【元ネタ】
アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】アーサー・ル・プティット
【性別】女性
【身長・体重】154cm・42kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、
魔獣・聖獣ランクの獣は乗りこなせない。
【保有スキル】
魔力放出:C
武器、ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、
瞬間的に放出する事によって能力を向上させる。
聖杯の騎士:B
聖杯へと到達し、キリストの顕現に立ち会った十二騎士の一人。
最後の晩餐での
十二使徒を模しており、同ランクの聖人スキルと同等の効果を持つ。
戦闘続行:C
窮地における生命力の強さ。
瀕死の傷でも戦闘を可能とし、死の間際まで戦う事を止めない。
神代回帰
質:E 量:A(D) 編成:大洪水以前の擬神化される自然現象
アンテデルヴィアンの剣フィネシャンにより呼び起こされている特性。
セイバー自身の魔力量では個人規模の現象が限度である。
【宝具】
『浮かび上がる上古の剣(フィネシャン)』
ランク:B 種別:対人・対界宝具 レンジ:0~2 最大捕捉:1人
父王の持つ名剣の一振り。
ノアの洪水で失われたこの剣を、マーリンが発見してアーサー王に与え、
後世には仏語武勲詩の英雄ガラン・ド・モングラーヌが用いたという。
竜や神の因子を持つ者が用いれば“洪水以前の世界”を再現する力をもたらす。
聖杯級の魔力源を以てすればブリテン島全土を影響下に置く事が可能であった。
【解説】
アーサー王の息子として語られる一人、
円卓の騎士でもある小アーサー。
悪徳だらけの後期流布本出身であり、誕生の経緯などかなりろくでもない。
ある時、森の中で美しい乙女に出会ったアーサー王は、彼女を強姦してしまった。
王は悔いて償いを申し出るが、全ては子が生まれるかどうかが分かってから、また
実際に生まれてからである、と娘の父タナスは言う。ところが子が生まれて数日後、
タナスは息子を殺してその妻を犯し、娘に非難されて娘も殺し、赤子を捨ててしまう。
育てば母と伯父の仇である自分を討つだろう、獣に喰われてしまえと考えてであった。
だが赤子はとある未亡人に拾われ、自身の素性を知らぬまま育てられる。
十五年後、円卓の騎士達による聖杯探求が行われている最中の事。
探求中に受けた傷を癒す為にある庵に逗留していたペルスヴァルは、完治すると
庵の主である女性に、自分が育てている若者を騎士にしてやって欲しいと願われた。
しかしペルスヴァルは、出自が知れないなら卑しい生まれかも知れない、と拒む。
その少し後、見知らぬ騎士がペルスヴァルに挑んで打ち負かし、仇を討とうとした
ゴーヴァンもまた敗れた。騎士の正体は叙勲を拒まれた少年であり、彼はあの後
トリスタンと出会ってその手で叙勲を受け、侮辱への報復に追って来たのであった。
宮廷を訪れたこの若者を、かつての
モルガンの予言から我が子と悟り、王は歓喜する。
そなたの名は小アーサーだ、息子ならこの名、娘ならグニェーヴルと決めていたのだ。
しかし同時に、出自はこのまま隠して置く事、バン王の一族とは戦わぬ事を命じた。
息子は父王へ忠実に仕える。聖杯探求へ参加し、
マーク王侵攻の際にはガラアドや
パロミデスらと協力して武勇を振るい、撃退を成功させた。そして聖杯探求成就の時、
コルブニック城へ到達しこれに立ち会う十二騎士の一人ともなった。
彼は結局、バン王の一族と戦って死ぬ事となる。
アーサー王とモルドレ最後の決戦の後、ランスロの従兄弟
ブレオベリスと巡り合い、
父の遺した命令に背くと知りながら「叛徒ランスロの郎党である故」と戦いを挑む。
この戦いでブレオベリスは重傷を負うも生き残り、一方アーサーは十二の傷を負い、
そのどれをとっても致命傷に値した。ブレオベリスは悲嘆しながら彼に近寄ると
兜を脱がせて風に当ててやる。小アーサーは感謝し、これまで誰にも話さずにいた
己の素性をブレオベリスに打ち明け、悔やまぬようにと言い残し亡くなった。
最終更新:2020年03月23日 22:14