【ていきょうきょく】
音楽業界における用語の1つで「作曲者ないし作詞家が歌手に提供した曲」を意味する。
音ゲー用語としては若干意味が異なり、広義においては「アーティストが音楽ゲーム向けに提供した楽曲全般」を指し、狭義においては特定機種のための書き下ろし曲ではなく「
アーティストの既存CDないし他社製ゲーム等の音源からゲーム用に提供された楽曲」
を指す(*1)。
KONAMIに所属しない外部アーティストからの提供曲は、俗に
外部提供曲
とも呼ばれる。
外部提供曲はJASRACに権利委託されている場合が多いため、広義においては版権曲に属するが、ポップンにおいてはシリーズ初期から中期にかけて『外部提供のオリジナル曲』という扱いで収録されることが大半で、ゲーム上で版権曲扱いされるのはごく一部の曲(*2)(*3)に留まっていた。
TV・Jポップカテゴリが新設されたSunny Park 以降は、外部アーティストからの提供曲は基本的に版権曲として扱われている
1回限りのゲスト参加もしくは極めて参加頻度の少ない外部アーティストの楽曲に限定して記載する。
(1990年代以前の古い曲も便宜上、アーティスからの提供曲として記載)
参加回数が多くかつ書下ろし曲も提供しているアーティストに関してはアーティスト別の紹介ページを参照。
AC版
アーティストCDからの提供曲 | ||||||
ジャンル | アーティスト | 出典 | 提供媒体 | 発売日 | 提供先 | 備考 |
サマー | 真心ブラザーズ | ENDLESS SUMMER NUDE | シングル | 1997年7月21日(*4) | AC3 | |
カレー | 筋肉少女帯 | 猫のテブクロ | アルバム | 1989年7月5日 | AC8 | AC9から正式に版権曲扱いとなった。 |
J-ラップ80’s | アルファ&スチャダラパー | 惚れたぜharajuku | シングル | 2005年3月30日 | AC14 | |
アリプロ | ALI PROJECT | Dillettante | アルバム | 2005年6月22日 | AC14 | AC18から版権曲としても扱われるようになった |
アリプロ2 | Psychedelic Insanity | アルバム | 2007年8月22日 | AC17 | 初出作の時点でオリジナル曲扱いと同時に版権曲扱いもされていた |
外部提供の書き下ろし曲 | |||
ジャンル | アーティスト | 提供先 | 備考 |
パニックポップ | Plus-Tech Squeeze Box | AC14 | |
ジャズ・アリア | Celia | AC19 | 作曲:久保田修(バンド名義での提供) |
他社製ゲームからの提供曲 | ||||
ジャンル | アーティスト | 出典ゲーム | 提供先 | 備考 |
トレインシミュ | 向谷実 | Train Simulator 京成・都営浅草・京急線 | AC13 | サウンドトラックは未発売 |
スーパーマリオブラザーズBGM | 近藤浩治 | スーパーマリオブラザーズ | AC14 | サウンドトラック多数に付き省略 |
CS版
ジャンル | アーティスト | 出典 | 提供媒体 | 発売日 | 提供先 | 備考 |
スーパーポップ | スーパースランプ | 僕たちの計画 | シングル | 1999年12月29日 | CS3 | アレンジ音源 |
スローライフ | BE THE VOICE | SIGN | アルバム | 1999年6月25日 | CS12 | アレンジ音源 |
セタガヤ系 | metro trip | metro trip a go!go! | アルバム | 2005年2月23日 | CS12 | アレンジ音源 |
青春パンク | Green Peas Young | 足跡 | アルバム | 2004年3月3日 | CS10 | |
バスタードポップ | ハナ肇とクレージーキャッツ | ス―ダラ節 | シングル | 1961年8月20日 | CS11 | アレンジ・カバー音源 |
*1 ここでいう「既存のCDの収録曲」とは、「テレビ番組などの他メディアとのタイアップで作られた曲ではないもの」もしくは「BEMANIシリーズ収録以前に既に他メディアに楽曲が使用されたことがない曲」という意味合いで用いている
*2 AC3のサマーやCS3のスーパーポップは、扱い上は版権曲だが、当時は明確なカテゴリとしては存在していなかった。AC8初出のカレーも初出の時点では扱いは曖昧であり、AC9でのライセンスカテゴリ新設に伴って正式に版権曲扱いとなった。
*3 また、AC14、AC17でポップンに収録されたALI PROJECTの楽曲『愛と誠』は初出時から数作の間はオリジナル曲扱いで後に完全に版権曲扱いに移行するという当時としては珍しい措置が取られている(続編のアリプロ2は初出時点から版権曲と同時にオリジナル曲としても扱われており、ポータブルの時点で完全な版権曲扱いに移行した後、AC21でも同様の措置が取られた)。
*4 セルフカバー元のシングルの発売日は1995/6/21