Psycho Thrillerとは、サム・レイクとミッコ・ラウタラハティにより製作されたアメリカンコミック。
レメディー・エンターテイメントの作品間で共有される世界観「RCU(レメディー・コネクテッド・ユニバース)」に連なる作品。
『Alan Wake』のエピソード4の翌日であるエピソード5同時進行であり、『Night Springs』の続編でもある。
主人公は『Alan Wake』本編では悪役の一人だった&bold){エミル・ハートマン}。
主人公は『Alan Wake』本編では悪役の一人だった&bold){エミル・ハートマン}。
彼のメとアランの小説『ディパーチャー』をナレーションとし物語が進行する。
2011年に発売され、後に電子書籍でも発売された(アメリカのみ)。
2011年に発売され、後に電子書籍でも発売された(アメリカのみ)。
ストーリー
2010年9月、アメリカ合衆国ワシントン州ブライトフォールズ。
ここではアラン・ウェイクの小説『ディパーチャー』による変貌世界事象が引き起こされていた。
ここではアラン・ウェイクの小説『ディパーチャー』による変貌世界事象が引き起こされていた。
アーティスト専門のクリニック「コールドロンレイク ロッジ」を経営する心理療法士エミル・ハートマン博士は、心に問題を抱えた創作家を集めて投薬と洗脳で創作活動を強要していた。
ロッジの近くにある湖「コールドロンレイク」には創作を現実にする力があり、ハートマンはその力を研究することに半生を捧げていたのであった。
患者達は彼の「被検体」に過ぎなかった。
患者達は彼の「被検体」に過ぎなかった。
13日、ずっと目をつけていた被検体「アラン・ウェイク」を手に入れたハートマンだったが、遂に彼に天罰が下る。
アランを追っていた「闇の存在」がロッジを襲撃したのである。
アランを追っていた「闇の存在」がロッジを襲撃したのである。
ハートマンはアランや他の患者達に置き去りにされてしまった。
そして、14日。
廃墟と化したコールドロンレイク ロッジで目覚めたハートマンは、新たな脅威と遭遇する。
それはハートマンのかつての部下ベン・モットであった。
モットは闇に支配され、殺人鬼と化していた。
モットは闇に支配され、殺人鬼と化していた。
血とナイフ、そして殺人鬼とマッドサイエンティストによるサイコスリラーが始まった……。
登場人物
◎エミル・ハートマン博士
主人公の心理療法士。
アーティスト専門の精神病院「コールドロンレイク ロッジ」の院長にして、『創作家のジレンマ』という本の著者。
アーティスト専門の精神病院「コールドロンレイク ロッジ」の院長にして、『創作家のジレンマ』という本の著者。
『Alan Wake』ではエピソード4(9月13日)でアランを「被検体」として確保するがアランを追っていた闇の存在の襲撃を受け、アランに部屋に閉じ込められてフェードアウトした。
本作では闇の存在の狙いはアランだったため放置されていたことが判明する。
半日程昏倒していたが、14日に廃墟となったロッジで目覚めた。
半日程昏倒していたが、14日に廃墟となったロッジで目覚めた。
ナイフを手にロッジを襲撃しに来たモットに冷静に対処する。
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◎シンクレア看護師
コールドロンレイク ロッジの看護師。
『Alan Wake』ではエピソード4にてトールとオーディンにネイルハンマーで殴られ、直後に闇の存在にロッジが襲撃されて生死不明だったが、本作で無事が確認された。
『Alan Wake』ではエピソード4にてトールとオーディンにネイルハンマーで殴られ、直後に闇の存在にロッジが襲撃されて生死不明だったが、本作で無事が確認された。
なお、もう1人の看護師であるバーチは『Alan Wake』にて闇に支配されアランに倒されている。
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◎ルドルフ・レーン
コールドロンレイク ロッジの患者にして「被検体」。
絵で未来を予知するパラユーティリタリアン(超能力者)。
ハートマンの本性に気付かずに彼を尊敬しているが、『Alan Wake』にてその当のハートマンからは「見たものを記録するだけ」「芸術とは呼べない」など作品を酷評されていた。
『Alan Wake』では闇の存在にロッジが襲撃されるエピソード4で消息不明なままフェードアウトしていた。
絵で未来を予知するパラユーティリタリアン(超能力者)。
ハートマンの本性に気付かずに彼を尊敬しているが、『Alan Wake』にてその当のハートマンからは「見たものを記録するだけ」「芸術とは呼べない」など作品を酷評されていた。
『Alan Wake』では闇の存在にロッジが襲撃されるエピソード4で消息不明なままフェードアウトしていた。
他の患者達が逃げたあともロッジに残り、涙を流しながら「ハートマンがモットにナイフで刺される絵」を描いていたが……。
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◎マリガンとソーントン
保安官代理にして秘密結社「トーチベアラー」のメンバーでもあるコンビ。
『Night Springs』にてフランクからコールドロンレイク ロッジに行くよう指示され、駆けつけた。
ハートマンと合流し、共にモットと対峙する。
『Night Springs』にてフランクからコールドロンレイク ロッジに行くよう指示され、駆けつけた。
ハートマンと合流し、共にモットと対峙する。
2023年に「トーチベアラー」が「樹木の教団」と呼び名を変えたあともメンバーであり続けていた。
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超常現象生命体
●闇に支配されたベン・モット
ハートマンが雇っていた傭兵。
ナイフを手にコールドロンレイク ロッジを襲撃した。
まだ自我を辛うじて残しており、ハートマンに殺意を抱くと同時に彼からの失望を恐れるという矛盾した状態にある。
また、アルミホイル帽子が似合いそうな陰謀論を呟き続けている。
また、アルミホイル帽子が似合いそうな陰謀論を呟き続けている。
本作では『Alan Wake』では明かされなかった彼の生い立ちや人格形成について語られる。
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余談
- ハートマンのその後は『Control』のDLC『AWE』で描かれる。
- マリガンとソーントンのその後は『Alan Wake Ⅱ』本編で描かれる。
- レーンのその後は『Alan Wake Ⅱ』のDLC『レイクハウス』で描かれる。