☆小十郎×政宗(にょた)小ネタ。小十郎視点。
☆にょた宗様が天下統一して数年後というトンデモ設定。
☆微塵もエロくありません。
☆にょた宗様が天下統一して数年後というトンデモ設定。
☆微塵もエロくありません。
それでもOKな方はどうぞ。
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政宗様率いる我が奥州が天下を統一して、はや数年…
政宗様は25歳になられた。
昔からお可愛らしい方だったが、長じてさらに美しさに磨きを掛けられ、
すでに三十路も半ばの俺には眩しい程だ。
…昔はお転婆で本当に手を焼いたものだが、
近頃の政宗様はすっかり淑やかになられ、
昔のように女だてらに武者鎧を着て荒馬を乗り回す事も無い。
仕草も言葉遣いも異国語混じりの荒々しいものではなくなった。
政宗様は25歳になられた。
昔からお可愛らしい方だったが、長じてさらに美しさに磨きを掛けられ、
すでに三十路も半ばの俺には眩しい程だ。
…昔はお転婆で本当に手を焼いたものだが、
近頃の政宗様はすっかり淑やかになられ、
昔のように女だてらに武者鎧を着て荒馬を乗り回す事も無い。
仕草も言葉遣いも異国語混じりの荒々しいものではなくなった。
もう戦の無い世の中になったのだ。
政宗様が「竜」で居る必要もなくなった。
政宗様が「竜」で居る必要もなくなった。
その細い背中に一国を背負うと言う重圧は変わらない。
しかし乱世の様に戦に明け暮れ、一つしかない命を危険に晒す必要はなくなったのだ。
…それは喜ばしい事のはずだ。
だが、何故俺はどこか寂しいなどと感じているのだろう。
昔の俺が望んでいた通りの未来が訪れたと言うのに…。
しかし乱世の様に戦に明け暮れ、一つしかない命を危険に晒す必要はなくなったのだ。
…それは喜ばしい事のはずだ。
だが、何故俺はどこか寂しいなどと感じているのだろう。
昔の俺が望んでいた通りの未来が訪れたと言うのに…。
「小十郎」
不意に掛けられた声に振り向くと、
京から取り寄せたのだという蒼い打掛けで
美しく装われた政宗様が居た。
京から取り寄せたのだという蒼い打掛けで
美しく装われた政宗様が居た。
「明日は久々に青根の湯に浸かりに行こうと思うの。
供をお願い。輿の用意もしてね。」
供をお願い。輿の用意もしてね。」
承知致しましたと俺が返答すると、
政宗様は穏やかに微笑み、去って行った。
腰まで伸びたつややかな髪が蒼い打ち掛けの上を
美しく流れる様を、つい目で追ってしまう。
政宗様は穏やかに微笑み、去って行った。
腰まで伸びたつややかな髪が蒼い打ち掛けの上を
美しく流れる様を、つい目で追ってしまう。
輿で青根か…一日仕事だな。
昔、政宗様がまだ19・18の小娘だった頃は、
遠乗りのついでに半日足らずで行けたもんだが。
危ないからそんなに飛ばすなと叱っても、どんどん先に行っちまってなぁ…。
昔、政宗様がまだ19・18の小娘だった頃は、
遠乗りのついでに半日足らずで行けたもんだが。
危ないからそんなに飛ばすなと叱っても、どんどん先に行っちまってなぁ…。
あぁ、あの小生意気なじゃじゃ馬は…
我侭で暴れん坊で意地っぱりでマセた口ばかりきいて……
でも可愛くて可愛くて仕方なかったあのクソ餓鬼は、
もう居ねぇんだな……。
我侭で暴れん坊で意地っぱりでマセた口ばかりきいて……
でも可愛くて可愛くて仕方なかったあのクソ餓鬼は、
もう居ねぇんだな……。
そんな事を考えていたら、なんだか泣けて来た。
年を取ると、涙脆くなっていけねぇ。
親離れ出来てねぇと、また他の家臣達から笑われちまうな…。
年を取ると、涙脆くなっていけねぇ。
親離れ出来てねぇと、また他の家臣達から笑われちまうな…。
<おわり>
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ちなみに翌日二人で行った青根御殿で、
小十郎は政宗様に押し倒されます。
小十郎は政宗様に押し倒されます。
政宗「お前がいつだったか「淑やかな女が好き」とか抜かすから、
好みの女になろうと何年も努力してたんだろうが!
でもいつになったら言い寄って来るんだよ!
もー限界だーー!!」
好みの女になろうと何年も努力してたんだろうが!
でもいつになったら言い寄って来るんだよ!
もー限界だーー!!」
小十郎「え…えぇー?!!」