大塚和成氏は会社法やM&A、コンプライアンスなどの企業法務と商事関係の裁判実務において名が知られている。
特に、経営支配権争いを巡って多くの著名案件を手がけてきた実績がある。
大塚和成氏のプロフィール
大塚和成(おおつか かずまさ)
二重橋法律事務所パートナー
生年月日:1971年
出身地:東京都
出身校:早稲田大学法学部
大塚和成氏のエピソード
大塚和成氏は、苦労人で、長期間にわたる司法浪人を経て弁護士になった。企業法務に強い弁護士として評判が高い。
丸の内総合法律事務所、日比谷パーク法律事務所、三井法律事務所を経て、2011年7月に二重橋法律事務所の代表として独立し、急激に勢力を拡大した。
大塚和成氏の略歴
1989年3月:早稲田大学高等学院卒業
1993年3月:早稲田大学法学部卒業
1999年3月:司法修習(51期)修了
1999年4月:弁護士登録(第二東京弁護士会)
2002年:東京商工会議所企業行動規範特別委員会幹事
2005年6月:公益社団法人能楽協会監事
2006、2007年度:明治学院大学法科大学院非常勤講師(会社法)
2011年7月:二重橋法律事務所を開設
2013年6月:CDG監査役
2015年6月:ユニバーサルエンターテインメント取締役
2015年6月:日本ハム企業価値向上委員会委員
大塚和成氏が手掛けた主な案件
- ジュピターテレコム株式取得価格決定事件(株主側)(2013年~)
- トーフレ株式売買価格決定事件(発行会社側)(2013年~2015年)
- 東京都観光汽船株式売買価格決定申立事件(株主側)(2012年~2014年)
- 光通信による京王ズホールディングスの新株発行に対する差止仮処分命令申立事件(発行会社側)(2014年)
- ユニマットそよ風(JASDAQ・旧メデカジャパン)における旧経陣に対する役員責任追及訴訟(会社側) (2009年~)
- 上場企業(JASDAQ)が日本版ESOPに用いるために行った新株発行の差止仮処分申立事件。経営支配権争いある状況下での発行と認定されたものの、発行会社勝訴(発行会社側)(2012年)
- 上場会社(JASDAQ)の役員責任追及訴訟において被告元代表取締役の原告会社に対する取締役会議事録の文書提出命令申立てが認容された事件(被告役員側)(2012年)
- 三井住友フィナンシャルグループによるプロミスの完全子会社化案件及びプロミスの三井住友フィナンシャルグループ又は三井住友銀行を引受先とする第三者割当増資案件(プロミス側)(2011年~2012年)
- 立飛企業(東証二部)・新立川航空機(東証二部)における過年度有価証券報告書等の訂正、非公開化(MBO)を含む資本政策案件に関する助言(会社側)(2010年~2012年)
- UTホールディングス(JASDAQ)におけるESOP導入に関する法的助言(2011年)
- 澤田ホールディングスによる廣済堂(東証一部)に対する委任状争奪戦(防衛側)(2011年)
- 夢真ホールディングスによるフルキャストテクノロジー(JASDAQ)に対する友好的な公開買付け(買付者側)(2011年)
- サンコー(東証二部)における経営支配権争い(創業家側)(2011年)
- カネボウ株式買取価格決定申立事件(株主側)(2006年~2011年)
- 三越伊勢丹ホールディングスのグループ内組織再編(2009年~2011年)
- 日本精密(JASDAQ)における旧経営陣に対する役員責任追及訴訟(会社側)(2007年~2010年)
- アップルインターナショナル(東証マザーズ)における経営支配権争い(創業会長側)(2010年)
- 学研ホールディングスにおける投資ファンドによる株式買取請求権行使に係る買取価格決定申立事件(会社側)(2009年~2010年)
- ミカサ株式売買価格決定申立事件(会社側)(2008年~2010年)
- CSKホールディングスの岩井証券株式会社へのコスモ証券株式の売却(CSK側)(2010年)
- 新生銀行によるシンキの完全子会社化を目的とした公開買付けに関する諮問をシンキ取締役会から受けた独立委員会の委員(2009年)
- オプト(JASDAQ)の経営評価委員(買収防衛策における第三者委員会)就任(2009年~)
- アクセス(JASDAQ)における過年度有価証券報告書等の訂正に係る案件の助言及びそれに関連する旧経営陣に対する役員責任追及訴訟(2008年~2009年)
- 日本ハウズイング(東証二部)委任状争奪戦(買収側)とそれに関連する株主名簿閲覧謄写仮処分申立事件(競業者による株主名簿閲覧請求が認められた事例・勝訴)(2008年)
- CSKホールディングスによるコスモ証券の株式交換による完全子会社化(CSK側)(2008年)
- 日特建設(東証一部)における過年度有価証券報告書等の訂正に係る案件の助言(2007年)
- 東京衡機製造所(現テークスグループ)委任状争奪戦(大株主側)(2007年)
- 日本技術開発に対する敵対的買収とそれに関連する株式分割差止仮処分申立事件(買収側)(2005年)
大塚和成氏の過去のセミナー
2015年3月9日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
二重橋法律事務所 大塚和成弁護士・水川聡弁護士による『改正会社法の施行に向けた実務的なチェックポイント~法務省令等も踏まえて~』
2014年9月11日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス][M&A][ファイナンス]
『会社法改正のポイントとガバナンスに関して想定される実務への影響』
2014年7月23日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
金融機関の監査役・監事セミナー 監査役・監事に求められる職責とガバナンス強化
『企業不祥事から会社を守る監査役の役割』
2014年6月4日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
『近時のガバナンス・内部統制に関する実務の動向と会社法改正』
2014年3月4日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
『会社法改正、経営問題のトピックを踏まえた平成26年株主総会の課題と対策
~最近の株主総会の動向と株主総会の準備・運営の具体策~』
2013年11月28日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
『企業のコンプライアンス・マネジメントについて』
2013年10月16日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
『取締役会運営の法律問題~判例の分析を中心に』
2012年11月22日外部セミナー[M&A]
事業承継フォーラム「オーナー経営者のための相続・事業承継対策」 パネルディスカッション
2012年4月18日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス][M&A]
敵対的企業買収の現状と会社法制の見直しがM&A取引に与える影響
2012年2月29日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
企業不祥事から会社を守る監査役の役割
2011年11月25日事務所開催セミナー[コーポレート・ガバナンス]
社内不正・不祥事に関する対応及び第三者委員会の運用について
2011年9月22日外部セミナー[M&A][コーポレート・ガバナンス]
株式買取請求の法務~裁判所の判断枠組みを踏まえた実務対応~
2011年3月2日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
第22回民暴対策拡大研究会模擬株主総会
2011年2月4日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
その時企業はどうすべきか 会計不祥事が生じた場合の危機対応〜電子証拠保全から取引所対応まで〜
2010年11月30日外部セミナー[M&A]
クロスボーダーM&Aセミナー
2009年10月21日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
株主総会とコーポレート・ガバナンス〜社長解任 株主パワーの衝撃〜
2009年9月外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
株主総会とコーポレート・ガバナンス〜社長解任 株主パワーの衝撃〜
2008年11月28日大学講義[コーポレート・ガバナンス]
新時代のコーポレートガバナンスと企業価値の創造・向上-新会社法下における企業経営の在り方-
2007年9月28日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
不正・不祥事の具体的事案に対する対応について
2007年3月16日外部セミナー[M&A][コーポレート・ガバナンス]
敵対的M&A最前線
2006年11月9日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
内部統制システムの概念と我が国における制度化の現状
2006年9月12日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
新会社法時代の役員等の義務違反と賠償責任/免除要件 〜これまでの判例・実務は、新法施行によって、どう変化するか、法律問題の総整理〜
2006年9月講師就任[コーポレート・ガバナンス]
明治学院大学法科大学院非常勤講師(会社法)
2005年7月15日外部セミナー[コーポレート・ガバナンス]
コンプライアンス態勢のすべて―実例、裁判例、具体的手法・実践項目の解説
2005年7月6日外部セミナー[M&A][コーポレート・ガバナンス]
M&A時代における経営戦略と未来に向けた企業価値向上の施策
最終更新:2016年07月06日 17:06