
敵対心を抱くことさえ馬鹿に思える圧倒的な力の差を実感したのだろう。
先刻まで騒ぎ、喚いていたのが嘘のように長ぱちゅりーの言葉に聞きいっていた。
「あのこたちにとってはついさっきのできごとだけど……」
既にぱちゅりーの言いたい事を既に理解したのだろう。
それを嬉しくも思うが、きっと一部の馬鹿はまた凶行に走るだろう。
だから、最後の念押しとばかりに長ぱちゅりーは言った。
それを嬉しくも思うが、きっと一部の馬鹿はまた凶行に走るだろう。
だから、最後の念押しとばかりに長ぱちゅりーは言った。
「わたしたちにとっては、もしかしたらあすのできごとかもしれないわ」
それからは、この公園で潰されるゆっくりの数は激減したのだそうな。
後書き
まず初めに、震災の犠牲者の方々にご冥福をお祈りします。
この界隈で被害に遭われた方が少なければいいのですが……。
さて、今話は某ゲームのパロディです。タイトルとかはただのシャレ。
れいむは電波で妄想癖。ゆっくりが時間操作とか、ねえ?
何となくゆっくりに当て嵌めたらこうなりました。ファンの方がいたらすみません。
読んで下さった方、ありがとうございます。
まず初めに、震災の犠牲者の方々にご冥福をお祈りします。
この界隈で被害に遭われた方が少なければいいのですが……。
さて、今話は某ゲームのパロディです。タイトルとかはただのシャレ。
れいむは電波で妄想癖。ゆっくりが時間操作とか、ねえ?
何となくゆっくりに当て嵌めたらこうなりました。ファンの方がいたらすみません。
読んで下さった方、ありがとうございます。
書いたもの
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