小十郎が動くたびに政宗は体を捩って快楽を訴えてくる。
あばたの散った体が艶かしく動く様は蛇に似ていると思った。妖しく蠢き男を誘い、
快楽を、男の精を貪る。
手足の自由を奪い、目から光を奪ってさえも政宗は小十郎を従える。滅茶苦茶に抱いても、
支配したような気分にはなれない。
どこまでも、自分は政宗の家来なのだ。
絶頂に達した政宗が長く引く声を上げた。体が内側から赤く染まる様子は扇情的で、
小十郎は思わず腹から胸に手を滑らせた。
「あああ――」
甘い声。高く叫ぶわけではない。ただ長く引く、いつまでも耳に残る甘い声を上げる。
びくびくと体が跳ね、その動きと同調して胎内が締まる。極まった体は、何もかもが
小十郎を頂点へと導いていく。
白い頬が桜色に染まり、赤く染まった唇が荒い呼吸を繰り返している。吐き出される息すら
艶を帯びていて、政宗が呼吸をするたびに空間が艶を帯びていくようだった。
まだ精を放っていない小十郎がもどかしいのか、政宗が体を動かす。その動きに合わせて
胸がゆらりと動き、艶かしい。
妖しく蠢き快楽を得る姿は、普段の立ち振る舞いからは想像もできないほど淫靡で艶かしい。
この姿は、小十郎しか見ることがない。
小十郎は薄く笑った。政宗に対してではなく家康に対して優越感を覚え、笑みを止められなかった。
「政宗様……」
政宗は緩く首を振り、せわしなく胸を上下させて呼吸を繰り返す。
脚を撫でると、政宗は体を捩る。
快楽に我を忘れている。
本当に、愛しい主だ。
年がずっと下であるとか、女であるとか、奔放で気難しいところがあるとか、
そんなものは関係ない。
強く、気高く、頼もしいけれどふとした瞬間に折れそうになる。
これ以上に素晴らしい主君など、政宗以外にいるとは思えない。
小十郎は律動を再開した。一度深い快楽を得た政宗の体はとろとろに溶けているくせに
まだ満足していないらしく、深いところを突く度にきつくしまって小十郎を昇らせていく。
激しい動きを繰り返すうちに、込み上げてくるものがあった。
政宗の胎内に精を放つ。
躊躇いはなかった。
息が落ち着くのを待ってから男根を引き抜き、政宗を縛っていた布を一つずつ外していく。
目隠しを外すと、夢を見るようにとろんとした瞳があった。
ぼんやりとしていた目はすぐに光を取り戻す。小十郎の顔をつかんで引き寄せ、
触れるだけの口付けを交わす。畳の上に寝転がり、快楽に蕩け疲れた体を
興奮させないよう気遣いながら抱き締める。
「俺の、ものだ」
「はい」
「何、素直に返事してるんだ? 女に所有物扱いされて嬉しいのかよ」
尊大な態度に苦笑する。
それでこそ、我が主君。
体が果てるまで仕える甲斐があるというものだ。
あばたの散った体が艶かしく動く様は蛇に似ていると思った。妖しく蠢き男を誘い、
快楽を、男の精を貪る。
手足の自由を奪い、目から光を奪ってさえも政宗は小十郎を従える。滅茶苦茶に抱いても、
支配したような気分にはなれない。
どこまでも、自分は政宗の家来なのだ。
絶頂に達した政宗が長く引く声を上げた。体が内側から赤く染まる様子は扇情的で、
小十郎は思わず腹から胸に手を滑らせた。
「あああ――」
甘い声。高く叫ぶわけではない。ただ長く引く、いつまでも耳に残る甘い声を上げる。
びくびくと体が跳ね、その動きと同調して胎内が締まる。極まった体は、何もかもが
小十郎を頂点へと導いていく。
白い頬が桜色に染まり、赤く染まった唇が荒い呼吸を繰り返している。吐き出される息すら
艶を帯びていて、政宗が呼吸をするたびに空間が艶を帯びていくようだった。
まだ精を放っていない小十郎がもどかしいのか、政宗が体を動かす。その動きに合わせて
胸がゆらりと動き、艶かしい。
妖しく蠢き快楽を得る姿は、普段の立ち振る舞いからは想像もできないほど淫靡で艶かしい。
この姿は、小十郎しか見ることがない。
小十郎は薄く笑った。政宗に対してではなく家康に対して優越感を覚え、笑みを止められなかった。
「政宗様……」
政宗は緩く首を振り、せわしなく胸を上下させて呼吸を繰り返す。
脚を撫でると、政宗は体を捩る。
快楽に我を忘れている。
本当に、愛しい主だ。
年がずっと下であるとか、女であるとか、奔放で気難しいところがあるとか、
そんなものは関係ない。
強く、気高く、頼もしいけれどふとした瞬間に折れそうになる。
これ以上に素晴らしい主君など、政宗以外にいるとは思えない。
小十郎は律動を再開した。一度深い快楽を得た政宗の体はとろとろに溶けているくせに
まだ満足していないらしく、深いところを突く度にきつくしまって小十郎を昇らせていく。
激しい動きを繰り返すうちに、込み上げてくるものがあった。
政宗の胎内に精を放つ。
躊躇いはなかった。
息が落ち着くのを待ってから男根を引き抜き、政宗を縛っていた布を一つずつ外していく。
目隠しを外すと、夢を見るようにとろんとした瞳があった。
ぼんやりとしていた目はすぐに光を取り戻す。小十郎の顔をつかんで引き寄せ、
触れるだけの口付けを交わす。畳の上に寝転がり、快楽に蕩け疲れた体を
興奮させないよう気遣いながら抱き締める。
「俺の、ものだ」
「はい」
「何、素直に返事してるんだ? 女に所有物扱いされて嬉しいのかよ」
尊大な態度に苦笑する。
それでこそ、我が主君。
体が果てるまで仕える甲斐があるというものだ。




