【元ネタ】
アーサー王伝説
【CLASS】ランサー
【マスター】
【真名】パロミデス
【性別】男性
【身長・体重】175cm・72kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
単独行動:E
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクEならば、マスターを失っても数時間は現界可能。
奇襲:D
戦闘前に
先制攻撃を行う能力。
判定に成功すれば相手の予測・回避等のスキルを無視できる。
【宝具】
『賎陋なるや奇計の紅槍(Anything for Isolde)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1人
ランスロット卿の馬の首を刎ねるなど、悪役として活躍した逸話の具現。
真名解放を以て槍を相手の武装に命中させると、
それが宝具ならば真名解放やその効果が使用不可能に、ただの武装ならばそれを完全に破壊する。
対象は
騎乗物、概念宝具、鎧、召喚魔獣など種類を問わず所持物と認識されうるもの全てに適応される。
ランサーと対峙し続ける限り武装の修復や宝具の使用はできない。
【Weapon】
『無銘・槍』
【解説】
円卓の騎士の一人。トリスタン卿と
イゾルデへの愛をめぐって争ったこと、「唸る獣」の探求をしたことで有名。
非常に武勇に優れており、ある槍試合ではガウェイン卿を含めた円卓の騎士を10人も打ち破っている。
事実、ランスロット卿やトリスタン卿、
ラモラック卿以外には殆ど負けることはないほどの実力を持つ。
始めはイゾルデへの愛のため、トリスタン卿と幾度となく争い彼とは不倶戴天の間柄であったが、
一緒に行動しているうちに徐々にトリスタン卿とは友情めいた関係を結ぶことに。
パロミデスは当初悪役としての側面が強く、
イゾルデを誘拐したり、
騎士道にはうとく、槍試合中にランスロット卿の馬の首を刎ねるといった卑怯な行為をしたりしている。
さらに、既にトリスタン卿と仲間になっていたのにもかかわらず、イゾルデとトリスタン卿の関係に嫉妬してトリスタン卿を殺そうとした。
しかし、全体を通して貴婦人には礼を尽くす人物として知られており、人品が卑しいわけではない。
マロリー版では単身で「真紅の街」へ乗り込み、卑劣なヒーリアス卿・ヒーラック卿の兄弟と二対一で戦い勝利する物語もある。
アーサー王とランスロット卿の間で対立が激化し、円卓の騎士がアーサー王派とランスロット卿派に分裂したさいには、
弟のサフィア卿ともどもランスロット卿派に所属。アーサー王の軍と激しく戦った。
また、のちに改宗するが彼はなぜかイスラム教徒である。
イスラム教の発展はアーサー王の活躍した時期よりも後なので確実に後付け設定だろう。
【元ネタ】アーサー王伝説
【CLASS】セイバー
【マスター】
【真名】パロミデス
【性別】男性
【身長・体重】183cm・79kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B+ 耐久B 敏捷B+ 魔力D 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等をもってしても傷つけるのは難しい。
騎乗:B
騎乗の才能。
大抵の乗り物なら人並み以上に乗りこなせるが、幻想種は乗りこなせない。
【固有スキル】
騎士の武略:B
力において及ばずとも、戦いの流れを把握し、相手のミスを誘発させる戦闘法。
自己強化ではなく相手の判定ミスを誘うスキル。
怒れる豹:A
ロネゼップ城での馬上槍試合での活躍ぶりを見たアーサー王に「怒れるレオパード」と評された逸話から。
激情に駆られて戦う時、恐れや痛みを感じなくなり、同ランクの狂化に匹敵するパラメータ補正を得る。
騎士道を傷つける行いに対する恐れもなくなってしまう為、場合によっては卑劣な手段に手を染めてしまう危険性もある。
【宝具】
『甘き剣光(ドルチェボーナ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~5 最大捕捉:1人
――魅惑の力を持つ聖剣。
宝具として発動している間、その刀身は不可思議な煌めきを放ち、相対する者の視線を釘付けにする。
近接戦闘において最も重要な、相手の視線の誘導を容易にする宝具。
なお、ドルチェボーナとはdolce(甘さ)+bona(良い)の意。
後にパロミデスの剣を継いだとされる
シャルルマーニュ十二勇士の一人ネーム公の剣の銘である。
『死の夜光(ムラギア)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:50人
――切っ先から星の光を放つ聖剣。
真名を開放する事で、剣の切っ先から高い貫通力を持つ一条の光線を放つ。
夜に光るという伝承から、夜間のみダメージ数値が上昇し、さらに即死判定が発生する。
パロミデスの剣を継いだとされるネーム公はムラギアという銘の剣を持っているとする伝承もあり、
これは
ガヌロンの剣ミュルグレスのドイツ語での読みでもある。
【解説】
円卓の騎士パロミデス卿。
サラセン人とされるが、当時イスラム教は存在しないため、黒人と見なされる事もある。
(弟サフィア卿と同じく)一度狙った敵は生かしてはおかない騎士とされ、黒い盾や獅子の顔を紋として描いた盾を持っていた。
トリスタンとは美しきイゾルデを巡る恋敵にして、後に友人ともなった宿命のライバル。
初期は不倶戴天の間柄だったものの、幾度となく戦う内に友人めいた関係となり、最終的には彼の手によってキリスト教徒となる。
その後は自らの品位を貶める行為は減っていき、優れた騎士として振る舞うようになっていった。
ペリノア王の死後は「吠える獣」の探索に従事したり、卑劣なヒーリアス卿、ヒーラック卿を討伐したりしていたが、
王妃ギネヴィアとランスロットの不倫が暴露され、ギネヴィアが処刑される運びとなると、
弟サフィア卿と共にランスロット派に属してアーサー王の軍勢と戦う。
この功績で、戦後ランスロットの手でプロヴァンスの領主に任命された。
アーサー王を捨ててランスロットの側に助力したパロミデスではあるが、
ランスロットの一族とは不仲で、
ボールスと
エクター・ド・マリス卿に謀られて木に縛り付けられた事があったり、
ブレオベリス・ド・ゲイネスとは死ぬまで憎み合っていたという。
【蛇足】
なお、宝具とした二つの聖剣は、
どちらも後世パロミデスの剣を継いだとされるシャルルマーニュ十二勇士の一人ネーム公の剣銘に由来する。
伝承ではパロミデスの剣を継いだとしか書かれておらず、そのどちらがパロミデスの剣なのか分からないので、両方採用した。
最終更新:2020年03月23日 22:25