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断章と研究


  • 序論
  「断章と研究」という表題の下に著されたこれらの断章と研究は――表題そのものについてはノヴァーリスの「断章と研究」を参照してほしい――その内容は(というのはこちらの内容のことであるが)共同哲学が理解しあう事柄についてである。なぜなら、私についていえば、あなたの全てを理解したいし、またそのあなたは、私を理解したいあなたであって、当然その場合には、私は私自身を、あなたはあなた自身を、完全に理解していなければならないのだが、ただそのことに関しては、我々が今ある不完全な状態においても我々であることからして、特に深く懐疑し、しかも懐疑のままに留まる必要は無いのであって、ただ我々が我々であることに直接的な意義を感ずること、そしてその感覚をより研ぎ澄ますことに意を用いればよいのである。それでこれらの断片は、私は敢えて言うのだが、私の断片であると同時に、あなたの断片であるはずだ。……古今の偉大な師の著作は全て唯一人の祭司によって保障され、省察され、祝福されている。それゆえ、それらは同じように保存され、知となり、お互いを内に含む完全な球体として、一個の作品となっている。そういうわけだから、このモチーフを模倣することは、小さな子供が父なる魔術師の杖で遊ぶようなもので、模倣の模倣とも言える。つまり、ここに書かれていないものこそ、我々が目下取り組んでいるものである。












ノヴァーリス作品集 1 (ちくま文庫 の 8-1)

ノヴァーリス作品集 2 (ちくま文庫 の 8-2)
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おいおい
最終更新:2008年11月13日 22:49