【元ネタ】史実?
アーサー王伝説
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】ブレエリス
【性別】男性
【身長・体重】175cm・70kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運A 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:D
魔術師として、自らに有利な陣地を築き上げる。
彼が作るのは工房ではなく、物語を奏でる“舞台”である。
【保有スキル】
語り手:A
物語、伝説を語り聞かせる技術。
書物に物語を書き記す技術とは全く別の、即興性に特化した物語伝達能力。
聖杯の寵愛:E
彼の一族は聖杯からの祝福と呪詛を共に受けており、
クリティカルとファンブル双方の確率が増大している。
動物会話:C
言葉を持たない動物との意思疎通が可能。
動物側の頭が良くなる訳ではないので、あまり複雑なニュアンスは伝わらない。
憑依継承(偽):C
ブレリ、ブレエリスの名を持つ代々の語り部から部分的に記憶経験を継承している。
一時的なスキル獲得や限定的な過去視の使用が可能。
【宝具】
『溢れ尽きせぬ物語(マチエール・ド・ブルターニュ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:0~20 最大捕捉:30人
ノルマン、フランクに“
ブリタニアの物語”を広めた源流の語り部。
物語中と実存のものとを擬えて物語る事により
暗示・
エンチャント・降霊の効果を持つ術として働く。
“キャラクター”の相性次第では疑似/デミサーヴァントに近いものを成立させ得る。
【Weapon】
『負革の剣』
アーサーの騎士
メリヤドゥックが持つものによく似た剣。特殊な効果は無い。
【解説】
11・2世紀に生きたウェールズ人ブレエリス(ブレリ、ブレドリ、ブレドヘリカス)。
ジラルダス・カンブレンシス曰く「かの有名な語り手」、
ギヨーム九世のポワティエ宮廷で
ブリタニア列王の物語を語り聞かせた者、
トリスタン物語の正統を語り伝えていた人物としてトマに名指しされる者。
ウェールズ伝承に通じ、語り手として優れ、ノルマン宮廷と親交を持ち、
自らの知る物語をノルマン語で語り聞かせる事ができたこの人物の存在が無ければ
或いは多くの物語が後に残る事無く消え去っていたのかもしれない。
西ウェールズのブレドリ・アプ・カデヴォーアがその人物ではないかと言われる
……のだが、中世にしばしば見られる“偽の出典”名義でしかないとも考えられ、
マーリンがアーサーの事績を語って本に記させたブレイズと結び付けられもする。
時に彼の名はブルターニュ題材の物語中に生きる人物として登場し、
ペルスヴァル(
パーシヴァル)系聖杯探索物語の一部においては
キリスト教起源でない“聖杯”の由来を語る者として位置付けらていれる。
かつて地上の楽園であったログルの国と、その内なる魂の国を繋ぐ聖なる井戸があり、
これを守る役目を負い井戸水を“器”を用いて振る舞う人々に振る舞う乙女達がいた。
しかし悪王アマンゴンが乙女を犯して器を奪い取り、配下の者達も同様にしたため
井戸の恩恵は失われ、以後千年に渡りログルは不毛な“荒れ地”になったのである。
乙女と悪王一党の血をひく一族、アーサー王と
円卓の騎士が森で出会った騎士と乙女は
“荒れ地”を豊穣の地に戻すべく漁夫王の城を求めて彷徨う聖杯探求者なのだという。
騎士の一人、馬上試合でガウェインに敗れアーサー王宮廷を訪れる事になった人物
「当時最も偉大な語り部」ブリホ・ブリヘリスはこの歴史を宮廷の皆に語り聞かせた。
最終更新:2020年03月22日 21:45