真昼の夢2 - 戦国BASARA/エロパロ保管庫

「機嫌悪りぃな、元親」
珍しく目付きの悪い友人の顔を眺めながら、慶次は手元の丼からラーメンを啜った。
「もう食べないんならもらうぜ」
ひょい、と伸びた箸をパシンとはたき、元親は皿を持ち上げた。
「阿呆、まだ食っているんだ」
「だってさっきから進んでいないぜ？」
カレーをかき混ぜた形跡はみられるが、皿に残っている量はほとんど変わっていない。
「俺だって考え事ぐらいするんだよ」
「珍しいねぇ…雨でも降らなきゃ良いけどな」
へへ、と笑う慶次に曖昧な笑みを返す。
コップから水を一口飲むと、元親は黙り込んだ。
…あの話は十年ぐらい前の子供の頃の話なんだけど。
二人の会話をどこまで光秀に聞かれたのかと思うと、溜め息しか出てこない元親であった。