ーーー:(AE本社
ーーー:(個別のゲーミングルーム
天辺:っ…!(ゲームの中から意識が戻り、
天辺:(現実に戻ってくる
天辺:…。ここまでですね。
天辺:【魔】の力は諸刃。単なる逆用とは扱えない。把握していた事象でしたが…(終了直後から何か一人で呟いてる
天辺:想定以上の反動があったようです。
天辺:或在殿。(急に話しかけて
天辺:最終戦、お疲れ様でした。共闘どうもありがとう。(隣を向いて、ぺこりと一礼
或在:礼儀正しい奴在るネ!?
或在:或在はアマベが思ったよりもだいぶヤルヤツだと分かって熱い観戦をしてたアルネ!
或在:惜しかったな!コチラこそ謝謝!!
天辺:そうでしたか。そう思って観て頂けたなら光栄です。
天辺:一線級のプロファイターは…、
天辺:こちらの予測を超える動きが多々見られ、興味深かったですね。
天辺:いえ、他人事のように言う話でもないのですが。
或在:そうアルネ!
或在:アマベ!オマエも一線級のプロファイターに成ったアル!
天辺:…。そうですね。
或在:鋼もアイリンもぶっ倒して、
或在:うにょ子とルーキーの決勝戦でファイトアル!
天辺:ルーキー・オブ・ジ・イヤーですか。今年のルーキーは魔境だと聞いていますよ。
天辺:各道場粒揃いの新鋭が育っているとか。まあ、その中に突然現れたのが我々AAEEなのですが。
或在:豊作アルネ!
或在:オマエでもその前にSSSアル!るえぴょんとライムをぶっ倒して或在と決勝戦アルネ!
天辺:SSS。魔人能力者限定のトーナメント大会ですね。
天辺:随分巨大な目標に思えますが、確かに。
天辺:チームリーダーとして大々的にデビューするからには、そのくらいの成果を目指さなければなりませんか。
或在:そうアルヨ!
或在:そのぐらい派手に勝ちまくらないと
或在:………
或在:金持ちが趣味の間にチョロっとやってると思われたらムカつくアルヨ?
天辺:成程。(そういうのもあるのかって感じで
天辺:まあ、確かに。現状はそう捉えられても仕方が無い節はありますが。
或在:亜覇覇覇覇〜!らしくない事を言ったアルネ!
或在:みんな楽しく笑顔が一番アル!
或在:アマベ!オマエが勝ちまくればフォーデンじゃ誰も文句言わなくなるアル!
天辺:ええ。力こそ正義。どうやらフォーデンにはそのような傾向があるようですね。
天辺:まあ、ご安心ください。手を付けたからには本気で向き合う心算ですよ。
天辺:その方が儲かりますからね。
或在:良い返事アルネ!
或在:それじゃあ!選んでくれて感謝アル!
或在:楽しかったネ!
天辺:ええ。こちらこそありがとう。
或在:次会う時は「謎の新人ファイター」でもなく「金持ちの跡取り」でもなく、
或在:オマエも一線級のプロファイターアルネ!
天辺:そうですね。そう名乗れるよう努めます。…
天辺:「次に会う時はリングの上で」って奴ですか。
或在:10年早いアル(笑って返して
或在:再見!(言いたいことだけ言って笑顔でどっかに消えて行く
天辺:すみません。言ってみたかっただけです。(真顔で では、と手を振り
或在:(まだ試合は途中だというのに…!観戦を終えずに!
或在:(表彰式とか色々あるだろうに!
或在:(或在は出て行ってしまった!?
鍵奈:わ、わっ、、っ、
天辺:(或在を見送り
鍵奈:(或在が出ていった扉から
鍵奈:(押し出されるように部屋に入ってくる
天辺:…?
鍵奈:(部屋の外で待っていたのを
天辺:おや、鍵奈殿。
鍵奈:(一線級のプロファイターの優れた感で悟られて
鍵奈:(足早に入れ替えられたのか
鍵奈:っ、は、はい。
鍵奈:(余裕持った登場が出来ずにバタつく
天辺:会場まで来ていたのですね。(鍵奈と対照的に落ち着いた様子で
鍵奈:ええ、はい。
鍵奈:(試合前は邪魔を、しないようにと。
鍵奈:お疲れ様でした天辺さん。
天辺:ええ。どうもありがとう。
鍵奈:或在さんとの模擬戦を観ている時は分からなかったのですが、
鍵奈:ものすごくお強いのですね。天辺さん。
天辺:ありがとうございます。
天辺:…まあ、敢えて解説を挟むのは野暮かもしれませんが、
天辺:今大会の、この最終戦は、条件がとても良かったんです。
鍵奈:まぁ。そうなんですね?
鍵奈:詳しく…聞かせて頂いても良いですか…?
天辺:僕は相手の能力や身体技能を買い取り、最大5人分持つ事ができます。
鍵奈:5人も…!
天辺:モノポリーの参加人数(最大6人)に準えているのでしょうかね。分かりませんが。
天辺:しかしそれを実行する為には、その価値に見合った金額を正確に査定し、契約を結ぶ必要がある。
鍵奈:見合った金額…。
天辺:その「査定」の基準となるもの…賞金ランキングが公開されている上位プロファイターは格好の的だった訳です。
鍵奈:下っ端地獄人よりもそちらの方が良いのですね
天辺:それを見越して最終戦に出る事にした訳ですが。目論見通り多くのプロと当たる事ができましたね。
鍵奈:確かに使っていた能力は皆…トッププロの皆様でしたね…
天辺:ええ。逆に言えば、後半たかみ選手の能力を奪えなかったのもそれが理由でしたね。
鍵奈:確かに…あまりどのような生計を立てているのか分かりませんね…
天辺:はい。たかみ選手自身は有名選手ですが、彼の主戦場であるVREは市場規模が非常に小さく不明瞭で、正確な査定に至りませんでした。(普通にド失礼な事を言っている気がする
天辺:まあ、それは置いておいて。
鍵奈:或在さんナレノニアさんプリン姫さん等は10年もご活躍されていて…
鍵奈:すごい…額になりそうですが…
鍵奈:わからない人たちよりは、公開されている方の方が良いんですね?
天辺:そうですね。払えれば奪えますから。
天辺:(勿論、最上級のプロファイターともなれば眩暈がするくらいの額を要する。
鍵奈:すごいですね……(あ。私またお金の話してる…と反省しつつ
天辺:(だが、彼はそれを支払う。能力のデメリットを財力で帳消しにするスタイル…!
天辺:まあ、後は、乱戦なのも良かったですね。多くの選手の優れた能力を借りる事ができました。
天辺:それを持ってしても、逆転とまでは至りませんでしたが。
鍵奈:流石に…全員倒すのは無理難題でしたね…
鍵奈:お疲れ様でした。
天辺:そうですね。ありがとうございました。
天辺:能力を失った景晴選手の執念は理屈の埒外でしたね。驚きました。
鍵奈:ええ。愛の力ですね。
天辺:成程。あれも愛ですか。(ふむ、と
鍵奈:愛を誓い合ったばかりのプリン姫さんとの結託を
鍵奈:天辺さんのお金に翻弄されて悔しかったのでしょう。
天辺:…成程。そういえば交際宣言を出されたばかりでしたね。
鍵奈:ええ。そうでした。
天辺:そういえばプリン姫選手も色々と言っていましたね。
天辺:いつもの彼女のパフォーマンスと思って特に気にしていませんでしたが。
鍵奈:なんて…言ってましたっけ…?
鍵奈:お金の力でアイドルを誑かすとか…?
天辺:あぁ、大体そのような事を。
鍵奈:(とぼけた回答をしながら天辺に近づいてくる
鍵奈:ふふ。それはそれは悪い子ですね。
鍵奈:天辺さんにはもう推してるアイドルが居ると言うのに。
天辺:確かに濡れ衣ですね。(近づく鍵奈を見て
天辺:金持ちが横恋慕するというストーリー仕立てにすれば盛り上がるという判断だったのでしょうね。(冷静?に分析している
鍵奈:魔法少女プリプリプリン姫さんの考えそうな事ですね。
鍵奈:全く…余計な横槍が入らないように
鍵奈:私達もしてしまいますか?
鍵奈:…記者会見。
天辺:…。鍵奈殿?(座ってるので少し見上げる形になる
鍵奈:天辺さんの今宵の闘いが世間の皆様に分析されたら、
鍵奈:対策や対応よりも先に…
鍵奈:天辺さん自身を狙いに来る悪い虫が沢山湧いてしまいそうですね。
天辺:…。成程。それを事前に防ぐ為に…ですか。
天辺:しかし、鍵奈殿。
鍵奈:……なんでしょう?
天辺:鍵奈殿がこれから音楽活動……アイドルとして伸し上がる夢を叶える為に、
天辺:それは足枷になりませんか?
鍵奈:………。
鍵奈:いいえ(笑って
天辺:…、
鍵奈:それに…すぐバレますよ?(微笑み、天辺の頬を触れる
天辺:…一般的に、アイドルに交際相手の存在は忌避されるもので、…、
鍵奈:天辺さん、今日の
鍵奈:本日の闘いぶりを見たらフォーデンは、世間はアナタを放ってはおきませんよ。
天辺:…、(鍵奈を見て
鍵奈:(そう。正直一番天辺さんをみくびっていたのは私でした。ごめんなさいね。
天辺:だから、事前に囲っておきたい。…ですか?
鍵奈:これから天辺さんはフォーデンの色んな大会に………
鍵奈:あの
鍵奈:言い方…。
天辺:あ、はい。
鍵奈:…。
天辺:いえ、すみません。何と言うか、
天辺:僕がやりそうな事を君が言い出すのだな、と…。(失言2号
鍵奈:……むぅ、。
鍵奈:その…えっと…
天辺:……はい。
鍵奈:私が、魔法少女プリプリプリン姫さんやルミ様のような先輩アイドルに
鍵奈:天辺さんを盗られるのを恐れて、
鍵奈:えーっと…
鍵奈:今のうちに世間にアピールしとこう!と
鍵奈:……そう提案してると、仰るの…ですね?
天辺:……(少し沈黙する 考えてる 拙い予感を感じている
天辺:……凡そその認識だったのですが…
鍵奈:はい…仰る通りですよ。天辺さん(天辺の頬から手を離して
鍵奈:全く持ってお恥ずかしい。どうかしてますね。
天辺:、。 そうなんですね。……ええ、確かに。
天辺:どうかしてる…いえ、些か心配しすぎでは…とは思いましたが…
鍵奈:……。
天辺:……
鍵奈:…恥ずかしいですね。
鍵奈:こうもあっさりと…
鍵奈:私が1人で焦ってしまってると看破されると…
天辺:…つまり、鍵奈殿は…
天辺:「交際を前提とした交流」、しかもそれが非公開であれば、何ら拘束力を持たないので…
天辺:何らかの縛りを設けたい…のでしょうか?
鍵奈:あの………
天辺:あ、はい。
鍵奈:その………うーん…
鍵奈:そう言われると…そうなのかもしれないですけど…
天辺:(言い方が言い方過ぎるが、こいつは大真面目に考えている
鍵奈:その……
天辺:…そういう事でも無いのでしょうか。(ふむ、と
鍵奈:えっと…
鍵奈:いえ、その。
鍵奈:やっぱり。大丈夫です。
天辺:…?
鍵奈:牽制のための記者会見なんて恥ずかしい真似。やっぱり辞めます。って言ったんです。
天辺:…そうですか。…その。
天辺:良いのですか。鍵奈殿は恐らく…
天辺:安心を得たいのではないかと思うのですが。
鍵奈:そう言う話なら。
鍵奈:私が自信を持てば良いのです。
鍵奈:………それになんだか天辺さんにもこのままじゃ失礼です。
天辺:自信、ですか。…(鍵奈を見て
天辺:自信に繋がるかは分かりませんが…
天辺:1つ、仕事の誘いがあります。
鍵奈:…え?
天辺:近日、大会が催されます。各道場から師弟でペアを組み、試合を行うものです。
鍵奈:え?大会…?道場…??
天辺:AAEEにも声が掛かり、2組のペアを出場させる算段となっています。
天辺:そこでですが。
鍵奈:え、え?
天辺:僕と組んで出場しませんか。鍵奈殿。
鍵奈:私ですか…?
鍵奈:その……私じゃ…
鍵奈:天辺さんと釣り合わないですよ…?
天辺:そもそも、新人ファイターの僕が「師匠」枠なのも妙な話ですからね。
天辺:この僕が「弟子」と呼べる立場のファイターは、デビュー前の候補生くらいでしょうか。
鍵奈:……そんな、………。
鍵奈:…。
天辺:…。(考える鍵奈を見て
鍵奈:…どうして出ようと思ったんですか?
天辺:…。
鍵奈:イアンさんとかライムさんとかU-FUさんとか……他にも出れる候補は沢山居るはずです。
鍵奈:私を選んだ理由の方ではなくて……
天辺:そうですね。候補は数多にいたでしょう。僕でなくとも。
鍵奈:なんで、天辺さんが、無理筋な「師匠」を名乗ってまで、その大会に出場されるんですか?
天辺:先ず、ベリオ氏の考えがあったのだと思います。
天辺:既に名を馳せているファイター達より、AAEE発足と共に新規参入したファイターにスポットを当てようという。
鍵奈:成程…池井さんが……
天辺:僕に誘いが掛かった理由はそれでしょう。しかし鍵奈殿が気になっているのは、
天辺:僕がそれを受けた理由の方ですよね。
鍵奈:…はい。
天辺:僕と君の存在を売る良い機会だと思ったからですよ。
鍵奈:それって…記者会見じゃなく…
鍵奈:ファイターとして真っ当な手段で…
天辺:ええ。
鍵奈:………
鍵奈:わかりました。お誘い有難う御座います。
天辺:僕は君を応援すると言いましたからね。後暗さの無い形で表に出す機会があるならば、受けない理由はありません。
鍵奈:手が早いですね。良い意味で。(微笑み
鍵奈:せっかくのお誘いです。……天辺さんの弟子として、私にそのお仕事をやらせてください。
天辺:良かった。承諾頂きどうもありがとう。
天辺:…良かったですよ。記者会見をしてしまっては、流石にこの提案はできなくなりますからね。
鍵奈:あら…そうとは知らず…
鍵奈:先走ってしまい…ご心配をおかけしました…
天辺:いえ、大丈夫ですよ。驚きはしましたが。
鍵奈:…天辺さんは、
鍵奈:いつも私の成功を願ってくれていますね。
天辺:…。そうですね。(振り返って、確かに。という感じで
鍵奈:…ありがとうございます。
天辺:もしかすると、これが「推し」というものでしょうか。
鍵奈:ふふっ、そうですね。(笑って
鍵奈:ずっと私を「推し」てくださいね。
天辺:一つ理解が深まった気がします。
天辺:ええ、勿論です、鍵奈殿。
天辺:君が成功して、自信を付けられる事を、僕は願っていますよ。
鍵奈:………(そんなに真っ直ぐ言われるなんて…恥ずかしいな…でも…
鍵奈:はい。
鍵奈:有難う御座います。(天辺に微笑み
鍵奈:(今度こそは天辺さんのチームメイトとして。隣に。なんて。